韓国芸術団平壌公演ハイライト、「元帥様」観覧(単独公演)、『労働新聞』に「帝国主義文化浸透」警告記事、「朝鮮中央TV」での放送は? (2018年4月4日 「聯合ニュースTV」)

    4日、『聯合ニュースTV』で公開された動画。昨夜、韓国各放送局が同時放送をして高い視聴率を獲得したと、少し前『聯合ニュースTV』が伝えていたが、それがこの動画なのかどうかは分からない。いずれにせよ、「朝鮮中央TV」にばかり注目しており、韓国放送局の放送予告をチェックしなかったのは不覚だった。

    とりあえずは、44分ほどに編集されたこれを見ると様子が分かる。単独公演『春が来る』

    Source: 『聯合ニュースTV』、YouTube, 2018/04/04

    見たいのだが、別記事の「備忘録」翻訳中につき、番組内容についてはゆっくり見てから追記する。

    と、思ったが、飛ばしてみている。

    過去記事に「元帥様」が公演を観覧しなかったと書いたが、間違い。2階席で観覧している。動画は、「単独公演、春が来る」だった。

    ソ・ヒョンが『平壌の青い柳』を歌った後、拍手をしている様子が映っている。

    20180405 rengontv gensuisama
    Source: 『聯合ニュースTV』、YouTube, 2018/04/04 より切り出し

    北朝鮮メディアは、「元帥様」の合同公演参観を伝えていない。

    レッド・ベルベットは、露出が低い服装で出演。何かコメントをしているが、追って。ヒョン・ソンウォルも何かを言っているが、言葉半分でカットされている。

    ついでに書いておけば、6日の『労働新聞』に「<情勢論解説>帝国主義の思想文化的浸透策動に覚醒を高めなければならない」という記事が、6面に掲載されている。北南共同公演と直接的に関係するようなことは書かれていないが、以下のような内容が書かれている。(追って訳出)

    ***********************
    (前略)
    帝国主義者達の思想文化的浸透において基本は、他国にブルジョア思想と資本主義生活様式を伝播させることである。帝国主義者共は、極度の個人利己主義と背倫背徳で一貫した世紀末的な生活風潮を反帝自主的な国々に拡散しようと、人間の健全な理想を抹殺し、社会の腐敗変質と無秩序を引き起こしながら、奴らに対する幻想を造成することで、侵略目的を手軽に達成しようとしている。
    제국주의자들의 사상문화적침투에서 기본은 다른 나라들에 부르죠아사상과 자본주의생활양식을 전파시키는것이다.제국주의자들은 극도의 개인리기주의와 패륜패덕으로 일관된 말세기적인 생활풍조를 반제자주적인 나라들에 퍼뜨려 인간의 건전한 리성을 말살하고 사회에 부패변질과 무질서를 야기시키며 저들에 대한 환상을 조성함으로써 침략목적을 손쉽게 달성하려 하고있다.

    過去には、帝国主義者共の反動的な思想文化が侵略の進路を切り開く者であったとすれば、今日には侵略の主役を担っている。
    지난날에는 제국주의자들의 반동적인 사상문화가 침략의 길잡이였다면 오늘날에는 침략의 주역을 놀고있다.

    人間の自主意識、闘争精神を麻痺させる帝国主義の思想文化的浸透は、事実、軍事的攻撃よりもさらに危険である。思想意識が人間の全ての活動で決定的役割をするからである。帝国主義思想文化の捕虜となり、思想が変質すれば、いくら強力な軍事力をもっていても力を出すことができない。
    인간의 자주의식, 투쟁정신을 마비시키는 제국주의의 사상문화적침투는 사실 군사적공격보다 더 위험하다.사상의식이 인간의 모든 활동에서 결정적역할을 하기때문이다.제국주의사상문화에 포로가 되여 사상이 변질되면 아무리 강력한 군사적힘을 가지고있어도 맥을 출수 없다.

    思想を失えば、社会主義が滅びるということは、歴史に刻まれた骨の痛い教訓である。
    사상을 놓치면 사회주의가 망한다는것은 력사에 새겨진 뼈아픈 교훈이다.

    過去、社会主義を建設していた一部の国では、人民大衆を教養する思想事業に適切な注意を振り向けなかった。社会主義制度が打ち立てられ、社会主義建設が推進されながら、人々の物質文化生活水準が高まれば、思想意識も自ずと改造されるだろうと考えた。それにより、経済建設一面にだけ集中した。その中で、党と国家の指導的地位を占めた社会主義背信者共が革命思想で頭囲運と勤労者を武装させるための事業を止めてしまった。黄金万能の資本主義制度を賛美することのような反動的であり、退廃的な内容で埋まった不純出版宣伝物が流れ込んでくるのを防ぐための闘争を展開しなかった。
    지난 시기 사회주의를 건설하던 일부 나라들에서는 인민대중을 교양하는 사상사업에 응당한 주의를 돌리지 않았다.사회주의제도가 서고 사회주의건설이 추진되여 사람들의 물질문화생활수준이 높아지면 사상의식도 저절로 개조될것이라고 보았다.그로부터 경제건설일면에만 치우쳤다.그속에서 당과 국가의 지도적지위를 차지한 사회주의배신자들이 혁명사상으로 당원들과 근로자들을 무장시키기 위한 사업을 아예 줴버렸다.황금만능의 자본주의제도를 찬미하는것과 같은 반동적이며 퇴페적인 내용들로 가득찬 불순출판선전물들이 쓸어들어오는것을 막기 위한 투쟁을 벌리지 않았다.

    人々の中では、資本主義に対する幻想が芽を吹き始めた。青少年の思想意識がまず先に、最も速く腐敗変質した。彼らは、帝国主義者共と反動共の嘘宣伝に騙され、社会主義を崩壊させる犯罪行為に加担した。最後には、社会主義が崩壊する事態となった。
    사람들속에서는 자본주의에 대한 환상이 싹트기 시작하였다.청소년들의 사상의식이 제일먼저, 제일 빨리 부패변질되였다.그들은 제국주의자들과 반동들의 거짓선전에 속아넘어가 사회주의를 무너뜨리는 범죄행위들에 가담하였다.종당에는 사회주의가 붕괴되는 사태가 빚어졌다.

    (後略)

    20180406 rodong6 muha
    Source: 『労働新聞』、「[정세론해설] 제국주의의 사상문화적침투책동에 각성을 높여야 한다 」、2018/04/06
    **************

    類似した記事は以前にもあったが、このタイミングで出してくるのは、必ずしも北南共同公演と無関係ではなかろう。昨日の番組予告では、まだ「朝鮮中央TV」での放送はなかったが、連夜放送している「首領様」が登場する連続映画『朝鮮の星』が終了すれば、「20時報道」の時間帯以後に放送する可能性はある。この映画は第10部まであり、今夜は「第6部」が入っている。もし、10部まできちんと放送すると、来週半ばの放送となるが、韓国統一部のDBが正確だとすれば、必ずしも10部まで放送しないケースもあったようだ。だとすると、今夜の6部でいったん終え、終末に放送するのかも知れない。

    韓国で放送されたフルバージョンを見逃してしまったが、「朝鮮中央TV」で放送されれば、北朝鮮の編集との違いに注目したい。

    共同公演「我々は一つ」はこちら。

    Source:『聯合ニュースTV』、YouTube, 2018/04/04

    日本のおっさんの私もついて行けないレッド・ベルベットの歌を聞く平壌市民は固まっている。金ヨンチョルも固まり、韓国文化体育観光部長ですら、固まっている。

    しかし、「我々の願いは統一」で、金ヨンチョルも嬉しそうに歌っている。この流れのまま、宴会となったのであろう。

    「敬愛する最高領導者金正恩同志が、我が国を訪問中の国際オリンピック委員会委員長と接見された」:習近平デビューに続く第2弾、バッハ委員長「2020年東京オリンピック」に言及、「第1副部長同志」貢献、「元帥様」至って普通、そして通訳同志はまた美人であった (2018年3月31日 「労働新聞」)

    日本語字幕付き。

    Source: KCTV, 2018/03/31

    再び美人通訳を登用。
    *************

    31日、『労働新聞』紙面pdf版1面トップに、「元帥様」がIOCバッハ委員長と接見したと報じる記事が出た。「第1副部長同志」は、平昌で同会長とオリンピックを一緒に観覧している。この際、「第1副部長同志」が招聘した可能性がある。

    記事はまだ未読であるが、習近平デビューをした「元帥様」、今後、次々と世界の要人と会見する流れになりそうである。これまでであれば、バッハ委員長と会見するのは金永南と国家体育指導委員会委員長ぐらいだったはずである。

    この際、国連事務総長も平壌訪問をすれば良いのでは。

    **************
    (敬称職責略)金正恩同志が、我が国を訪問しているトーマス・バッハ国際オリンピック委員会委員長と一行に接見しされた。

    (同略)崔龍海同志、国家体育指導委員会委員長であり朝鮮労働党中央委員会副委員長である崔フィ同志、朝鮮民主主義人民共和故国オリンピック委員会委員長であり、体育相である金イルグック同志をはじめとした幹部がここに参加した。

    敬愛する最高領導者同志は、トーマス・バッハ国際オリンピック委員会委員長を喜んでお目にかかり、記念写真を撮られた。

    敬愛する最高領導者同志は、トーマス・バッハ委員長の我が国訪問を熱烈に歓迎し、温かく親善的な雰囲気の中で談話をされた。

    席上、トーマス・バッハ国際オリンピック委員会委員長は、多忙な国内外政治日程の中でも、自分たちをご親切に招請して下さり、貴重な時間を割き、会って下さったことについて感謝のご挨拶を捧げた。

    彼は、自分たちの今回の平壌訪問目的は、第23回冬期オリンピック競技大会が平和のオリンピック競技大会として成功裏なオリンピックとして開催されるよう、大きな貢献をされた尊敬する金正恩国務委員長同志に最も心よりなる謝意を表するためであると述べた。

    私は、第23回冬期オリンピックでオリンピックの理念に合うように、北南選手団が共同入場し、オリンピック歴史上初めて、単一チームとして構成し、出戦することで、北と南の平和と和解の意志を全世界に示し、最大の感動を巻き起こしたオリンピックになったと自分の心情を披露した。

    そして、彼は、今回の訪問を契機に、国際オリンピック委員会が、朝鮮民主主義人民共和国の2020年東京オリンピック競技大会と2022年の北京オリンピック競技大会参加準備を長期的に協力しながら、オリンピックの舞台をはじめとした国際スポーツ舞台を積極的に活用し、朝鮮の体育発展に力強く寄与する意志を表明した。

    敬愛する最高領導者同志は、続いて、謝意を示され、国際オリンピック委員会が、我々の選手の第23回冬期オリンピックに特別な関心を寄せ、規定と慣例を超え、特例的な措置を取りながら、積極的に協力してくれたことについて、とてもありがたく思うと述べられた。

    敬愛する最高領導者同志は、今回のオリンピックは、オリンピックとして成功しただけではなく、北と南の新たな和合の場を作った特別な意味を持つオリンピックであったと言われながら、凍り付いていた北南関係がオリンピックを契機に劇的な回氷期を迎えられることになったのは、全的にその機械を提供してくれ、道を開いてくれた国際オリンピック委員会の功労だと述べられた。

    敬愛する最高領導者同志は、国際オリンピック委員会委が、今までいかなる政治的環境と条件にも縛られず、我々に対する協力を誠意を持ってしてくれたことに対し、大変感謝していると言われながら、今後も我々のオリンピック委員会と国際オリンピック委員会間に存在する肯定的で積極的な協力関係が継続して良く発展することを願っていると述べられた。

    敬愛する最高領導者同志は、国際オリンピック委員会委員長に我が国の体育政策とその展望について説明されながら、冬期オリンピック種目をはじめとした各種スポーツ種目を世界的趨勢に合わせ、さらに発展させ、高めていくことで、国際オリンピック委員会との緊密な関係と立派な協力を期待すると述べられた。

    敬愛する最高領導者同志は、トーマス・バッハ委員長が、我が国の友人としてしばしば来てくれることを願っている温かく招請された。

    敬愛する最高領導者同志は、この日、国際オリンピック委員会委員長一行と共に、国家女子サッカー総合チームと平壌体育団女子サッカーチームの試合を観覧された。

    20180331 rodong1top
    Source: 『労働新聞』紙面pdf版1面、2018/03/31
    **************************

    上にも書いたが、やはり、バッハ委員長の訪朝の陰には、「第1副部長同志」の功績があるようだ。

    バッハ委員長も言うもので、「国内外政治日程」と「外」をしっかりと入れている。この辺り、本当に同委員長の言葉であれば、心憎い。

    そして、同委員長は、「2020年東京オリンピック」にも言及している。これは、日本にとって他人事ではない。今の流れが続けば、平昌以上の大規模な北朝鮮選手団と応援団、場合によっては芸術団が日本にやってくることになる。時の首相が誰なのかは別とし、もう東京都知事だけのレベルの問題ではなくなることは間違いない。オリンピックをやると手を挙げた以上、好きでも嫌いでも、いつも叫んでいる「国際社会との協調」を逆の意味でも進めていかなければならない。今回の平昌で北南関係の解氷があり、その結実を東京オリンピックで見ることができることになれば、バッハ委員長の言を待つまでもなく「2020年東京オリンピック」は歴史に残る大会となることは間違いない。

    そして、この記事を読んで思ったのは、「元帥様」が実に普通に話しているという点である。国内の現地指導などでも、「元帥様」の言葉はしばしば引用されるが、大体においてあまり意味のないことを言っている。それこそ、必死でもメモを取り、後からおさらいをしなければならないような言動が多いが、今回は、実に分かりやすい。普通の人が、普通に話している感じである。そして、バッハ委員長に謝意を何回も伝えていることも注目される。「元帥様」の記事では、長文の記事の中で、1回だけ軍人であったり人民や科学者に、仰々しく「最高司令官の感謝」とか「労働党委員長の感謝」とかするわけだが、今回は、普通に自分の気持ちを述べている。相手が外国人であるという点を差し引いても、これまでの「元帥様」の発言とは明らかに異なる。

    韓国大統領特使との会見、習近平との会見、そして1ヶ月後に予定されている文在寅との会見後、冗談ではなく本当にトランプとハンバーガーを食べそうな雰囲気になっている。

    「三池淵楽団第23回冬期オリンピック慶祝公演(カンヌン)」:その一部 (2018年2月8日 「聯合ニュース」)

    8日、カンヌンで開催された「三池淵楽団祝賀公演」。

    http://cdnvod.yonhapnews.co.kr/yonhapnewsvod/201802/MYH20180208018700038_700M1.mp4

    北朝鮮の歌を歌っている様子が見られる。

    <追記: 2018/08/09 0029>
    コメントにて情報を頂いた。感謝甚大。ウェブで見られると良いのだが。

    > 番組表で確認したところ、明日(2/9)の15:30〜17:00に韓国のKBSとMBCで三池淵管弦楽団の公演が放送されるようです。

    「元帥様」にロシア、中国などから年賀状 (2018年1月2日 「朝鮮中央TV」)

    2日、「朝鮮中央TV」の「17時報道」で、ラオス、ロシア大統領、中国主席(順序、報道のママ)などから「年賀状」が送られてきたと報じた。

    トランプ、駐イスラエル米国大使館を「首都」エルサレムに移転決定、国連安保理で非難決議に米国単独で拒否権発動 (2017年12月18日 「The Times of Israel」)

    17日、国連安保理で米国がエルサレムをイスラエルの首都として認め、同国の大使館をエルサレムに移転する計画を非難する決議案に関する決議で、米国が拒否権を発動し、決議案を廃案とした。

    決議後に反対した理由を説明する米国連大使のヘイリーは、

    ********
    今日、我々の大使館をどこに設置するのかという単純な行動について、米国は主権を守ることを強いられた。これは、私たちが誇りを持って行ったということを反映する記録となろう。今日、イスラエルの首都がどこかと認定するという基本的な事実について、我々は平和を害していると訴えられた。これは、我々がとんでもない要求を拒否したことを反映する記録となろう。

    Today, for the simple act of deciding where to put our embassy, the United States was forced to defend its sovereignty. The record will reflect that we did so proudly. Today, for acknowledging a basic truth about the capital city of Israel, we are accused of harming peace. The record will reflect that we reject that outrageous claim.

    The Times of Israel, Full text of Nikki Haley’s 2 speeches at UN Security Council debate on Jerusalem, https://www.timesofisrael.com/full-text-of-nikki-haleys-speech-at-un-security-council-debate-on-jerusalem/
    *************

    ヘイリーの演説を聞いて、「我々は、我が国を米帝の核威嚇から守るために、主権を行使して核保有国となった」という北朝鮮のいつもの主張が頭をよぎった。
    プロフィール

    川口智彦

    Author:川口智彦
    「朝鮮中央TV」ワッチャー

    ブログの基本用語:
    「元帥様」=金正恩朝鮮労働党委員長(上の絵の人物)、2016年12月20日から「最高領導者同志」とも呼ばれる
    「首領様」=金日成主席
    「将軍様」=金正日総書記
    「政治局員候補」=金ヨジョン(「元帥様」の妹)、2018年2月11日から「第1副部長同志」とも
    「白頭の血統」=金一族
    「大元帥様達」=「首領様」と「将軍様」
    「女史」=李雪主夫人

    우 그림은 충정 담아 아이가 그린 경애하는 김정은원수님이십니다.

          dprknow

    最新記事
    最新コメント
    最新トラックバック
    月別アーカイブ
    カテゴリ
    Visitors
    検索フォーム
    RSSリンクの表示
    リンク
    QRコード
    QR