ハン・ヨンス、『逸話で見る偉人像1』 1 (平壌出版社、2015) その14 「園内は右側通行」

    □仕事に欲張りな幹部

     主体101(2012)年7月のある日。
     キョンサン幼稚園に再び慶事があった。
     敬愛する元帥様が、お忙しい中、その年5月にキョンサン幼稚園を視察された際の愛の約束をお忘れにならず、再びこの地を訪問されたのだ。
     いつ来られるのかと指折り数えてお待ちしていた敬愛する元帥様が到着するやいなや、幼稚園の幹部が激情の涙を流しながら熱くお迎えした。
     可愛い子供たちが「敬愛する金正恩将軍様、本当にありがとうございます」とご挨拶をし、よい香りの花束を差し上げた。
     敬愛するそのお方は、子供たちの頬を優しくなでて下さり、何歳なのかと尋ねられ、子供たちと共に運動場に入られた。
     運動場にゴムシートを敷いたのが良いと仰りながら、膝戦遊び(訳注:朝鮮固有の遊び)もなさり、芝生の上に設置されている船、飛行機、滑り台、ロケット飛行機をはじめとした遊戯施設を利用して楽しそうに遊んでいる子供たちを明るい微笑を浮かべられながらご覧になった。
     元帥様が贈って下さった遊戯施設を頂き、子供たちはもちろん、親たちも本当に喜んでいるという幹部の報告を喜びの中で聞かれた敬愛する元帥様は、沿革紹介室に入られた。
     そのお方は、キョンサン幼稚園で音楽神童をたくさん生んだという喜ばれ、この幼稚園で才能を伸ばした芸術人達の名前もいちいち挙げて下さった。
     敬愛する元帥様は、続いて2階へと上がられながら、階段に描かれた足形の通行表示をご覧になり、子供たちが登ったり降りたりするとき、必ず右側通行をするという園長の話を笑われながら聞かれた。
     2階の総合遊び場に入られた元帥様は、お医者さんごっこをしている子供たちのところに行かれ、ご自身の腕を出されながら、診察してみなさいと仰り、だだをこねる子供たちの頬を多情になでて下さった。
     そして、様々な遊びに夢中になっている子供たちを楽しそうにご覧になりながら、総合遊び場をうまく造ったと大変満足された。
     敬愛する元帥様は、ずっと明るい笑みを浮かべておられた。
     まもなく、幹部たちを一瞥されたそのお方は、園長を眺めながら、ご自身がキョンサン幼稚園に再び来たのは、学齢前の子供たちの知能啓発が重要だからであり、仕事をしっかりしている園長を立ててやりたかったからだと熱く仰った。
     続けて、敬愛する元帥様は、キョンサン幼稚園が今日のように立派にできあがったのは、別の単位(訳注:企業等)が手伝ってくれたこともあろうが、園長をはじめとした幼稚園教養員達が、自分の役割をきちんと遂行できなかったならば、こんなに上手くできなかったはずであると仰りながら、園長を仕事に欲張りな幹部だと情を込めて親近に呼んでくださった。
     そうして、キョンサン幼稚園の園長を高く評価し、広く紹介して、彼女の仕事への態度を全国が見習うようにしなければならないと最上の評価を下さった。
     仕事に欲張りな幹部!
     愛と情が溢れるこの呼び方には、祖国と人民、子供たちのために、体と心を全て捧げて働く女性幹部に対する敬愛する元帥様の最上の評価と共に、今後、仕事をもっとたくさんすることを願う期待も込められていた。
     「仕事に欲張りな幹部」の市と区域が幼稚園の仕事をよく手伝ってくれているという報告も満足に聞かれ、元帥様は前にも言ったが、キョンサン幼稚園を童心に合うようにうまく造ったと繰り返し褒めてくださった。
     幼稚園のあちこちを視察された敬愛する元帥様は、幹部たちを見回しながら室内が涼しくないと指摘された。
     この時、園長は、誰も気付かないような細かなことに気を配ってくださる元帥様の深い愛に喉が詰まり、自分も気付かぬうちに冷温保障条件が適切ではなかったと申し上げた。
     一人の幹部が、多くの幹部たちがこの幼稚園にやって来ても話さなかった問題を園長が申し上げたとそのお方にお伝えした。
     すると、元帥様は、園長が仕事をしようとする幹部であり、僕を信じて提起したのだから、自分が全て解決してやると仰った。
     敬愛する元帥様は、長い時間を掛け、ピアノ室で演奏を上手にする子供たちの姿も見て下さり、音楽神童を数多く育てたピアノ分科長の手を多情に握られ、これからも仕事をしっかりすることを願うと信頼のお言葉も下さった。
     去られる前に、敬愛する元帥様は、幼稚園に愛の贈り物を下さった。そして、キョンサン幼稚園の幹部たちと教養員達が、各自の本文を立派に遂行するであろうという期待と確信を表明され、彼らと一緒に記念写真を撮られた。
     (元帥様、この欲張り幹部は元帥様の愛と期待を忘れず、もっと多くの仕事をします。)
     雨が降る道を去って行かれる敬愛する元帥様を園長と教養員達は涙を流しながらお送りした。
     

    ハン・ヨンス、『逸話で見る偉人像1』 1 (平壌出版社、2015) その13 「元帥様はいつ休むのか」

    □誰も知らなかった数字

     ムンス・ウォーターパークがどれほど奇抜に、うっとりとするように造られたのか知らない人はいない。この総合的なウォーターパークを敬愛する金正恩元帥様が人民のためにあらゆる心血を注ぎ造って下さったということも皆知っている。
     しかし、ウォーターパークの膨大な規模や多種多様な私設を数字で計算してみた人はいるはずもなく、このウォーターパークの形成案が何件になるのかその正確な数字を知っている人は恐らくいないであろう。
     ムンス・ウォーターパークが竣工を前にしたある日のことだった。
     敬愛する元帥様は、ムンス・ウォーターパークに再び来られた。
     人民の夢をまた一つ現実として花咲いたのがあまりにも嬉しくて、ずっと明るい微笑を浮かべら視察される敬愛するそのお方の横に、巨大なウォーターパークの全景が光芒と広がった。
     くねくねとし、様々な色のウォーター滑り台、様々な水槽、ジャンプ台、人口滝と妙高山、金剛山の奇岩絶壁をそのまま移したような人工岩山、今にも走り出しそうな動物の彫刻・・・
     ウォーターパークの構内を歩き回られながら、細部にわたるまで貴重な教えを下さる敬愛する元帥様につしていく幹部たちの耳の前には、この幸福のに無我夢中の中から沸き上がる人民の笑い声が今にも走ってくるようだった。
     こんなに楽しそうな人民の文化休息の場所を造るために元帥様が傾注された心血の世界はどれほどあったことか。突然、幹部たちの目の前にその方がしばらく前、ミリム乗馬クラブ建設場を訪問されたときのことがはっきりと浮かんだ。
     その日、ミリン乗馬クラブを一日も早く立派に造り、人民に抱かせることについて仰った敬愛する元帥様は、幹部たちを見回されながら、意外な話題を出された。敬愛する元帥様は、ご自身が数日前まで見て下さったムンス・ウォーターパークの形成案が109件であったが、今日、さらに4件見たので、113件だと仰るのであった。
     幹部たち全てが驚きを禁じ得なかった。
     113件だって?そんなにたくさん?・・・
     113!
     その一つ一つの形成案を直接作った設計者たちでさえ覚えることができない数字だった。
     敬愛する元帥様にムンス・ウォーターパークの初形成案を報告申し上げた時から「十、二十、三十・・・」と形成案の番号を数えていた設計家達も、毎日のように元帥様の指導を受けながら作成していたので、いつの間に百を超え、百十をを越えたのか覚えていられなかった。
     113件のウォーターパーク形成案!
     設計をずっとやって来た髪の毛が白い専門家たちも、一つの建設対象にこれほど多く形成案を作成したのは初めてであった。真夜中にも早朝にも、休日にも祝日にも、敬愛する元帥様は、ムンス・ウォーターパークの形成案をご覧下さり、指導して下さった。設計幹部たちが幾ら思索を重ね、誠意を尽くしても、そのお方は形成案に満足されず、毎回、新しい着想を付け加えられた。時間に関係なく建設現場を訪問され、長時間視察されては、また形成案を作成するよう指示された。
     そのように指導して下さった形成案だけでも、113件であったのだから、元帥様がムンス・ウォーターパークに捧げられた労苦の世界をどうしたら計算することができるのだろうか。
     形成安作成は、ムンス・ウォーターパークの最初の工程だけであった。その次は、設計図面作成、予算案作成、そして施行・・・
     その全てを元帥様は一つ一つご覧下さり、一つ一つ指導して下さった。タイル一枚まで元帥様の心血が注がれている。
     真夏の蒸し暑さの中でも、人民が深い眠りについているときにも、建設現場を何回も訪れられ、時には、建設現場で朝を迎えられることもあった。
     人々は新聞、放送を通して知らされた敬愛する元帥様のムンス・ウォーター朴建設現場現地指導報道ニュースが5回に達したという事実だけでも、9月には数日間に2回も訪問されたニュースだけでも、驚きを禁じ得なかった。
     人民も設計家も、全てを知ることができないムンス・ウォーターパークに対する元帥様のこうした格別な関心と心血の世界をいかに言葉で伝えることができようか。
     激情に満ちていた幹部全てが、熱い視線でそのお方を仰ぎ見る中、敬愛する元帥様は、依然として明るく笑われながら、ウォーターパーク内の道へと再びゆっくりと歩み始められた。
     そのお方の微笑の中からは、人民に抱かせるもう一つの創造物を建設した喜びが溢れ出していた。人民が思いきりはじけさせる幸福の笑い声が響いていた。
     主体102(2013)年10月15日、ムンス・ウォーターパークでは、盛大な竣工式があった。人民は、ムンス・ウォーターパーク建設のために心血を注がれた敬愛する元帥様を、この竣工式場にどうしてもお招きしたかった。
     しかし、竣工テープを切ったのは人民であった。 

    <追記>
    この「偉人」ストーリーは、「朝鮮中央TV」で放送された。同番組は、uriminzokkiriによりYouTubeにアップロードされている。

    YouTube:
    https://www.youtube.com/watch?v=grnatGaxTOE

    ハン・ヨンス、『逸話で見る偉人像1』 1 (平壌出版社、2015) その12 「我が国で乗馬には金も権力もいらない」

    □人民は乗馬の主人

     主体101(2012)年11月中旬のある日のことだった。
     敬愛する金正恩元帥様は、この日、ミリム地区に位置する乗馬場を訪問された。当時、乗馬場は、人民軍軍人の騎馬訓練場で会った。
     走路も歩いてみて、軍人の騎馬訓練もご覧下さりながら、騎馬訓練場のあちこちを視察された敬愛する元帥様は、親しく馬に乗り、走路を走られた。
     一周、もう一周・・・
     自ら走路を走られながら、騎馬走路の状態を細心に調べられた敬愛する元帥様は、走路の状態がよい、この騎馬訓練場は、乗馬運動をするには適切な場所だと仰った。
     敬愛する元帥様は、ご自身は騎馬訓練場を勤労者と青少年の体育鍛錬場のための乗馬場に決心し、だから当該部門に形成案を作る課業を与えたと仰りながら、今日は訓練場の実態を直接調べようと現地にやって来たと仰った。
     それが理由だった。
     事実、父なる将軍様を突然失い、しなければならない仕事が多かったその時、乗馬クラブについては誰も考えられなかった。苦難の行軍、強固行軍の道を切り開いた我々人民にとって、確かに、世界的な乗馬場で馬に乗る楽しみを享有するというのは、想像さえできない夢のようなことに違いなかった。
     大きな感動と歓喜に溢れる幹部たちを見回されながら、敬愛する元帥様は、絶世の偉人達の不滅の業績が刻まれている騎馬訓練場を乗馬場に改築することは、将軍様の高貴な遺産に磨きを掛け、強固にするための重要な事業であると切々と仰った。
     父なる将軍様が、一生、熱烈に愛された我々人民は、当然、誰よりもよい生活をしなければならず、文明を謳歌するにも、この世で一番のものを謳歌しなければならないというのが、まさに元帥様の火のようなお心であった。
     その日、敬愛する元帥様は、乗馬運動は人々の勇敢さと大胆さを育てるとてもよい運動であると仰り、今、平壌市のあちこちにローラースケート場を作ったら、ローラースケート・ブームが巻き起こっているが、乗馬場が作られれば、乗馬運動ブームも起きるだろう、勤労者と青少年学生が立派に造られた乗馬場に来て、乗馬運動をする過程で体と心を鍛錬するだけではなく、生きていることの喜悦を感じることだろうと仰りながら、明るい微笑を浮かべられた。そして、新たに改築された乗馬場がミリン地区にあるので、名勝を「ミリン乗馬クラブ」としなければならない、人民軍については、党の意図に合うように乗馬クラブを立派に造り、人民が心ゆくまで乗馬運動できるようにすることに積極的に取り組まなければならないと仰った。
     今日、世界には数多くの馬が乗馬用として利用され、乗馬運動が一つの趨勢となっている。しかし、それはほとんどが金があるか、権力がある人たちが楽しんでいるというのが普遍的な現象となっている。
     しかし、敬愛する元帥様は、人民が謳歌しなければならない万福の中には、当然乗馬をする楽しみもなければならず、千万金を全て使っても、最もよい乗馬クラブを造り、人民に与えなければならないという熱烈な人民愛の意をさらに固くされ、偉大な献身の世界を広げて行かれるのであった。
     人民のためのミリム乗馬クラブ!
     まさにここに世界的なミリム乗馬クラブの根本性格があり、その本当の価値がある。
     その後、ミリム乗馬クラブは、人民のための乗馬場として立派に建設され、祖国人民達はもちろん、海外同胞達と外国人も喜んで訪れる名所となった。

    ハン・ヨンス、『逸話で見る偉人像1』 1 (平壌出版社、2015) その11 「公園ではなく、野菜畑に」

    □熱いキムチ漬け込みシーズンの風景

     昔から一年の半食料と伝えられている冬キムチ。
     科学者、研究者が入居した住居がある衛星科学者住宅地区に初めてのキムチ漬け込みシーズンが来たのは、2014年11月のことであった
     その時、家の前の野菜畑で大きく育ったキムチ用野菜を受け取った科学者家庭では、再び激情の波動が起こっていた。
     「こんなに大きな白菜は初めて見ました。丸太のような大根は初めて見ます」、「こんな豪華な住宅に住みながら、家の直ぐ横で育った野菜でキムチを漬けるなんて夢にも思わなかった。」・・・
     深い事情のある白菜や大根をきれいに並べている家庭の主婦達の目頭は、感謝の涙で濡れていた。
     見えるところ全てに、歩みを進める全ての所に、父の愛が暖かく残っている衛星科学者住宅地区。
     人々にはその年の10月、新しく建設された衛星科学者住宅地区を視察されながら、ご自身が去る6月、アパートの間の空間に野菜畑を作ろうと言ったが、その野菜場鷹に植えた野菜がよく育ったと大変喜ばれた元帥様の太陽の光のようなお姿が熱く思い出された。そして、建設が行われいた6月のその日が感慨深く思い出された。
     主体103(2014)年6月中旬のある日のことだった。
     新たな朝鮮速度創造の熱風で煮えたぎり、日々変貌していた衛星科学者住宅地区建設現場を敬愛する金正恩元帥様が訪ねてこられた。
     長い時間を捧げられ、科学者住宅地区建設を細心に指導して下さった敬愛する元帥様は、アパートの間に広がっている広い空き地を指さされ、あそこには何を建てるのかと尋ねられた。
     幹部は、設計に反映されているとおり空き地には休息場と遊び場を作る予定だと申し上げた。
     答えを聞かれた元帥様は、しばらく何も仰らず、底を眺めておられた。
     慇懃なる緊張が、幹部たちの胸をドキドキさせていたが、ほどなく、何かを決心されたように彼らの方を向かれた敬愛するそのお方は、空き地に野菜畑を作ろうと仰った。
     そのお言葉に同行した幹部たちが驚いた。
     (野菜畑だって?!)
     これほど現代的な多層住宅地区の空き地には、そこに似合った休息場と遊び場を建設するのが常例となっていたのである。
     首をひねる幹部たちに敬愛する元帥様は仰った。
     平壌市郊外に位置した住宅地区の特性に合うようにアパートの間に野菜畑を作り、小さな音質も建設してやれば、科学者が喜ぶだろう、総配置図に野菜畑と温室を反映し、野菜畑整理と温室建設も工事計画に含め、よいものを作ってやらなければと仰った。
     敬愛する元帥様の丁重なお言葉を胸に刻んだ幹部たちの胸は熱くなった。
     科学者と約束した衛星科学者住宅地区の竣工月は10月であった。
     建設者はもちろん、全国の人民の心の中に科学者住宅地区竣工の10月が深く刻まれていたが、誰もその10月がキムチの漬け込みシーズンを前にした時期であるということは考えなかった。そして、雄大華麗で現代的な多層住宅の部屋の数や部屋の広さ、住宅地区の構造には気を遣ったが、郊外に位置したこの住宅地区に住むことになる住民達の野菜問題にまで考えが及んだ人は一人もいなかった。
     幹部の目の前には衛星科学者住宅地区の初年のキムチ漬け込みシーズンの風景と共に、家の前の野菜畑から青く新鮮な白菜、大根を担いできて、誰よりも喜んでいる科学者家庭の主婦達の姿がはっきりと浮かんだ
     建設を専門としてきた設計家達にも、建設幹部たちにも、驚くべきことであった。
     建設史上こんなことはあったのだろうか!
     こうして、新居入居という慶事が始まる頃には、野菜畑と温室に良好な野菜作況と共に広がった希な風景が作り出されたのである。
     衛星科学者住宅地区に新居入居が始まったのは、昨年10月19日であった。
     5部屋、4部屋、3部屋の立派な家をもらった科学者家庭を祝ってやり、噂になっている科学者住宅地区を自分の目で直接見てやろうと、多くの人々がやって来た。
     口をぽかんと開けて感嘆する人たちの目に、意外にも、新鮮な白菜や大根で埋まった野菜畑が飛び込んだ。
     こんなに雄壮華麗で現代的な多層住宅地区に野菜畑とは?!
     花畑でもない、緑で新鮮な野菜畑を見て驚いている人たちに、科学者の夫人達は涙をにじませながらこう言った。
     「元帥様の愛が詰まったキムチ用野菜なのです。」
     そんな事情を抱いている野菜が衛星科学者住宅地区の初めてのキムチ漬け込みシーズンに家々に配られたのだ。
     そんな愛を前に、幸福の特等席の主人達が泣かずにいられるだろうか。
     人々は、衛星科学者住宅地区の初年のキムチの味が、恐らく、格別であろうと異口同音に話していた。そして、衛星科学者住宅地区を建てたことは、我々の建築術を誇示するためではなく、科学者が何の不便もなく科学研究事業に専念できるようにするためであると仰った敬愛する元帥様のお言葉の深い意味を再び激情の中で思い出している。
     熱いキムチ漬け込みシーズンの風景。
     人民の父の崇高な愛が広がる輪が祖国のもう一つの格別な風景である。

    ハン・ヨンス、『逸話で見る偉人像1』 1 (平壌出版社、2015) その10 「すきま風を注意」

    □大きく考えられた些細な問題

     敬愛する金正恩元帥様がチャンジョン通りに立てられた超高層アパートに最上階である45階に上られた時であった。
     自ら家の住人になった心情で部屋の床もいちいち触ってみられ、キッチンでは幸福な主婦の姿も想像されるように明るく笑われた敬愛する元帥様は、続けて、ベランダに出られた。
     大同江沿いに一枚の絵のように広がった美しい平壌の全景が目前に広がった。
     同行した幹部も目前に広がる爽快な光景に心酔し、しばらくの間、露台を去ろうとはしなかった。
     敬愛する元帥様は、そのような幹部たちを情深く眺めておられ、ふと、小さく聞こえてくる音に耳を傾けられた。
     元帥様は、風の音が聞こえると静かに仰った。
     その方のお言葉に幹部も気を取り直して耳を傾けた。
     本当に、窓際から聞こえるか聞こえないかぐらいの風の音が聞こえていた。
     幹部たちは、超高層では風が強いのは当然であると考えたのか、表情を変えることなく窓の外に広がる全景だけを眺めていた。
     敬愛する元帥様は、そのような幹部たちに風が入ってくれば、住民に不便を来すことのなると温かく気付かせて下さった。
     その日、敬愛する元帥様は、さまざまな号棟の住宅を回られながら、再びすきま風が入らないように窓の風よけを上手くやることについて繰り返し強調された。
     幹部たちは、驚きと感嘆の中、そのお方を仰いだ。
     施行単位(訳注:職場、企業)の幹部たちも、そのお方を同じ場所に頂いていた自分たちも全く考えられなかった小さな風の音!
     実に、それは人民に対する観点の問題であった。
     超高層住宅です妙になる人民が冷たいすきま風に当たることも心配され、些細な問題も大きく考えられ、それほどもまでに細心の教えを下さる敬愛する元帥様は、本当に人民の父であられた。
    プロフィール

    川口智彦

    Author:川口智彦
    「朝鮮中央TV」ワッチャー

    ブログの基本用語:
    「元帥様」=金正恩朝鮮労働党委員長(上の絵の人物)、2016年12月20日から「最高領導者同志」とも呼ばれる
    「首領様」=金日成主席
    「将軍様」=金正日総書記
    「副部長同志」=金ヨジョン(「元帥様」の妹)
    「白頭の血統」=金一族
    「大元帥様達」=「首領様」と「将軍様」

    우 그림은 충정 담아 아이가 그린 경애하는 김정은원수님이십니다.

          dprknow

    最新記事
    最新コメント
    最新トラックバック
    月別アーカイブ
    カテゴリ
    Visitors
    検索フォーム
    RSSリンクの表示
    リンク
    QRコード
    QR