uriminzokkiriの動画ダウンロード15.5MBでストップ (2013年2月27日)

    今朝か昨日の夜からの現象であるが、uriminzokkiriの「朝鮮中央TV」関連のファイルが、過去に遡って全て15.5MB以上のダウンロードができなくなっている。ダウンロード開始の時点では、本来のファイルサイズが出るのだが、15.5MBになった時点で、終了してしまう。ファイルとしては完結しているようで、ダウンロードしたものを再生することはできるのだが、途中で終わってしまう。「最高司令官同志」が「砲兵打撃火力訓練」を現地指導した「重要」なファイルですら、途中で切れている。ストリーミング再生はできる状態なので、昨夜の「20時報道」など見ることはできたが、記事にしたり記録として保存するためにはダウンロードしたいので、早く回復して欲しい。単なる技術的な問題だと思うのだが。

    過去に「労働新聞」紙面のダウンロードがFirefoxでできなくなった(正確には、やりにくくなった)ことがあったので、Chromeでも試してみたのだが、今回はChromeでも駄目だった。グーグル会長が訪朝したので、htmlの仕様をgoogle専用に変更したというのは、深読みであった。今時、htmlも共通化されているので、そういうこともできないのかもしれないが。

    ともかく、「タンスメ」精神で何とかして欲しい。

    <追記>
    新しい番組はアップロードされるのだが、依然としてダウンロードは15.5MBを超えることができない。この現象、「朝鮮中央TV」のファイルだけではなく、uriminzokkiri-TVのファイルでも発生している。サーバーの負荷が軽くなったのか、15.5MBまでは800KB/S近い速度でダウンロードできる。ホームページ内で見る動画も転送速度が上がり、開始までの時間が短縮され、途中で切れることがほとんどなくなったが、何となく不便だ。uriminzokkiriにコメントを送っておいたので、対応してくれるとよいのだが。

    <追記2>
    今確認したら、ダウンロードが直っていた。サーバーの転送速度は120KB/Sまで落ちたが、フルファイルをダウンロードできるようになったようだ。コメントでお願いしたら「タンスメ」で直してくれたようだ。やはり、トラブルが発生していることに気付いていなかったのかもしれない。
    言ってみるものだ。

    「人工地球衛星『光明星-3』号2号機国連に公式登録」 (2013年2月27日 「労働新聞」)

    「労働新聞」に北朝鮮が国連宇宙局に「光明星3-2」号機を登録したという記事が掲載された。記事によると北朝鮮は「『宇宙空間に打ち上げられた物体の登録に関する協約』締約国として衛星登録のための書類を国連に提出し」、「国連宇宙局は『光明星-3』号2号機の登録と関連した国連公式文書を作成し」、「関連国際法に従って合法的手続きを経て行われた我々の衛星登録作業は完結した」としている。

    確かに、国連宇宙局のホームページには関連書類が掲載されている。

    United Nations Office for Outer Space Affairs, "Convention on Registration of Objects Launched into Outer Space: Reports, DPRK, ST/SG/SER.E/662",
    http://www.oosa.unvienna.org/oosa/Reports/Regdocs/ser662.html

    「ケリー国務長官、中国楊潔篪外交部長と電話会談」 (2013年2月26日 「米国務省定例記者会見」)

    「米国務省定例記者会見」でベントレル報道官が「ケリー国務長官が中国の楊潔篪外交部長と電話で北朝鮮問題を含む案件について会談をした」と述べた。

    U.S. Department of State, Daily Press Briefing,
    http://www.state.gov/r/pa/prs/dpb/2013/02/205227.htm#DPRK

    しかし、具体的にどのようなことが話し合われたのかは伝えていない。記者は、消息筋の話として中米間の「国連憲章第7章に触れず、新たな安保理決議を出すことについて合意」という報道が出ていることについても質問しているが、報道官は「我々はこの問題について鋭意取り組んでいるが、現在ニューヨークで行われている会談について何ら確認はできていない」と答えている。

    『朝日新聞デジタル』、「憲章第7章に触れず制裁強化へ 対北朝鮮決議、米中合意」、
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130226-00000003-asahi-int

    一方、核実験直後に北朝鮮を強く非難したロシアも強い制裁を避け話し合いで問題を解決するよう態度を後退させている。これを受けて中国も外務省報道官が「関係国全てが対話で問題を解決すべき」と述べている。恐らく、国連安保理の協議では、中ロと米国との駆け引きが行われているのであろう。

    China Daily.com, "Dialogue necessary for Korean Peninsula nuclear issue",
    http://www.chinadaily.com.cn/china/2013-02/26/content_16258559.htm

    問題は、新たな安保理決議が出された場合の北朝鮮の反応である。2月12日の核実験は、北朝鮮が安保理決議2087に強く反発して実施したものであるが、中国は安保理が新たな決議を出して、それに北朝鮮が反発するというスパイラルに陥ることを懸念しているのであろう。中国は、新たな決議が出されたところで、一定レベル以上に北朝鮮との軍事関係や経済関係を低下させることができない立場にあり、北朝鮮が強硬な態度に出れば出るほど国際的に自ら(中国)が不利な立場に追い込まれることを知っている。

    米国務省定例記者会見では、記者が「なぜ核実験から2週間以上経っても結果を出せないのか」と質問しているが、これはニューヨークでも米中間の折衝が続いている一方で、中朝間の折衝も行われているのではないかと思う。安保理決議2087は中朝の話し合いを十分に行わずに出てきたので、北朝鮮が激怒して核実験に走ったとすれば、今回は決議を出すにしても、その結果について中朝間で何らかの合意を引き出した上でというのが中国の立場ではないのだろうか。だから、中米と中朝の間でやりとりされるボールをどこに落とすのかについて中国が苦労しているのかもしれない。

    過去記事にも書いたが、張成沢さんが光明星節(金正日の誕生日)以降、公式の場に姿を表していない。「労働新聞」は、「第3次核実験成功に成功した科学者、技術者、労働者、軍人建設者と関係者を祝賀する宴会開催」という記事を伝えているが、この席にも崔龍海朝鮮人民軍総政治局長や崔泰福最高人民会議議長は参席しているが、張成沢さんの名前はない。もしかすると、形式的には核実験に関与していない彼が中国との調整に当たっているのかもしれない。

    『労働新聞』、「제3차 지하핵시험성공에 공헌한 과학자,기술자,로동자,군인건설자들과 일군들을 축하하는 연회 진행」、
    http://www.rodong.rep.kp/InterKo/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2013-02-27-0002

    金正恩さんは、核実験を「成功させた」科学者・技術者などに贈り物をしている。贈り物をした理由は「米帝との全面対決戦に打って出た千万軍民に必勝の自信と勇気を与えてくれた核兵器開発者の偉勲を高く評価」したからであるというが、依然として彼らとの「愛の写真」の撮影はしてくれない。過去記事には各関係者の顔を出したくないからであろうと書いたが、最近の「20時報道」では、さくらかどうかは別として多くの「関係者」がインタビューで話をしている。彼らが平壌を去る直前に「愛の写真」を撮るのかもしれないが、どうなるのだろうか。

    『労働新聞』、「경애하는 김 정 은동지께서 제3차 지하핵시험성공에 공헌한 과학자,기술자,로동자,군인건설자들과 일군들에게 선물을 보내시였다」、
    http://www.rodong.rep.kp/InterKo/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2013-02-27-0001

    <追記>
    27日、「朝鮮中央通信」が、金正恩さんが科学者・技術者と記念撮影をしたと伝えた。崔龍海・張成沢さんも一緒に撮影した。最後に来て、一同集まったということのようだ。

    「米国NBA(全国バスケットボール協会)元選手と一行到着」 (2013年2月26日 「朝鮮中央通信」)

    「朝鮮中央通信」が米国NBA元プレーヤーのデニス・ロッドマン一行が平壌に到着したと報じた。空港では北朝鮮オリンピック委員会の副委員長ソン・クァンホ、朝米文化交流委員会副委員長、北朝鮮バスケットボール協会会長さんなどが出迎えた。

    北朝鮮オリンピック委員会副委員長と握手をするロッドマンさん
    MM00013723flv_000003358.jpg
    Source: KCNA, http://www.kcna.kp/kcna.user.home.retrieveHomeInfoList.kcmsf

    音声が途切れているので分からないが、ロッドマンさんが「米国に来られれば、ご案内します」というようなことを言ったのかもしれない。通訳が「そちら(米国)に来られたおりには・・・」というとソン副委員長は「まあいい」という味気ない返事をしているように聞こえる。

    バスケットボール訪問団一行
    MM00013723flv_000030598.jpg
    Source: KCNA, http://www.kcna.kp/kcna.user.home.retrieveHomeInfoList.kcmsf

    「朝鮮中央通信」が伝えるニュースはここまでだが、早速、米国務省定例記者会見でこのことが話題になった。記者は、ベントレル報道官にバスケットボール選手種一行の訪問は「中国とのピンポン外交と同様のものと捉えていいのか」と質問している。これに対して同報道官は「そうではないし、我々は彼らの訪問について相談されていない」、「個人的な渡航についてコメントする立場にない」と答えている。記者が「グーグル会長が訪問した際にはコメントを出したのに」と詰め寄ると、「米国の重要なビジネスマンとスポーツ選手では話が違う」とし、「ビジネスの話ではなく、バスケットボールと子供病院の話であり、北朝鮮政権との対話ではない」と答えている。北朝鮮の報道には「子供病院」の話は出てきていないが、米国側でそういう話があったのだろうか。

    U.S. Department of State, Daily Press Briefing,
    http://www.state.gov/r/pa/prs/dpb/2013/02/205227.htm#DPRK

    ピンポン外交とまではいかないにせよ、この時期に金正恩さんが好きなバスケットボール選手が北朝鮮を訪問するというのは実に興味深い。China Daily.comはこの訪問について、もう少し詳細に伝えており、彼らの滞在期間は1週間で、総勢13名の訪問団には現役の選手やコーチも含まれており、交流試合なども行うという。

    China Daily.com, "NBA delegation lands in Pyongyang for visit",
    http://africa.chinadaily.com.cn/sports/2013-02/26/content_16258133.htm

    <追記>
    China Daily.comがロッドマンさんについての続報を伝えている。それによると、ロッドマンさんは平壌から韓国にいるPsyとTwitterでやりとりをしたようだ。ということは、別記事に書いた「3月1日前に発売」されていた高麗リンクのモバイル・インターネットSIMを使って彼はTwitterを使っているということなのだろうか。

    China Daily.com, "Rodman arrives in Pyongyang",
    http://www.chinadaily.com.cn/cndy/2013-02/28/content_16262672.htm

    <追記2>
    別記事にするが、金正恩さんがバスケットボール選手と会った。グーグル会長訪朝時には、報道された限りでは、出てこなかったが、バスケットボール選手に会ったというのは、彼のバスケットボール好きに根ざすところなのか、「バスケットボール外交」を狙っているのか。

    「北朝鮮で外国人にモバイル・インターネット接続解禁」 (2013年2月23日 「China Daily.com」)

    China Daily.comが北朝鮮でモバイル・インターネット接続を外国人に解禁するというニュースを伝えた。インターネットサービスを提供するエジプトオラスコム者との合弁事業を手がける高麗リンクが「遅くとも3月1日からは平壌在住の外国人が3Gモバイル・インターネット接続ができるようになる」と2月22日に発表した。

    北朝鮮では、外国人による携帯電話持ち込みは禁止していた。私も北朝鮮に列車で入国する際、税関係員が列車のコンパートメントにやってきて、「Cell phone, GPS」と何回も英語で繰り返していた。私は、持ち込み禁止ということを知っていたので携帯電話は持って行かなかったが、同じコンパートメントにいたオランダ人(だったはず、失念)は、携帯電話を税関係員に預けていた。係員は、その場で携帯電話をビニール袋に入れ、荷造りテープで厳封、封印し、オランダ人にそこにサインをするよう指示していた。

    しかし、北朝鮮はインターネット・モバイル解禁の数週間前にこの規制を撤廃し、外国人が持ち込んだ携帯に高麗リンクのSIMカードを挿入して使える用意した。しかし、外国人が使うネットワークは朝鮮人民のネットワークと接続されておらず、海外への通話以外はできないという(北朝鮮国内で同種のSIMカードによるネットワークに接続している外国人同士は通話が可能と思われるが)。

    朝鮮人民がネットワークでは、SMS、MMS、またビデオコールなどが可能であるが、インターネットは「労働新聞」を読むことしかできないという。北朝鮮では4年前からオラスコムの3Gネットワークが導入されており、100万人以上の朝鮮人民が携帯を使っているという。オラスコムによると、携帯ネットワークは北朝鮮の大都市のほとんどで使用可能という。

    最も基本的な携帯電話は、中国のHuawei製で、高麗リンクで150ドルで売られているということである。

    外国人向けのSIMは空港などの高麗リンクショップで50ユーロで売られており、スイスとフランスへの国際電話は1分で0.38ユーロ、米国へは同5ユーロという。スイスとフランスへはリーゾナブルな通話料であるが、米国へはとてつもなく高い。海外との接続は北朝鮮国営電話会社の回線を使っているのであろうが、敵対国へは遠回りをして繋ぐためなのか、とても高い。スイスが安いのは、金正恩さんが留学していたということはないだろうが、北朝鮮関係者が中立国であるスイスを拠点にヨーロッパでの活動をしているからであろうか。

    来週からは、外国人はUSBモデムあるいはSIMカードを使った月契約のインターネットが使えることになるというが、使用料はまだ公開されていない。USBモデム経由ということは、外国人が持ち込んだPCに高麗リンクが提供するモデムをUSB経由で接続して使えるようにするということなのか、それとも外国人が持ち込んだモデムに高麗リンクのSIMを挿入して使うのかは分からない。

    インターネット接続が可能であったとして、北朝鮮は外国人に対してどこまで接続を許すのであろうか。中国の「万里の長城ファイヤーウォール」や韓国の「放送通信審議委員会ファイヤーウォール」のような好ましくないサイトの閲覧を制限する「先軍ファイヤーウォール」のようなものを設けるのであろうか。それをやられると、ほとんどのサイトを閲覧できないことになるはずだ。グーグル会長が北朝鮮を訪問したので、グーグル系のメールサービスぐらいは許可するのであろうか。北朝鮮に出入りする中国のビジネスマンは、早速このサービスを使うであろうが、彼らが朝鮮人民と接触する際「好ましくないサイト」を見せられないようにする工夫は当然していると思うのであるが、どうなのだろうか。

    実は、拙ブログにも私が確認しただけで3回北朝鮮からと思われるアクセスがあった。IPで見ているだけなのではっきりしたことは分からないのだが、普通江区域からのアクセスであった。どの記事を見たのかははっきりと覚えていないが、金正恩さんの現地指導とFAO関連の記事であったような気がする。在北朝鮮の外国公館か国際機関の駐在事務所、それとも保衛部なのかは分からないが、モバイル・インターネット接続が可能になったらアクセスが増えるのであろうか。

    ところで、この記事を読んでいたらグーグル会長訪問後、真っ白だったグーグルマップに北朝鮮の学校や「史跡」、鉄道駅などが表示されるようになったと書いてあった。平壌については以前からも比較的詳細な表示があったが、地方都市でも学校や工場、市場などが表示されている。学校と工場はまだしも、市場が出ているのには驚いた。

    金正日さんが愛用したMacbook Pro(あるいはそのレプリカ)は、錦繍山太陽宮殿に展示されているそうである。

    いずれ記事にしようと思っているが、今「最先端」という2010年9月に放送されたテレビ連続ドラマを見ているところである。2部までダウンロードをして1部を見終わったが、ドラマの背景は「苦難の行軍」の直後であり、厳しい食料事情など映し出しておりなかなか面白い。まだ1部しか見ていないので分からないが、ある工場で新しい技術を受け入れていく過程を扱ったドラマのようである。2010年9月が初放送だったのかどうかは「北韓情報センター」のデータでは分からないが、金正恩さんが後継者が決定した時期とも重なり興味深い。

    China Daily.com, "Pyongyang to allow wider mobile use",
    http://www.chinadaily.com.cn/world/2013-02/23/content_16250013.htm

    「朴槿恵新大統領就任演説」 (2013年2月25日 「韓国政策放送 KTV」)

    YouTube上でストリーミングされた朴槿恵新大統領の就任演説を聞いた。最近、金正恩さんの演説ばかり聞いており、韓国の大統領の演説は久しぶりに聞いたが、少しずつ北朝鮮方言に慣れてきているものの、やはりソウル方言の方が聞きやすい。それだけではなく、やはり演説は金正恩さんよりも朴槿恵さんの方が数段上だ。しかも、ペーパー原稿を読むのではなく、投影機(正式名称は分からない)を使って正面を見て演説を行っている。幾らするのか知らないが、金正恩さんもこればかりは早く手に入れた方が良い。また、金正恩さんの「微笑」よりも朴槿恵さんの「笑み」の方が上である。初の女性大統領であるということと共に、歴代大統領の中で、彼女のような「笑み」を見せた大統領はいない。政策その他はさておき、彼女の「笑み」は本当に素晴らしい。

    会場には、李明博さんはもちろん、金泳三さん、全斗煥さん、金大中夫人もいた。金大中夫人は、北朝鮮関係の映像でもしばしば見ていたが、全斗煥さんは本当に久しぶりに見た。帽子をかぶっていたので、トレードマークの禿頭は見られなかったが、年を取ったものの元気な様子だった。金泳三さんは、居眠りをしているようにも見えた。皆、年を取ったのであろう。

    久しぶりに韓国の番組を見て驚いたのは、会場のアナウンスで大統領に対して依然として敬語を使っていることであった。「大統領様」と彼女を呼び、最大の敬語を使っていた。

    さて、就任辞では、経済、教育、安保などについて触れた。演説の冒頭で「漢江の奇跡で始まった発展」という言葉を使って、「第二の漢江の奇跡」を実現すると数回強調している。やはり、自分と父親の連続性を強調しているようであった。そして、当選後後退したと批判された「経済民主化」についても、複数触れていた。

    教育については、「学閥ではなく実力で評価される社会」を創造しようとしていたが、「学閥=学力」、「学閥=実力」、「学力=実力」をどのように分けて考えているのかを尋ねてみたい。教育の機会均等にも触れていたが、韓国も含む「迷走する資本主義社会」(そして「迷走する社会主義市場経済社会」ではさらに酷く)では「学力=資力」の関係がはっきりと成り立っており、それをどのように打破するのか、打破できるのかはなはだ疑問である。課外教育を禁止し教育の場を「学校」に限定していた独裁政権の時代ですら、その末期には江南地域に富裕層が集住するようになり、そこを学区とする高校が一流大学入学者を多数輩出する優秀校となった。その結果、一流大学とその高校が登竜門のセットのようにさえ言われるようになった。

    北朝鮮との関係では、「信頼造成プロセス」を重視し「対話」をしていこうと呼びかけた。同時に北朝鮮には「有限の資源を核・ミサイル開発に使わずに」、そして「国際社会にルールを遵守する」ことを求めたが、これらが「対話」の前提条件なのかどうかは演説でははっきりしなかった。朴槿恵さんも「核・ミサイル放棄」を前提条件とすれば、北朝鮮との関係において前任の李明博さんと同じ道を歩むことは分かっているはずなので、今日の演説を聞いた限りでは、あくまでも国際社会と協調しながら核・ミサイル放棄をもとめつつも、それを前提とすることなく対話を再開したいという意図を感じた。

    北朝鮮がこれをどう受け止めているのか。北朝鮮は、板門店で3月より開始される米韓合同軍事演習の中止を求める電話通知文などを送っているが、李明博さんが「国民の審判を受けて、監獄行きだ」などという李明博攻撃こそあれ、朴槿恵さんについてはずっと触れていない。金正恩さんも彼女の演説はライブで見ていたはずだ。朴槿恵新大統領就任について、遅かれ早かれ北朝鮮はコメントを出すであろうが、その中に彼女の呼びかけに対する答えが見られるであろう。就任早々、「朴槿恵逆徒一味」となじるのかどうかが見物だ。

    朴槿恵さんは、北朝鮮との関係を除いて国際関係には深く触れなかった。ただ、関係国との協力関係を発展させなければ行けないという話の中で、「米、中、日、そして露」と日本を3番目に持ってきた。前任の李明博さんがどの順で言っていたのか分からないが、韓国にとっての日本の外交優先順位は中国の下位に置かれていることを示すものであろう。韓国が、北朝鮮問題だけではなく経済関係においても、日本以上に中国を重視するのは分からないでもないが、やはりつきあいの長い間接的同盟国たる日本を3番目に持ってきたのは、ある意味残念である。

    就任演説をした朴槿恵さん、カーキ色のコートを着ていた。それが北朝鮮との関係で「有事」だからだというのは深読みしすぎであろうが、この色も気になった。

    就任式関連の動画はまだ続いている。今は、ストリームなのでダウンロードできないが、そのうちにダウンロードできるバージョンがアップロードされると思う。そうしたら、演説スクリプトと見比べながら、もう一度ゆっくりと聞いてみたいと思う。

    YouTube, 「대통령 취임식 생중계」、
    http://www.youtube.com/user/chKTV520/featured

    「<常識>子供の民俗遊び -算木抜き取り遊び-」 (2013年2月24日 「朝鮮中央TV」)

    「朝鮮中央TV」が北朝鮮の遊びを紹介した。イメージとしては、積み将棋を算木でやっている感じなのだが、なかなか面白いので紹介しておく。

    算木抜き取り遊び
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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/php_tmp/download.php?ptype=movie2&no=13714

    算木の作り方、割り箸を削ればできそうだ。「このサイズよりも太かったり長かったりすると、つかみにくい」と説明している。算木は9本のはずだが、遊びようとしては特に本数は関係ないようだ。
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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/php_tmp/download.php?ptype=movie2&no=13714

    まず、じゃんけんをして始める順番を決める。韓国のじゃんけんは「ハサミ、岩、紙 (가위바위보)」なのだが、北朝鮮のじゃんけんは「石、ハサミ、紙(돌가위보)」のようだ。ちょきの出し方が、日本と出し方と異なっている。韓国のちょきは忘れた。
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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/php_tmp/download.php?ptype=movie2&no=13714

    勝った男の子が、算木を全て握り真ん中の1本の上にもう1本の算木を乗せ、周りにあるその他の算木は倒す。残りの2本(上下2本)は、相手が「よし」というまで倒さないようにホールドしていなければならない。「よし」と言われる前に倒してしまったら、相手の順番になる。この男の子は、「よし」と言われる前に、倒してしまったので、女の子の順番になる。
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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/php_tmp/download.php?ptype=movie2&no=13714

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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/php_tmp/download.php?ptype=movie2&no=13714

    女の子は、「よし」といわれるまで算木をホールドすることができた。このようにホールドするルールを作ったのは、「手をまだ上手く動かすことができない子供たちが、手の運動の感覚と集中力を養えるようにするため」であるという。
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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/php_tmp/download.php?ptype=movie2&no=13714

    あとは、算木を使って他の算木を自分の方に近づければよい。崩し将棋のように、ゲーム版はないので自分の方に近づければよいようだ。また、「他の算木を動かしてはいけない」というルールはあるが、音を出してはいけないというルールはないようだ。どうやら、崩し将棋ほど厳密な遊びではないらしい(崩し将棋が厳密かどうかも疑問だが)。
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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/php_tmp/download.php?ptype=movie2&no=13714

    この遊びは、3名以上の子供でも順番に回してできるという。
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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/php_tmp/download.php?ptype=movie2&no=13714

    さて、そろそろ朴槿恵さんの就任式なので、ライブを見ることにする。

    「CSISにおける安倍スピーチ」 (2013年2月22日 「CSIS」)

    安倍首相が米国のシンクタンクであるCenter for Strategic and International Studies (CSIS)でオバマ大統領との会談に引き続いてスピーチを行った。原稿を読み上げる形での英語によるスピーチであったが、それはそれで立派であった。民主党時代の歴代総理がどこかで英語によるスピーチを行ったのかどうかはっきり覚えていないが、安倍さんに限らず、これから首相になるような人はそのぐらいは軽くこなして欲しいものである。

    CSIS, "Video: Statesmen’s Forum: HE Shinzo Abe, Prime Minister of Japan",
    http://csis.org/multimedia/video-statesmens-forum-he-shinzo-abe-prime-minister-japan

    スピーチを聞いたのは、主として北朝鮮問題についてオバマさんとどのような話をしたのかということを知りたかったからであるが、日米は制裁実施に向けて協力をしていく、制裁には金融制裁も含むということ以上の話は出てこなかった。おもしろかったのは、金融制裁と共に挙げていた「テロ支援国再指定」については全く触れていないことだ。既に勉強不足を米国務省報道官に「やわらかく」指摘されたので、お願いするのはやめたのかもしれないが、日本のマスコミも優しいのかざっと見た限りではこの点を突っついているところはないようである。

    安倍さんは、スピーチの中で拉致被害者の帰国を願う青いバッジを示しながら、横田めぐみさんを含む拉致被害者全員が一日も早く帰国させることを常に考えていると述べている。しかしこの点については、民主党時代の歴代首相と同じように「怒っていますよ」という意思表示だけで、具体的に何をするのか、何も進展しない状況をどのように打開するのかという方針が全く見えない。北朝鮮がロケット発射と核実験を実施してしまったので、タイミングを計る必要はあるが、北朝鮮との間で動き出していた「日本人遺骨返還交渉」を再開させるなどして、北朝鮮と話し合いをしていく以外の方法では、残念ながら拉致被害者を日本に帰国させる方法はないであろう。

    思えば昨年8月に表面化した「日本人遺骨返還交渉」も、4月に北朝鮮がロケット発射をして国際的な非難を受けたにもかかわらず、その数ヶ月後に「何となく」動き出している。核、ミサイル、拉致問題、それぞれ日本にとっては重要な問題であるが、8月に「日本人遺骨返還交渉」という形で「何となく」動き出したあの動きは、民主党が主導したのか外務省が主導したのかは分からないが、実に上手い動きであったと思う。理想的には核・ミサイル・拉致をパッケージにした解決が望ましいことは間違いないが、現実的にそれが困難であるとするならば、入れるところから入っていく対応は正しいと思う。

    安倍さんはオバマさんと北朝鮮の核問題で協力を確認したといっているが、この問題について事実上の鍵を握っているのは米国と中国で、日本は協力者に過ぎない。しかし、だから日本は無力であるということではなく、日本式のやり方で北朝鮮を国際社会に取り込んでいくことはできるはずである。

    北朝鮮は、今回の核実験で「朝鮮半島非核化宣言」は破棄したが、金正日さんが署名した「日朝平壌共同宣言」は依然として大切に扱っている。日朝間では共同宣言の理解や取り扱いに深い溝があるが、だとしてもそれは生きているのだから、活用しない手はないと思う。安倍1期政権は、どちらかというと同宣言で造り出された雰囲気を破壊する方向に動いたが、2期政権はどうするつもりなのか、まだよく分からない。

    質疑応答は、誤解を招かぬように日本語で行われた(安倍さん自身も、そんなことをしたら駐米日本大使が青くなるとジョークを言っているが)。会場には、拙ブログでも何回か取り上げた朝鮮半島専門家のVictor Chaさんもいて質問をしている。子ブッシュ政権時代に会ったことがあるのか、安倍さんも彼を個人的に知っているようであった。Chaさんは韓国の朴槿恵新政権との関係について質問をした。安倍さんは、朴槿恵さんとも複数回会っているし、朴さんのお父さんである朴正煕さんと安倍さんのお爺さんは親友であったと語っている。安倍さんは朴正煕さんを「親日的」と表現したが、公式な会見ではなかったとしても、もしかするとこの発言は後から問題になるかもしれない。また、日韓の懸案として「竹島問題」を挙げたが、「竹島の日」を巡り日韓間でごたごたがあったにせよ、当面の問題は竹島よりも「慰安婦問題」のはずである。竹島は領土問題であるばかりか、韓国が実効支配をしているので、中国が尖閣に対して「力」を使っているように、日本も竹島に「力」を使わなければ現状を変えることは事実上不可能である。安倍さんは中国が尖閣の「現状」を「力」で変えようとしていることを強く非難しているので、同じことを日本が韓国に対して行うことなど考えていないはずである。外交的には、竹島の領有権を強く主張していくのはよいことだが、懸案とすべきは現実的な出口のない竹島問題よりも、慰安婦問題だと思う。安倍政権が日韓国交回復50周年まで続くのであれば、中日国交正常化40周年を台無しにしたような失策は繰り返さないで欲しい。

    尖閣に関しても質問が出て、安倍さんは米国が尖閣が安保適用範囲に含まれるとしたことに感謝した上で、「尖閣は私たち自身の力によって、日本固有の領土を守っていく」と答えている。私は「力(force)」という言葉が非常に安倍さんらしいと思った。

    安倍さんはたった一度のオバマさんとの会談で「日米同盟関係を再建した」と豪語しているが、難題は山積しているはずである。また、「アベノミクス」についても自信ありげに語っているが、現況を結果だと思ったのならば大間違いである。

    「<時事解説>我々の衛星発射に賞嘆の声が高める内外メディア(1)-最先端『銀河-3』号、米国もついに行動に出るであろう- (2013年2月22日 「朝鮮中央TV」)

    「朝鮮中央TV」が面白い「時事解説」番組を報道した。この日の番組では、韓国メディア(主に「自主民報」)が伝えたという報道を引用しながら、「銀河3」号機がいかに優秀なロケットであるのかということを解説している。

    解説ではまず「南朝鮮の各紙や放送が北朝鮮が公開した動画を精密に分析した結果」、「米国もついに行動に出るであろうと報じた」と紹介している。しかし、「米国の行動」については「光明星3号が優秀であったから」と言っているだけで、「行動」の具体的内容については触れていない。

    そして、「銀河3号」の優秀性について「韓国日報」に掲載されたとされる「ナロ・ロケット」との比較図を示しながら説明をしている。
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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/php_tmp/download.php?ptype=movie2&no=13686

    北朝鮮メディアが朝鮮人民向けに韓国が発射したロケットを紹介したのは、少なくとも私が気付いたものとしてはこの番組が初めてである。「労働新聞」の記事を「나로」というキーワードで検索してみたが、ざっと見た限りでは「ナロ・ロケット」の記事は出てこなかった。

    では、この番組で韓国の「ナロ」をどのように紹介しているのかというと、「我が国のロケットが世界的な最先端ロケットといえる核心的な証拠として、最も発展したといわれる衛星発射国の最新技術で作ったロケットであるナロ号よりも銀河3号がはるかに威力があるということを(南朝鮮のメディアが)取り上げている」としている。解説者の話の中で突然「ナロ号」という言葉が使われているが、朝鮮人民が「ナロ号」がどこのロケットなのか分かるのかと思いきや「ナロ号は南朝鮮傀儡共が他国の技術に全面的に依存して作った合作品です」と同ロケットが「南朝鮮」のロケットであることを明かし、「最近何回も発射を試みているが、失敗を繰り返し国際的な恥となっているロケットです」と1月末の発射成功については触れていない。

    解説者は次に、「銀河3号」の優秀さとして多段分離技術を挙げ、「多分離技術はとても難しい技術なので・・・宇宙ロケット強国も衛星を一段ロケットで打ち上げている」としている。
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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/php_tmp/download.php?ptype=movie2&no=13686

    2つめの優秀さとして、ロケットエンジンの性能を挙げている。
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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/php_tmp/download.php?ptype=movie2&no=13686

    4月のロケット発射失敗時には、韓国がロケットの残骸を回収すれば「宣戦布告(だったか忘れたが強い言葉で)」とみなすと威嚇したが、今回は韓国が回収に動き出しても何も言わないばかりか、韓国が回収した残骸の写真が写った新聞を放映している。

    さらに韓国がロケットの推進力は複数のエンジンを束ねて作り出されていると評価しているのと関連し、「事実は、一つの強力なエンジンにいくつかの噴射口を取り付けたものである」と説明している。これは、ロケット発射前、「銀河3号」のロケットエンジンはロシア製の複数のエンジンを束ねたものであるという専門家の観察に反発するものであろう。

    「直下に噴射をして発射時の安定性を維持している」と説明している。
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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/php_tmp/download.php?ptype=movie2&no=13686

    そして噴射口を複数にする技術は「米国も達成することができず、結局一つの噴射口に大型のエンジンを付けることにした」と、北朝鮮の技術が米国のそれよりも優れていることを強調し、「米国も韓国も銀河3号が米国本土に到達する長距離ロケットであると評価している」としている。
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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/php_tmp/download.php?ptype=movie2&no=13686

    さらに西海発射場からさらに大型のロケットも発射でき、大型ロケットは10トンクラスの搭載能力があるなど、北朝鮮の科学水準は世界最高水準であると韓国メディアが評価しているとしたと上で、米国は北朝鮮の衛星発射が精巧であったと認めたのであれば、北朝鮮と「全面戦争」をするのか「対話を通した大妥結」をするのかを選ばなければならないと結んでいる。

    この番組は、タイトルが「1」となっているので、シリーズものとして何回かに分けて放送されそうである。

    「20時報道」:核科学者インタビュー、金正恩人民軍指導、拡大会議 (2013年2月22日 「朝鮮中央TV」)

    昨日の記事に核実験に関わった科学者・技術者の顔の大写しやインタビューなはいだろうと書いたが、昨夜の「20時報道」で万景台の金日成生家を訪問した科学者・技術者にインタビューを行っている。数人に対してインタビューを行っているが、核心的な科学者・技術者ではないであろう。もちろん、「さくら」の可能性もある。

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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/php_tmp/download.php?ptype=movie2&no=13685

    また、各関係者たちの顔が比較的大きく映し出される画面もあった。
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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/php_tmp/download.php?ptype=movie2&no=13685

    一方、金正恩さんは、またもや科学者・技術者の相手をせずに軍部隊視察を行っている。今朝の「労働新聞」の記事によると第630大連合部隊の飛行訓練(一般道を使った離着陸訓練)などを指導したということである。例によって、日にちは特定されていないが、一昨日のことであろう。

    第630大連合部隊演習指導
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    Source: 『労働新聞』、「조선인민군 최고사령관 김정은동지께서 조선인민군 항공 및 반항공군,조선인민군 제630대련합부대의 비행훈련과 항공륙전병강하훈련을 지도하시였다」、
    http://www.rodong.rep.kp/InterKo/index.php?strPageID=SF01_01_01

    昨夜放送された「朝鮮中央TV」の番組「<録画報道>朝鮮人民軍最高司令官金正恩同志が朝鮮人民軍第526大連合部隊管轄部隊の実弾射撃を含んだ攻撃戦術演習を指導された」を見ていたのだが、同演習は夜間演習であった。金正恩さんによる公開された夜間演習の指導というのは初めてではないだろうか。

    懐中電灯で路面を照らす警護要員
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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/php_tmp/download.php?ptype=movie2&no=13674

    最高司令官の訓練開始命令を待つ人民軍兵士
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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/php_tmp/download.php?ptype=movie2&no=13674

    この夜間訓練の番組を見ていてはっと思ったことがある。番組では「労働新聞」と同じ内容を読み上げているので同新聞で確認したのだが、金正恩さんの言葉として「最高司令官同志は、人民軍隊で最近開催された党中央軍事委員会拡大会議精神を思想的に受け入れて・・・と話された」と言っている。さらに、第630大連合部隊指導の記事でも「金正恩同志は、人民軍隊で党中央軍事委員会拡大会議精神を軍事政治事業において具現し・・・と話された」としている。拡大会議では「人民軍隊を無敵必勝の白頭山革命強軍へとさらに強化」することについての「結論」が下されているので、人民軍隊でそれが「受け入れ」られたり「具現」されていると評価するのはよいとし、拡大会議の「結論」と核実験成功はなぜか結びつけていない。ここ数日展開している、「金正恩責任逃し布石説」に依然としてこだわっているが、何かありそうだ。ちなみに、これら軍部隊視察には張成沢さんは同行していない。

    『労働新聞』、「조선인민군 최고사령관 김 정 은동지께서 조선인민군 항공 및 반항공군,조선인민군 제630대련합부대의 비행훈련과 항공륙전병강하훈련을 지도하시였다」、
    http://www.rodong.rep.kp/InterKo/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2013-02-23-0001
    同、「조선인민군 최고사령관 김 정 은동지께서 조선인민군 제526대련합부대관하 구분대의 실탄사격을 배합한 공격전술연습을 지도하시였다」、
    http://www.rodong.rep.kp/InterKo/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2013-02-22-0001&chAction=D

    「<朝鮮映画>愛の歌」 (2013年2月21日 「朝鮮中央TV」)

    また、平壌産院を舞台とした映画が放映された。統一部「北韓情報センター」によると2008年5月15日に放送された映画の再放送ということであるから、5年半ぶりの放映である。初めの部分だけ見ようと思って再生を始めたのだが、はまって最後まで見てしまった。過去記事で紹介した「暖かい私たちの家」は同センター情報によると2007年3月3日の再放送のようなので、この時期に継続して平壌産院関連の映画やドラマが作られたのかもしれない。いずれも今から5~6年前の映像であるが、2013年の「20時報道」で見る平壌とはやはり様子がかなり違う。特に、車の台数の違いは目立っている。

    平壌の町を見比べるのも面白かったのだが、ストーリーもなかなかよかった。主人公はオクチュという看護員で彼女の平壌産院での活躍と鴨緑江選手団のホッケー選手ヒョンウとのラブストーリーが大体同時並行的に展開する。

    主人公のオクチュ
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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/php_tmp/download.php?ptype=movie2&no=13664

    思想とか戦闘の話はほとんど出てこないが、かつて地主にいじめられて死んだ母親の子供が平壌産院で無事出産をし、彼女の義理のお父さんが金日成さんの壁画に謝辞を述べる場面はある。北朝鮮映画には必ず入れなければならないシーンなのだろうが、さほどくどくはない。

    それにしても、この時期に連続して平壌産院が舞台となるドラマや映画を放送するというのは、李雪主夫人の出産と関係があるのだろうか。

    映画のエンディング、平壌産院が大きく映し出されている。
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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/php_tmp/download.php?ptype=movie2&no=13664

    そういえば、この映画にも日本製と思われる右ハンドルの救急車がピーポーピーポーという聞き慣れたサイレンを鳴らして登場していた。顔を出しているのは金日成壁画に謝辞を述べた老人。運転手は彼の右に座っている。
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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/php_tmp/download.php?ptype=movie2&no=13664

    「祝賀放送 勝利者たちに捧げる祝賀の歌1」 (2012年2月22日 「YouTube」)

    uriminzokkiriのID投稿者がYouTubeに標記動画を投稿した。内容は、核実験に成功した科学者・技術者に捧げる歌謡集で、過去に収録した様々な演奏を寄せ集めたもので、特別公演の記録ではない。驚いたことは、アップロードのタイミングである。韓国・統一部「北韓情報センター」の番組表によると、この番組は22日18時からの放送ということになっている。今18時38分であるが、YouTubeを見ると投稿時間は「1時間前」となっている。ということは、番組が放送される前にuriminzokkiriが投稿したということになる。2月12日以降の番組を一応調べたが、同名の番組はないようなので、YouTubeにアップロードされた番組と「朝鮮中央TV」で放映された番組は同一だと思われる。ただし、YouTubeの方が11分28秒なのに対して、テレビ番組表では17分間の番組枠が取ってある。YouTubeの方は「祝賀の歌1」となっているので、一つの番組を2つに分けてのアップロードかもしれない。

    それだけの話であるが、uriminzokkiriの「正体」がさらにはっきりしたような気がした。


    YouTube, 「축하방송 승리자들에게 드리는 축하의 노래 1」,
    http://www.youtube.com/watch?v=otsSMI3Ld4E

    <追記>
    またまた、エラーをしてしまったようだ。この番組は、既に2月20日にuriminzokkiriにアップロードされており、ダウンロードまでしていた。もう一度「北韓情報センター」の番組表を確認したところ、2月21日に放送されていた。

    2月21日
    10:26
    제3차 지하핵시험에 성공한 과학자, 기술자들을 열렬히 축하한다
    <축하무대> 승리자들에게 드리는 축하의 노래

    22日の放送は「その2」ということになるのかもしれない。

    「金正恩領導者の微笑」 (2013年2月21日 「uriminzokkiri TV」)

    uriminzokkiri-TVに金正恩さんの微笑写真集が掲載された。英国の「先軍政治研究協会」のホームページに掲載されたということであるが、なかなかの微笑コレクションで、それぞれの写真のオケージョンをどれだけ答えることができるのかという北朝鮮ワッチャーの実力テストにもなる。

    写真1
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    Source: uriminzokkiri TV, http://www.uriminzokkiri.com/itv/index.php?ppt=news&st=true&no=13653

    写真2
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    Source: uriminzokkiri TV, http://www.uriminzokkiri.com/itv/index.php?ppt=news&st=true&no=13653

    写真3
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    Source: uriminzokkiri TV, http://www.uriminzokkiri.com/itv/index.php?ppt=news&st=true&no=13653

    写真4
    2013-02-20-c2flv_000051667.jpg
    Source: uriminzokkiri TV, http://www.uriminzokkiri.com/itv/index.php?ppt=news&st=true&no=13653

    写真5
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    Source: uriminzokkiri TV, http://www.uriminzokkiri.com/itv/index.php?ppt=news&st=true&no=13653

    写真6
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    Source: uriminzokkiri TV, http://www.uriminzokkiri.com/itv/index.php?ppt=news&st=true&no=13653

    写真7
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    Source: uriminzokkiri TV, http://www.uriminzokkiri.com/itv/index.php?ppt=news&st=true&no=13653

    写真8
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    Source: uriminzokkiri TV, http://www.uriminzokkiri.com/itv/index.php?ppt=news&st=true&no=13653

    写真9
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    Source: uriminzokkiri TV, http://www.uriminzokkiri.com/itv/index.php?ppt=news&st=true&no=13653

    写真10
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    Source: uriminzokkiri TV, http://www.uriminzokkiri.com/itv/index.php?ppt=news&st=true&no=13653

    写真11
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    Source: uriminzokkiri TV, http://www.uriminzokkiri.com/itv/index.php?ppt=news&st=true&no=13653

    写真12
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    Source: uriminzokkiri TV, http://www.uriminzokkiri.com/itv/index.php?ppt=news&st=true&no=13653

    写真13
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    Source: uriminzokkiri TV, http://www.uriminzokkiri.com/itv/index.php?ppt=news&st=true&no=13653

    写真14
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    Source: uriminzokkiri TV, http://www.uriminzokkiri.com/itv/index.php?ppt=news&st=true&no=13653

    写真15
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    Source: uriminzokkiri TV, http://www.uriminzokkiri.com/itv/index.php?ppt=news&st=true&no=13653

    写真16
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    Source: uriminzokkiri TV, http://www.uriminzokkiri.com/itv/index.php?ppt=news&st=true&no=13653

    写真17
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    Source: uriminzokkiri TV, http://www.uriminzokkiri.com/itv/index.php?ppt=news&st=true&no=13653

    写真18
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    Source: uriminzokkiri TV, http://www.uriminzokkiri.com/itv/index.php?ppt=news&st=true&no=13653

    写真19
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    Source: uriminzokkiri TV, http://www.uriminzokkiri.com/itv/index.php?ppt=news&st=true&no=13653

    写真20
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    Source: uriminzokkiri TV, http://www.uriminzokkiri.com/itv/index.php?ppt=news&st=true&no=13653

    写真21
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    Source: uriminzokkiri TV, http://www.uriminzokkiri.com/itv/index.php?ppt=news&st=true&no=13653

    uriminzokkiri-TVが言う、英国の団体というのは「ASSOCIATION FOR THE STUDY OF SONGUN POLITICS UK」だと思うのだが、同組織のHPには上記の写真は出ていないようである。

    ASSOCIATION FOR THE STUDY OF SONGUN POLITICS UK HP, http://www.uk-songun.com/index.php

    これらの写真のいくつかは、拙ブログでも紹介しているが、全てのオケージョンを正確に思い出すのはなかなか大変だ。

    「朝鮮外務省スポークスマン談話、国連安保理事会の公式文献として配付」 (2013年2月21日 「朝鮮中央通信」)

    「朝鮮中央通信」が北朝鮮外務省談話を安保理の公式文献として配付したと伝えた。

    同文献のurl: http://daccess-dds-ny.un.org/doc/UNDOC/GEN/N13/233/75/PDF/N1323375.pdf?OpenElement

    「20時報道」:核実験科学者・技術者顔を見せず、羅先にシンガポール船籍の観光船、ロシアの隕石 (2013年2月21日 「朝鮮中央TV」)

    昨夜の「20時報道」でも平壌訪問中の核実験関連科学者・技術者を扱ったニュースが多かった。しかし、相変わらず彼らの顔は大写しにされることはない。

    大城山革命烈士陵を訪問して花束を捧げる科学者・技術者。人を映し出すほぼ最大サイズ。さらに大きく映し出される場面は、礼をして頭を下げており顔は見えない。
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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2013-02-21-19.flv

    21日、玉流館で行われた昼食会に招かれた科学者・技術者。後ろ姿ばかり。振り返った人が1人いるが。
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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2013-02-21-19.flv

    字幕には「科学者、技術者、労働者、軍人建設者、(党)関係者」とでるが、朝鮮人民のインタビューでは、ほとんどの人が「科学者、技術者は素晴らしい」とだけ言っている。ロケット発射ならそれでもよいが、核実験なのでもう少し「軍人」を強調しても良さそうなものだが、なぜか控え気味である。

    それとの関係で、金正恩さんの動きも興味深い。彼は2月21日の「労働新聞」報道で「第323軍部隊視察」、22日の同報道で「第526大連合部隊管轄下の分隊の実弾射撃を含んだ攻撃戦術演習を指導した」、また同日「祖国解放戦争勝利記念館建設場を視察した」とその動向が報じられている。それぞれ「何日」ということは書かれていないが、彼の動向の報道タイミングが維持されているのであれば、前日の出来事であろう。軍部隊視察では、部隊兵士と記念撮影もしている。

    『労働新聞』の関連記事:
    「조선인민군 최고사령관 김 정 은동지께서 오중흡7련대칭호를 수여받은 조선인민군 제323군부대를 시찰하시였다」、http://www.rodong.rep.kp/InterKo/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2013-02-21-0001&chAction=L
    「조선인민군 최고사령관 김 정 은동지께서 조선인민군 제526대련합부대관하 구분대의 실탄사격을 배합한 공격전술연습을 지도하시였다」、http://www.rodong.rep.kp/InterKo/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2013-02-22-0001&chAction=L
    「조선인민군 최고사령관 김 정 은동지께서 조국해방전쟁승리기념관건설장을 돌아보시였다」、http://www.rodong.rep.kp/InterKo/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2013-02-22-0005&chAction=L

    奇妙なのは、「党の恩情」で核実験を成功させた科学者・技術者を平壌に招待しておきながら、わざわざ彼らが平壌に滞在している期間に合わせて、軍部隊を視察していることである。敢えて核実験関係者と距離を置こうとしようとしているように見えて仕方がない。「20時報道」によれば、核実験関係者はスケート場やイルカ水族館も訪問するようであるが、肝心の元帥様との「愛の」記念撮影はしてしてもらえないのであろうか。核実験関係者が全員顔をさらして「愛の」記念撮影をした写真を公開するのはまずいのかもしれないが、写真非公開で元帥様が彼らを激励してもよさそうなものである。

    金正恩さんは核実験と距離を置くことで、いざというときの責任逃れをしようとしているのかもしれない。中国がどれほど北朝鮮の核実験に怒っているのかを断定するのは難しい状況であるが、張成沢さんが中国との関係の修復に出る場合、金正恩さんに直接的な責任が及ばないようにする布石なのかもしれない。そうなれば、金正日さんが日本人拉致を「部下の暴走」と部下に押しつけたのと同様に、今回の核実験も「軍人の暴走」と軍人の首を切って片付けることも念頭に置いているのではないだろうか。かなり乱暴な推測であるが、可能性としてはあるような気がしている。

    一方、労働党中央軍事委員会と国防委員会が科学者・技術者などに「特別感謝文」を送っている。両委員会の委員長は、いうまでもなく金正恩さんである。「特別感謝文」は彼の名前では出されてはいないが、金正恩さんの今回の核実験に対するコミットメントをうかがわせる記述はいくつかある。関連部分を見ると「今回の核実験の成功は、・・・・金正恩元帥様の鋼鉄の信念と意思、無比の胆力と精神力が生んだ現代政治史の特大事変」、「金正恩元帥様が我が国を世界的な核保有国の地位に上げ、偉大な金正日大元帥様の業績を土台として、国の核抑止力を強化することを一瞬たりとも遅滞させることができない重大事とし」、「敬愛する最高司令官金正恩元帥様が米帝の暴悪無道な策動を自主の信念と超強硬対応措置で断固として粉砕し、造成された難局を正面突破する鉄の意志を宣言され、実際に強度の高い国家的重大措置を取るようにされた」、「(金正恩同志は)、『我々は敵の狂気に満ちた侵略策動を絶対に座視することはなく、国と民族の運命を守るため、できることは全てする』と述べた」、「先軍の銃隊で米帝との対決戦を総決算し、三千里郷土に全世界が羨む天下第一強国、人民の楽園を打ち立てようという敬愛する金正恩同志の確固たる決心と意志」などである。ただし、核実験決行が誰の命令であったのかということは、明らかにされていない。彼が出した「結論」を「命令」と読みかさせようとしているのかもしれないが、ロケット発射の時に命令書やマイクで発射命令をする姿を公開したのとは、ずいぶんに対応が異なる。単に、「軍事作戦だから」と片付けてしまう以上の差だと思うが、どうだろうか。

    『労働新聞』、「조선로동당 중앙군사위원회와 조선민주주의인민공화국 국방위원회에서 제3차 지하핵시험을 성공적으로 진행한 국방과학부문의 과학자, 기술자,로동자,군인건설자들과 일군들에게 특별감사문을 보내였다」、http://www.rodong.rep.kp/InterKo/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2013-02-22-0007

    <追記>
    「朝鮮中央通信」に「朝鮮労働党中央委員会で第3次地下核実験を成功させた偉勲者たちを歓迎し宴会を開催」という記事が出ていた。この記事の中では核実験を「金正恩元帥様の委任により(김정은원수님의 위임에 따라)」という微妙な表現を使っている。

    核実験関連の話が随分長くなったが、昨日「朝鮮中央通信」で報じられて気になっていたシンガポール船籍の観光船就航のニュースも「20時報道」で流された。「シンガポール船籍」と書いたが、報道では「シンガポールの観光船」と言っているだけなので、船籍地は実はよく分からない。

    横断幕に「シンガポール観光船『皇星』号開業式」と書かれている。
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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2013-02-21-19.flv

    開業式で挨拶をする関係者。開業式には北朝鮮と中国の関係者が出席したとしており、シンガポール人についての言及はない。やはり、船籍がシンガポールということで、実際の運営は北朝鮮・中国の合弁企業が行うということであろうか。
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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2013-02-21-19.flv

    中古船を購入したということだろうか。金剛山観光に使うといっている。
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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2013-02-21-19.flv

    船内の様子。スイートルームか。
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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2013-02-21-19.flv

    遅ればせながら、ロシアに落下した隕石についての報道もあった。
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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2013-02-21-19.flv

    日本では詳細既報であるが、隕石落下の際に空に描いた煙の長さが480キロだったという話は、私には初耳だった。

    「<訪問記>限りない懐かしさと燃えさかる忠誠の情が花咲いた太陽の花の海-第17回金正日花祝典場を訪ねて- (4)」 (2013年2月20日 「朝鮮中央TV」)

    「時事通信」が「行事会場に正恩氏写真=偶像化加速か―北朝鮮」という記事を伝え、その中で「朝鮮中央テレビが19日放映した故金正日総書記の誕生日に関連した「金正日花」祝典の会場には、敬礼しながらほほ笑む正恩氏の写真が額に入れられて飾られていた」と報じた。

    『時事通信』、「行事会場に正恩氏写真=偶像化加速か―北朝鮮」
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130220-00000094-jij-kr

    この番組は飛ばしながら見たのだが、そんなシーンには全く気がつかなかった。なので、もう一度見直したが、それらしいシーンはなかった。ただ一シーンで背景にぼかしを入れているところがある。もしかすると、「朝鮮中央TV」ではぼかしなしで放映された映像にuriminzokkiriがぼかしを入れたのかと思い、韓国系の「統一放送」にアップロードされている同番組を見たが、やはり同じ場所にぼかしが入っている。「統一放送」は「朝鮮中央TV」を直接受信して動画ファイル化していると思われるので、北朝鮮で放送された元々の動画にぼかしが入れられていたものと思われる。

    『統一放送』の同番組、
    http://www.sptv.co.kr/bbs/board.php?bo_table=01_02&wr_id=13083&sca=%B9%E6%B9%AE%B1%E2

    後ろを歩いて行く人物の顔の辺りに注目すると、四角いノイズ状のぼかしが入れられている。このぼかしは、歩いてくる人が来る前からずっと入っており、この人がぼかしの範囲に入るとその範囲にぼかしがかかったので、ノイズではなく人為的なものだと考えられる。画像ではわかりにくいが、北朝鮮国旗の上にスローガンか写真が掲げられているのではないだろうか。
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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2013-02-20-14.flv

    このぼかしの下に「時事通信」の記事にある写真が飾られているのかとも思ったのだが、上に書いた通り「統一放送」でも同様なので、これとは無関係のような気がした。

    そして、同通信の記事をよく読み直したら、どうやら「敬礼しながらほほ笑む正恩氏の写真」というのは、過去記事に書いた中国朝鮮族紀行番組中の「金正日花祝典」でのことのようだ。こちらは、確かに金正恩さんが演壇で微笑みながら手を挙げている写真が映し出されている。中国で行われた「金正日花祝典」会場に金正恩さんの写真が掲げられていたとしてもそんなに大事ではないと思うのだがどうなのだろうか。

    「20時報道」の映像では、時々このスタイルのぼかしが入れられている。何があるのかとても気になるのだが、こればかりは素人の設備ではどうにも見ることができない。

    「<紀行>東北の地に響く敬慕のこだま」 (2013年2月20日 「朝鮮中央TV」)

    中国東北部の丹東、瀋陽、延吉に住む朝鮮族を訪ねる番組を「朝鮮中央TV」が放送した。この番組の映像の一部は、既に「20時報道」の中で使われていたり、uriminzokkiriが配信する独自制作動画でも紹介されている。今回「朝鮮中央TV」で放送された番組は、それらを集大成したもののようである。

    番組では、光明星節に際して中国で行われた行事などを紹介しているだけで特別な内容はないが、在中朝鮮人が北朝鮮を支持するということを強調している番組である。昨今の中朝関係悪化と何らかの関わりがあるのかもしれないが、深読みすれば、北朝鮮が「北朝鮮をいじめると、中国東北部在住の朝鮮族を結集して民族問題を起こさせますよ」、「我々はこれほど結束力があるのだから」と言いたいのかもしれない。確かに、中国東北部に在住する朝鮮族は親戚が北朝鮮にいるなど北朝鮮との血縁的な結びつきは深いが、経済取引関係などにおいては韓国との結びつきの方が緊密なので、北朝鮮の思惑通りには行かないことは明白である。

    鴨緑江にかかる中朝友誼橋をわたり中国に入る列車より丹東を見る
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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2013-02-20-21.flv

    「<録画実況>党の恩情により平壌に招請された第3次地下核実験に貢献した科学者、技術者、労働者、軍人建設者たちと関係者の平壌到着と沿道歓迎のニュース」 (2013年2月20日 「朝鮮中央TV」)

    ロケット発射に成功したときと同様に核実験に貢献した人々が平壌に招待された。平壌市民が貢献者を歓迎する風景は前回のロケット発射貢献者を招待したときと同じだが、今回は「核実験」ということもあってか貢献者の顔は全く映し出されない。顔を出さないのが核実験関係者を隠すために意図的に行っているとすると、ロケット発射時のような宴会の様子や音楽会鑑賞の様子は放映されないのかもしれない。

    「20時報道」など北朝鮮メディアは、ロケット発射に関係した科学者の顔をインタビューなどで大きく映し出した。しかし、今回は明らかに軍事目的なので顔を出していない。もしかすると、ロケット発射が軍事目的ではなく、民生用の「人工地球衛星」発射であるとしていることを強調するための演出なのかもしれない。

    また、平壌招待の主体もロケット発射時と核実験時では形式的には異なっている。ロケット発射時は、ロケット発射場を訪問した金正恩さんが「世界に主体朝鮮の科学技術威力を力強く誇示することに大きく貢献した科学者、技術者たちを平壌に招請して下さるという限りない恩情を与えて下さった」と金正恩さんが直接招請したことになっているが、今回は「党の恩情により平壌に招請される」(さらに言えば、「党中央」ともいっていない)となっている。また、調べてみたら、「朝鮮中央通信」は金正恩さんが、核実験成功を喜んだり祝賀するという記事は一切配信していない。「労働新聞」の記事も確認をしたいのだが、なぜかサーバーが非常に重くなっており、今すぐには確認できない状況である。

    今回の実験を米国の「敵対視政策」に対する「報復」としての軍事作戦の一環として捉えるならば、喜んだり祝賀する必要もないのかもしれないが、平壌に招待していることからすると「報復」という性格と共に「実験」という性格もあるようだ。

    金正日時代に北朝鮮が核実験を行った際、金正日さんが核実験成功についてどのようなコメントを出したのかも確認してみなければならないが、もし金正日さんが核実験成功についてすぐさまコメントを出していたとすれば、今回の沈黙には深い意味があるのかもしれない。

    「金正恩の命令で核実験強行」という雰囲気に流されていたが、この点についてもう少しよく調べてみる必要がありそうだ。

    核実験関係者が乗ったバスの中1(帽子までかぶっておりほとんど誰だか判別できない)
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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2013-02-20-17.flv

    バスの中2
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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2013-02-20-17.flv

    ホテル到着風景1。「第3次核実験成功!」と書いてある。
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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2013-02-20-17.flv

    ホテル到着風景2
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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2013-02-20-17.flv

    「20時報道」:解像度変更、人民と隔離される総連関係者 (2013年2月20日 「朝鮮中央TV」)

    昨夜放送された「20時報道」を見ていて画質が落ちたと思ったら、uriminzokkiriがエンコードする際の解像度が2月15日から落とされていた。過去記事に書いた解像度を突然上げた日を除いては、640X480で来ていたのだが、15日以降は512X384になっている。変更されて数日過ぎた今朝「20時報道」を見るまで変更に気がつかなかったのは、「20時報道」ファイルの画質が著しく悪かったからである。動画ファイルを分析しても前日の「20時報道」と変わったところはないので、元となるデータの問題なのか、アナライザーでは分からない仕様変更をしたのかもしれない。ただし、昨夜放送されたその他の番組では、解像度こそ512X384であるが、見た感じはさほど悪くない。過去に突然解像度を上げたときのように、単なる技術的な問題かもしれないが、昨日書いた金正恩動画を掲載しないこととも関連し、興味深い。

    2月19日の「20時報道」スローガン画面
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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2013-02-19-17.flv

    2月20日の「20時報道」スローガン画面、画質が低下している
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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2013-02-20-18.flv

    「20時報道」の面白いところは、登場する人物の表情や背景を観察することなので、画質を落とさずに配信して欲しいものである。

    この日の「20時報道」で興味深いニュースは、総連訪朝団がアイススケート場とローラースケート場を訪問したというニュースである。20日(水曜日)に訪問したということも関係しているのかもしれないが、両スケート場でスケートをしている朝鮮人民の数は非常に少ない。もしかすると、総連関係者が来るというので、一般朝鮮人民の入場は制限され、「さくら」が動員されただけなのかもしれない。総連関係者が、北朝鮮でどれほど一般人民と接触できるのか分からないが、このニュースを見る限りでは、かなり制限されているようである。表面的には歓迎していても、やはり相当警戒しているのであろう。

    アイススケートをする総連大阪部生野西支部委員長のムン・フィチョルさん(白っぽいスケートシューズを履いた、画面右の男性)。背景にいるのが一般朝鮮人民なのか、総連系の人なのかは分からない。この後のインタビューでムンさんは「金正恩元帥様の配慮で・・・私たちの青年も楽しんで本当によいことです」と語っている。「私たちの」が「総連系の若者」なのか「朝鮮人民一般の若者」なのかは不明である。
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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2013-02-20-18.flv

    続いて総連一行が訪れたローラースケート場。ガラガラである。
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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2013-02-20-18.flv

    「ロシアが対北朝鮮経済制裁に反対:外交筋」 (2013年2月19日 「ロイター」)

    「ロイター」がロシアが対北朝鮮経済制裁に反対の立場である記事を配信した。記事によると「北朝鮮に対する圧力は核・ミサイルの拡散防止に限定されるべきで」、「我々(ロシア)は通常の北朝鮮との経済・貿易関係に影響を与える施策には反対する」とロシア外務副大臣のガティロフさんが記者会見で述べたと伝えている。同副大臣はまた、「我々の見解は中国のそれと近い」とも語った。

    北朝鮮の核実験直後には、中ロ共に北朝鮮の核実験を強く非難し、米国などと共に北朝鮮に対してより強い対処をするような印象が見られたが、安保理を舞台とした米中交渉が進展するにつれて、立場を後退させている。今朝の記事にも書いたように、中国のみならずロシアも北朝鮮を圧迫しすぎることに対して何か危険を察知しているのであろうか。

    Reuters (U.S. Edition), "Russia opposes new N.Korea economic sanctions - diplomat",
    http://www.reuters.com/article/2013/02/19/northkorea-russia-idUSL6N0BJ9RV20130219

    「核実験は貿易を減少させない」 (2013年2月19日 「China Daily.com」)

    China Daily.comに"Nuke test 'fails to dent' trade ties"という記事が掲載された。北朝鮮の第3回核実験が中朝貿易に何らかの影響を与えるのかということに関する記事であるが、なかなか面白い。結論的には、「核実験の中朝貿易関係に与える影響は少ないが、新たな2つの貿易地帯(黄金坪、威化島経済地帯)には大きな影響を及ぼすであろう」ということである。

    記事によると、丹東にある北朝鮮と15年間貿易関係がある中国の会社の社長Qian Yingchunさんは「(貿易は)平常通り」とした上で、「丹東の企業と北朝鮮との貿易は小規模なので、国際紛争の影響はほとんど受けない」と述べている。「北朝鮮との国境貿易の80%は丹東で行われている」という。

    また、同社長は「我が社が扱っている商品の貿易が中断されても、それは短期間であり、税関の扱いは数日でもとに戻る」としている。2009年に一時的減少を示したものの、中朝貿易は2000年以来増加を続けており、2011年には56.7億ドルに達し、毎年62.4%の増加率を記録しているという(中国海関)。

    中国は、北朝鮮から石炭、鉱石、アパレル製品、海産物などを輸入しており、北朝鮮には電気機械、車両、鉄鉱石・鉄を輸出しており、また中国は北朝鮮にとっての大きな燃料供給元でもある。

    一方、the University of International Business and EconomicsのSang Baichuan教授は、そのソースを明かしていないが「核実験は中朝貿易に重大な影響を与えており、経済地帯の協力推進は中断している」と述べている。この点、前出の丹東にある会社の社長の発言と異なるが、同社が扱っているような小規模の取引は正常通り続いているが、政府が介入した大規模な貿易や開発プロジェクトなどは中断していると解釈できよう。しかし、対北朝鮮貿易の80%が丹東経由で、小規模貿易がばらばらと行われているとすると、それを規制するのはなかなか困難なのかもしれない。

    中国商務相系シンクタンクのHuo Jinguoさんは、「二国間貿易と経済関係は、今後の状況次第であろう」と述べており、米中間での対北朝鮮制裁内容合意次第で大きく変わるという認識を示している。

    また、中国社会科学院国際戦略研究所のWang Yuzhuさんは、「核実験は北朝鮮経済にマイナスの影響を与えるであろう」と予測し、「中国独自の制裁が課されれば、農業も工業も未発展な北朝鮮には重大な影響を及ぼすであろう」と述べている。

    しかし、the China Institute of International StudiesのDong Manyuanさんは、中国は常に制裁に反対し「交渉こそが朝鮮半島の核問題を解決するための唯一の方法である」という立場であるので、中国独自の制裁や経済地帯の協力中断はないと述べている。中国の研究者の中でもこのように見解が分かれているというのは、今回の事態を受けて中国がどのように対応したらよいのか決めかねているという現状の反映でもあろう。

    中国外務省の洪磊スポークスマンは、「朝鮮半島情勢はセンシティブかつ複雑である」とし、全ての関係国が状況を悪化するような行動を控えるよう求めている。

    中国のビジネスマンZhao Pingさんは、自らが「黄金坪と威化島の不動産開発に投資した1600万ドル」は、不動産価格はここ数年50%上昇している」ので、「決して無駄にならないという自信を示し」ているという。

    中国商務省のデータによると、中国の北朝鮮の非金融部門への投資は2011年末現在で3億ドルに達しており、北朝鮮の対中投資は1億ドルで、ケータリング(レストラン経営)など様々な分野に向けられているという。

    どうやら、北朝鮮と強い経済関係を持つ中国は、北朝鮮との関係だけではなく、国内のビジネス、特に東北地域の中小規模のビジネスへの影響も配慮しなければならないというジレンマに陥っているようである。

    China Daily.com, "Nuke test 'fails to dent' trade ties",
    http://africa.chinadaily.com.cn/business/2013-02/19/content_16235124.htm

    uriminzokkiriが金正恩動画を掲載しない (2013年2月20日 「uriminzokkiri」)

    過去記事にも書いたが、uriminzokkiriが2月16日に行われた「金正日肖像画腕時計授与式」、「金正恩夫妻の錦繍山太陽宮殿参拝」と「万景台革命学院の銅像除幕式」の動画を掲載しない。全て確認したわけではないが、金正恩さんが出席し、「朝鮮中央TV」で放映された動画は非常に早く掲載してきたのに何かおかしい。YouTubeにもuriminzokkiriのIDで動画はアップロードされていない。

    韓国統一部が公開している「朝鮮中央TV」の放送スケジュールを見ると、これら記録映画は、繰り返し放送されている。

    「金正日肖像画腕時計授与式」6回放送
    2月16日:08:30(統一部サイトによると「3月15日の再放送」となっているが、同サイトには同日の放送は記録されていない。)、13:32、17:08、20:08
    2月17日:12:21、18:16

    「金正恩夫妻の錦繍山太陽宮殿参拝」5回放送
    2月16日:12:39(映画「ある女学生の日記」放送中に、参拝を伝えるアナウンスあり)、17:00、20:00
    2月17日: 09:11、13:04、17:00

    「万景台革命学院銅像除幕式」8回放送
    2月16日:21:09、23:28
    2月17日:09:18、13:12、17:07、20:25、
    2月18日:19:30
    2月19日:20:20

    「朝鮮中央TV」の放送スケジュール:
    韓国・統一部『北韓情報センター』、http://unibook.unikorea.go.kr/?sub_num=141&recom=V

    16日から19日の間に金正恩動画は実に18回も放送されている。ちなみに、2012年2月16日には、「錦繍山記念宮殿参拝」3回、17日1回、「太陽宮殿命名式」16日2回、17日1回である。連続放送の部分もあるので、若干の狂いはあるが、それでも合計7回で今年の半分以下である(行事の数が1つ少ないにしても、まだ今年より放送回数が少ない)。しかも、「朝鮮中央TV」で放映された翌日に他の番組同様uriminzokkiriにアップロードされている(uriminzokkiriにその時の動画はもう残っていないが、私は2月17日にダウンロードしている)。

    さて、これをどう読んだらよいのだろうか。確かに、2012年のこの時期はロケット発射の予告もなく、あったとしてもせいぜい「李明博一味攻撃」ぐらいで、北朝鮮にとっては「平時」であったはずである。それに加え、米国との2.29合意に向けた交渉も順調に進んでいた時期である。一方、今年は第3回核実験直後であり、米国との「対決戦」状態にあるわけだから、「非常時」である。だから、金正恩をテレビに何回も登場させて、国民を団結させようとしているのかもしれない。

    しかし、さらに深読みをすると体制内に混乱が生じている可能性も排除できない。私は、金正恩さんの「結論」が本当に核実験決行であったのか、まだ疑問が完全に解消されていない。もしそうでなかった、つまり彼の「結論」を覆させた勢力がいたとすると、事態は深刻である。過去記事にも書いたとおり、張成沢さんが「金正日同志の誕生71周年慶祝中央報告大会」でつまらなそうな顔をしていたのもこれとは無関係ではないような気もする。錦繍山太陽宮殿を参拝した際には、金正恩さんの横には張成沢さんがおり、崔龍海さんは李雪主夫人を挟んで反対側を歩いている。参拝を伝える「労働新聞」の記事では依然として崔龍海さんをトップにあげているが、もしかすると崔龍海・張成沢間でいざこざがあり、朝鮮人民軍を率いる崔龍海さんが核実験強行を金正恩さんに強く迫ったのかもしれない。もし、金正恩さんが労働党中央軍事委員会で出した「結論」が「核実験決行」であったとするならば、核実験に反対する張成沢さんが外されていたのも分からないわけではない(彼はポストが違うので参加しなかったというコメントも頂いたが、今年の錦繍山太陽宮殿参拝でも軍服を着ているので、身分を入れ替えて重要事項を決定する会議には出席できたような気もする)。

    過去記事にも書いた気がするが、張成沢さんは中国との関係を調整するために敢えて核実験の決定会議から外した可能性もあるが、何とも分からない。「産経新聞」にも同じような記事が出ていたのだが、たまには考えが一致するものだと驚いた。

    『産経新聞』、「正恩氏の後見役 張成沢氏 核実験「関与せず」 対中国、関係修復の布石」、
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130217-00000073-san-kr

    「朝鮮中央TV」を見ている限りでは、朝鮮人民には「米国との戦争」をしきりと煽っている。「朝鮮がない地球は考えられない」ということをインタビューされた朝鮮人民がしばしば語るが、有線放送や「政治教養」を通じて、「米国が朝鮮を殲滅する」というようなことを話しているのであろうか。体制内部の危機を対外的な危機にすり替え、内部統一を図るというのは、北朝鮮のみならず周辺国も使う常套手段であるが、もしかすると北朝鮮も何らかの混乱を「米国との戦争」に転嫁しようとしているのかもしれない。

    中国は、最近とみに「冷静な対応」や「対話を通じた解決」を強調するようになったが、もしかすると何か危険な兆候をキャッチしているのかもしれない。

    最初の話題に戻るが、uriminzokkiriにアップロードをしないのはなぜであろうか。何かの事情があって、金正恩動画を多くの人の目に触れさせたくないのであろうか。

    「日本反動ども、反共和国対決に狂奔」 (2013年2月18日 「朝鮮中央通信」)

    核実験以降、北朝鮮が日本を非難する記事が増えている。安倍首相が北朝鮮制裁強化に向けて米国との協調を強めていることに反応しているのであろう。関連記事をいくつか紹介していく。

    標記の「朝鮮中央通信」の記事が非難している問題は、次のとおりである。

    1.「日本保守政権は、『圧力を強化しなければならない』、追加『制裁』だの、独自『制裁』だのと叫んでいる」
    2.「日本首相の安倍は『声明』なるものを通して、総連中央常任委員会副議長が共和国訪問を目的に出国する場合、再入国を許可しない措置をとった」
    3.「神奈川や埼玉など、日本各地の朝鮮学校に対する補助金支払いを中止する騒動を繰り広げた」
    4.「極右保守団体として悪名高い『チェ・トゥクフェ(音訳)』をはじめとしたチンピラを動員し、朝鮮総連中央会館前で『朝鮮人は日本から出て行け』と騒いだ」
    5.「14日、警察を動員して総連京都部のカン・チョンブ同胞を『外為法』違反容疑で逮捕するというファッショ的暴挙を行った」

    以上であるが、4を除いては、日本政府が独自制裁の一環として取った措置であろう。しかし、2については「北朝鮮を渡航先とした」という点を見落としていた。つまり、総連関係者が北朝鮮に渡航したかどうかなど、どうやって確認するのであろうか。公安関係者が追跡をするのであれば分かるだろうが、陸路あるいは海路で入国されたら絶対にわからない。空路であっても、中国当局が搭乗者名簿を提出するかどうかは不明である。

    記事は続けて、「日本反動どもは、共和国の国力が誇示されるときごとに『拉致問題』を持ち出して、総連抹殺策動を執拗に行ってきた」とし、「2006年9月、安倍政権が成立した後、総連抹殺策動は一層本格化した」と過去まで遡り安倍政権を攻撃し、「日本保守政権の反共和国敵対視妄動は、必ずや高価な代価を支払うことになるであろう」と結んでいる。

    同日の「朝鮮中央通信」には「日本反動の常套的な反共和国対決劇」という記事があるほか、「労働新聞」には「日本の執拗な核物質備蓄策動」という記事が出ている。この記事では、「日本が国際社会の非難にもかかわらず、核大国化野望を実現するために核物質備蓄策動を執拗に継続している」と非難している。

    百歩譲って六ヶ所村に保管してあるプルトニウムで日本が核爆弾を作ろうとしているとしても、「国際社会の非難」を無視して核爆弾を作ろうとしているのは北朝鮮である。そしてその理由が「米国の敵対視政策」であるとすれば、北朝鮮が核爆弾を作って日本を「敵対視」するならば、日本はそれに「対処」するために「国際社会の非難にもかかわらず」核爆弾を作るという選択肢もあり得る。

    以上は、あくまでも北朝鮮の論法での説明であるが、北朝鮮の核武装が東アジアの核ドミノを引き起こす可能性はないとはいえない。そうなると、核保有国たる米中、そしてロシアも相当に困った状況に陥るはずである。北朝鮮は、そこまで計算に入れて、核で米中を揺さぶっているのかどうかはわからないが、核拡散というのは北朝鮮が核物質や核技術を物理的にテロリストや敵性国家に拡散させるだけではなく、結果として米国の同盟国にも核が拡散する危険性が潜在的にあるということは忘れてはならない。

    『労働新聞』、「일본의 집요한 핵물질비축책동」、
    http://www.rodong.rep.kp/InterKo/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2013-02-19-0045

    EUが北朝鮮に対する独自制裁を発表した。その主たる内容は、「昨年12月のミサイル発射を受けて国連安全保障理事会が採択した制裁措置に北朝鮮国債や金、貴金属、ダイヤモンドの取引禁止を追加」、「特定の種類のアルミなど弾道ミサイルに利用される可能性のある部品の取引も禁止」、「北朝鮮の銀行によるEU域内での支店開設および欧州の銀行による北朝鮮での支店開設を禁止」などであるというが、北朝鮮は国際取引を多角化するためにEU諸国との経済関係を強めていたので、この措置は一定のブローとなるであろう。

    『ロイター」、「EUが対北朝鮮制裁を強化、貴金属取引など禁止」、
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130219-00000003-reut-kr

    「朝鮮人民軍最高司令官金正恩同志が朝鮮労働党中央委員会と朝鮮民主主義人民共和国国王委員会関係者、朝鮮人民軍最高司令部作戦指揮関係者、朝鮮人民軍指揮緩傾斜と共に錦繍山太陽宮殿を訪問された」 (2013年2月17日 「労働新聞」)

    金正恩さんが李雪主夫人と共に錦繍山太陽宮殿に安置されている金正日さんの遺体を参拝した。実は、この記事を書くために、「朝鮮中央TV」の動画がuriminzokkiriにアップロードされるのを待っていたのだが、なかなかアップロードされない。ここ数日、サイズの大きい光明星節関連の公演の動画がいくつもアップロードされているが、なぜ最重要な動画をアップロードしないのか分からない。YouTubeもざっと調べたが、uriminzokkiriのIDでは少なくともアップロードされていないようである。Sourceを確認できるサイトで同動画を見ることができるのは、「ロイター」のサイトである。

    REUTERS, "North Korea's Kim marks his late father's birthday, unveils statues (1:21) ",
    http://www.reuters.com/video/2013/02/16/north-koreas-kim-marks-his-late-fathers?videoId=241167674

    「ロイター」の動画は日韓のマスコミでも使われており、やはり李雪主さんの体型に注目をしている。年初の錦繍山太陽宮殿参拝やモランボン新年公演の動画に登場した李さんについては、日韓マスコミが出産済説を書いていたのに対し、私は未出産説を拙ブログに書いた。複数の写真を並べて比較しただけであるが、今回の錦繍山太陽宮殿に登場した李さんは明らかに体型に変化が見られ、出産済みだと思う。下の写真は、『労働新聞』紙上に公開された写真であるが、一目瞭然である。拙ブログの過去記事「<記録映画>敬愛する金正恩元帥様が新年を迎え党と国家、軍隊の責任者たちと共に錦繍山太陽宮殿を訪問された 2013.1.1 (2013年1月2日 「朝鮮中央TV」)」(http://dprknow.blog.fc2.com/blog-entry-414.html)の写真と比較して頂きたい。

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    Source: 『労働新聞』、http://www.rodong.rep.kp/InterKo/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2013-02-17-0001

    思えば、過去記事で紹介した「暖かい私たちの家」という平壌産院を舞台とした映画も李夫人の出産と決して無関係ではないような気がする。また、内容は「労働党=母」ではあるものの、母をテーマにした音楽や詩が多く「朝鮮中央TV」で紹介されている。特に、16日の放送された「<随筆>母の声」などは、「労働党」の話を感じさせないほど「母子」の話が中心になっている(もちろん、最終的には「労働党=母」である)。

    『朝鮮中央TV』、「[수필] 어머니의 목소리」、
    http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2013-02-17-17.flv

    韓国「朝鮮日報」は、李雪主さんの出産を早めるために「人為的誘導分娩」を行ったのではないかとしているが、その目的が「子どもを金日成主席出生100周年の2012年生まれにするため」であれば、その可能性はほとんどない。北朝鮮が指導者の誕生日を諸都合により書き換えるのは、常である。したがって、金正恩さんの子供の誕生日を「100周年」に合わせたいのであれば、後で適当な日にちを付けて発表すればよいだけである。

    私は、子供の誕生について比較的早く報道するのかと思っていたが、思えば、金正恩さんの誕生日が公開されていないばかりか、彼の母についても公開されていない。父と祖母を飛ばして孫を公開するというのも無理があるのかもしれない。父の誕生日は問題ないにしても、祖母をどうするのかが問題である。過去記事にも書いたように「総連芸術団公演」を長時間放送したのも、その準備作業の可能性はある。

    『朝鮮日報(日本語版)』、「金正恩第1書記夫人に「人為的誘導分娩」説」、
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130218-00000834-chosun-kr

    「暖かい私たちの家」も第2部まで見てストップしてしまっている。続きを見たいのだが、雑用に振り回されており、なかなか「共和国の懐」でのんびりと過ごすことができない。

    「偉大な金日成同志と金正日同志の銅像に中国大使館関係者が花束を贈呈」 (2013年2月17日 「労働新聞」)

    光明星節に中国がどのような反応をするのかについて注目をしていたが、在北朝鮮中国大使館の特命大使は金日成・金正恩像に例年通り花束を捧げて、参拝をしたようだ。さすがに、それまでやめてしまったら、中朝関係は断絶に近い状態になるからであろう。しかし、昨夜の「20時報道」では、このニュースは一番最後に報じられていた。

    では、2013年から遡って「労働新聞」の報道を見ていくことにする。2013年の報道では「(中国大使館の関係者は)、祖国の富強繁栄と人民の幸福のために一生を捧げ、世界自主化偉業遂行に不滅の貢献をされた絶世の偉人たちに対する限りない敬慕の情を込め、金日成同志と金正恩同志の銅像に花輪を贈呈し、挨拶を捧げた」と銅像に花束を捧げる際に使われる枕詞を述べた後で、「花輪のリボンには『金正日同志を深く追憶する』という文字が書かれていた」としている。つまり、枕詞の部分は北朝鮮が付けた説明であり、中国側は「金正恩さんのことは忘れませんよ」という程度の意思表示であり、彼の偉業などについては一切触れていない。

    『労働新聞』、「위대한 김 일 성동지와 김 정 일동지의 동상에 중국대사관 성원들 꽃바구니 진정」、
    http://www.rodong.rep.kp/InterKo/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2013-02-17-0021&chAction=D

    ところが、2012年の「労働新聞」報道では、「(中国大使館関係者は)、中朝親善の強化発展と人類自主偉業遂行に不滅の貢献をなさった偉大な領導者金正日同志に対する限りない敬慕の情を」と「中朝親善」という言葉を使っている。昨年の「20時報道」を確認すれば、花輪のリボンに何と書かれていたのか分かるだろうが、その作業はまだやっていない。

    『労働新聞』、「위대한 령도자 김 정 일동지의 태양상을 찾아 중화인민공화국대사관 성원들,청진주재 중화인민공화국과 로씨야련방 총령사관 성원들,각지 화교들 경모의 정 표시」、
    http://www.rodong.rep.kp/InterKo/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2012-02-17-0042&chAction=D

    さらに遡って2011年、金正日さん在命中には、胡錦濤さんに親書を送っている。この親書は北京の在中北朝鮮大使館特命大使が祝宴の席で胡錦濤さんに手渡したようで、親書では「偉大な領導者金正日同志が自身の暖かい祝意を」伝えたとしている。これに対して胡錦濤さんは金正日さんが育てた「伝統的中朝親善は、新しい世紀に入っても変化することなく強化発展しいる」と評価し、金正日さんが2011年に2回訪中をしたことについて「重要な問題で幅広い見解の一致を見た」としている。

    また、「2国間の経済貿易関係が発展し、往来と諸分野での交流と協力が活発になっており、重大な国際問題(複数)で意思疎通が強化されている」とし、「重大な国際問題(複数)」という表現を使いながらは核・ミサイルの問題も含む国際関係について何らかの共通認識が形成されていたことを示している。

    そして最後で「(中国は)、戦略的意思疎通を強化して伝統的な中朝親善協力関係をたゆまず強化発展させることで、地域の平和と安定を守り共同の発展を追求する」としめている。

    『労働新聞』、「우리 나라 특명전권대사 중국국가주석에게 신임장 봉정」、
    http://www.rodong.rep.kp/InterKo/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2011-02-17-0029&chAction=D

    ロシアに至っては、さらに露骨に北朝鮮の核実験に対する不快感を表明している。2011年と2012年にはロシア大統領が金正日誕生日に際して祝電を送っているが、今年は送っていない。また、昨年は、平壌以外の地方都市でもロシアの貿易関係者などが、銅像に花束を捧げるなどしているが、今年はそうした報道は全くない。

    米国は核・ミサイルで「北朝鮮はいっそう孤立する」という表現をしばしば使うが、今回は、どうやらその事態が相当に進行しているようである。

    『<録画実況>光明星節慶祝 在日朝鮮人芸術団音楽舞踊総合公演『太陽の祝福の中で輝く総連』」 (2013年2月16日 「朝鮮中央TV」)」

    「朝鮮中央TV」が総連芸術団の公演の全編を放送した。拙ブログの記事を振り返ってみたら、昨年も総連芸術団(その実態は、金剛山歌劇団)が慶祝公演を行っている。しかし、「20時報道」の中で紹介されただけで、別枠の番組を組んでの放送はしていない。その関係で、最近気がついたのであるが、韓国統一部に北朝鮮のテレビスケジュールを過去まで振り返って調べられるページがある。このページ、非常に良くできていて放送された番組が再放送かどうか、しかもそれが以前いつ放送されたのかについても書いてある。以前、放送スケジュールが分かる別のサイトを教えて頂いたことがあるが、運営主体からすれば統一部HPの方が信憑性は高い。韓国の北朝鮮情報というと、私の中では80年代のイメージがあり、まともに公開しないばかりか、恣意的に悪いことばかり出してくる、さらにはねつ造するので見ても仕方がないという、現時点では明らかに「間違った」印象があり、統一部などのページをほとんど参照してこなかったが、見れば驚くほど北朝鮮情報が相当に客観的に公開されている。韓国も変わったものだと今更ながら驚いたのであるが、これからはこちらも活用していけば、無駄な手間を省いた上で正確な情報を入手できそうだ。

    北韓情報センターHP、http://unibook.unikorea.go.kr/MA/

    さて、総連芸術団の公演に話を戻そう。公演は約1時間半と長いので、飛ばして見た。いずれ、時間があるときにゆっくりと見ることにするが、その中で気がついたことをいくつか記しておく。人員構成や使える楽器などの制約があるにしても、総連芸術団の公演はモランボン楽団に比べたら格段落ちる。音楽的センスがない私の感覚をより正確に表すのであれば、「ダサイ」。朝鮮人民もそう思って見ているのではないだろうか。総連芸術団も民族楽器などをたくさん使い、「朝鮮民族」を強く打ち出そうとしている演出とも関係あろうが、もう少し何とかならないのだろうか。

    しかし、その中で北朝鮮にはないであろうピアノを弾きながら歌う曲は光っていた。字幕で出た曲種は直訳すると「歌縛り」と書かれているが、「歌縛り」が北朝鮮にもあるのだろうか。思えば、「歌縛り」は過去に「メドレー」の意味で使われたいたような気もするが、あれは「曲縛り」だったかもしれない。
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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2013-02-16-26.flv

    歌っている曲は、学校の歌で、人民が心置きなく無料で教育できるというような内容である(この歌も飛ばして聞いたので詳細不明)。しかし、背景には総連系の学校と思われる写真が映し出されているので、総連の学校を歌ったmade in Japanの歌なのかもしれない。
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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2013-02-16-26.flv

    この曲に続いて歌われたのが「フィッパラム(口笛)」である。この歌、久しぶりに聞いた。90年代に作られた歌だと思うが、北朝鮮の歌としては思想性が薄く、総連でも評判なのかもしれない。
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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2013-02-16-26.flv

    日本人民がけちを付けても仕方がないのだが、もし色々と北朝鮮式にこだわるのであれば、女性が曲が終わった後でする礼である腰を90度曲げ、手をヒラヒラと動かすやり方をもう少し学習した方が良いと思う。腰を曲げる角度が浅いばかりか、手のヒロヒラがぎこちない。

    ロケット発射のテーマソングである、「タンスメ(一気に)」も曲目にしっかりと入っていた。しかし、「人民俳優」の男性歌手が歌っており、こちらもモランボン楽団の演奏の方が格段と上手いし、「タンスメ」の雰囲気が出ている。何よりも、モランボン楽団では女性歌手が甲高い声で「タンスメ」といっているのに対し、こちらは「人民俳優」の男性歌手であるので、あまり「タンスメ」の気分にもならない。
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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2013-02-16-26.flv

    新しいところでは、金正恩さんを称賛する「人民が愛する我が領導者」も入っていた。例によって、金正恩さんのスライドが映し出され、観衆が拍手をするパターン化と思ったが、スライドは使用されなかった。
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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2013-02-16-26.flv

    全曲公演後、会場は拍手喝采であったが、「在日のわりには頑張った」という拍手なのか、「本当に素晴らしかった」という拍手なのかは分からない。上でモランボン楽団と比べたが、2000万人から選ばれ、「国家の配慮」で特別な音楽教育を受けた奏者と、20万人かそれ以下から選ばれ、「厳しい資本主義競争社会の中で」音楽教育を受けた奏者ではその差が出ても仕方ないであろう。しかも、モランボン楽団の方は、「現実=歌・演奏」であるのに対して、総連芸術団の方は「非現実=歌・演奏」と「心から」という点で大きな違いがある。

    では、昨年放映しなかった総連芸術団公演を今年放映した意図は何であろうか。たびたび、「金正日花」の裏話のような非常に興味深いコメントを頂いているが、何か日本との関係で意図があるのかもしれないが、対政府ではなく、親北朝鮮系の組織や団体なのかもしれない。もう一つは、金正恩さんの実母公開に向けての準備作業という可能性もあるが、いずれもよく分からない。「北はよく分からない国」というuriminzokkiriの番組を過去記事で紹介したが、最近、とみによく分からなくなってきている。

    「米国務省定例記者会見」:北朝鮮テロ支援国際指定について (2013年2月15日 「U.S. Department of State」)

    安倍首相が北朝鮮をテロ支援国に再指定することを米国に求めるとしたことについて、米国務省定例記者会見で問答があった。実は、安倍さんが「北朝鮮をテロ支援国家に再指定を」と言い出したとき、北朝鮮を懲らしめるための思いつきの手段を片っ端から言っているのではないかと思った。もしかすると子ブッシュが言った「悪の枢軸」と「テロ支援国家」を混同しているのではないかと思ったほどである。そもそもロケット発射や核実験をしたこととテロ支援国家は直接的な関係はない。もし、北朝鮮がテロ支援国家であるならば、ロケット発射や核実験をしなくてもテロ支援国家である。現在、米国が指定しているテロ支援国家は、キューバ、イラン、スーダン、シリアであるが、指定理由を見れば、核・ミサイルとは関係ない。北朝鮮がテロ支援国家で「あった」のも、核・ミサイルとは関係なく1987年に大韓航空機爆破事件を引き起こしたからである。米国務省もこの事件を引き起こしてからは「北朝鮮がテロ支援をしているということは知られていない」としている。北朝鮮がテロ支援国家から除外されたのは、2008年10月で、指定除外からなぜ20年もかかったのかという点についてはよく分からない。国務省が説明するテロ支援国家からの除外理由は、「過去6ヶ月間テロ支援をしていない」ということと「北朝鮮が将来的にテロを支援しないという確証が得られた」ということだけである。

    U.S. Department of State, "Country Reports on Terrorism",
    http://www.state.gov/j/ct/rls/crt/2011/

    以上を前提に安倍さんの要求に米国務省がどのように応じているかを紹介していく。ヌーランド報道官は、「安倍首相とはそのことについて話し合うだろうと」とした上で、テロ支援国家がどのようにして指定されているのかについて説明している。形式的には記者に説明しているが、実のところ米国の法律をあまりよく調べもせずに思いつきでものを言っている安倍さんに説明しているようにも思われる。同報道官は「一般的に」と前置きした上で、「米国の法律では、ある国をテロ支援国家に指定するためには、国務長官がその国の政府が繰り返し国際テロを支援してきたと認定しなければならない。こうした認定は、問題となる国の記録を注意深く検討した上で行われる。そして、我々は通常的に北朝鮮を支援国に再指定するのかどうかについて、同国の情報を検討している」と述べた。つまり、「あいつは悪い子だから指定してくれ」というたぐいの要請だけでは指定はできないということである。法治国家である米国としては当然のことであろう。

    記者は、Ros-Lehtinen下院議員などが「2013年対北朝鮮制裁と外交的不承認法 (North Korea Sanctions and Diplomatic Nonrecognition Act of 2013)」の制定を目指していることについて質問しているが、ヌーランド報道官は「ドラフトの段階の法案についてはコメントできない」としている。

    Ileana Ros-Lehtinen HP, http://ros-lehtinen.house.gov/press-release/north-korea%E2%80%99s-latest-nuclear-test-reaffirms-regime%E2%80%99s-reckless-actions-and-threats-us

    同報道官は、米国単独での制裁の可能性、特に金融制裁について尋ねられ、「米国単独の制裁も検討している」とし、金融制裁については、「北朝鮮に対して米国の(経済)制裁は効いているが、北朝鮮の大きな隣国(複数、中国とロシアを指すものと思われる)が協力すれば、その効果はより大きくなる」と答え、特に中国に制裁の実効が出るような対応を求めている。これは、安保理を舞台に、事実上米中二国間で行われている北朝鮮に対する制裁協議に対する米国務省からのメッセージでもあろう。

    その後、国務省は北朝鮮をテロ支援国に再指定することについて特段の検討を行っているのかとか、どのように検討が行われているかなどという質問が出されたが、同報道官は「前歴がある国についてはよく検討している」としただけで、具体的な言及は避けた。

    U.S. Department of States, "Daily Press Briefing",
    http://www.state.gov/r/pa/prs/dpb/2013/02/204837.htm#NORTHKOREA

    北朝鮮は「第4次、第5次の核実験」をする可能性を臭わせているが、これは米中に対する威嚇(米中では威嚇の中身は違っているが)であるのと同時に、やはり「多種化」をいいたいのではないかと思う。つまり、プルトニウムについては限界があったが、ウラニウムはいくらでもあるのだからやる気になれば、何回でも核実験ができるということをいいたいのではないだろうか。

    『サーチナ』、「北朝鮮が年内に再び核実験の実施を中国に通告か」
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130216-00000009-scn-cn

    上の記事には「多くの人は、北朝鮮がこの時期に核実験を強行した理由を疑問視している」と書かれている。実は、私も「多くの人」の1人で、北朝鮮が核実験を実施する直前に投稿した記事でも大外れをやらかしている。みっともないので、あの記事は削除してしまってもよいのだが、やはりあの時点でああいう考え方をするのは、一理あると思うのでそのまま残してある。「米国を引き出すため」と最近のマスコミ記事にはよく書かれているが、それは間違いでないにしても、引き出すための方法が間違っている。上にも「米中に対する威嚇」と書いたが、もしかすると、北朝鮮は1992年の悪夢を再び見ているのではないだろうか。周知のとおり、1992年は中韓国交樹立の年である。それ以前からある程度の準備があったにせよ、北朝鮮はこれを契機に核開発に邁進した。今回、北朝鮮が激怒し始めたのは、安保理決議2087が出されてからである。あの決議で、北朝鮮は中国が米国の側に付き、しかも北朝鮮問題で韓国との協調関係を強めているという状況に92年の悪夢を投影しているような気もする。そして、第2次戦争勃発直前まで情勢が緊迫したの94年の危機を再現し、その時と同じように自国に有利な結果に結びつけようとしているのかもしれない。とても危険な賭であることは間違いない。

    それとの関連で、韓国政府が風船飛ばしを止めることができなかったのは、とても危険なことであると思う。韓国では批判もあるが、ヨンピョン島砲撃事件の際、韓国政府が過剰反撃に出なかったのは英断だと思う。過去記事にも書いたように、李明博さんは振り返って「軍がいうことを聞かなかった」というようなことをいっているが、それが李明博さんの判断だったのか軍の判断だったのかはさておき、戦争の拡大を防いだのは間違いない。ただし、北朝鮮が風船飛ばしに反発して、何か攻撃を仕掛けたとき、あのときと同じような自制が聞くのかは大いに疑問である。この状況下では、小さな衝突が、急速に拡大する可能性は十分にある。

    北朝鮮が勇ましいことをいうのは昨日今日始まったことではない。しかし、日本や韓国は、是非この状況に冷静に対応して欲しい。思いつきや、勇ましいことをいって国民の人気取りをするのではなく、危機を回避することに全力を傾注して欲しいものである。「危機に対処」と政府はいうが、「対処」では遅すぎるし、「対処」はどちらかといと米国の役割である。日本がやるべきことは「回避」させることである。

    投稿後に思い出したのだが、「金正日同志の誕生71周年慶祝中央報告大会」で張成沢さんが実につまらなそうな顔をしていた。これまで、彼は金正恩演説の最中、拍手をする態度が悪いとかいろいろと韓国のマスコミを中心にいわれてきたが、「金正日同志の誕生71周年慶祝中央報告大会」には金正恩さんこそ主席していないが、何かおもしろくなさそうな顔をしているのがとても印象的だった。

    金永南演説をつまらなそうな顔で聞いている張成沢(軍人に挟まれて座っている)
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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2013-02-15-14-y.flv

    「核実験非難ビラ飛ばす=韓国」 (2013年2月16日 「時事通信」)

    「時事通信」は、韓国の「聯合通信」を引用しながら「韓国の脱北者団体は16日、南北軍事境界線に近い北西部・坡州市の臨津閣から北朝鮮に向けて、12日の核実験強行を非難するビラを大型風船で飛ばした」と伝えた。

    杞憂であればよいのだが、北朝鮮の核実験以降の言行を見ていると、この風船飛ばしはかなり危険な気がする。というのは、北朝鮮が何らかの形で韓国を攻撃する可能性があるからである。特に、光明星節に合わせて風船を飛ばすことは、金正日さんの「尊厳」を犯したと激怒する可能性がある。

    『時事通信』、「核実験非難ビラ飛ばす=韓国」
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130216-00000052-jijp-int.view-000

    「20時報道」:第3次核実験による地震の揺れ再現 (2013年2月14日 「朝鮮中央TV」)

    この日の「20時報道」は、「金正日花展示会」など光明星節関連の報道、経済関連の報道、核実験関連の報道、スポーツ報道などで構成されている。

    経済関連の報道の中でコンドク鉱業連合企業所のクムコル鉱山で第1四半期の計画を超過達成したというニュースを伝えている。経済ニュースなのであるが、「第三次地下核実験に再び成功したという激動的なニュースを聞き、宿敵米帝に対する滅敵の意思で鉱物生産を継続的に拡大している」というアナウンスとともに流れる動画が実におもしろい。私は、北朝鮮のニュースを通常そうとうシリアスに見ているが、こればかりは笑ってしまった。というのは、「第三次核実験成功」にあわせて、下の静止画の画像を揺らしているからである。つまり、核実験による「地震」を再現しているわけであるが、この芸の細かさは絶品である。

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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/php_tmp/download.php?ptype=movie2&no=13570

    スポーツ報道では、「貿易省体育団」がレスリング女子選手の強化練習をしているニュースを伝えている。レスリングは、北朝鮮も得意とする種目であるが、2020年夏のオリンピック種目から除外される可能性がある。これ、前回のオリンピックでレスリング種目で複数の金メダルを獲得した日本にとっても問題であるが、スポーツの話なので、北朝鮮と共にIOCに訴えていくことはできないのだろうか。過去記事に、アントニオ猪木さんと日本レスリング協会副会長の松浪健四郎さんが北朝鮮を訪問し、国家体育指導委員会委員長の張成沢さんと会談をしたということを書いたが、松浪さんらのルートで何か協力ができそうな気がする。

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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/php_tmp/download.php?ptype=movie2&no=13570

    「20時報道」:総連代表団訪朝、金正日花の由来、米国追随勢力と万景峰92号 (2013年2月13日 「朝鮮中央TV」)

    昨夜の「20時報道」では、光明星節(金正日の誕生日)関連のニュースと核実験成功に関するニュースが中心となっていた。

    光明星節関連のニュースでは、中国で「在中朝鮮人総連合会遼寧地区協会」が4日、瀋陽で慶祝行事を開催したというニュースがあった。参加者を見ると、総じて中高年齢者が多く、若者の出席は少ない。
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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2013-02-13-14.flv

    北朝鮮の報道機関にも、中国に関する報道が徐々に戻ってきた。これが、安保理決議で悪化した中朝関係の改善の兆しとは見られないが、北朝鮮としてはアフリカだの南米の形式的な友好団体ではなく、実質的な交流を行っている団体は中国にしかないので、ニュースにせざるを得ないということであろう。例えば、2月13日には、「朝鮮中央通信」が「光明星節慶祝親善連合集会中国で開催」というニュースを伝えている。もう「親善」なのかと思いきや、これは例の「チンダルレ児童基金」関連の集会で、中朝共同主催という形式ではあるが、北朝鮮側からは在中北朝鮮大使館の特命大使などが出席したものの、中国側からは「中国公共外交文化交流センターの執行会長」しか出席していない。

    日本からは朝鮮総連の代表団や学生少年芸術団が光明星節関連行事に出席するために訪朝している。総連中央常任委員会副議長のベ・ジングさんは、13日の万景台訪問時に行われた「朝鮮中央テレビ」とのインタビューで「私たちは、偉大な金日成大元帥様と偉大な金正日将軍様が領導して下さった総連を・・・愛国組織として発展させていく」と述べているが、ロケット発射や核実験については触れていない。
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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2013-02-13-14.flv

    しかし、「朝鮮中央通信」が伝える「在日朝鮮学生少年芸術団のためにの宴会」という記事では、「演説者たち(人名不詳)」は、「第3次地下核実験成功に関するニュースを聞いて、無比の胆力と信念を持っておられる敬愛する元帥様がおいでになり、祖国は誰も触れることができないという確信を持ったと彼らは強調した」と伝えている。今まで確認を怠っていたが、朝鮮総連はロケット発射や核実験についてどのような姿勢を表明しているのであろうか。ロケット発射はある程度議論の余地はあるにせよ、核実験については議論の余地はないはずである。これについても、無条件北朝鮮の主張に同調しているのであろうか。「愛国組織として発展させたい」のであれば、本当に祖国にとって良い方向と思うことを積極的に発言したらよいと思う。少なくとも日本国内での話だが。

    順番が前後してしまったが、2月13日は「不滅の花『金正日花』が世の中に姿を現してから、25周年になる日」である。昨年もこの時期にこの種の報道はあったかもしれないが、記事としては取り上げなかったような気がする。しかし今年は、「金正日花」にまつわる映画も紹介したので、「20時報道」の報道を紹介しておくことにする。報道では、映画には出てこなかった話も出てくる。

    朝鮮金日成花・金正日花委員会講師の金リョウォンさんが、「金正日花」にまつわるストーリーを紹介している。
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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2013-02-13-14.flv

    金さんの話によると、やはり「金正日花」は過去記事にも書いた加茂さんが改良した花で、加茂さんが金正日さんを知るきっかけとなったのは、加茂さんが通っていた立教大学教授井上周八さんが書いた『現代朝鮮と金正日秘書』という本を読んだからということである。映画に出てきた「哲学者」のモデルは、どうやら井上周八さんのようだ。続けて金さんは、加茂さんが北朝鮮を何回も訪問し中央植物園の温室を訪れ、そこにあった「金日成花」を見て「金日成花があるのなら、金正日花もあるのか」と尋ねたそうである。そのような花はまだないという話を聞き、加茂さんは「金正日花」の育成を決めたと説明している。

    展示されている加茂さんの写真。「金正日花を育てる日本の園芸学者加茂元照」と書かれている。
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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2013-02-13-14.flv

    「金正日花は、著名な植物学者であり園芸家である加茂元照が、主体77(1988)2月13日、20年余りの精力的な探求と苦労の末、新たに育成した花に偉大な領導者金正日同志のお名前をいだたき、献上した不滅の花である。」と書かれている。
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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2013-02-13-14.flv

    「加茂元照が新たに育成した金正日花を贈呈するに際して偉大な領導者金正日同志に差し上げた手紙」と書かれている。
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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2013-02-13-14.flv

    北朝鮮は、指導者に関する史実を色々とねつ造するとよくいわれるが、この「金正日花」のストーリーはどうなのだろうか。

    「20時報道」の後半部分のほとんどは、核実験成功を喜び、核の威力で「米帝」を叩きつぶすと話す朝鮮人民とのインタビューである。その中で興味深いのは、元山市の埠頭に係留されている万景峰92号が2回映し出されていることである。初めは動画で「ちらっと」であったが、その後で数秒間静止画を使いながら写真を見せている。初めの部分では、インタビューを受ける朝鮮人民が「米国の追従勢力が誤った行動を取れば、軍事的打撃と物理的打撃が続くであろう」と話している。万景峰92号は「追従勢力」が入港を禁止した事例の象徴ということであろう。
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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2013-02-13-14.flv
    プロフィール

    川口智彦

    Author:川口智彦
    「朝鮮中央TV」ワッチャー

    ブログの基本用語:
    「元帥様」=金正恩朝鮮労働党委員長(上の絵の人物)、2016年12月20日から「最高領導者同志」とも呼ばれる
    「首領様」=金日成主席
    「将軍様」=金正日総書記
    「副部長同志」=金ヨジョン(「元帥様」の妹)
    「白頭の血統」=金一族
    「大元帥様達」=「首領様」と「将軍様」

    우 그림은 충정 담아 아이가 그린 경애하는 김정은원수님이십니다.

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