「駐マレイシア北朝鮮大使48時間以内国外退去」がトップ記事のThe Starを取る北朝鮮大使館員ユ・ソン (2017年3月6日 「The Star」)

    6日、The Starによると、5日、北朝鮮大使館員ユ・ソンと共に男性、女性、女の子が乗った車が大使館を出たという。男性は鞄で顔を隠していたので、誰かは確認できなかったと。現在、マレイシアには1000人を越える北朝鮮人が滞在しているということなので、特定は難しい。大使館に匿われているとされる高麗航空社員の可能性はあるが、マレイシア警察がこの車を尾行したとは報じられていない。大使館ナンバーの車であれば、停止させる以上のことはできないはずだが、尾行は問題ない。ましてや、北朝鮮大使が国外退去を要請されるほど外交関係が悪化していれば、大使館の車両を尾行することなど外交儀礼も何もあったものではない。

    今日から、マレイシアに入国する北朝鮮人はビザが必要になった。既に滞在中の北朝鮮人については、ビザの更新までは特段の措置はとらないとしているが、更新時点で厳しく審査されることになろう。

    歴史に残りそうなとても良い写真があったので引用しておく。
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    Source: The Star, Embassy still under siege, http://www.thestar.com.my/news/nation/2017/03/06/embassy-still-under-siege-media-frenzy-continues-as-pressmen-gather-at-n-korean-mission/

    「<詩> 爆風 シン・ムンギョン」:1月6日を特別な日に?、誕生日変更? (2016年1月13日 「労働新聞」)

    13日付けの『労働新聞』に「水素弾」関連の詩が6編掲載されている。全てではないが、詩を読むと「1月」を特別な月にしたい、特に、1月6日を特別な日にしたいという雰囲気が伝わってくる。2013年の核実験は2月12日に行われており、同月16日の「光明星節(金正日の誕生日)」の4日前であり、この実験は「光明星節」への「祝砲」であり、「元帥様」の「将軍様」に対する忠誠心の表出という位置づけであったといえよう。

    今回、1月に実験が行われたのは、当初から「元帥様」の半非公式な誕生日である1月8日への「贈り物」説が出ていたが、どうやら「贈り物」ではなく、1月を特別な月にする、もっと言えば「元帥様」の誕生日を公式化するためのセレモニーのような気がしてきた。「元帥様」の誕生日を今日に至るまで半公式の状態にしておいたのは、他でもない「お母様」問題があるからであろう。しかしながら、日本からの帰国者である高英姫を「お母様」とするには抵抗があるのか、未だに公式化されていない。そこで、「水素弾」を「爆発」させた1月6日を朝鮮民族にとって「民族的な壮挙」を実現した日とすることで、そのまま6日を誕生日としてしまうのか、その2日後を誕生日とするのか、8日は「軍民連歓大会」の舞踏会や「祝砲発射(花火大会)」が行われている。誕生日まで行くかどうかは分からないが、1月が何か特別な月となっていきそうな雰囲気がある。

    以下、『労働新聞』に掲載された「爆風」を翻訳しておく。

    **************
    爆風
    폭풍

    シン・ムンギョン
    신문경

    水素弾の爆風は一瞬
    수소탄의 폭발은 한순간

    だが
    허나

    爆風は切れ目なくこの惑星を震撼している
    폭풍은 끊임없이 이 행성을 진감한다
    歓喜に煮えたぎる胸と胸に
    환희에 끓는 가슴과 가슴들에
    大陸と大洋を超越しながら
    대륙과 대양을 넘고넘으며

    正義に煮えたぎるこの疆土の地心で
    정의로 끓는 이 강토의 지심에서
    爆発したそれは水素弾の力なのだろうか
    터져오른 그것은 수소탄의 힘인가
    尊厳を命のように大切にしてきたこの国の人民が
    존엄을 목숨처럼 여겨온 이 나라 인민이
    5千年抱いてきた強大国の夢だ
    5천년을 품고 온 강대국의 꿈이다
    民族が抱いてきた祝願の噴出だ
    민족이 안고 온 숙원의 분출이다

    堂々たる自衛の選択
    당당한 자위의 선택
    水素弾の目映いその閃光が差し込んでくる
    수소탄의 눈부신 그 섬광에 비껴온다
    繁栄の万里大路を見詰めながら
    번영의 만리대로를 내다보며
    勝利者の笑いをたたえる誇り高い人民の姿が
    승리자의 웃음짓는 긍지높은 인민의 모습이
    そして、見えてくる
    그리고 보여온다
    最後の一息を求める敵共のそのなれの果てが
    마지막숨을 톺는 원쑤들의 그 몰골이

    どんな言葉で歌おうか、民族のこの大慶事
    무슨 말로 노래하랴 민족의 이 대경사
    よくやった、朝鮮よ
    장하다 조선아
    この惑星の地殻を揺すり
    이 행성의 지각을 뒤흔들어
    自主の軌道に打ち立てた我が祖国
    자주의 궤도에 올려세운 내 조국
    あらゆる不義と圧制の鎖を
    온갖 불의와 압제의 사슬을
    地球の外に放り出す先軍の爆風よ
    지구밖으로 휩쓸어던지는 선군의 폭풍아

    私の手に伝わる
    내 손을 더듬어
    ドキドキ、鼓動するこの心臓に
    쿵쿵- 높뛰는 이 심장에
    朝鮮公民の証票を熱く押し当てる
    조선공민의 증표를 뜨겁게 눌러대인다
    そして大声で再び歌い叫ぶ
    그리고 목메여 다시 불러 외운다
    私は強大国の人民
    나는 강대국의 인민
    尊厳高い祖国の息子
    존엄높은 조국의 아들

    なにをもっても押さえつけることができず
    그 무엇으로도 누를길 없고
    寝かしつけることができないこの爆風は
    잠재울길 없는 이 폭풍은
    数千万の心臓に爆発を連鎖させる
    수천만의 심장에 폭발을 련쇄한다
    富強祖国建設の戦区戦区で
    부강조국건설의 전구들마다에
    勝利の歓声として上がり続ける
    승리의 함성으로 련이어 터져오르리

    おお、民族が永遠に感謝の挨拶を捧げる
    오,민족이 영원토록 고마움의 인사를 드릴
    希世の霊将金正恩将軍
    희세의 령장 김정은장군
    大胆なそのお方の大きな心臓と
    담대한 그이의 크나큰 심장과
    人民の心臓が一つとなり
    인민의 심장이 하나가 되여
    限りなく爆発する朝鮮の爆風よ
    끊임없이 터져오르는 조선의 폭풍이여

    その始まりがまさに今日だ
    그 시작이 바로 오늘이여라
    2016年1月6日
    2016년 1월 6일
    この爆風は
    이 폭풍은
    富強朝鮮の万代を開くであろう!
    부강조선의 만대를 열어가리라!

    『労働新聞』、「폭풍」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2016-01-13-0012

    「平壌ゴルフ場」:プロモーション (2015年12月3日 「uriminzokkiri-TV」)

    12月3日、uriminzokkiri-TVに「平壌ゴルフ場」のプロモーションが掲載された。朝鮮人民はあまりゴルフをやらないためか、国内向きには宣伝されていないが、このゴルフ場も「元帥様」の指示で改築されたのかもしれない。

    ゴルフ場は立派だが、プロモーションは実にまずい。特に、たかが4分のプロモーションの中で英語のスペルが2つも間違っている。中央でこんな失態をやればよくても「教化所」送り、悪ければ高射砲の餌食になりそうなお粗末な間違いである。

    日本語字幕を付けてYouTubeにアップロードしておいた。
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    Source: YouTube, dprknow channel, https://youtu.be/KN3IFqq9omk

    モランボン公演始まりそうな雰囲気:うーむ残念

    「<朝鮮記録映画>敬愛する金正恩元帥様が諸部門の事業を現地指導された 2014.9-10」:階段シーンを多数使用、足が治っていく様子、自然エネルギー活用、定番となったキティちゃん、ボールプール、 (2014年11月10日 「朝鮮中央TV」)

    11月10日夜、「朝鮮中央TV」で「<朝鮮記録映画>敬愛する金正恩元帥様が諸部門の事業を現地指導された 2014.9-10」が放送された。金正恩復帰後、静止画のみで報道されていた民間部門の指導を動画で紹介した「記録映画」である。動画で見ると、復帰後、徐々に彼の足が治癒していく様子がよく分かる。

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    Source: KCTV, 2014/11/10放送

    9月4日報道、「モランボン楽団新作音楽会」。足治療のためにしばらく出てこなくなる直前の映像である。9月の「現地指導」としてはこれだけしか紹介されていない。
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    Source: KCTV, 2014/11/10放送

    演奏会後に指導をする金正恩。
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    Source: KCTV, 2014/11/10放送

    10月14日報道、「衛星科学者住宅地区現地指導」、杖に相当依存した歩き方をしている。動画からは、杖無しでは歩行困難であることが分かる。
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    しかし、「衛星小学校」を視察するために、階段を上るシーンも紹介されている。「元帥様」のタフネス演出といったところであろうか。
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    プールの飛び込み台への着座も話題になったが、金正恩が座ろうとした時、崔龍海が手を差し出している。
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    「第一訓練場」を視察するために階段を上る金正恩。右脇を抱えられている。
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    「科学者が入居する住宅」の階段を上る金正恩。右手で壁を押さえながら上っている。
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    「衛星初級中学校」でも階段を上る金正恩
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    金正恩は「衛星科学者住宅地区」に建設された「国家科学院自然エネルギー研究所」も視察している。ナレーションは「環境汚染がなく、生態環境を破壊しないエネルギー資源を積極的に開発するという問題について深い関心を向けてこられた偉大な将軍様の崇高なご意思を受け継がれ」と言っているが、現実的には電力不足を省エネと自然エネルギーでカバーしようということが目的であろう。「将軍様の崇高な意思」は、電力が十分に供給されている国での話であり、北朝鮮はその条件が整っていない。しかし、一挙両得で自然エネルギー活用研究を行うことは正しい選択である。「住宅地区内」の街路灯は、太陽光+風力発電を用いているように見える。
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    太陽光+風力発電の街路灯
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    「国家科学院自然エネルギー研究所」内に置かれた、太陽光パネルと太陽熱温水器。
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    10月17日報道、「金策工業総合大学教育者住宅現地指導」。注意深く階段を降りる金正恩。
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    10月22日報道、「ヨンプン科学者休養所現地指導」。「休養所」内に建設された「託児所」視察後、支えられながら階段を降りる金正恩。
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    10月26日、「平壌育児院、愛育院現地指導」。歩き方を見ていると、足の回復が感じられる。左足に体重を掛けて歩けるようになってきているように見える。
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    「子供たちの身体条件に合った食卓と椅子を置いた食事室が気に入ったと仰りながら、敬愛する元帥様は食器類を見て下さいました」と出てきた「キティーちゃん」の食器。羅先で見た子供たちのリュックサックもそうであったが、どうやら「キティーちゃん」は定番になっているようだ。
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    もう一つの定番「隠れミッキー」のベッドも出てきた。
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    手すりを掴んではいるが、階段を上るのも楽になってきたようだ。
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    「平壌育児院、愛育院」に設置された歯科治療用の椅子
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    「育児院、愛育院の最後の階まで全て上られ、本当のお父さんの熱い情を注いで下さる敬愛する元帥様」と再び階段を上るシーン。
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    ボールプールを見る金正恩。この種の施設を紹介する番組中でボールプールを見るのは初めてだと思う。その後、ボールプールは何回も写しているので、新しいアトラクションなのかもしれない。
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    11月1日報道、「平壌国際飛行場建設場現地指導」。手すりのない階段を上る金正恩。
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    下りは依然として少し辛そうに見える。
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    エスカレーターもまだ動かないのか、歩いて降りてくる。
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    10月19日報道、「アジア競技大会などで金メダルを取った選手と会う」。「元帥様」が何の種目の選手か分からず「国家体育指導委員長」に尋ねると、委員長の崔龍海が重量挙げのポーズをするという面白いシーン。
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    「平和な時に他国に共和国旗をなびかせるのは体育人しかいない」と意味深長なことを言っている。「戦時には、軍人が他の国(南朝鮮)に共和国旗をなびかせる」という意味なのだろうか。
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    10月29日報道、「改築された5月1日競技場で女子サッカーを観戦」。試合終了後、人民の歓声に応え嬉しそうに手を振る金正恩。
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    プロフィール

    川口智彦

    Author:川口智彦
    「朝鮮中央TV」ワッチャー

    ブログの基本用語:
    「元帥様」=金正恩朝鮮労働党委員長(上の絵の人物)、2016年12月20日から「最高領導者同志」とも呼ばれる
    「首領様」=金日成主席
    「将軍様」=金正日総書記
    「副部長同志」=金ヨジョン(「元帥様」の妹)
    「白頭の血統」=金一族
    「大元帥様達」=「首領様」と「将軍様」

    우 그림은 충정 담아 아이가 그린 경애하는 김정은원수님이십니다.

          dprknow

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