「建軍節」は、「朝鮮人民軍協奏団」公演 (2017年4月25日 「朝鮮中央TV」)

    「朝鮮中央TV」25日の最後の報道、「今日の報道中から」で、「朝鮮人軍協奏団」公演があったと報じられた。「建軍節」の直接的な音楽公演は、とりあえずこの公演となると思う。崔龍海ら、党幹部が観覧しているが、「元帥様」は観覧無し。

    明日、「朝鮮中央TV」で、「敬愛する最高領導者同志金正恩同志がXXX砲兵訓練を現地で指導された」というニュースが流れると思うが、韓国メディアによると「最大規模」とのことなので、訓練の成果を讃えて、この参加者と共に「モランボン」あるいは「青峰」の公演を観覧する可能性はある。

    核・ミサイルの代わりの訓練なので、さぞかし大々的に実施し、大々的に宣伝するはずである。その系では、楽団公演が続いても不思議ではない、と期待しておこう。

    朝鮮中央TV:「将軍様」の記録映画に続き、「モランボン楽団」軍歌メドレー、「重大報道」予告なし (2017年4月25日 「朝鮮中央TV」)

    25日、10時45分(日本時間)現在、「朝鮮中央TV」は通常放送中。「建軍節」によく流す、「モランボン楽団」の軍歌メドレーを流し、「建軍85周年中央報告会」の「録画実況」。

    現時点で実験もなく、「重大報道」予告もないので、25日は無事に終わりそうだ。

    <追記>
    「首領様誕生105周年閲兵式・群衆示威」再放送中。「建軍節」関連の別行事はないようだ。

    <追記2>
    上記、再放送と書いたが、もしかすると再編集されているかもしれない。生中継が見られていないので何とも言えないが、当日、再放送された映像には使われていない(と思われる)、車両に掲載された小型カメラの映像が使われているようだ。

    「平壌は賢明に一歩引き下がるか?」:大変よい「社説」、圧力→結果→持ち上げ (2017年4月25日 「Global Times」)

    24日の中国外交部の定例記者会見で、拙ブログで取り上げた「他人の拍子で踊るのがそれほど良いのか」について質問が出されたが、報道官は「関係国は中国の立場を知っているはずだ」とのみ回答。中国としては内心穏やか出ないだろうが、それを軽くいなしているところもスマートだといえる。

    そして、やはり24日朝には、トランプと習近平が電話会談を行っている。米中トップが、これほど頻繁に、しかも公然と行うのは米中関係でもこれまでなかったことであろう。一つは、朝鮮半島情勢がそれほど緊張しているということもあろうが、ビジネスマン・トランプのフットワークの軽さ(軽薄さの裏返しともいえるが)が肯定的に機能しているのだと思う。定例記者会見では、どちらから電話を掛けたのかは明らかにされていないが、恐らく1度目同様、トランプ側から習近平に電話をしたのだと思う。

    こうした、米中の緊密な関係が北朝鮮を苛立たせ、そして心配させ、「他人の拍子で踊るのがそれほど良いのか」というような論評を出させるに至ったことは容易に想像できる。逆にいえば、中米の緊密な連携は北朝鮮に対する大きな圧力になっていることは間違いない。トランプが熟考した結果であるとは決して思えないが、少なくとも今、この記事を書いている時点までは、軍事行動をちらつかせておきながら、中国とも連携を取るという今回のやり方は機能しているといえる。

    気の毒なのであまり書きたくないが、自慢げにトランプと電話で話したと言っている日本首相は、今回の事態に関しては、道化に過ぎない。事実上、何もできないのだから、当然のことである。しかし、今後事態が、戦争という悪い方向に進んでも、対話という良い方向に進んでも、日本が大きな影響を受けることは間違いない。悪い方向に進んでも、日本はほとんどなすすべがないが、良い方向に進めば、色々な意味で日本には大きな期待が掛けられることは間違いない。日本首相が賢明であるなら、拉致被害者帰国の問題も含めて、その時のことを色々考えておく必要がある。

    一方、トランプは韓国には電話をしなかったようだ。韓国の政治権力が空白状態にあることが大きな理由であろうが、最大の当事者が、政治レベルで蚊帳の外に置かれているのは、これまた気の毒だと思う。しかし、軍事レベルでは相当に緊密な連携をしているであろうし、米国としてもしなければならない状況にある。韓国でどのよう大統領が誕生しようが、悪い方向に進めば高い確率で最大の悲劇になるだろうし、良い方向に進めば、日本以上に大きな期待が掛けられる。

    その北朝鮮、何かやるのかというと、今の実感としては、「白頭山青年大国」の青年が「500万核爆弾」になるという決意を示すだけで終わるような気がしているし、そうなることを願っている。

    *「白頭山青年大国は、500万核爆弾となり、侵略者、挑発者を無慈悲に撃滅掃討する-金日成-金正日主義青年同盟中央委員会スポークスマン声明 (백두산청년대군은 500만핵폭탄이 되여 침략자, 도발자들을 무자비하게 격멸소탕해버릴것이다 김일성-김정일주의청년동맹 중앙위원회 대변인성명)」

    そんななか、25日のGlobal Timesに「平壌は賢明に一歩引き下がるのか?(Will Pyongyang be wise to take a step back? )」という記事が掲載された。

    今は時間がないので翻訳を掲載することができないが、一言で言うと、習近平-トランプ電話会談で中米の緊密な関係をPRしつつ、習近平が平和的な解決をトランプに求めているにもかかわらず、北朝鮮が6回目の核実験を強行すれば、米国が北朝鮮の核施設を攻撃、それに対して北朝鮮がソウル攻撃で報復、米韓が「斬首作戦」で報復、北朝鮮指導部崩壊というシナリオを提示しつつ、そうなるところまでは中国は黙認するということを暗示し、最後の方で、北朝鮮の「一心団結」を称賛しながら、「柔軟に対応することも学ばなければならない」と諭している。

    実に、よく書けた「社説」だと思う。追って、関連部分を訳出しておくことにする。

    Global Times, Will Pyongyang be wise to take a step back?, http://www.globaltimes.cn/content/1043950.shtml

    「新世代に軍国主義の亡霊を吹き込む日本反動共の盲動は絶対に容認できない-朝鮮民主主義人民共和国教育委員会スポークスマン談話-」:「森友学園」が登場した記事に続く第2弾 (2017年4月22日 「朝鮮中央通信」)

    22日、「朝鮮中央通信」に「新世代に軍国主義の亡霊を吹き込む日本反動共の盲動は絶対に容認できない-朝鮮民主主義人民共和国教育委員会スポークスマン談話-」が掲載された。

    「教育勅語」に対する非難は「森友学園」が登場した記事で紹介したが、今回は「銃剣術」と「我が闘争」にも触れている。

    ********
    새 세대들에게 군국주의망령을 불어넣는 일본반동들의 망동은 절대로 용납될수 없다
    --조선민주주의인민공화국 교육위원회 대변인담화--

    これと時を共にし、日本の中学校で銃剣術を必修科目として教えるようにし、ファッショ独裁凶ヒットラーの著書という「我が闘争」を教材と指定使用するようにし、世の人々を驚愕させている。
    이와 때를 같이하여 일본의 중학교들에서 총검술을 필수과목으로 배워주게 하고 파쑈독재광 히틀러의 자서전이라고 하는 《나의 투쟁》을 교재로 사용하게 하여 세인을 경악케 하고있다.
    *********

    若干の事実誤認と誇張はあるが、「銃剣術」と「我が闘争」は、「世の人々を驚愕させている」というのは事実だと思う。

    「米国に与えられた道」:「誰それと共に高強度制裁と圧迫」、「誰それ」は中国 (2017年4月23日 「uriminzokkiri」)

    23日、uriminzokkiriにアップロードされた動画。全体としては、毎度おなじみの対米対決戦→朝鮮の勝利という「詩」だが、「誰それと共に高強度制裁と圧迫」を北朝鮮に科すと言っている。「誰それ」は、もちろん中国。

    日本語字幕付き。

    Source: uriminzokkiri, 2017/04/23
    プロフィール

    川口智彦

    Author:川口智彦
    「朝鮮中央TV」ワッチャー

    ブログの基本用語:
    「元帥様」=金正恩朝鮮労働党委員長(上の絵の人物)、2016年12月20日から「最高領導者同志」とも呼ばれる
    「首領様」=金日成主席
    「将軍様」=金正日総書記
    「副部長同志」=金ヨジョン(「元帥様」の妹)
    「白頭の血統」=金一族
    「大元帥様達」=「首領様」と「将軍様」

    우 그림은 충정 담아 아이가 그린 경애하는 김정은원수님이십니다.

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