「金正恩 セポ地区畜産基地建設を完結し、畜産業発展で新たな転換をもたらそう 党・国家経済機関責任幹部とした談話 2015年1月28日」 (2015年1月30日 「労働新聞」)

    金正恩の新たな「労作」が発表された。この「労作」では、「セポ地区」と言ってはいるものの、北朝鮮全体の畜産業の現状とその発展方向について述べおり、いくつか興味深い点がある。

    『労働新聞』、「김정은 세포지구 축산기지건설을 다그치며 축산업발전에서 새로운 전환을 일으키자 당,국가경제기관 책임일군들과 한 담화」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2015-01-30-0001&chAction=L

    「労作」は、「今日、我々の前にある重要な課業は、人民生活を速く高めることです」という一文で始まる。そして、人民の日々の苦労を労いながら「生活上、困難を経験しながらも、我が党だけを固く信じて従い、偉大な首領様たちに純潔な道徳義理を尽くしているこのように良い我々人民に余裕のある生活をさせることができないでいることを考えると、眠ることができません」と続けている。お父さんもお爺さんも人民のために「何夜も徹夜をした」ということになっているので、「元帥様」も「眠ることができない」のは分かるが、やはり「人民生活の向上」が彼にとって重要な問題であることは伝わってくる。これは、「新年の辞」を取り上げながら「私は、今年の新年の辞で農産、畜産、水産を3大軸とし、人民の食の問題を解決することについての課業を提示しました」と2015年の重要な「課業」であるということを繰り返し強調していることからも分かる。

    「セポ台地開墾」は、お爺さん・お父さんの代からの構想であったと先代の遺訓を示しつつも、「我が国で数万町歩の牧草地を造成し、大規模畜産基地を建設するのは今回が初めてです」と「セポ台地開墾」を金正恩時代の業績としている。この辺り、遺訓貫徹と業績を上手く結びつけている。同時に「党の呼びかけに応じて、セポ地区に駆けつけた人民軍軍人と突撃隊員」の功績を評価し、「闘争目標を速く終えるようにしなければなりません」と継続的な努力を求めることも忘れていない。

    「セポ地区開墾」における課題として、「セポ地区の土地は、全般的に腐葉土の含量が少なく、酸性化して」いるので、「土地改良をどのようにするのかにセポチ地区畜産業の運命がかかっている」と述べ、この問題に対処するためには「土壌分析を具体的に行った結果に基づき、消石灰、焼き灰をまき、堆肥のような有機質肥料をたくさん使って土壌の栄養物質含量を決定的に増やさなければなりません」と指示している。やはり、化学肥料の生産が北朝鮮農業の一つのネックとなっているようだ。

    こうした問題を解決する方法として、「私が当該幹部に『牧草地造成と牧場』という図書を贈ってやったのだが、外国のよい牧草地造成経験を我々の実状に合うように受け入れなければなりません」と「自力更生」だけではなく、外国の「経験」も積極的に活用することを求めている。『牧草地造成と牧場』というのは外国の図書なのだろうが、「元帥様」の頭の中には幼少期を過ごしたスイスの牧草地のイメージがあるのかもしれない。

    この他に「セポ地区」については、「畜産基地」完成後、飼育する家畜についての問題についても触れ、「セポ地区畜産基地建設に党中央委員会、内閣、中央機関が全て関心を差し向け、力を入れなければなりません」と結んでいる。

    この「労作」のポイントは、話が「セポ地区畜産基地」だけで終わらず、「セポ地区蓄銭基地建設を終えるのと共に、国の全般的畜産業を画期的に発展させなければなりません」と北朝鮮全体の畜産業に及んでいる点である。

    まず、北朝鮮の畜産業の現状について「畜産基地で生産を正常化すれば、多くの肉と卵を生産して人民に供給することができます。しかし、幹部が畜産基地を作ることだけで仕事を終え、正常運営対策をきちんと立てず、停滞している単位が少なくありません」と「(農場)幹部」を批判している。

    こうした問題を打開するために「既に作られた畜産基地で生産を正常化することは、単純な経済実務的事業ではなく、偉大な将軍様の領導業績固守して輝かせるための重要な政治的事業です」と思想的側面を一応強調しつつ、「私が以前、大同江果樹総合農場を現地指導しながら、果樹農場間で生産競争をしなさいと言ったのだが、畜産部門の領導業績単位でも社会主義競争の熱風を巻き起こし、畜産物生産で飛躍をもたらすようにしなければなりません」と「社会主義競争」と断りつつも「競争」原理導入を示唆している。

    これで終わりかと思いきや、「協同農場の共同畜産と農村世帯の個人畜産を発展させなければなりません」とさらに経済改革的な内容が続く。北朝鮮の「農場」を背景とした映画やドラマを見ていても「個人畜産」らしきシーンは出てこない。農耕用の牛を引いている様子は時々出るが、その牛がどこに属しているのかは分からない。農村の家で飼っている動物といえば犬がほとんどで、時々鶏が出てくるぐらいである。

    しかし、「国家の畜産物生産で協同農場の共同畜産と農村世帯の個人畜産が占める割合が少なくありません」と述べ、「個人畜産」が北朝鮮でも増えている現状を認めている。ここで、「共同畜産」という用語が用いられているが、どうやら農場単位で自律的に、恐らくは処分権を有した形で行われている社会主義計画経済外の畜産のことを言っているようである。それを示すかのように「労作」では、「協同農場の共同畜産と農村世帯の個人畜産を発展させることは、国家的な大きな投資なくして畜産物生産を増やすことができる重要は方途となります」と述べている。畜産は、裏庭で野菜を育てるのとは異なり、「投資」が必要となる。これを「国家的な大きな投資」に依存することなく個人あるいは共同「投資」で行うことが「重要な方途」と言っている。それだけではなく、「農村世帯で豚やヤギ、ウサギ、鶏を初めとした家畜をたくさん育て、収入を増やして生活をより潤沢にしなければなりません」とも延べ、換金性の高い畜産物を個人が販売することで収入を得ることを奨励しているようにも読み取れることを言っている。こうした点は、今後の改革との関連で注目しておく必要がある。

    一方、カロリーベースでの食料供給が危うい北朝鮮では、カロリー効率の悪い畜産業を発展させることへの難関もあるようだ。「労作」ではこのことを「餌問題を解決することは、畜産業発展の決定的な保証です」という一文で始まる段落の中に書いている。

    北朝鮮において畜産業がある程度発展した時期はあったようで、「労作」は「過去、一定期間活性化していた畜産業が停滞するようになったのも餌問題を解決できなかったことと関連しています」と述べている。やはり、「苦難の行軍」以降、カロリーベースでの食料事情が悪化し、カロリー効率の悪い畜産業に食料を回すことができなくなったということなのであろう。

    「労作」では食料事情が悪化する前の「首領様」の「教示」を取り上げながら、「家畜の餌問題を解決するための方途は、牧草と肉を取り替えることに関する党の方針を貫徹することにあります。牧草と肉を取り替えるということは、偉大な首領様が既に1950年代に出された命題です。首領様のこの命題には、我が国の現実的条件に合うように家畜の餌問題を解決できる科学的な方途が明示されており、我が国の畜産業発展の基本方向が明確にされています」と述べているが、その「方途」とは何であろうか。

    さらに読み進むと「我々は、首領様が教えて下さったとおり穀物餌の代わりに牧草を利用して畜産業を発展させなければなりません」と述べている。まさに「セポ台地開拓」がそれに当たるというわけである。しかし、畜産には牧草だけでは十分ではなく、大豆などを原料としたタンパク質餌も必要となるので「将軍様は、機会ある事に畜産と農産の環状循環生産体系を徹底して打ち立て、肉生産量と穀物収穫高を同時に高めることができると教えて下さりました」としているものの、「環状循環生産体系」なるものが何なのかはこの「労作」には詳しく書かれていない。

    また、餌に添加する栄養分については「餌添加剤問題も解決しなければなりません。今、少なからぬ畜産単位で餌添加剤を外国から輸入して利用していますが、そのようなことをしていては畜産基地をしっかりと運営することはできません」、「我が国に餌添加剤を生産する工場がありますが、それらの工場でも原料を(外国から)買って添加剤を生産しています」としている。餌の「添加剤」いったい何なのか、その原料が何なのかについてはきちんと調べていないが、どうやらこれも北朝鮮における畜産業発展のネックとなっているようだ。

    この「労作」では、短期間に実現することが不可能であると認識しているためか、「党創建70周年記念の大祝典まで」といった期限設定はされていない。しかし、「食の質を向上させる問題」がこの「大祝典」までに解決すべき大きな課題である音は間違いない。

    「<TV連続劇>水平線」 (2015年1月16日~26日 「朝鮮中央TV」)

    「朝鮮中央TV」で1月16日からほぼ連続して26日まで「<TV連続劇>水平線」が放送された。番組のクレジットにも韓国統一部の番組情報にもこの「連続劇」がいつ制作されたのかは書かれていないので、制作時期は分からない。映像の雰囲気からすると最近の作品ではないようだが、何とも言えない。

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    Source: KCTV, 2015/01/26放送

    1編が55分ほどのこの「連続劇」は全10部で構成されている。ストリーミングの音声不良で第3部は映像を見ることしかできなかったが、その他は見ることができた。放送期間もずっと気にはなっていたのだが、昨日、丸一日掛けて全編を一気に見た。

    1960年代を時代背景としたストーリーの大きな流れは、朝鮮人民軍上将が金日成の命で「水産相」に転身、停滞した水産部門の改革を行っていくというもので、内容的には金正恩時代の「水産部門躍進」と重なるところがある。しかし、それだけではなく、家庭内の問題、恋愛問題、越南者の息子の生き様、北朝鮮の懲罰、買い物の仕方、「水産相」さえも攻撃対象とする「総話」、日本人の血を引く「南朝鮮」の女性工作員と堕落した労働党幹部の不倫関係、キリスト教にかぶれた「南朝鮮」工作員の親分なども登場してなかなかおもしろい。また、「首領様と一緒に指導されていた光明星」と呼ばれていた金正日の名前が最終回で明らかにされている。

    「上将」の主人公
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    Source: KCTV, 2015/01/16放送

    軍服を脱いで「水産相」となった主人公。「首領様」の命を受けて軍服を脱いでいるので降格という扱いではない。金正恩の命で軍人になったり民間人に戻ったりしている崔龍海も同じ扱いなのであろう。
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    Source: KCTV, 2015/01/17放送

    ストーリーの後半では、金日成の命を受けて「水産相」がオホーツク海に遠洋漁船団を派遣する。これは実話らしく、当時撮影されたという白黒映画がドラマにナレーションと共に挿入されている。

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    Source: KCTV, 2015/01/24放送

    上の写真からも分かるように、派遣された漁船は木造船で、遠洋航海に耐えられるようなものではない。それにもかかわらず、「首領様」の命を貫徹するために海軍軍人(「水産相」の息子も含む)と漁師(元人民軍海軍軍人)を派遣する。派遣理由は「遠洋漁業航路を開拓する」ということなのだが、無理矢理小さな木造船に行かせたので、流氷にぶつかり2隻が沈没してしまう。人命被害はなかったことになっているが、軍人も漁師も命からがらやっと帰港する。魚を捕ることもできず、漁船も失って、何が良いのか分からないのだが、「首領様」は喜び、「水産相」には勲章が授与される。

    北朝鮮の懲罰の実態も垣間見ることができる。上に書いた「越南者の息子」、そして職務執行中にミスをして軍務を解かれた軍人は、半ば自分の意志で「炭鉱」に行く。しかし、ドラマの中で交わされる会話を聞いていると、「炭鉱」は「鍛錬」の場とされているようで、思想的な誤りを犯した者(やその家族)が炭鉱送りにされ、「鍛錬」させられるというシステムがあるようだ。この「越南者の息子」は「技術者」で、溶接作業中に火花の引火事故を引き起こしたことで炭鉱送りとされた。真面目な技術者で、炭鉱送りの最中も技術革新の提案をするが、炭鉱幹部に「君は言われたことだけやっていればよい。鍛錬中の身なんだぞ」と叱られる。叱る「炭鉱幹部」と「技術者」(手前)。

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    Source: KCTV, 2015/01/17放送

    この技術者は、「水産相」により炭鉱から水産事業所の所属となり、漁船の改良研究に着手する。

    不倫関係にある日本人を母に持つ「南朝鮮工作員」女性と労働党中堅幹部。女工作員は間抜けな男性工作員と偽装結婚をしている。間抜けな男性工作員が工作に失敗し、女性工作員の正体もばれ、服毒自殺に失敗して逮捕される(「蜂谷真由美」のように)。一方、好色労働党中堅幹部は女性工作員からもらった毒入りタバコを吸って殺される。南朝鮮工作員の目的は「北朝鮮を豊かにさせないこと」にあるのだが、今一つ何がしたいのかよく分からない。ハニートラップで労働党中堅幹部を抱き込み、「水産相」の事業を妨害しようということのようなのだが。

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    Source: KCTV, 2015/01/26放送

    スパイもののドラマではないので仕方がないのだが、もう少し「工作員」には活躍して欲しかった。

    「太陽民族の万年財宝-国家贈り物館を訪ねて(83)」:北朝鮮のHDTV化の現状、「元帥様が乗ったタンク」 (2015年1月27日 「朝鮮中央TV」)

    「朝鮮中央TV」を見ていると、だんだんと16:9サイズの番組が増えてきた。しかし、放送は依然として4:3でしているようで、「朝鮮中央TV」のロゴは同じ位置にある。新しい素材は16:9で制作し、人民に受信設備が普及したら放送も切り替えようということなのかもしれない。「20時報道」を見ていても、ほとんどは4:3で制作されているが、部分的に16:9になる場合もある。

    2015年1月17日の「20時報道」で報道された「カンナム郡チャンギョ協同農場」の堆肥作り(4:3のカメラで撮影)
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    Source: KCTV, 2015.01.17放送

    続いて報道された「セポ地区畜産基地建設場」に関する報道(16:9のカメラで撮影)
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    Source: KCTV, 2015/01/17放送

    海外で制作された番組は以前から16:9サイズで放送していた。下は「世界各国の動物たち」。「アニマルプラネット」からの引用だろうか。
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    Source: KCTV, 2015/01/25放送

    「太陽民族の万年財宝-国家贈り物館を訪ねて(83)」も新しいものは16:9で制作されている。この「(83」)」は確認できる限りでは最も新しい番組である。この番組では、「国家贈り物館」に保存されている外国の首脳、海外の主体思想研究団体、金日成・金正日・金正恩を尊敬する個人や団体(外国、韓国、北朝鮮)が贈ったプレゼントが陳列されている。番組自体はかなり前から放送されているが、紹介するほどのこともないと思ったのでこれまで扱わなかった。
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    Source: KCTV, 2015/01/27放送

    この番組の中で紹介される「先軍のパルコルム万代に受け継ぎ」というこの彫刻作品は、「2010年8月25日に人民軍隊のとある政治大学が偉大な将軍様に差し上げた贈り物」であるという。
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    Source: KCTV, 2015/01/27放送

    普通に考えれば「先軍節」の贈り物であるが、同年9月に金正恩後継が確定しているので、「パルコルム」の歌詞が刻み込まれているなど、それを意識した作品となっている。また、この作品を紹介するナレーションでは面白いことを言っている。

    「敬愛する元帥様が自らお乗りになったタンクとその後ろについていくタンクを彫刻し、敬愛する元帥様に従い、先軍革命偉業を完成する人民軍将兵たちの鉄石の意志をよく表している」とナレーション。よく見ると先頭のタンクからは「元帥様」の頭らしきものが出ている。
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    Source: KCTV, 2015/01/27放送

    このナレーションを他事をしながら聞いていた時は、「(金正恩)元帥様」がもらった贈り物なのかと思っていた。しかし、贈られた日付「2010年8月25日」は、「元帥様」どころか大将にもなっていない。文脈からは明らかに「(金正日)元帥様」ではなく、「(金正恩)元帥様」のことなのだろうから、戦車に乗る前に、しかも「元帥様」になる2年以上前にこんな作品ができてしまったというのは実に不思議な話だ。連体形の受け係りからは「元帥様が乗ったのと同じ戦車」とも取れるが、だとして、先頭の戦車から出ている頭はいったい誰なのだろうか。非公開で「大将」に昇格する前の金正恩が戦車に乗ったとでもいう話なのだろうか。「元帥様」がタンクに乗った映像は、2012年1月初旬に「朝鮮中央TV」で公開されたのが初めてである((しかも、その時はまだ「元帥称号」はなかった)。

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    Source: KCTV, 2012/01/08

    「敬愛する金正恩同志がカンドン精密機械工場を現地指導された」:金ヨジョン活発に同行、お爺さんと似たポーズで雪の中を歩く「最高司令官同志」、 (2015年1月16日 「労働新聞」)

    過去記事に金ヨジョンの動向を書いて以来、彼女は金正恩の現地指導への同行をしばしば行っている。「副部長」と紹介されてから露出度が高まり、軍指導、民間部門指導両方に同行している。「意味深い年」の「10月大慶事」を前にさらなる肩書きを与えるための準備作業なのかもしれない。金敬姫との差し替えであるならば、「中央政治委員会政治局員」、「党中央委員会書記局書記」、「人民軍大将」あたりだろうか。「副部長」なので、「党中央委員会書記局書記」にはもう就任しているのかもしれない。

    以下、『労働新聞』HPで「革命活動」という項目に分類されている12月~1月の金正恩の「現地指導」等についてみると、

    ・12月2日(新聞掲載日、以下同様):「新年度戦闘政治訓練に進入した朝鮮人民軍第963軍部隊所属砲兵中隊を視察された」、黄炳瑞・朴ジョンチョン同行
    ・12月5日:「呉仲洽7連隊称号を授与された朝鮮人民軍第1313軍部隊を視察された」、黄炳瑞、李ヨンギル、金ヨンチョル同行
    ・12月6日:「5月9日ナマズ工場を現地指導された」、ハン・クァンサン同行
    ・12月8日:「呉仲洽7連隊称号を授与された朝鮮人民軍航空及び反航空軍第458軍部隊を視察された」、黄炳瑞、オ・イルジョン、ハン・グァンサン、李ビョンチョル同行
    ・12月9日:「朝鮮人民軍第2回軍人家族熱誠者大会参加者と共に軍人家族芸術小組総合公演を観覧され、歴史的な演説をされた」、黄炳瑞、ソ・ホンチャン、リョム・チョルソン同行
    ・12月13日:「呉仲洽7連隊称号を授与された朝鮮人民軍第189軍部隊を視察された」、崔龍海、黄炳瑞、李ヨンギル、オ・イルジョン、ハン・グァンサン同行

    本題とは関係ないが、この時に『労働新聞』に掲載された写真は、お爺さんとお父さんが雪が降りしきるどこかの駅のホームを歩いている絵の構図と似ている。お爺さんもポケットに手を入れて歩いている。この絵はしばしば「朝鮮記録映画」などに出てくるので、探して見つかれば、追加掲載することにする。
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    Source: 『労働新聞』、「朝鮮人民軍最高司令官金正恩同志が呉仲洽7連隊称号を授与された朝鮮人民軍第189軍部隊を視察された」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2014-12-13-0001&chAction=L

    ・12月16日:「平壌子供食料品工場を現地指導された」、崔龍海、黄炳瑞、安ジョンス、ハン・グァンサン、李ジェイル、チョ・ヨンウォン同行
    ・12月18日:「我が党と我が人民の偉大な領導者金正恩同志逝去3周年中追悼大会、厳粛に挙行」、金永南、崔龍海、朴奉珠、黄炳瑞、金己男、崔泰福、玄永哲、李ヨンギル、朴道春、ヤン・ヒョンソプ、崔永林、姜锡柱、李ヨンム、オ・グックヨル、ヒョン・チョルへ、金ウォンホン、金養建、金ピョンヘ、クァク・ポンギ、オ・スヨン、崔富一、盧斗哲、趙延俊、テ・ジョンス、金ヨルテ
    以上が最新の序列となるが、金ヨジョンの名前はない
    ・12月18日:「偉大な領導者金正日同志逝去3周年に際し、党と国家、軍隊の高級幹部と共に錦繍山太陽宮殿を訪問された」、金永南、崔龍海、朴奉珠、黄炳瑞、金己男、崔泰福、玄永哲、李ヨンギル、朴道春、ヤン・ヒョンソプ、崔永林、姜锡柱、李ヨンム、オ・グックヨル、ヒョン・チョルへ、金ウォンホン、金養建、金ピョンヘ、クァク・ポンギ、オ・スヨン、崔富一、盧斗哲、趙延俊、テ・ジョンス、金ヨルテ (消してある人は不参加)、李雪主は「と共に」と特別扱いについき、序列は不明。高英姫の扱いが確定できないので、李雪主は序列化できないのかもしれない。金ヨジョンは同行していない。
    ・12月20日:「金正淑平壌紡績工場を現地指導された」、崔龍海、安・ジョンス、ハン・グァンサン、李ジェイル、朴ミョンス同行
    ・12月23日:「平壌機械工場を現地指導された」、崔龍海、アン・ジョンス、李ジェイル同行
    ・12月24日:「朝鮮人民軍指揮メンバーと共に錦繍山太陽宮殿を訪れた」、黄炳瑞、玄永哲、李ヨンギル、金ウォンホン、金正角、ソ・ホンチャン、朴ヨンシク、リョム・チョルソン参加。金正角の名前が久しぶりに登場した。
    ・12月25日:「朝鮮人民軍第2回後方幹部大会参加者と共に記念写真を撮影された」、黄炳瑞、李ヨンギル、金正角、ソ・ホンチャン、朴ヨンシク、リョム・チョルソン、チョ・キョンチョル参加。再び、金正角が入っている。
    ・12月26日:「朝鮮人民軍6月8日農場に新たに建設された野菜温室を現地指導された」、黄炳瑞、玄永哲、朴ヨンシク、ハン・グァクサン、李ジェイル同行。
    ・12月28日:「敬愛する金正恩同志を頂き人民軍隊水産部門の模範的幹部と功労のある後方幹部に対する党及び国家表彰授与式が開催された」、黄炳瑞、玄永哲、ソ・ホンチャン、朴ヨンシク、リョム・チョルソン、チョ・ギョンチョル参加。
    ・12月30日:「朝鮮人民軍第851軍部隊管下女性放射兵区部隊の砲射撃訓練を指導された」、崔龍海、黄炳瑞、玄永哲、金ヨンチョル、吳金哲、金ミョンシク、崔ヨンホ、金ヨンボク、オ・イルジョン、ハン・グァンサン、李ビョンチョル、金ヨジョン同行。1面(『労働新聞』HPページ上の)には金ヨジョンの写真無し。
    ・1月1日:「新年、2015年を迎え、朝鮮人民軍指揮メンバーと共に錦繍山太陽宮殿を訪れた」、黄炳瑞、玄永哲、李ヨンギル、金ウォンホン、ソ・ホンチャン、金チュンサム、朴ヨンシク、リョム・チョルソン、チョ・キョンチョル参加。
    ・1月2日:「平壌育児院、愛育院を訪ね、新年を迎える園児を祝福して下さった」、ハン・グァンサン、李ジェイル、金ヨジョン同行。金ヨジョンがはっきりと分かる写真2枚(基準、同上)。
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    Source: 『労働新聞』、「경애하는 김정은동지께서 평양육아원,애육원을 찾으시고 새해를 맞이하는 원아들을 축복해주시였다」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2015-01-02-0001&chAction=L

    ・1月7日:「朝鮮人民軍前戦軍団第1梯隊歩兵師団直属区部隊の無反動砲の砲撃競技大会を指導された」、黄炳瑞、玄永哲、オ・イルジョン、ハン・グァンサン、李ビョンチョル、金ヨジョン同行。金ヨジョンの写真無し(基準、同上)。
    ・1月10日:「新たに建設された平壌市キノコ工場を現地指導された」、黄炳瑞、ハン・グァンサン、李ジェイル、金ヨジョン同行。金ヨジョンが見える写真2枚掲載(基準、同上)。
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    Source: 『労働新聞』、「경애하는 김정은동지께서 새로 건설한 평양시버섯공장을 현지지도하시였다」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2015-01-10-0001&chAction=L

    ・1月13日:「朝鮮人民軍航空及び反航空軍指揮部を視察された」、黄炳瑞、玄永哲、ハン・グァクサン、李ビョンチョル、金ヨジョン同行。金ヨジョンが見える写真1枚(金正恩と共にトップ)。
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    Source:『労働新聞』、「조선인민군 최고사령관 김정은동지께서 조선인민군 항공 및 반항공군 지휘부를 시찰하시였다」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2015-01-13-0001&chAction=L

    ・1月16日:「カンドン精密機械工場を現地指導された」、黄炳瑞、李ビョンチョル、金ヨジョン、ホン・ヨンチョル同行。金ヨジョンが写る写真1枚(『労働新聞』紙面pdf)
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    Source: 『労働新聞』、「김정은동지께서 강동정밀기계공장을 현지지도하시였다」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_06_01&iPageType=2

    金ヨジョンの動向について同行者を調べていたら、おもしろいことが分かった。オ・イルジョンという名前が度々見られるが、韓国統一部の資料によると、吳振宇の息子で漢字表記は「吳日正」ということらしい。2010年9月に「党中央委員会部長」になり、2014年3月「第13代代議員」になっている。

    同様にハン・グァンサンという人も度々登場する。上と同じ資料によると、2010年1月「党中央委員会第1副部長」、2013年9月「党中央委員会部長」、2014年3月「第13代代議員」となっている。現職は「当財政経理部部長」とされている。

    金ヨジョンをどのように使っていくつもりだろうか。

    <追記>
    ・1月18日:「金カップ体育人総合食料工場を現地指導された」、崔龍海、李イルファン、ファン・ガンサン、金ヨジョン同行

    「カンドン精密機械工場視察」からは、工場労働者などと一緒に写す記念写真に金ヨジョンが入っている。同行のパターンからすると、ファン・ガンサンと共に金ヨジョンに党の経済部門を担当させるということのようだ。

    「カンドン精密機械工場」での記念写真(金正恩から右に5人目)
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    Source: 『労働新聞』、「경애하는 김정은동지께서 강동정밀기계공장을 현지지도하시였다」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2015-01-16-0001&chAction=L

    「金カップ体育人総合食料工場」での記念写真(金正恩から右に4人目)
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    Source: 『労働新聞』、「경애하는 김정은동지께서 금컵체육인종합식료공장을 현지지도하시였다」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2015-01-18-0001&chAction=L

    KCTVストリーム復活 (2015年1月16日)

    KCTVストリームが復活した。現在、古い「朝鮮記録映画」を放送しているが、見た感じではこれまでと変わりない。

    ともかくもよかった。

    <追記>
    放送終了後のテストパターンも変わっている。シングルトーンも出していないようです。明らかに衛星受信設備更新による周波数変更がされたようだ。

    <追記2:1月20日>
    昨日からストリーミングの音声に異常がある。衛星中継自体のも問題なのか、ストリーミングサーバーへの音声ライン接続の問題なのかは不明である。

    韓国メディアが「北朝鮮でHD放送開始」というような報道をしているが、国内向けの放送でもそうなのであろうか。

    「<TVドキュメンタリー>「人参を訪ねて、開城(第1部)」:「朝鮮中央TV」らしからぬ番組、とても斬新、洗練されており西側と遜色ない、高麗人参ビジネスと開城のプロモーションか、ユネスコ世界遺産登録 (2015年1月2日 「朝鮮中央TV」)

    「新年辞」で盛り上がってしまったため、ずっと記事にできなかったが、1月2日と3日の「ゴールデンタイム」に「朝鮮中央TV」が「人参を訪ねて、開城」というドキュメンタリーの1部と2部を連夜で放送した。正月のゴールデンタイムに放送されたこの番組、何となく「朝鮮中央TV」を見ていたのだが、それこそ西側の番組が電波ジャックされて混入してきたように思うほどのできである。

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    Source: KCTV, 2015.01.02放送

    北朝鮮では「主体芸術」の影響なのか、テレビ番組でも「抽象的(イメージ)」な場面をほとんど使わないが、、今回は自然を映し出すような「抽象的」な場面を多用されている。ナレーションは、韓国のドキュメンタリーに近いスタイルで、雲の流れや月の動き(月についてはCGか)を見せるところなど、西側ドキュメンタリーを彷彿される作りになっている。

    朝鮮語なのに字幕を入れたり、ファースト・モーションを使うという手法も、これまであまり見られなかった。また、カメラワークもこれまでのドキュメンタリー番組では使われなかったクレーンカメラを多用し、なめるような動きのある場面がたくさんある(クレーンカメラの影が映りこんでしまっているところが、今一つではあるが)。

    ナレーションでもう一つ驚いたのは、「カメラが初めて『仏岩』の姿を捉えた」と言っている。北朝鮮では、「大元帥様」が「初めて」何かをやり、それに人民が従うというパターンが多いのだが、「大元帥様」もやらなかった(あるいは、指示しなかった)ことを「初めて」やるというのはとても珍しい。

    ユネスコへの文化遺産登録に力を入れ、さらに「元帥様」から文化遺産保護事業に関する「課業」も出されているので、それらと絡めて制作された番組であろう。詳細調べていないが、高麗人参のユネスコ文化遺産登録を考えているのではないかと思う。また、「後援 朝鮮人参貿易会社」ともなっているので、編集して英語字幕を付ければ、高麗人参の宣伝番組にもなりそうでである。同様に、「後援 開城市人民委員会」ともなっているので、既に登録されている開城市内の遺跡に加
    え、さらなる文化遺産登録を考えているのかもしれない。

    過去記事でも話題になった画質であるが、ストリーミングなので16:9の画面サイズを使っているところまでしか確認できないが、ほぼ間違いなくHDであろう。

    また、進行役として登場している女性は「見ない顔」の「放送員」だと思っていたら、番組の終わりで「平壌演劇映画大学学生」とクレジットに出てきた。さらに、取材班(カメラマン)を番組に登場させたり、第2部の最後では開城の老人とカメラマンに腕相撲をやらせてカメラマンが敗れると「やらせではなく真実である」というような、「朝鮮中央TV」らしからぬナレーションまで入れてある。第1部の終わりでは、第2部の一部を見せる「予告編」まで組まれている。

    「少年大将」もいいが、この「ドキュメンタリー」は「元帥様」が激賛するに値する作りである。これについて、「元帥様」はどう思っているのか、そしてどこかで何かを言うのか、注目したい。

    この番組を紹介すべく、字幕を付けていたのだが、1時間近い番組なので、小手先の作業ではとても終わらない。一応、最初の5分ほど字幕を付けたものをYouTubeにアップロードしておいたので、関心のある方はご覧頂きたい。映像を見ているだけでも、上に書いたことを直接感じていただけると思う。

    <TVドキュメンタリー>人参を尋ねて、開城(第1部)、https://www.youtube.com/watch?v=NNM9y7Z2Sg4

    「朝鮮中央TV」のストリーミング (2015年1月13日)

    「朝鮮中央TV」のストリーミングについて記事を書いたところ、多くのコメントを頂戴した。ほとんどのコメントには、個別にお返事を差し上げてあるが、未だにお返事を差し上げたれていないコメントへのお返事も兼ねて記事としておく。

    経過:
    IPでは韓国からのストリーミングと思われるストリーミングは継続するも10日からストリーミングサーバに受信設備で「朝鮮中央TV」の映像が受信できない状況になっている。

    この件に関して、今日昼頃から、それまでこのストリーミングを流していたIPでは、ベトナムの「VTV4」という放送局の番組が流れている。ベトナムのテレビなど初めて見たのでそれはそれでおもしろかったが、やはり言葉が分からないというのはきつい。映像だけでは、1時間ぐらいで飽きてしまう。それにしても、「米帝」と激しく戦った社会主義国でも「ドイモイ」を経たベトナムは北朝鮮とは違う番組スタイルである。

    コメントでも頂いたように、「朝鮮中央TV」がHDの「帯域」に移行しているという情報が韓国メディアで流れた。この種の情報を技術的に適格に解説するNorth Korea Techを見たが、まだ何の記事も掲載されていなかった。「帯域」なるものが何を示しているのか、今一つよく分からなかったので情報を提供していただいた方に問いかけたところ、お返事を頂いた。前記事のコメントを参照されたい。

    現状:
    1.総連系の会社(エルファ?)が流していると思われるustreamのストリーミングKorea-TVでは、私が直接確認した限りでは、20時放送を途中まで流していた。20時頃から金正恩の「録画報道」があり、その後「20時報道」があったが、20時22分頃にストリーミングは切れてしまった。このストリーミングは「17時報道と20時報道」というタイトルでなされているので、その時間帯だけ流しているかもしれない。
    2.uriminzokkiriには12日の放送分までアップロードされている。uriminzokkiriへのアップロード停滞は解消されたようである。youtubeへのアップロードは確認していないが、こちらも再開しているのだと思う。
    3.消息筋によると、日本のメディアはこれまでと変わりなく「朝鮮中央TV」の配信を受けているようである。配信経路についての詳細は分からずも、我らが利用するような「怪しい」ストリーミングではないことは確かである。

    このようなことからすると、「朝鮮中央TV」のダウンリンクの周波数か形式が変更になり、韓国のストリーミング提供者の設備で受信できなくなってしまったのかもしれない。「エルファ」やメディアではこの辺りは容易に対応することができ、「朝鮮中央TV」を平常通りに視聴し続けられているということなのかもしれない。

    私は疑わしいと思っているものの、韓国では衛星からのダウンリンクに韓国当局によるジャミングがかけられているので、ストリーミング提供者は衛星へのアップリンクを受信しているという説があるが、平壌から発射されているはずの指向性の強いアップリンクを受信するのは容易ではないはずだ。ダウンリンクについて、日本で大型パラボラを設置し、海外衛星テレビを受信している方々からの情報があるとありがたいのだが、彼らの趣味は受信すること自体にあり、我らのようにその内容ではないので、拙ブログ訪問は残念ながらあまり期待できない。

    いずれにせよ、早期に「朝鮮中央TV」のストリーミングが復旧することに期待したい。

    <追記>
    実際にアンテナを設置して衛星からの電波を受信している方から貴重な情報を頂いた。詳細は、頂いたコメントを読まれたいが、衛星からのダウンリンクの周波数が変更されたようだ。コメントで教えて頂いた衛星受信情報が記された中国語のurlを見ると、

    2014年12月25日の情報として3684MHzで放送されていた「朝鮮中央TV」が、2015年1月11日の情報として3695MHzに変更されている。コメントにも書かれているように、圧縮方式も「DVB-S2-8PSK MPEG-4」に変更されており、詳細は調べていないが、これがHD放送伝送用の規格なのであろう。ちなみにVTV4は3600MHzで放送されており、SDの圧縮方式のままのようなので、韓国のストリーミング提供者がとりあえず周波数を変更してVTV4を流しているということなのであろう。無料放送の中からベトナムを選ぶところなど、選択としては悪くないが、言葉が分からないのはやはりきつい。

    ebayを見ると、「DVB-S2-8PSK MPEG-4」を受信できるチューナーは100ドル以下で買えるようなので、早く対応して欲しいものである。近所の人ならば、チューナー持参で出向いて差し上げてもよいぐらいなのだが、どこの誰か分からないので何ともならない。

    ASIATVRO.COM, 78.5°E 泰星5号 (Thaicom5 放送リスト)、http://www.asiatvro.com/channelinfo/78.5.htm

    コメントにも書いたが、情報を下さった方には深く感謝をする。

    北朝鮮系webの接続状況 (2014年1月12日)

    北朝鮮系のwebサイトに若干の異変がある。

    1.「朝鮮中央通信」HP
    接続しにくい状況にある。全く接続できないか、そうでなくても反応がとても悪くなっている。DDos攻撃を受けているのではないだろうか。

    2.「労働新聞」HP
    概ね正常。

    3.「uriminzokkiri」HP
    接続は正常なのだが、「朝鮮中央TV」の番組ファイルアップロードが6日以降なされていない。同様に、YouTubeへのuriminzokkiriによるアップロードも停止している。理由は不明ながら、同サイトへの「朝鮮中央TV」番組のアップロードがこれほどの期間なかったことはないはずである。

    4.朝鮮中央TVのストリーミング
    ストリーミングは流れているが、サーバー側のチューナーが衛星からの電波を受信していない。サーバー管理者の受信設備に問題があるのか、北朝鮮側がアップリンクを止めているのかは不明であるが、後者だとすると問題は深刻である。

    いずれにせよ、「朝鮮中央TV」が見られないのは不便である。

    「(馬息嶺スキー場への)バス運行開始」:平壌等からのスキー観光バス運行開始 (2015年1月9日 「朝鮮中央TV」)

    9日、「朝鮮中央TV」の「20時報道」で、馬息嶺スキー場への観光バス運行開始についての報道があった。

    「バス運行開始」
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    Source: KCTV, 2015.01.09放送

    「冬期の観光が始まった馬息嶺スキー場にはたくさんの人々が訪れ楽しい一時を過ごしています」とアナウンス。スノーマシンもあるが、降雪量は十分のように見える。
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    Source: KCTV, 2015.01.09放送

    レンタルスキーだろうか、利用者はヘルメットを着用している。日本のスキー場でもヘルメット着用者が増えたが(この冬、延べ4日間スキー場に行ったが、非着用者がむしろ少数であった)、北朝鮮ではヘルメットがレンタルの標準装備となっているのかもしれない。
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    Source: KCTV, 2015.01.09放送

    スキー学校のように見える。左端がコーチか。準備運動をしている。
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    Source: KCTV, 2015.01.09放送

    馬息嶺ホテルとスノーエスカレーター。初心者用に設置されているのか、リフトまでの移動のために設置されているのかは不明。北朝鮮の場合、ほとんどの人がスキーは初めてということだろうから、簡単に乗ることができるスノーエスカレーターは有効なサービスである。
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    Source: KCTV, 2015.01.09放送

    ゲレンデの様子。相当空いている。1月5日の奥志賀高原スキー場が、ちょうどこんな感じであった。
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    Source: KCTV, 2015.01.09放送

    「馬息嶺スキー場に行く人々の便宜を図るために、8日から平壌と馬息嶺、元山の馬息嶺の間のバス運行が始まりました」とアナウンス。

    平壌駅前の大型電光掲示板前に止まっている馬息嶺スキー場行きのバス
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    Source: KCTV, 2015.01.09放送

    フロントガラスに貼られたステッカー。「馬息嶺、馬息嶺ホテル」と書かれている。
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    Source: KCTV, 2015.01.09放送

    「平壌と馬息嶺、そして元山と馬息嶺間に定期的なスキー観光のための利用できるようになります。平壌高麗ホテルにある私たちの観光案内所に来て、スキー観光に行きたいと初めてのバスに老人から幼い子供に至るまで(乗り)、バスが満席になりました。毎日、馬息嶺観光バスが定期運行を始めます。馬息嶺スキー場を訪れる人にこの観光切符を発給して差し上げます」と話す「案内人」の李ヨンイル。
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    Source: KCTV, 2015.01.09放送

    手に持っているのが「観光切符」であろうか。この切符が誰に、どのように、いくらで「発給」されるのかについては分からない。
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    Source: KCTV, 2015.01.09放送

    「平壌から馬息嶺に行くバスは午前10時、平壌駅前の駐車場から出発します」とアナウンス。下は、出発するバス。
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    Source: KCTV, 2015.01.09放送

    車内でインタビューに答える乗客。「兄弟4人と家族、みんなで乗っています。お爺さんは高齢なのですが、一生に一度は必ず行きたいところということで、一緒に来ました。馬息嶺スキー場にあるものは全てやってみたいです」と話している。後ろから覗いているのがこの女性の子供たちか。バスのシートはビニールで覆われている。
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    Source: KCTV, 2015.01.09放送

    横に座っているおお姉さんと思われる女性は、「スキーはできませんが『snow』(ママ)でも見てくるつもりです」と面白いことを言って、笑っている。
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    Source: KCTV, 2015.01.09放送

    バスは左ハンドルの中国製であろう。運転手は人民服ではなく、スーツを着てネクタイを着用している。報道用なのかもしれないが、そうでなければ、さすがに国際的観光リゾートと行きのバスである。
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    Source: KCTV, 2015.01.09放送

    車内では、先ほどの「案内員」が何か話している。
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    Source: KCTV, 2015.01.09放送

    人民服を着た男性は「胸がどきどきします。想像するだけで、人民愛の足跡を見に行くんだという気持ちで、本当に嬉しいです」と公式的なことを言っている。
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    Source: KCTV, 2015.01.09放送

    元山ルートについては紹介されなかったが、こちらは主として中国人観光客向けなのかもしれない。外国人も平壌市民と共にこのバスで馬息嶺に行くことができるのであれば、是非このスキーツアーに参加してみたいものである。

    2015年 新年政治スローガン:金正恩の「新年の辞」を受けたスローガン (2015年1月6日 「朝鮮中央TV」)

    何日から放送しているのか未確認であるが、6日、「朝鮮中央TV」番組開始直後に、政治スローガンが流れた。過去記事でも紹介したように、その時期に応じたこの種のスローガンは年中流されているが、新年のスローガンは「新年の辞」を受けた内容のものでありおもしろかった。軍事関連のスローガンはほとんどなかったが、思想・経済・教育・文化などを総合的にカバーする興味深い内容である。また、映像に動きのあるCGを組み込むなど、これまでのものよりも進化しているようにも思える。

    日本語訳を付けてYouTubeにアップロードしておいた。https://www.youtube.com/watch?v=rrz2athMdq0

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    Source: KCTV, 2014/01/06放送

    BGMには、「モランボン楽団」の演奏が使われている。

    「<朝鮮記録映画>敬愛する金正恩元帥様が平壌育児院、愛育院を訪問され、新年を迎える園児たちを祝福して下さった」:金正恩、「子供を持ったお父さんは、子供のために全てのことをしてやりたい」:金正恩、子供がいることを公式化「朝鮮記録映画」か?、感動する金正恩はいい人、メモを取る金ヨジョン副部長 (2015年1月3日 「朝鮮中央TV」)

    <追記と修正をした記事>
    「子供を持った父親は、誰も羨ましくしてやりたいという心情を語られた敬愛する元帥様」とナレーション。「父母がない子供たちを世の中に恨むものがない幸福な子供たちにして下さる愛の伝説」とも言っているので、もしかすると孤児の父親という意味なのかもしれない。自分の本当の子供に対する心情を語っているのか、孤児に対する「元帥様」の公式的な心情を語っているのか微妙なところである。

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    Source: KCTV, 2015.01.03放送

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    Source: KCTV, 2015.01.03放送

    『労働新聞』の同現地指導を紹介する記事には「場内は涙の海となり、子供たちを眺められる敬愛する金正恩同志の目頭も熱いもので濡れた」と書かれている。

    『労働新聞』、「경애하는 김정은동지께서 평양육아원,애육원을 찾으시고 새해를 맞이하는 원아들을 축복해주시였다」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2015-01-02-0001&chAction=D

    この「朝鮮記録映画」には、「熱いもので濡れた」というナレーションは出てこないが、「元帥様」に子供たちが「我々は羨むものがない」の歌を歌うのを聞いて、「元帥様」は泣きそうな顔をしている。過去記事でも紹介したハンカチを取り出して涙を拭く直前と同じ顔つきなので、「元帥様」の目は本当に「熱いもので濡れた」のであろう。

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    Source: KCTV, 2015.01.03放送

    『The Inverview』では、前半は金正恩が「偽善者」として登場するようであるが、「偽善者」かどうかはさておき、元帥様がどうやら涙もろいのは事実のようである。『The Interview』の制作者はプロパガンダと現実の違い、あるいは騙されたロッドマンという視点から映画の脚本を作ったのであろうが、過去記事でも書いたように「元帥様」の子供好きは間違いないようである。

    削除した部分に書いたように金正恩の子供についての「公式報道」なのかについては、微妙であるがナレーションを聞いていて、直感的にそう感じたので、朝鮮人民もそう思ったのではないだろうか。

    この辺りの動画もおもしろい。「元帥様」が子供が遊んでいる部屋に入ってきて、床に座り込んでしまった。慌てた「愛育院」関係者と同行した幹部は元帥様に子ども用の椅子かテーブルに座ることを勧めるが、「イリオプソ(大丈夫だ)」とでも言うように手を挙げている。
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    Source: KCTV, 2015.01.03放送

    金ヨジョンが登場するシーンもたくさんある。「元帥様」と談笑する場面がある一方、「中央委員会副部長」としてきちんとメモを取っている場面もある(白いマフラーを持った女性)。
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    Source: KCTV, 2015.01.03放送

    さらに、コメントでも話題になったように、「元帥様」が「育児院・愛育院」の関係者に会釈する場面もたくさん出てくる。コメント返信にも書いたとおり、彼は軽い会釈をこれまでもしばしばしていたが、「新年の辞」とのつながりから言えば、この「朝鮮記録映画」の中での会釈の回数はこれまでよりも多い。「20時報道」などでも「元帥様」の「新年の辞」を聞いた幹部や人民のインタビューを流しているが、会釈については触れないものの、「元帥様」が丁寧に新年の挨拶を自分たちにしてくれたことについては色々と語っている。

    「金正恩同志が新年を迎える平壌育児院、愛育院の園児を祝福して下さった」:金ヨジョン既婚か (2015年1月2日 「労働新聞」)

    2014年との比較はしていないが、金正恩は新年の辞で「私は、革命的信念と愛国の熱情を抱き、祖国の尊厳と隆盛繁栄のために献身的に闘争している人民軍将兵と人民に新年の挨拶を捧げ、全国の家庭に温かな情が満ち、可愛い我々の子供たちに一層明るい未来があることを祝福します」と2015年の「新年の辞」で述べていた。「可愛い我々の子供たち」というフレーズが気になったのだが、1月2日の『労働新聞』に「金正恩同志が新年を迎える平壌育児院、愛育院の子供たちを祝
    福して下さった」という記事が掲載された。

    『労働新聞』、「김정은동지께서 새해를 맞이하는 평양육아원,애육원 원아들을 축복해주시였다」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_06_01&iPageType=2

    <追記>
    2014年の「新年の辞」では、「新年を迎え、全国の全ての家庭にさらに大きな幸福と喜びが溢れ出ることを祝願します」だけ述べており、「子供」という言葉は使っていない。

    KCNA.co.jp, 「김정은제1비서의 신년사」、http://www.kcna.co.jp/calendar/2014/01/01-01/2014-0101-013.html

    ざっと調べたが、2014年は新年に子供関連の施設を訪問していない。何年か前に「万景台革命学院」を正月に訪問したような記憶があるのだが、検索しても出てこないので違うのかもしれない。

    そうだとすると、「可愛い我々の子供たち」は、「平壌育児院、愛育院」訪問を念頭に置いた言葉だったのかもしれない。

    この訪問には、金ヨジョンも同行しており、軍指導に同行した時同様、白いスカーフを巻いている。

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    Source: 『労働新聞』、「김정은동지께서 새해를 맞이하는 평양육아원,애육원 원아들을 축복해주시였다」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_06_01&iPageType=2

    同新聞2面に掲載された写真を見ると、左手の薬指に指輪をしている。結婚指輪だろうか。
    20150102kyjo1.jpg
    Source: 『労働新聞』、、「김정은동지께서 새해를 맞이하는 평양육아원,애육원 원아들을 축복해주시였다」、
    http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_06_01&iPageType=2の写真を筆者がカット

    20150102kyjo2.jpg
    Source: 同上

    過去記事にも書いたが、金ヨジョンの夫は第二の張成沢にならないような人を選んだのであろうか。上の検索もそうだが、張成沢事件の影響で、『労働新聞』HPで前年の日にち指定記事検索ができなくなってしまい不便で仕方がない。張成沢に恨みはないが、これだけは「あなたのせいだ」と言いたい。

    <追記2:1月3日>
    化粧次第でどうにでも変身できるのかもしれないが、目の辺りの雰囲気が以前の写真と随分変わっている。成形をしたと言うことはないと思うが、髪型も合わせて随分、大人じみた。韓国メディアも結婚説を伝えている。崔龍海の息子と結婚したという実にありそうな話が書かれているが、高級幹部の息子と結婚させるのが安全なのかどうか。金正恩の子供が女の子(ロッドマンが語ったように)ということとの関係からも興味深いところである。軍部隊の視察にも「(仮)義理のお父さん」と共に同行したのも、結婚と関連するのであろうか。「(仮)義理のお父さん」の序列は現状、第二位であるが、今後どう動くかも注目される。現役の「白頭の血統」と姻戚関係になったのなら、当分安泰ではないだろうか。張成沢のように「権力欲による分派行為」に走らなければであるが。

    NAVER뉴스、"김정은 여동생 김여정, 2인자 최룡해 아들과 결혼"、http://news.naver.com/main/ranking/read.nhn?mid=etc&sid1=111&rankingType=popular_day&oid=001&aid=0007334080&date=20150102&type=1&rankingSeq=1&rankingSectionId=100

    「2015年、金正恩、新年辞」:科学技術、食の問題は質、南に社会主義を強要せず、最高首脳会談も可、多角外交、並進路線継続 (2015年1月1日 「朝鮮中央TV」)

    金正恩による「新年の辞」が9時35分頃から放送された。9時か9時半開始を予想していたが、中途半端な時間から始まった。

    昨年同様、労働党庁舎の一室から聴衆を前に演説するという形式であるが、単独撮影、拍手は効果音というスタイルである。一応、演説原稿らしきものを持って入場してきており、時折、原稿を読むようなポーズもしているが、ほとんど真正面を見ながら演説をしている。恐らく、プロンプターが設置されているのであろう。

    演説を始める金正恩
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    Source: KCTV, 2015.01.01放送

    演説の詳細については追って書くとし、演説を聞いていて印象的だった言葉を書いておく。

    ・「科学技術」:昨年との比較は必要であるが、「科学技術」という言葉を多用していた。<追記>数的には2014年が12回、2015年が8回なので減っている。

    ・「食の問題」:「食の問題を解決し、食生活水準を一段階高めなければならない」と述べている。量的な問題は解決したので、質的向上ということなのだろうか。畜産、水産、野菜、キノコ生産の「正常化」を求める。
    ・「米国は対朝鮮敵対視政策の転換を」
    ・「我々式の社会主義が最も優越であるが、南朝鮮にそれを強要することはない」:赤化統一路線放棄
    ・「南朝鮮当局が本当に対話をしようという立場なら、高位級接触も再開できるし、部門別会談もできる。雰囲気が改善すれば、最高級会談もできない理由はない」:南北首脳会談を提案
    ・「我々が核抑止力で国権を守ることは正当である」
    ・「国際情勢がどうなろうと、並進路線は堅持する」
    ・「対外関係を主導的、多角的に拡大発展させる」:ロシアとの関係の深まりを意識しているのか、対日関係は意識していないようだ。

    12月31日から1月1日にかけての「朝鮮中央TV」 (2015年1月1日 「朝鮮中央TV」)

    日本では、新年を迎えるテレビ番組は「紅白歌合戦」から除夜の鐘となっているが、北朝鮮ではどうなっているのか。1月1日0時少し前からの様子を紹介しておく。

    11時55分、平壌駅時計台の鐘が鳴り始める。鐘の曲は「金日成将軍の歌」「金正日将軍の歌」の冒頭部分が続けられた繰り返しである。
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    Source: KCTV, 2014.12.31放送

    続けて、「元帥様」の2014年「革命活動」回顧シーンの静止画と動画を流す。
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    Source: KCTV, 2014.12.31放送

    「労働党副部長」もしっかりと登場する。
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    Source: KCTV, 2014.12.31放送

    「李雪主同志」も元帥様より大きく登場する。
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    Source: KCTV, 2014.12.31放送

    「ただいまから、主体104、2015年の新年を慶祝し、革命の首都平壌の金日成広場、大同江岸で開催する祝砲発射を時間中継いたします」とアナウンス。北朝鮮の放送で「生中継」を意味する「時間中継」はあまりない。
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    Source: KCTV, 2014.12.31放送

    「偉大な大元帥様の銅像に挨拶を捧げ、勇気と楽観に満ちた首都市民が祝砲が打ち上がる歓喜の瞬間を待っています」とアナウンス。平壌市民は、銅像に参拝を済ませてから花火大会の会場に来るようだ。会場では、モランボン楽団の曲が流れている。曲名は思い出せない。
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    Source: KCTV, 2014.12.31放送

    12時になると「朝鮮の力(金正日が力という歌)」が流れる。
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    Source: KCTV, 2015.1.1放送

    曲が始まりしばらくすると「祝砲(花火)」が打ち上げられる。平壌市民は「ワー」と歓声を上げる。生中継を担当する男女のアナウンサーは「視聴者の皆さん、明けましておめでとうございます」とアナウンス。「祝砲を見ると親しい人のことを思い出すのが普通ですが、我々は人民のため祝砲を上げて下さった将軍様を思い出す」とアナウンス。
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    Source: KCTV, 2015.1.1放送

    続いて、「人民が愛する我々の領導者(金正恩)」が流れる。
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    Source: KCTV, 2015.1.1放送

    モランボンの歌が続けてる中、花火大会は15分ほど続く。『火の約束』全文翻訳を過去記事に書いたが、曲とのシンクロはかなりよくできているだけではなく、アナウンスも曲と花火に合わせてある。

    花火大会が終わると李チュンヒ放送員が新年の挨拶をする。「全国民は、朝鮮労働党創建70周年と、祖国解放戦争勝利70周年を迎える意味深い今年、白頭山の刃の風精神で革命的信念で進む日を力強く誓い、我々革命の天下の大本である一心団結の威力で主体革命偉業の最後の勝利のために力強く戦うための玉色の誓いで胸が燃え上がっています」とアナウンス。
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    Source: KCTV, 2015.1.1放送

    続けて「功勲国家合唱団」による「愛国家」合唱
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    Source: KCTV, 2015.1.1放送

    次に「金日成将軍の歌」
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    Source: KCTV, 2015.1.1放送

    そして「金正日将軍の歌」
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    Source: KCTV, 2015.1.1放送

    次は「パルコルム」と思いきや、「我々はあなたしか知らない」が来た。「パルコルム」は「元帥様」のテーマソングではあるが、名前の連呼がない。「金大将」としてしか登場しないので、やはり「金正恩」とフルネームで連呼する歌が「金日成将軍の歌」、「金正日将軍の歌」の後には相応しいということであろう。
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    Source: KCTV, 2015.1.1放送

    この曲の後に「放送終了」アナウンスが入り、「労働党歌」が流れて、サインオフとなる。
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    Source: KCTV, 2015.1.1放送

    ということで、2015年初記事となりました。既にコメントを頂いている方もみえますが、今年もどうぞよろしくおつきあいいただけますようお願い申し上げます。
    プロフィール

    川口智彦

    Author:川口智彦
    「朝鮮中央TV」ワッチャー

    ブログの基本用語:
    「元帥様」=金正恩朝鮮労働党委員長(上の絵の人物)、2016年12月20日から「最高領導者同志」とも呼ばれる
    「首領様」=金日成主席
    「将軍様」=金正日総書記
    「副部長同志」=金ヨジョン(「元帥様」の妹)
    「白頭の血統」=金一族
    「大元帥様達」=「首領様」と「将軍様」

    우 그림은 충정 담아 아이가 그린 경애하는 김정은원수님이십니다.

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