「朝鮮の地球観測衛星が正常稼働しているとロシア国防省航空宇宙軍中央宇宙状況監視センター確認」:「光明星-4」号「稼働」と (2016年2月28日 「朝鮮中央通信」)

    28日、「朝鮮中央通信」がロシア航空宇宙軍が「光明星-4」号が「正常動作している」と「確認」したと伝えた。

    記事によると、ロシア国防省航空宇宙軍中央宇宙状況監視センター責任者がロシアのテレビ番組で、「入手した軌道情報、つまり公転周期と宇宙機具が進入した軌道傾斜角、高度に関する分析に基づき、この機具が遠隔地球観測衛星であるという結論を得ることができた。つまり、観測機能を遂行することができるということである。宇宙機具の装置は動作していると語った」としている。

    「宇宙機具の装置は動作している」ということは、「機具」が遠隔操作されている、あるいは写真を地球に伝送しているということなのだろうか。

    北朝鮮が、その証拠を公開するかどうか。

    Russia Beyond Headlinesに関連記事があった。基本的には、「朝鮮中央通信」が伝える内容と同じであるが「遠隔宇宙機
    具」は、「a remote sensing vehicle」とし、「スパイ衛星としての機能が可能 (can perform intelligence functions)」としている。

    Russia Beyond Headlines,"North Korea’s satellite can function as spy vehicle – Russian official
    February 24, 2016 Interfax, RBTH Moscow believes that the spacecraft is a remote sensing vehicle", http://rbth.com/international/2016/02/24/north-koreas-satellite-can-function-as-spy-vehicle-russian-official_570223

    <追記>
    28日の「20時報道」でも、上記内容を紹介していた。

    「北朝鮮女子代表が来日 リオ五輪予選「例外」で」:別の入国審査台を通過、朝鮮高校の生徒が歓迎、『愛国歌』は鳴り響くのか?、<追記>到着時の状況と選手 (2016年2月25日 「スポニチ」)

    25日、『スポニチ』が、北朝鮮の女子サッカーチームが「0時20分頃、関空に到着した」と伝えた。空港では、一般乗客とは別の入国審査台を使い、ロビーでは朝鮮高校の生徒達が「平壌の流行曲で歓迎した」としている。「平壌の流行歌」がどの歌なのかが気になるところである。

    『スポニチ』、「北朝鮮女子代表が来日 リオ五輪予選「例外」で」、http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/02/25/kiji/K20160225012104710.html

    上の記事に添付された写真には黒い服を着た男性も数名写っているが、一人は「責任監督」の金グァンミンのように見える。他の数名はコーチではないだろうか。日本政府が許可した随行員は最低限であろうから、競技に直接関係していない人々は同行していないと思う。また、北朝鮮チームの宿泊先、練習のスケジュールなどについても報道自主規制が求められているようで、検索しても出てこない。無用な事故を防ぐためには必要な措置であるが、試合当日まで選手達を見られないのは残念である。

    初戦は対韓国戦であるが、韓国からは多くの応援団が来日するのであろう。一方、北朝鮮の応援は朝鮮総連系の人々が中心となろう。長居ヤンマースタジアムに北朝鮮の『愛国歌』が鳴り響くのかどうか。注目したい。

    若干無理があるが、YouTubeに2014年5月の「第9回全国芸術人大会参加者のためのモランボン楽団祝賀公演」の冒頭で歌われた『愛国歌』に日本語・朝鮮語字幕を付けてアップロードしておいた。同楽団が歌う『愛国歌』ではこれがベストだと思う。
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    Source: YouTube, dprknow channel, https://www.youtube.com/watch?v=G5UvBT_zOBY

    <追記:2月28日>
    『朝鮮新報』などを読んでいたら、到着時の詳細情報と選手が分かった。

    1.空港で歌った歌は『白頭山へ行こう』
    2.総連のホ・ジョンマン議長も出迎え、「金正恩元帥様が送って下さった選手団を熱烈に歓迎します」と。
    3.大阪朝鮮高校の生徒ら300人が出迎え
    4.空港で出迎えた総連関係者「朝鮮民主主義人民共和国、万歳」などと叫ぶ。

    以上、『통일뉴스』、「北 여자축구, 재일동포 열렬한 환영받으며 日 도착 <조선신보>」、http://www.tongilnews.com/news/articleView.html?idxno=115625

    北朝鮮チームの顔ぶれ

    背番号1 GK ホン・ミョンフィ 24歳
    背番号18 GK 羅ソルジュ 22歳
    背番号6 DF 金ウンヒャン 22歳
    背番号15 DF 金ナムフィ 21歳
    背番号16 DF 金ウンファ 22歳
    背番号2 DF 李フィジョン 18歳
    背番号4 DF ハ・ギョン 17歳
    背番号13 CB ウィ・ジョンシム 18歳
    背番号12 FW 金ユンミ 22歳
    背番号10 FW 羅ウンシム 27歳 (キャプテン)
    背番号5 DF 李ウンヨン 19歳
    背番号8 CB 金ウンジュ 22歳
    背番号7 CB 金スギョン 21歳
    背番号14 CB チュ・ヒョシム 17歳
    背番号11 CB 李エギョン 26歳
    背番号20 CB 李ヒャンシム 19歳
    背番号19 FW 李キョンヒャン 19歳
    背番号9 FW チョ・リョンファ 20歳
    背番号17 GK 林リョンファ 20歳
    背番号3 CB 朴シンジョン 18歳
    責任監督 金グァンミン

    以上、『朝鮮新報』、「조선녀자축구선수단 선수소개」、http://chosonsinbo.com/2016/02/players-profiles/

    「敬愛する金正恩同志が新たに開発された反タンク誘導武器試験射撃を指導された」 (2016年2月27日 「労働新聞」)

    27日付けの『労働新聞』に「元帥様」が新型の対戦車誘導弾の発射実験を「現地指導」したという記事が掲載された。写真が分かりやすい。

    『労働新聞』、「경애하는 김정은동지께서 새로 개발한 반땅크유도무기시험사격을 지도하시였다」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2016-02-27-0001

    「レーザー誘導式で世界的にも射距離が最も長く、貫通能力も優れているので、特殊装甲の敵戦車も茹でたカボチャと同じ」と「元帥様」。
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    Source: 『労働新聞』、「경애하는 김정은동지께서 새로 개발한 반땅크유도무기시험사격을 지도하시였다」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_02&newsID=2016-02-27-0001_photo

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    Source: 『労働新聞』、「경애하는 김정은동지께서 새로 개발한 반땅크유도무기시험사격을 지도하시였다」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_02&newsID=2016-02-27-0001_photo

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    Source: 『労働新聞』、「경애하는 김정은동지께서 새로 개발한 반땅크유도무기시험사격을 지도하시였다」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_02&newsID=2016-02-27-0001_photo

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    Source: 『労働新聞』、「경애하는 김정은동지께서 새로 개발한 반땅크유도무기시험사격을 지도하시였다」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_02&newsID=2016-02-27-0001_photo

    「ケリー・王共同記者会見」:中国の立場、六者会談の条件、米国は平和協定交渉も? (2016年2月23日 「US Department of State 」)

    26日、米中間で対北朝鮮安保理決議の草案内容で合意があったと各メディアが報じている。しかし、TASSによると、ロシアは、「この草案作成が開始されてから1ヶ月以上経過しているが、我々には少し前に手渡されただけで内容を掌握していない」ので、「草案について検討するための時間が必要である」としている。ロシアは、草案が事実上、中米間で作成されたことについて不快感を表明しているのであろうが、北朝鮮がロシアとの関係を強めている状況からすると、ロシアがすんなり草案内容に合意するかどうかは不透明である。

    TASS, Russia needs time to study UNSC draft resolution on North Korea — Foreign ministry, http://tass.ru/en/politics/858942

    草案内容については、北朝鮮に対する金融制裁強化、NADA等の北朝鮮機関を制裁対象に加える、地下資源の輸出禁止と制限、北朝鮮との交易貨物の検査強化、航空燃料の輸出停止などが伝えられている。草案をきちんと見ないことには、その効果を論ずることはできないが、いずれも中国がどれだけ徹底するかにかかっており、制裁項目の追加や強化だけではその効果は限定的といわざるを得ない。想像ではあるが、項目追加や強化で米国の顔を立て、中国のバックドアは開け放された状態が続くのではないかと思う。ただし、いざというときには新たな制裁をちらつかせながら、北朝鮮に自制を求めることは考えているのかもしれない。

    23日に、ケリー米国務長官と王毅外交部長の共同記者会見がワシントンで行われた。この場での、王外交部長の発言をよく読むと、上に書いたことが垣間見える。

    U.S. Department of State, Remarks With Chinese Foreign Minister Wang Yi, http://www.state.gov/secretary/remarks/2016/02/253164.htm

    王部長は「この協議において重要な進展があり、近日中に決議案の草案内容について合意を得られ、採択される可能性が高いとみている。合意事項が採択されれば、北朝鮮のさらなる核・ミサイル計画を効果的に制限することができる」としている。

    しかし、続けて北京会談で表明した中国の立場を繰り返しながら、「安保理決議は朝鮮半島の核問題の根本的な解決には繋がらない。根本的な解決のためには、対話と交渉のトラックに戻らなければならない」と念を押している。

    そして、「我々(中国)は、朝鮮半島の非核化と休戦協定を平和協定に置き換えることを並行的(parallel tracks) に進めることを求めている」とし、「それがもっとも合理的な方法であり」、その理由は「優先目標である朝鮮半島の非核化に光を当てながらも、同時に関係諸国の懸念を伝えることにも努める」ことができるからであるとている。

    北朝鮮が主張している「休戦協定を停戦協定にすることが、朝鮮半島の非核化に繋がる」というの論理を展開していることである。その入り口として中国はこれまでどおり六者会談を通じた交渉を行うべきであるとしているが、六者会談再開の条件について米国と折り合いが付いたのかどうかは不明である。ただし、ケリー長官も記者の質問に答える形で注目すべき発言をしている。

    「米国の目的は、制裁を繰り返すことではない。それでは、問題は解決しない。(米国の)目的は、イランに対してそうであったように全ての国が団結して、これ以上核兵器が増えることは世界にとって安全ではないということを金正恩と北朝鮮に認識させることである。それが基本的な決定である。そして我々が必要とすることは、北朝鮮がテーブルについて、非核化の交渉をするならば、国際社会に復帰できるということと、究極的には米国と平和協定を結ぶことで朝鮮半島における全て未解決問題を解決できるということを理解することである。」

    と述べている点である。これは、米国が六者会談再開の条件を引き下げるとも取れる発言である。その真意については、来週開催される米国務省定例記者会で問答されるであろうが、「北朝鮮がテーブルについて、非核化の交渉をする」というのが、現状に北朝鮮が手を付けない段階で米国が交渉をする準備があることを意味するのであれば、六者会談が再開される可能性はある。

    とにかく、安保理決議を無視した北朝鮮の行動を見過ごすというのは、核拡散という観点から米国にとっても中国にとっても好ましくない。その意味では、北朝鮮の核実験に対する象徴的な制裁強化をすることは必要であろう。もちろん、上記のとおり、その象徴的な制裁強化に中国がどのような実効力を持たせ、その実効力を加減しつつ、北朝鮮をどのように交渉のテーブルに引き出すのかが中国の役割であろう。

    王部長は「(中米)両国は、今後2ヶ月間(in the coming two months)の朝鮮半島情勢を注意深く見守る必要があると考えている」とも述べている。「今後2ヶ月」とはっきりと期間を区切っているが、韓国が開城を閉鎖し、日本が独自制裁再開・強化、そして安保理決議がこのまま採択されれば、確かに2ヶ月ぐらいは「注意深く見守る必要」があることは間違いない。その意味から、王部長は関係国にこれ以上緊張を高めないよう自制を求めている。しかし、2ヶ月後の5月には、北朝鮮で「労働党第7回大会」が予定されている。中国が何を考えているのかは分からないが、同大会を契機に北朝鮮との間で六者会談に繋がるような何らかの合意を引き出す準備をしている(あるいは、するつもり)なのかもしれない。懸案は金正恩訪中であるが、米国との平和協定交渉の可能性を示しつつ、金正恩を説得することができるのかどうか。中国にとっては、核なき北朝鮮(金正恩体制であっても)が米国と平和協定を結び、存在し続けるのが望ましいシナリオである。

    <追記:2月27日>
    2月26日の米国務省定例記者会見で、記者の「米国は中国の提案どおりに北朝鮮と直接対話を始めるのか」という問いに、米国務省報道官は「(直接対話ではなく、)六者会談が再び動き出すを見たい」と述べた上で、「北朝鮮が我々と話をする、直接対話をするために出てくるのであれば、我々は非核化に焦点を絞りたい。我々はそれに取りかかることを宣言したが、この中核となる問題(北朝鮮の非核化の問題)以外について対話するつもりはない」と述べている。

    この国務省報道官の発言は、米国が「無条件」で六者会談の再開を認めていることを確認するものであり、さらに「非核化の問題」について北朝鮮と直接対話をする準備があることを示している。「非核化以外の問題は話さない」としているものの、非核化と平和協定の問題がリンクしていることは米国も十分に承知しているはずなので、今後、米朝関係で大きな進展がある可能性がある。

    対北朝鮮安保理制裁決議について中国が同意したのは、米国の「六者会談無条件再開」と「北朝鮮との直接対話」の約束を取り付けられたのがその背景にあるのかもしれない。

    昨日は、王部長の「今後2ヶ月」を「労働党第7回大会」と結びつけて書いたが、もしかするとそれ以上に「六者会談再開」、米朝直接協議再開などの大きな動きが見られるのかもしれない。

    より厳しい制裁内容の安保理決議と、前提条件無しの六者会談再開を上手く組み合わせた今回の決定に北朝鮮はどのように応ずるのだろうか。「平和協定締結」までもある程度視野に入れた米国の合意を、これほどまで時間を掛けて取り付けた中国の顔を潰すようなことがあれば、中国は本当に激怒するであろう。もしかすると、北朝鮮側にはこうしたメッセージは水面下で伝わっているのかもしれないが。

    U.S. Department of State, Daily Press Briefing, http://www.state.gov/r/pa/prs/dpb/2016/02/253722.htm#DPRK

    「『111通報マン』と共にする111安保探求生活」:エギボン、韓国のスパイ通報広報冊子、「首領様」のゲーム!、「思想・精神的」問題のある絵 (2016年2月26日 「韓国国家情報院」)

    過日、ある研究会で報告者に質問をするとき、どうしても「国情院」という言葉が出てこなかった。「KCIA」だの「安企部」だの「南山」だという言葉は頭に浮かぶのだが、「国情院」は出てこなかった。思えば、私が韓国にいたのは「安企部」時代で、「国情院」はその後に改称されたものである。当時、ソウル地下鉄には「スパイ通報、賞金XXXXウォン」というポスターがドアの横にたくさん貼られていた。賞金額は忘れてしまったが、ともかく凄い金額だと思って見ていたのは覚えている。

    実は、前回の訪韓でエギボン(愛妓峰)に行ってみた。板門店観光とセットになっている展望台には何回か行ったことがあるが、エギボンは初めてであった。エギボンは、脱北者団体が巨大なクリスマスツリーを点灯したり、風船を飛ばしたりして、しばしば報道に登場するが、一応、「民間人統制線」の内側になるので、入り口で届け出をして、タクシー等で入らなければならない。徒歩のルートもあるらしいが、近年は通行できないという話を聞いた。

    「エギボン出入り申請書」には、次の6項目の「保安教育」を受けた「保安教育証明書」が付いている。もちろん、実際には教育を受けるわけでもないが、事務所にいた男性は、我々を「記者」と思ったようで、「特にガイドを付けない取材だが、韓国側の軍事施設の写真は撮らないで欲しい。以前、軍施設写真を公開されて、韓国側の軍人が処分されたので」と言っていた。我々は、記者ではないことと、写真は撮らないことを伝えながら、「北朝鮮側は撮影してもいいですよね」と一応聞いてみたところ、「インターネットにいくらでも公開されているのだから、構わない」ということであった。

    1.代表者は、人員把握及び引率に責任があり、異常がある場合は検問所、案内者に即時通告する。
    2.指定された写真撮影場所以外の写真撮影を禁止する。
    3.民統線以北の指定された駐車場以外での駐停車及び途中下車行為は一切禁止する。
    4.民統線以北では、一切の遊興を目的とした行為をすることはできない。
    5.出入者は、検問所の勤務員、案内者、管理者の正当な指示に従わなければならない。
    6.出入者は、爆発物、酒類、その他、軍事保安及び作戦に支障を来す憂慮があるものを一切携帯することができない。
    以上の事項に違反する場合、関係法規による如何なる処分も容認することを誓約します。

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    民間人が入れる北朝鮮に最も近い場所(除く板門店)ということだが、中朝国境を旅した私にとっては、とても遠く感じた。対岸の村には数人の人影はあったが、その他の動きは見られなかった。2回目という同行者の弁によると、1回目に訪れた時は、畑でピクニックをしたり踊りを踊る人が見えたという。特別な日だったのかもしれない。

    250mmズームで撮影した対岸の村。以下、適宜デジタル拡大した写真を紹介していく。スローガンが書かれた「尊厳塔」があり、その正面に労働党事務所、そしてそれを囲むように村が広がっている。平屋は協同農場、アパートは公務員や教員が住んでいるのであろう。
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    労働党事務所に入っていく人が見える。周囲の建物比べても、労働党の建物はきれいに見える。平壌党庁舎の「元帥様」執務室の位置と同じならば、入り口の上にある部屋がこの村の「党秘書」の部屋なのだろう。「尊厳塔」に書かれているスローガンは読み取ることができない。
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    労働党事務所の裏の山には、植林されたような背の低い木々が見える。北朝鮮では、年中行事の植林運動が始まっているが、この村では労働党事務所の裏山に取りあえず木を植えているのであろう。植林自体はよいことではあるが、山の木を薪としてむやみに伐採してしまうような状況を克服しない限りは、いたちごっこであろう。
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    持参した双眼鏡で見た限りでは、人は数人しか確認できなかったが、撮影した写真を拡大すると案外たくさん写っている。下の写真は、協同農場から続く道を撮影したものであるが、人が歩いているのが分かる。
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    また、アパートにも洗濯物が干されている。
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    川沿いの道には二重の柵が設けられている。黒いものが電気柵に取り付けられた碍子なのか、朝鮮戦争を扱った映画に良く登場する空き缶なのかは分からない。堤防のようなものの下にある3つの黒いトンネルは、漢江から水を引き込むための水路だと思うが、水深があれば人民軍の小型潜水艇もここから出撃できるはずである。
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    エギボンから漢江の下流方向を撮影したもの。手前が韓国軍の監視所。監視所の外には韓国軍人の姿は見えず、数台の監視カメラが設置されていた。同様に、北朝鮮側にも監視所のような建物は見えなかったが、山の稜線にかなり広い道のようなものがあった。有事に軍用車両を展開するための道なのかもしれない。
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    同行者がラジオを持っていたので、AMをスキャンしたところ、810KHzで北朝鮮の放送が聞こえた。「国立交響楽団」の演奏と思われる楽曲が流れており、『パルコルム』もあった。我々がいた時間帯にはアナウンスはなかったが、開城朝鮮中央放送の電波を拾ったようである。この放送には、韓国側のジャミングはかけられていなかった。

    エギボンに入る登録をする小さな事務所の中にタイトルの広報冊子があったので持ち帰った。この冊子には、スパイと疑わしい人の特徴が4コマ漫画で紹介されている。以下、111でスパイ通報をするに値する人物像を紹介しておく。

    *************************
    スパイの疑い類型1
    政府機関のホームページなどで収集した国家機密資料をそのままあるいはUSB、CD、E-mailフォルダー、ウェブドライブに大量の保管している人。

    スパイの疑い類型2
    北朝鮮に対する批判活動を活発に行っている脱北者がどこに住んでいるのかを尋ね回ったり、脱北者団体に深い関心を寄せながら関連動向を隠密に収集する人

    スパイの疑い類型3
    北朝鮮や中国と貿易をしながら貿易と関係ない政府発行資料、または先端技術資料を収集し、海外にしばしば出張する人

    スパイの疑い類型4
    随時、ネットカフェを点々としながら、外国系メールやメッセンジャーなどを利用し、特殊文字で作った文書、あるいは画像ファイルで暗号化(ステガノグラフィー)して国内情勢関連文献を伝送する人

    スパイの疑い類型5
    移民、留学、旅行で長期間海外在留した後に帰国し、南北間問題に関心を寄せ、関連団体で活動しながら、それとなく北朝鮮を称賛したり統一事業を提起してくる人

    スパイの疑い類型6
    北朝鮮との民間交流にかこつけ、しばしば北朝鮮や中国を訪問しながら北朝鮮主張を擁護、宣伝し、反米、汎政府活動を主導する人

    スパイの疑い類型7
    主要事業及び軍事施設に深い関心を寄せながら、各種の公開資料を収集し、これら施設を撮影したり、高級関係者に意図的に接近し、関連資料を入手しようとする人

    スパイの疑い類型8
    離散家族、越北者の国内縁故者に在北家族の写真や手紙をこっそりと渡したり、特別な対価を要求することなく、在北家族と面会を勧誘する人

    スパイの疑い類型9
    中国同胞、産業研修生などの身分で入国したにもかかわらず、韓国語を上手に駆使しながら、国内の政治、軍事に関心が多く、体制批判の知識人、学生、労働運動家などに隠密に接近する人

    左翼事犯の疑い類型1
    インターネットカフェ、ブログ、サイバーワールドなど、個人のホームページを開設し、北朝鮮体制の称賛及び北朝鮮の主義主張に同調する文献を集中的に掲載する人

    左翼事犯の疑い類型2
    使用者の特定が困難な大学構内、共同図書館内のPCおよびインターネット、ネットカフェなどで、北朝鮮体制を称賛あるいは暴力革命の宣伝扇動など、不純な内容をインターネットに掲載後、急いで席から離れる人

    左翼事犯の疑い類型3
    携帯電話のSMSやツイッター、フェースブック、ミートゥデーのようなインターネット短文掲示板を通して、北朝鮮体制を称賛したり暴力革命を宣伝扇動する不純な内容を伝播する人

    左翼事犯の疑い類型4
    プロキシサーバーを利用し、接触が不可能な北朝鮮関連インターネットサイトを検索したり、メールを伝送する人

    左翼事犯の疑い類型5
    北朝鮮が運営するサイト或いは海外親北サイトに許可なく会員として加入したり資料をダウンロード、または伝送する人

    左翼事犯の疑い類型6
    金日成親子を主人公とするゲーム、キャラクター、歌をインターネット公開サイトにアップロードしたり、彼らの革命業績を露骨に称賛、宣伝する人

    국정원, 「111신고맨」과 함께 하는 111안보 탐구생활 より
    **************************************

    いろいろあるが、「左翼事犯の疑い類型6」は違う。「首領様」や「将軍様」をゲーム化したり、キャラクター化するなど「最高尊厳」の冒涜もよいところで、彼らのゲーム化やキャラクター化は、反北朝鮮の人たちの得意技である。私が入手した「元帥様」の銅像などは、かなり微妙であるが、ワンオフ創作物であった。歌も北朝鮮のオリジナル曲ならばまだしも、いくら称賛するにしても「首領様」や「将軍様」の名前を軽々しく使うのは、北朝鮮的にはよろしくないはずである。

    実はこの冊子、国情院のサイトから見ることができる。

    http://www.nis.go.kr/common/download.do?seq=6D7E58AAF9E218D0FB6F90C1804EE8A8

    同じものだと思って見ていたら、配付用の冊子と違う絵が1枚あった。なんと、国情院のサイトにあるファイルには「思想・精神的」に悪い絵が掲載されているが、配付用の冊子ではその絵が差し替えられている。

    「思想・精神的」に悪い絵。女性が「わたし、あなたの全てを知りたい~あなたが働いている会社のことまでも~」言い、男性が「はははは~、こいつ、好奇心美女みたいだなぁ~」と言っている。
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    Source: NIS, http://www.nis.go.kr/common/download.do?seq=6D7E58AAF9E218D0FB6F90C1804EE8A8

    こちらが冊子にある「思想・精神的」問題がない絵。男女の言っていることは同じである。
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    Source: 국정원, 「111신고맨」과 함께 하는 111안보 탐구생활

    子供でもアクセスできるインターネット側の「思想・精神的」問題に対応すべきだと思うのだが、逆になっている。

    「<朝鮮記録映画>宇宙征服者達に高価な栄光を抱かせて下さい」 (2016年2月24日「朝鮮中央TV」)

    24日、「朝鮮中央TV」で放送された「新しく出た朝鮮記録映画」。特段目新しい内容ではなかったが、いくつかおもしろい場面やナレーションがあったので紹介しておく。

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    Source: KCTV, 2016/02/24

    チマチョゴリを着ているからかもしれないが、李雪主夫人が太って見える。第二子懐妊か?
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    Source: KCTV, 2016/02/24

    全て同じ「元帥様」字体で書かれているように見える。
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    Source: KCTV, 2016/02/24

    円卓に座るためか、「愛国歌」吹奏のための整列なのかは分からないが、「モランボン楽団」員いる。
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    Source: KCTV, 2016/02/24

    「元帥様」の演説を聞く人の中にもそれらしい衣装の人が。
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    Source: KCTV, 2016/02/24

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    Source: KCTV, 2016/02/24

    「元帥様」専用らしき洋酒のようなものが置かれている。
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    Source: KCTV, 2016/02/24

    第二子懐妊中だとすると、この煙はよろしくない。仲がいいのは良いことだが。
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    Source: KCTV, 2016/02/24

    「『この世に羨むものはない』を静かに歌われる敬愛する元帥様」とナレーション。
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    Source: KCTV, 2016/02/24

    「朝鮮労働党中央委員会第7回大会を前に全党員に70日戦闘を展開することを訴える」:再び「70日戦闘」、「<朝鮮記録映画>偉大な転換の1970年代」、2009年の「150日戦闘」も核・ミサイルの後、中米安保理制裁案合意 (2016年2月24日 「朝鮮中央TV」)

    24日、「朝鮮中央TV」と「朝鮮中央通信」で「労働党中央委員会」が朝鮮人民に送った「手紙」が公開された。その中で、「70日戦闘」という用語が使われおり、以下のような記事を書いたところ、貴重なコメントを頂いた。コメントへのお返事も兼ねて、もう少しこの「手紙」と「70日戦闘」について書いておくことにする。

    ************24日夜、書いた部分**************
    24日、「朝鮮中央TV」で、「70日戦闘」というスローガンを盛んに使っているが、いつから出た「戦闘」なのだろうか。「第7回党大会」が開催される5月1日まで70日だからなのだろうか(そもそも、「第7回党大会」が5月1日だったかは良く覚えていない)。『労働新聞』を検索しても出てこないので、今日からのスローガンなのだろう。金正恩時代の「XX日戦闘」はこれが初めてだと思うが。

    「朝鮮労働党中央委員会党第7回大会を前にし、全党員に70日戦闘を展開することを訴える」
    「조선로동당 중앙위원회 당 제7차대회를 앞두고 전체 당원들에게 70일전투를 벌릴것을 호소」というのがあった。
    *****************************************

    「70日戦闘」であるが、コメントでも頂いているように70年代に金正日の主導下で行われた増産運動である。昨日、「手紙」を紹介する番組の直後に「偉大な転換の1970年代」という「朝鮮記録映画」が放送されている。韓国統一部DBで確認すると、この映画は、毎年数回ずつ放送されており、2015年は2回であるが、2014年には6回も放送されている。これまでは、飛ばしてみていただけであったが、今回、しっかりと視聴してみたところ、いくつか興味深いことがあった。

    この「記録映画」は、金正日後継発表後、1970年代、彼の経済部門における成果を紹介するものである。

    「偉大な転換の1970年代」
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    Source: KCTV, 2016/02/24

    「将軍様を党中央委員会政治委員会委員として推戴し、首領様の最も近くに頂いたことは、白頭の革命偉業が千万代に継承される世の中で最大の幸運でした」とナレーション。親子の写真がここで並ぶことになる。
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    Source: KCTV, 2016/02/24

    1972年4月、万寿台に初めての金日成銅像が金正日により建立される。その後、74年に開城市など、次々と「首領様」の銅像が建立される。「元帥様」も継承後、直ぐにやった事業が「将軍様」の銅像建立であったが、改めて父さんと同じことをしたことが分かる。
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    Source: KCTV, 2016/02/24

    また、「偉大な首領様の革命史跡地も続けざまに建立されました」と、この種の石碑が金正日により建立され始めたことを紹介している。これまでも気になっていたのだが、韓国メディアの日本語配信を見ると「史跡」ではなく「事跡」という漢字を使っている。日本メディアがそれをそのまま引用していたかどうかは良く覚えていないが、念のためuriminzokkiri「朝鮮語大辞典」で確認してみたところ、やはり「史跡」であった。韓国メディア(全てかどうかは未確認)が「事跡」という漢字を使っているのは、単なるエラーなのか、或いは意図的に「現地指導」の価値を落とすために使用しているのかは分からないが、拙ブログで使ってきた「史跡」は取りあえず正しいようである。
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    Source: KCTV, 2016/02/24

    この「革命史跡標識碑」も「元帥様」に新たに建立されている。

    銅像や「標識碑」は、父親への忠誠心を示し孝行息子ぶりを表現するためのものであるということはよくいわれているが、加えて、お父さんやお祖父さんを「永世」させることで、自らの権威を正統化する目的もあるのではないかと思う。「錦繍山太陽宮殿」に「生前そのままの姿で」安置されている、お父さんもお祖父さんもその意味では銅像に通じる。やはり、お祖父さんとお父さんが「永遠に我々と共にいらっしゃ」ってこそ、現世の「元帥様」の権威が保たれるという構造がこの映画を見ていると分かる。しかし、その事業を始めたのは「元帥様」ではなく、「将軍様」であったわけであるが、そうしたアイディアを出したのは「首領様」だったのか「将軍様」だったのか。また、独創的なアイディアだったのか、何かを参考にしたのか、この辺りを知りたいところである。

    しかし、「元帥様」が未だにできていないのは「平壌のお母様(高英姫)」を「偉人」に持ち上げる事業である。幹部向けの非公開映画(といわれているもの)が流出したものはYouTubeで見たことがあるが、あれを一般人民が見るのはいつになるのだろうか。「記録映画」では、「70年代は」とナレーションしているだけなので、具体的に何年のことなのかは分からないが、「将軍様」は、金剛山の岩に「偉大な金日成同志の最も忠実な戦士であられた金正淑女史の革命偉勲で・・・」 などと刻んでいる。
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    Source: KCTV, 2016/02/24

    そして、「1974年末に我々の将軍様が陣頭に立たれた70日戦闘は、創造と建設のにおける特出した領導力が世界を感嘆させた歴史的な大戦闘でした」とナレーション。「全党が動員され、70日戦闘を力強く展開しよう 党中央委員会及び政務院高級幹部と道党委員会高級秘書の協議会でした演説 1974年10月9日」と書かれている。
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    Source: KCTV, 2016/02/24

    「<70日戦闘速度>強行軍戦闘指揮部」
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    Source: KCTV, 2016/02/24

    そんな中、「経済扇動隊」が活躍する。「思想発動の偉大な武器である経済扇動。どの国の用語辞典にもない経済扇動は、将軍様の叡智から生まれ、70日戦闘を勝利へと後押しする我々式の思想戦でした」とナレーション。下は、「経済宣伝隊」が工場で「宣伝活動」をする様子。
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    Source: KCTV, 2016/02/24

    「70日戦闘期間に国家の工業生産額は1.7倍に増加したので、この勝利は、人々の思想に火を付け、経済建設で奇跡をもたらした、実に将軍様の偉大な領導の高貴な結実でした」とナレーション。「元帥様」は、「70日戦闘」で「人々の思想に火を付け」、「工業生産額」を伸ばせるのかどうか。
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    Source: KCTV, 2016/02/24

    以上のように、コメントでもご指摘頂いたとおり、「70日戦闘」は金正日時代に行われたスローガンの再現である。その他の「XX日戦闘」についてであるが、「100日戦闘」は北朝鮮メディアで検索した限り見つけることができなかった。「150日戦闘」は、uriminzokkiriに「<150日戦闘>は強盛大国に向けた信号弾」という2009年7月20日付けの「訪北記」が掲載されていることが確認できる。記事が掲載され日かどうかは不明であるが、その頃が「戦闘が始まってから75日過ぎた折り返し地点」と書かれているので、「150日戦闘」は、5月初旬に開始されたということであろう。この辺り、当時の『労働新聞』でもあれば、確認できると思う。

    uriminzokkiri, 「《150일전투》는 강성대국 향한 신호탄」、http://www.uriminzokkiri.com/index.php?ptype=hana&no=50&pn=22

    今回の「70日戦闘」の中身であるが、「手紙」にも書いてはあるが、「朝鮮中央TV」のスローガン番組を見ると分かりやすく要約してある。追って、このスローガン番組に字幕を付けて、YouTubeにアップロードしておいた。
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    Source: YouTube, dprknow channel, https://youtu.be/VjaPt3mJLFM

    この記事を書いていたら、「安保理制裁決議で米中合意」というニュースが飛び込んできた。決議内容はまだ発表されていないが、中国メディアが「北朝鮮との貿易を50%削減する」としているという話もあるので、それが事実であるとすれば、「70日戦闘」で経済成果を出すのも厳しいものになっていく可能性がある。しかし、2009年も核・ミサイルをやっている年なので、今年の「70日戦闘」もそれと関連している可能性がある。というのも、「70日戦闘」の前提として「米国と追従勢力による・・・圧殺」を挙げており、「追従勢力」に中国が加われば、「圧殺」圧力がさらに強まるのは間違いない。そんな中、思想を引き締めて「70日戦闘」で乗り切りを考えているのかもしれない。

    「朝鮮障害者芸術協会芸術小組公演『この世に羨むものはない』」:北朝鮮における障害者の人権保護状況を訴える番組、『白雪姫』も (2016年2月21日 「朝鮮中央TV」)

    12日、「朝鮮中央TV」で放送された「障害者芸術公演」。北朝鮮の「人権」状況に対する批判が高まる中、障害者の「人権」もしっかりと保護されているということをPRするための番組と思われる。聴覚障害者が歌や舞踏を披露する。

    日本語字幕を付けて、公演の中から『白雪姫』のクライマックスシーンをアップロードしておいた。
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    Source: YouTube, dprknow channel, https://youtu.be/02Og3lc78iQ

    「この作品は、朝鮮障害者芸術協会において外国童話『白雪姫』を童話舞踊として形象したものです。2015年2月中旬から3月初めのイギリスとフランスでの巡回公演で我々の聴覚障害者による素晴らしい公演は、観覧者に絶賛されました」と字幕がでる。

    視覚障害者による『運命のその手』も字幕付きで。
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    Source: YouTube, dprknow channel, https://youtu.be/iWSOgcrM-FI

    「我々の運命の輝かし太陽を覆おうとする者共は情け容赦なく懲罰する」 (2016年2月23日 「朝鮮中央TV」)

    23日、「朝鮮中央TV」、「朝鮮中央通信」が、「朝鮮人民軍最高司令部重大声明」を伝えた。以下、その主要部分。北朝鮮首脳部の排除作戦(毛抜き式打撃)、核搭載可能装備の軍事訓練への投入、金正恩と呼び捨てなどに反発した「声明」。日本にある米軍基地、米国本土も無事ではないと。この種の「声明」は過去にも出されている。

    **************
    造成された情勢がこれ以上、座視できない険悪な段階に至ったことと関連し、朝鮮人民軍最高司令部は、怒号を上げる我々千万軍民の千百倍の報復意志を汲んで、次のような原則的立場を宣言する。
    조성된 정세가 더이상 수수방관할수 없는 험악한 지경에 이른것과 관련하여 조선인민군 최고사령부는 노호한 우리 천만군민의 천백배 보복의지를 담아 다음과 같은 원칙적립장을 천명한다.

    今、この時刻から、我々革命武力が保有する強力な全ての戦略及び戦術打撃手段は、いわゆる「潜水作戦」、「毛抜き式打撃」に投入される敵の特殊作戦武力と作戦装備が僅かな動きででも見せる場合、それらを事前に徹底して制圧するための先制的な正義の作戦遂行を開始する。
    지금 이 시각부터 우리 혁명무력이 보유하고있는 강위력한 모든 전략 및 전술타격수단들은 이른바 《참수작전》과 《족집게식타격》에 투입되는 적들의 특수작전무력과 작전장비들이 사소한 움직임이라도 보이는 경우 그를 사전에 철저히 제압하기 위한 선제적인 정의의 작전수행에 진입할것이다.

    第1打撃対象は、同族対決の謀略巣窟である青瓦台と反動統治機関である。
    1차타격대상은 동족대결의 모략소굴인 청와대와 반동통치기관들이다.

    我々民族共同の財宝である核抑止力と宇宙開発成果を血眼になり目くじらを立てるくせに、この地に核惨禍をもたらす米国親分の核戦争殺人手段は覆い隠して持ち込む朴槿恵逆賊一味こそ、この地で呼吸をする資格を失ってから長い時間が経っている。
    우리 민족의 공동재보인 핵억제력과 우주개발성과물들을 피를 물고 헐뜯어대면서 이 땅에 핵참화를 몰아올 미국상전의 핵전쟁살인수단은 덮어놓고 끌어들이는 박근혜역적패당이야말로 이 땅에 살아숨쉴 자격을 상실한지 오래다.

    天の太陽を覆い隠そうとした大逆罪、我々の生活の拠り所をなくそうとした悪行には、最も残酷で最も凄惨な代価を必ず支払わなければならない。
    하늘의 태양을 가리워보려고 한 대역죄,우리 삶의 터전을 없애버리려고 한 악행은 가장 참혹하고 가장 처절한 대가를 반드시 치르어야 한다.

    我々の重大警告にもかかわらず考えを改めず、愚かな軍事的妄動にしがみつき続けるなら、その根源を全て掃討するための第2次打撃作戦を開始する。
    우리의 중대경고에도 제정신을 차리지 못하고 계속 어리석은 군사적망동에 매달린다면 그 근원을 깡그리 소탕해버리기 위한 2차타격작전에 진입하게 될것이다.

    第2次打撃対象は、アジア太平洋地域の米帝侵略軍の対朝鮮侵略基地と米国本土である。
    2차타격대상은 아시아태평양지역 미제침략군의 대조선침략기지들과 미국본토이다.

    昼強盗米帝との最後の決戦のために世紀を超えて誓ってきた我々式の打撃戦は、この世が想像することもできない奇想天外な報復戦となり、ありとあらゆる悪の巣窟がこの惑星に再び蘇生することができないように灰にしてやる。
    날강도 미제와의 최후결전을 위해 세기를 두고 다져온 우리 식의 타격전은 이 세상이 상상할수도 없는 기상천외한 보복전으로 될것이며 만가지 악의 소굴이 이 행성에 다시는 소생하지 못하게 재가루로 만들어놓을것이다.

    しっかりと知らなければならない。
    똑바로 알아야 한다.

    我々には、任意の時間、任意の場所で米国の地を思いどおりに打ちのめすことができる世界が持ったこともない強力な最先端攻撃手段が全てある。
    우리에게는 임의의 시각,임의의 장소에서 미국땅덩어리를 마음먹은대로 두들겨팰수 있는 세계가 가져본적이 없는 강위력한 최첨단공격수단들이 다 있다.

    昼強盗米国との最終決算のために、1、2年ではなく、半世紀を遙かに超える代を継いで、総力を上げてきた我々の軍事的能力に対し、今、隠す必要は感じない。
    날강도 미국과의 판가리결산을 위해 한두해도 아니고 반세기가 훨씬 넘도록 대를 이어가며 총력을 다해온 우리의 군사적능력에 대해 이제는 숨길 필요를 느끼지 않는다.

    米国は、我々が殴ればおとなしく殴られなければならず、火をつければそのまま燃えてなくならなければならない。
    미국은 우리가 치면 고스란히 맞아야 하고 들씌우면 그대로 불에 타 없어져야 한다.

    これが、我々と対決する米国に与えられた宿命的な末路である。
    이것이 우리와 맞선 미국에 주어진 숙명적인 말로이다.

    侵略の牙城は、我々の照準の中に入っており、報復打撃の爆撃機は既に待機状態にある。
    침략의 아성들은 우리의 조준권안에 들어있으며 보복타격의 격발기는 이미 당겨놓은 상태에 있다.

    米国と南朝鮮傀儡は、無慈悲な天罰をそのまま受けるのか、そうでなければ時遅しといえども謝罪し、事態を収拾する道に向かうのかという最後の選択をしなければならない。
    미국과 남조선괴뢰들은 무자비한 천벌을 그대로 받아들이겠는가 아니면 뒤늦게라도 사죄하고 사태를 수습하는 길로 나가겠는가 하는 최후의 선택을 하여야 할것이다.

    天から太陽を引き下ろそうとするほど愚かな行いはない。
    하늘에서 태양을 끌어내리겠다는것보다 더 어리석고 미련한짓은 없을것이다.

    我々の革命の最高司令部を擁護し、何千何万にも重なる城壁を積んだ我々千万軍民は、敵対勢力の全ての挑発策動を容赦なく粉砕し、白頭山大国の最後の勝利の地平に向かいさらに力強く疾風の如く進むであろう。
    우리 혁명의 최고수뇌부를 옹위하여 천겹만겹의 성벽을 쌓은 우리 천만군민은 적대세력들의 모든 도발책동을 가차없이 짓뭉개버리고 백두산대국의 최후승리의 지평을 향해 더 기운차게 질풍쳐나갈것이다.

    主体105(2016)年2月23日 平壌
    주체105(2016)년 2월 23일
    평 양(끝)
    *****************************************

    「日本警察当局、総連の経済団体事務所(複数)を強制捜索、同胞商工人逮捕」:総連系会社のシンガポール経由対北朝鮮不正輸出関連捜査を非難 (2016年2月21日 「朝鮮中央通信」)

    21日、「朝鮮中央通信」が、日本の警察が総連系企業等を捜索、関係者を逮捕したことを非難する記事を掲載した。以下、全訳。

    ******************
    日本警察当局、総連の経済団体事務局を強制捜索、同胞商工人逮捕
    일본경찰당국 총련의 경제단체 사무소들을 강제수색,동포상공인 체포

    日本の警察庁が、18日、東京、神奈川県、山口県、島根県の各警察本部で構成された合同捜査本部警察隊を動員し、総連参加の経済団体事務所を強制捜索した。
    일본경찰청이 18일 교또부,가나가와현,야마구찌현,시마네현의 각 경찰본부들로 구성된 합동수사본부 경찰대를 내몰아 총련산하의 경제단체 사무소들을 강제수색하였다.

    この日の朝、警察当局は、同法貿易会社社長が2014年、シンガポールを経由し共和国に衣服類、食料品、日用雑貨などを不正輸出したとし、同社長を「外為法」違反容疑で逮捕した。
    이날 아침 경찰당국은 한 동포무역회사 사장이 2014년 싱가포르를 경유하여 공화국에 의복류,식료품,일용잡화 등을 부정수출하였다고 하면서 그를 《외환법》위반혐의에 걸어 체포하였다.

    これと関連させて警察当局は、捜査員50人余りを動員し、4時間30分にわたり朝鮮商工会館にある総連東京都商工会経理事務所と在日朝鮮合営経済交流協会事務所を強制捜索した。
    이와 련결시켜 경찰당국은 수사원 50여명을 내몰아 무려 4시간 30분에 걸쳐 조선상공회관에 있는 총련 도꾜도상공회 경리사무소와 재일조선합영경제교류협회 사무소를 강제수색하였다.

    今回の強制捜索騒ぎは、日本の安倍政権の反共和国、反総連制裁策動の一環として、共和国の国家主権を侵害し、総連幹部と在日同胞をさらに迫害しながら、総連をなんとか抹殺しようという重大なな政治テロ行為である。
    이번 강제수색놀음은 일본 아베정권의 반공화국,반총련제재책동의 일환으로서 공화국의 국가주권을 침해하고 총련일군들과 재일동포들을 더욱 박해하며 총련을 기어이 말살하려는 엄중한 정치테로행위이다.

    特に、同胞貿易会社の「外為法」違反容疑と何の関わりもない在日朝鮮合営経済交流協会に対する不法無道な強制捜索を行い、協会の資料を不当に押収したのは、祖国との合営、合作事業の内部事情を探知しながら、さらには総連の内部実態を調査掌握しようという陰険な企ての発露である。
    더우기 동포무역회사의 《외환법》위반혐의와 아무런 관계가 없는 재일조선합영경제교류협회에 대한 불법무도한 강제수색을 감행하고 협회의 자료들을 부당하게 압수한것은 조국과의 합영,합작사업의 내부사정을 탐지하며 나아가서 총련의 내부실태를 조사장악하려는 음흉한 기도의 발로이다.

    総連中央は、緊急対策協議会を招集し、中央の担当幹部を在日朝鮮合営経済交流協会と商工会館内にある総連の各級木亜kんに派遣し、強制捜査に備えた対策を立てた。
    총련중앙은 긴급대책협의회를 소집하고 중앙의 담당일군들을 재일조선합영경제교류협회와 상공회관안에 있는 총련의 각급 기관들에 파견하여 강제수색에 대비한 대책을 세웠다.

    総連中央は、今回の日本警察当局の千万不当な政治的弾圧策動を徹底的に糾弾する抗議闘争を継続して展開すると宣言した。
    총련중앙은 이번 일본경찰당국의 천만부당한 정치적탄압책동을 견결히 규탄하는 항의투쟁을 계속 벌려나갈것이라고 선언하였다. (끝)

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    Ureuk Symphony Orchestra再びNYで『パルコルム』、『燃える願い』 (2016年2月21日 「朝鮮中央TV」)

    21日、「朝鮮中央TV」の「20時報道」によると、Christopher Joonmoo Lee指揮のUreukシンフォニー・オーケストラによるコンサートがニューヨークで開催された。同コンサートでは、『パルコルム』、『燃える願い」など、北朝鮮の楽曲も演奏されたという。

    同オーケストラが2012年にNYで演奏した『パルコルム』はYouTubeにアップロードされている。

    https://www.youtube.com/watch?v=VCrVEoT3yUE

    近々、近日の演奏会の曲もアップロードされることに期待したい。

    <追記>
    コメントで『労働新聞』に関連記事が出ていると教えていただいた。前回より大きな扱いとのこと。

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    Source: 『労働新聞』、「《다함없는 흠모의 마음이 터친 송가음악회,승리의 음악회》,《평양의 힘을 페부로 느꼈다》 광명성절경축음악회 《2월의 봄》 미국의 뉴욕에서 진행」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2016-02-22-0029

    『金正恩将軍に栄光を(김정은장군께 영광을)』:「モランボン楽団」だけのバージョン (2016年2月16日 「朝鮮中央TV」)

    過去、この公演の静止画が公開されたとき、「歌詞が違う」と書いた『金正恩将軍に栄光を』もアップロードしておいた。既にコメントでご指摘頂いたように、少しアレンジしてあったため、丁寧の語尾がないリフレインが電光板に出ていた。

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    Source: YouTube, dprknow channel, https://youtu.be/Rlr3851JCEg

    『この世の羨むものはない(세상에 부럼없어라)』:「元帥様」も歌う名曲 (2016年2月16日 「朝鮮中央TV」)

    16日「朝鮮中央TV」が放送した「モランボン楽団」の「光明星-4」号科学者のための宴会公演。「元帥様」も一緒に歌う名曲。「元帥様」が歌う姿を公開したのはこれが初めてのはず。日本語字幕を付けてYouTubeに。

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    Source: YouTube, dprknow channel, https://www.youtube.com/watch?v=iYo5GkwS10I

    『高くたなびけ我々の党旗(높이 날려라 우리의 당기)』:「モランボン楽団」科学者宴会公演でのアレンジ・ベストナンバー (2016年2月16日 「朝鮮中央TV」)

    16日に「朝鮮中央TV」で放送された「光明星-4」科学者宴会公演でのアレンジ・ベストナンバー『高くたなびけ我々の党旗』。日本語字幕を付けてYouTubeにアップロードしておいた。

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    Source: YouTube, dprknow channel, https://www.youtube.com/watch?v=r_9Zm2Nbmfw

    『ああ、慕わしい元帥様(아 그리운 원수님)』:科学者宴会公演で歌われた新曲 (2016年2月16日 「朝鮮中央TV」)

    16日、「モランボン楽団」が「光明星-4」号発射に寄与した科学者宴会で披露した新曲『慕わしい元帥様』を日本語字幕を付けてYouTubeにアップロードしておいた。

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    Source: YouTube, dprknow channel, https://www.youtube.com/watch?v=YAmqkZJtucE

    「金正恩同志が朝鮮人民軍大連合部隊間の双方実動訓練を指導された」:米韓合同訓練に対抗、平壌への侵攻阻止 (2016年2月21日 「朝鮮中央通信」)

    21日の「朝鮮中央通信」が、「元帥様」が「大連合部間の双方実動訓練を指導」したと報じた。訓練は、米韓合同訓練、特に平壌に侵攻して「革命の司令部」をピンポイントで殲滅する計画への応戦体制を確認するものと思われる。

    「朝鮮中央通信」によると、「遮断物設置および克服のための双方実動訓練を通し、攻撃と防御作戦能力を確定し、提起される問題を見つけ出し、対策を講じることで革命の首都平壌を敵のいかなる侵攻からもしっかりと死守するための作戦準備をさらに強化することに目的」があるとし、「主要な地点を打撃するために飛来した武装ヘリコプターが携帯用高射ロケットの命中射撃でバラバラになり」と「革命の司令部」を攻撃しようとするヘリコプターを撃破する訓練も行っている。

    「敬愛する金正恩同志が朝鮮人民軍航空及び反航空軍戦闘準備行事の検閲飛行訓練を視察された」:朝鮮人民軍総参謀長が陸軍大将李ミョンスに、李ヨンギルは? (2016年2月21日 「朝鮮中央通信」)

    21日、「朝鮮中央通信」が「元帥様」が「航空及び反航空軍」の訓練を視察したと伝えた。その中で、朝鮮人民軍総参謀長が李ミョンスとなったことが確認された。粛清説が出ていた李ヨンギルの解任が確認された。

    なお、別記事にした「大連合部隊訓練」共に黄炳瑞は同行していない。

    「元帥様」の左にいるのが李ミョンス(写真の記事は「大連合部隊間の双方実動訓練を指導」)
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    Source: 『労働新聞』、「경애하는 김정은동지께서 조선인민군 대련합부대들사이의 쌍방실동훈련을 지도하시였다」http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_02&newsID=2016-02-21-0001_photo

    モランボンと功勲の公演放送開始 (2016年2月20日 「朝鮮中央TV」)

    スタートは単独と同じ感じ。
    帽子が新しい。
    『金正恩将軍に栄光』を2曲目に。
    新曲『ああ、心に浮かぶ元帥様(아 그리운 원수님)』
    今のところ、単独公演より地味
    『高くたなびけ我々の党旗』良いアレンジと思ったが、功勲国家の歌手登場で少しガッカリ
    単独の時は敬礼はなかったはずだが、今回は敬礼
    タイトルを見落としたが、「光明星」衛星の歌も
    ほぼ1時間経つが、「モランボン」がほとんど
    『我々の信念』は、功勲のオバサン。
    『輝く祖国』、なかなか盛り上げている。そして、おなじみの「元帥様」の写真。
    「功勲」の出番があまりにも少ない公演だった。

    「オリンピック競技大会女子サッカーアジア地域最終予選競技を目前とした朝鮮チーム」:オリンピック参加の自信表明 (2016年2月20日 「朝鮮中央通信」)

    20日、「朝鮮中央通信」が北朝鮮女子サッカーチームが大阪で開催される予選に参加すると伝えた。以下、全訳。

    ************
    朝鮮チームが2月29日から3月9日まで日本で開催される第31回オリンピック競技大会女子サッカーアジア地域最終予選競技出場を目前にしている。
    조선팀이 2월 29일부터 3월 9일까지 일본에서 진행되는 제31차 올림픽경기대회 녀자축구 아시아지역최종예선경기 출전을 앞두고있다.

    朝鮮チーム、ベトナムチームなど、6チームが参加する最終予選競技は、リーグ戦の形式で行われ、そこで1位か2位になったチームがアジアを代表し8月に開催されるオリンピック競技大会女子サッカー競技に参加することになる。
    조선팀,윁남팀 등 6개팀이 참가하는 최종예선경기는 련맹전의 방식으로 진행되며 여기에서 1등과 2등을 한 팀들이 아시아를 대표하여 8월에 열리는 올림픽경기대회 녀자축구경기에 참가하게 된다.

    専門家や愛好家は、この争奪戦で朝鮮チームがオリンピック「入場券」を獲得するものとみている。
    전문가들과 애호가들은 이 쟁탈전에서 조선팀이 올림픽《입장권》을 따낼것으로 내다보고있다.

    朝鮮チームは、2012年から2015年の間にあった第17回アジア競技大会と第2回東アジアサッカー連盟女子東アジアカップ競技大会など、五つの国際競技大会で連続して優勝した。女子ワールドカップを争奪したことがある日本チームを連続3回も打ち破ったのをはじめとし17戦15勝2引き分けの成績を記録している。
    조선팀은 2012년-2015년기간에 있은 제17차 아시아경기대회와 2차례의 동아시아축구련맹 녀자동아시아컵경기대회 등 5차례의 국제경기대회에서 련이어 우승하였다. 녀자월드컵을 쟁취한바있는 일본팀을 련속 3차례나 타승한것을 비롯하여 17전 15승 2무승부의 성적을 기록하였다.

    一方、朝鮮チームは、前に2回、すなわち第29回と第30回オリンピック競技大会女子サッカー競技に参加したことがある。
    한편 조선팀은 앞서 두차례 즉 제29차,제30차 올림픽경기대회 녀자축구경기에 참가한 전적이 있다. (끝)
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    「第24回光明星節慶祝白頭山賞国際フィギュアスケート祝典-将軍様は永遠に我々と共におられる-」:カナダ選手がマイケルジャクソンのムーンウォークを披露、楽曲に『BAD』も (2016年2月16日 「朝鮮中央TV」)

    17日、「朝鮮中央TV」で放送された「光明星節慶祝白頭山賞国際フィギュアスケート祝典」の中で外国選手が演技をする際にBGMとして使われている曲がなかなか面白い。

    韓国統一部のDBで調べると2004年の第13回から2012年の第21回まで毎年放送され、2013年の第22回は放送されず、2014年の第23回、2015年には大会がなく、2016年に第24回が放送されている。2013年の放送がなかったのは、核実験の影響で放送がキャンセルされた可能性がある。大会があったことは、「uriminzokkiri-TV」で紹介されているので間違いない。

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    Source: YouTube, uriminzokkiri, https://www.youtube.com/watch?v=HI_FZ-8Ax7c

    2014年に開催された第23回大会の「録画実況」動画は、残念ながら見つけ出すことができない。

    2012年の「録画実況」動画を見ると、フランス人選手の演技が見られる。彼らが使っている曲は西側の曲で、「思想・精神的」にはあまりよさそうではない。朝鮮人民にとっては、公式的にはこの番組ぐらいでしか聞くことができない曲だ。2012年は、金正恩時代の初年であるが、もしかするとこの年から西側の曲を演技のBGMとして使うことを許可し、さらにそれを放送したのかもしれない。残念ながら、それ以前の「録画実況」を見つけることができないので、金正日時代の状況を確認することはできない。

    フランス選手は23分頃に登場する。
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    Source: YouTube, uriminzokkiri, https://www.youtube.com/watch?v=U3j3HOJF66Q

    2014年大会の様子を見られないのは残念だが、2016年大会ではカナダの黒人選手がマイケルジャクソンの楽曲を使いながらムーンウォークを披露している。朝鮮人民にとっては、その奇妙な動きは理解できないだろうが、国際大会とはいえそれを放送してしまうのは凄い。この大会では、その他にもジャズのような曲を使って演技している選手もいる。当該部分をYouTubeにアップロードしようと思ったが、BGMが長く、しかもはっきりと聞こえるのでやめておく。以下のURLからuriminzokkiriがYOUKUにアップロードした動画があるので、そちらを参照されたい。52分頃からカナダ選手の演技は始まる。

    http://www.uriminzokkiri.com/php_tmp/youkuplayer.php?no=30740

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    Source: KCTV, 2016/02/17

    「モランボン楽団と功勲国家合唱団の合同祝賀公演開催」:「合同」も開催、「モランボン」単独、「青峰」に続く連続技 (2016年2月20日 「朝鮮中央通信」)

    20日、「朝鮮中央通信」が「モランボン楽団と功勲国家合唱団」の合同公演が18日に開催された伝えた。

    『金正恩将軍に栄光を』などが演奏されたと。「元帥様」の観覧はなし。

    これまでの合同公演では「功勲国家合唱団」が前に出ていたが、今回は「モランボン楽団」が先に書かれており、同楽団を中心とした楽曲構成ではないかと思われる。

    これも、数日中に放送されるであろう。

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    Source: KCNA, 2016/02/20

    「光明星節慶祝旺載山芸術団青峰楽団公演」:パッとしない公演、 (2016年2月19日 「朝鮮中央TV」)

    19日、21時(PST)頃から「青峰楽団」公演が放送された。『労働新聞』で確認すると、公演は16日から18日まで「峰火劇場」で開催された模様。

    20160219_kctvasf_022211269.jpg
    Source: KCTV, 2016/02/19

    記事には「斬新で強力な主体芸術の力、女性歌手達の澄んだ個性的な声と洗練された優雅な律動、特色ある演奏形成で」と書かれているが、先祖返りしたような演奏でテレビで見ている限りでは「熱情的な共感により高調に達」することはなかった。

    『労働新聞』、「왕재산예술단 청봉악단공연 진행」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2016-02-17-0019

    また、19日の『労働新聞』の記事では、公演を「祖国に滞在している海外同胞」も観覧したと書かれているので、訪朝中の総連の人々も観覧したのかもしれない。

    『労働新聞』、「광명성절경축 왕재산예술단 청봉악단공연 진행」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2016-02-19-0016

    1月末に「功勲国家合唱団」が歌った『我々の信念(우리의 신념)』も歌っている。これは、字幕を付けて、YouTubeにアップロードしておいた。
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    Source: YouTube, dprknow channel, https://youtu.be/GDFiD2Kjb6M


    ***********以下、視聴しながらのコメント*************
    一瞬、軍服を着た一団が出た。過去記事に書いた、ソヌらしき人物もいたかは不明。

    「光明星節公演」なので、「将軍様」楽曲メドレー。

    パーカッションはいても、全然音が出ていない。

    「青峰」の「青峰」たるところが見えない。

    バイオリンのお姉さんがいるから、やはり「青峰」だ。

    バンドの男性が多いので、「青峰」ではないのか・・・・?

    19時頃帰宅したら、もう、「青峰公演」か。

    「元帥様」両方使って、盛り上げてくれているようだ。着衣は「思想・精神的問題」なし。

    「光明星-4号科学者と宴会開催」:「モランボン楽団」今夜の放送は微妙、「栄光、捧げる」と歌詞 (2016年2月15日 「朝鮮中央TV」)

    <追記9>
    「モランボン楽団」の宴会公演で盛り上がっているが、「20時報道」をしっかりと見ておられ、「光明星節慶祝万寿台芸術団音楽舞踊総合公演」の観覧者の中にソヌらしき人物がいるとの情報をいただいた。切り出した写真を貼っておくのでご覧いただきたい。当該動画は、コメントの中にあるurlよりYouTubeで見ることができる。

    20160216sonuka.png
    Source, KCTV, 「20時報道」、2016/02/16

    ソヌだとすると、「万寿台芸術団」と何らかの関係がある仕事をしているのだろうか。

    <追記8>
    「元帥様」がロケット発射に署名したのは労働党庁舎で「19時」と。外は雪景色に見えるのだが。
    音がポチョンボ的になっているような気がする。電子音が目立つようだが。
    『高くはためけ我々の党旗』のアレンジがいい。
    ***************

    開城を閉鎖しておきながら、それを放送(streaming)してしまう、韓国も万歳!
    民主主義の価値はここにあり。
    放送禁止云々を言っている閣僚がいる国の国民としてはなんとも恥ずかしい。

    <追記7>
    「我々の将軍様」で「金正恩将軍様」!

    <追記6>

    完璧なスケジューリング、栄光の歌!!!

    <追記5>
    ソウル時間の0時まで「これ見よがしに」!
    つづいて、「あなたがいなくて、生きられない:

    しかも、このアレンジは、凄い!

    <追記4>
    ソウルで謳歌するには、凄すぎる!

    <追記3:速報>

    2月16日、14時5分(PST)より「モランボン楽団」公演放送。「光明星-4完全成功」から「光明星節」にいたる完璧なスケジューリングのようだ。
    *********************

    15日「光明星-4号の科学者のための宴会」の「録画報道」があった。「モランボン楽団」の静止画が何枚か追加されていた。

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    Source: KCTV, 2016/02/15

    「栄光、捧げる」と歌詞が出ているが、『金正恩将軍に栄光を』には、このような歌詞はない。

    また、放送予定を見る限りでは、今夜の楽団公演放送は微妙なところ。13日の宴会なので、万里馬速度での準備はできていそうな気はするが。

    <追記>
    時間的に今夜の放送は無理そうだが、「光明星節慶祝花火大会」でもやらないのだろうか。

    <追記2>
    16日、21時台の番組が長いので、この辺りに入ってくると良いのだが。

    「在日本朝鮮人中央大会開催」:「水素弾」「光明星-4」関連言及一切無し、人民生活向上に「特色のある貢献」 (2016年2月15日 「労働新聞」)

    15日付けの『労働新聞』が、朝鮮総連の「光明星節(金正日の誕生日)」に際した「中央大会」の様子を伝える記事を掲載した。

    記事では、「水素弾」、「光明星-4」には一切言及していない。実際に「中央大会」で言及がなかったのか、日本における総連の立場に配慮して書かなかっただけなのかは分からないが、いずれにせよ総連なり本国が、こうしたことに日本社会が反対しているということが分かっていることの証左であろう。総連は当然分かっているはずであるが。

    そして、総連の役割として「祖国の経済強国建設と人民生活向上に特色を持って貢献」し、「日本人民との友好親善のための対外活動をさらに主導的に展開する」と書かれている。総連が、「水素弾完全成功」や「光明星-4」を本当に「中央大会」で称賛していないのであれば、多少は「友好親善」に寄与したことにはなる。

    『労働新聞』、「재일본조선인중앙대회 진행」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2016-02-15-0028

    『詩 目映い2月の星(눈부신 2월의 별)』:「光明星-4」号の発射動画を使った新しい詩 (2016年2月14日 「朝鮮中央TV」)

    14日、「朝鮮中央TV」で「光明星-4」号の発射動画を使った新しい詩が放送された。「若い力」と「歩み(パルコルム)」で「元帥様」。「光明星」で「将軍様」を讃えている。

    日本語字幕を付けてYouTubeにアップロードしておいた。
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    Source: YouTube, dprknow channel, https://youtu.be/cZsP1dQy1Eo

    「体育熱風の2015年」:「体育テレビジョン」2015年8月15日放送開始確認、ウォーターマークはなし?、大衆運動、「神秘のパワー」の源泉 (2016年2月14日 「朝鮮中央TV」)

    14日に「朝鮮中央TV」で放送された「体育熱風の2015年」という番組の中で、「体育テレビジョン」が「祖国解放70周年を迎える意義深い日に始まった」とナレーションがあり、2015年8月15日に開始されたことが確認された。

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    Source: KCTV, 2016/02/14

    以前にも「体育テレビジョン」については記事にしたが、その時に頂いたコメントに、「ウォーターマーク」に関する記述があった。上記の写真を見る限りでは、「体育テレビジョン」にウォーターマークはない。黒い枠の部分にある「主体塔」は、「朝鮮中央TV」のものである。

    「体育テレビジョン」の番組製作風景と思われる。左の男性は、カウントダウンをしているように見える。
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    Source: KCTV, 2016/02/14

    これまで「朝鮮中央TV」で見た体育番組は全て録画で、アナウンサーと解説者が録画を見ながら解説を付けている。この番組でも、スタジオ内で録画を見ながら話すアナウンサーと解説者の様子が出てくる。「体育テレビジョン」でも録画放送が基本となっているのであろう。

    上の写真でディレクターがカウントダウンをし、スタジオの人たちが話し出すというような流れになっている。
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    Source: KCTV, 2016/02/14

    「協同農場」の運動会で置かれた「体育ニュース」の掲示板には、「国際体育ニュース」、「国内体育ニュース」、「農場体育ニュス」、「体育常識」が書かれている。「国際体育ニュース」は、金正恩時代になってから「朝鮮中央TV」でも放送頻度が高まった国際競技(北朝鮮とは無関係の)番組などからも分かるように、国際的なスポーツに北朝鮮が強い関心を示している証左であろう。別記事にも書いた、北朝鮮女子サッカーチームの日本入国許可方針、もしなかったならば「対話の扉は開いている」どころか、「ストックホルム合意破棄」以上の強い反発を受けるところであったことが予想される。
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    Source: KCTV, 2016/02/14

    各道対抗バスケットボール大会が開催されている体育館。照明が暗いことが分かる。電力問題、「元帥様」の「2016年、新年の辞」でもトップ項目で扱われているように、北朝鮮にとっては最重要課題なのだろう。
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    Source: KCTV, 2016/02/14

    こちらの「体育学校」対抗バレーボール会場は明るい。
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    Source: KCTV, 2016/02/14

    「我々人民の情緒と時代精神が反映された特色のある遊技競技でさらに高調した体育大会」とナレーション。何を始めるのかと思って見ていたら、「植林運動」という「時代精神が反映された特色のある遊技競技」だった。
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    Source: KCTV, 2016/02/14

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    Source: KCTV, 2016/02/14

    そして、リンゴが実るという「時代精神」的に完璧な競技である。
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    Source: KCTV, 2016/02/14

    「体育を大衆化、生活化しよう」とスローガン。字体が「光明星-4」号に使われたものと似ているようにも見える。流行しているのかもしれない。
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    Source: KCTV, 2016/02/14

    「全国道大衆、群衆体育大会-15」の様子を撮影するカメラマン。「体育テレビジョン」のカメラマンだろうか。
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    Source: KCTV, 2016/02/14

    大型スクリーンに映る大会の様子を見る朝鮮人民。
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    Source: KCTV, 2016/02/14

    「相手チーム(中国の女子サッカーチーム)の選手にとって、我々のチームは謎でした。朝鮮チームと戦うと外国のチームには何か不足しているものがある。朝鮮女子サッカーチームは、本当に神秘なチームだ」とナレーションがあり、神棚が出る。左には「民族の太陽、金正恩将軍万歳!」、右には「先軍の旗に従い、百勝を轟かせよう!」と書かれている。
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    Source: KCTV, 2016/02/14

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    Source: KCTV, 2016/02/14

    「元帥様」への「勝利の宣誓書」に署名する選手達。2番目に書かれているのは、キャプテンの李ウムシルの名前。1番目は責任監督の金グァンミン。
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    Source: KCTV, 2016/02/14

    試合の前夜、『朝鮮画報』に出ている「敬愛する元帥様の慈愛深い映像」を見る、選手達。これが、「神秘」のパワーの源泉ということを言いたいのであろう。
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    Source: KCTV, 2016/02/14

    褒賞として授与された自動車であろう。中国製の自動車に見えるが、型式不明。
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    Source: KCTV, 2016/02/14

    この「記録映画」は、「朝鮮記録科学映画撮影所」が制作している。「記録科学映画」というカテゴリーがおもしろい。
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    Source: KCTV, 2016/02/14

    「敬愛する金正恩同志をお招きし『光明星-4』号発射成功に寄与した科学者、技術者、労働者、幹部を歓迎する宴会が盛大に開催された」:モランボン楽団公演も、早ければ今夜放送か? (2016年2月15日 「朝鮮中央通信」)

    15日、「朝鮮中央通信」が平壌訪問中の「光明星-4」号発射に貢献した科学者等のための宴会が「元帥様」夫妻を迎えて開催されたと伝えた。

    「元帥様」の宴会における演説も伝えている。

    ***********************
    宇宙征服の道は、単純な科学の道である以前に、革命の道、自主の道であったのであり、我々の平和と自主権を奪おうとする敵対勢力との熾烈な階級闘争であるのと同時に、偉大な首領様の遺訓を貫徹するための首領擁護戦であったと仰った。
    우주정복의 길은 단순한 과학의 길이기 전에 혁명의 길,자주의 길이였으며 우리의 평화와 자주권을 빼앗으려는 적대세력들과의 치렬한 계급투쟁인 동시에 위대한 수령님들의 유훈을 관철하기 위한 수령옹위전이였다고 말씀하시였다.

    敬愛する元帥様は、万里対空の宇宙に最先端突破戦の産物、自強力の産物である衛星を打ち上げたことは、人民に民族的誇りと自負心を抱かせるためであったと仰った。
    경애하는 김정은동지께서는 만리대공의 우주에 최첨단돌파전의 산물,자강력의 산물인 위성을 쏴올린것은 우리 인민에게 민족적긍지와 자부심을 안겨주기 위해서였다고 하시였다.

    同志達の火のような愛国忠情の玉の汗は、そのまま燃料となり推進力となり、主体偉業が0.001mmの誤差もなく、正確に宇宙に打ち上げられたと仰った。
    동지들의 불같은 애국충정의 구슬땀은 그대로 연료가 되고 추진력이 되여 주체위성이 0.001㎜의 편차도 없이 정확히 우주에 솟구쳐올랐다고 말씀하시였다.
    ******************

    などと、「光明星-4」号発射の意義について述べ、

    *****************
    敬愛する金正恩同志は、現時代は、科学と技術の時代であり、科学技術を発展させることは、国の前途と運命を決定する重大事であると仰りながら、自主、先軍、社会主義の威力を轟かせながら、世界をリードする白頭山大国の前進速度をさらに加速させようとするならば、科学前戦が全力で持って立ち上がり、主体科学の神秘な力が作用しなければならないと仰った。
    경애하는 김정은동지께서는 현시대는 과학과 기술의 시대이며 과학기술을 발전시키는것은 나라의 전도와 운명을 결정하는 중대사이라고 하시면서 자주,선군,사회주의의 위력을 떨치며 세계를 앞서나가는 백두산대국의 전진속도를 더욱 가속시키자면 과학전선이 용을 쓰며 일어나고 주체과학의 신비한 힘이 작용해야 한다고 하시였다.
    *******************

    と、科学技術の重要性を強調している。「主体科学の神秘の力」とも言っているが、北朝鮮では「科学神秘主義」は排斥の対象とされている。「主体科学」であれば「神秘」性を帯びても許されるのかもしれないが、おもしろい。

    宴会では、「モランボン楽団」の公演が行われており、早ければ今夜にでもその様子が放送されるのではないかと思う。「光明星-4」号発射の動画を見せた「朝鮮記録映画」の最後の場面で使われた新曲、『金正日将軍に栄光を』を「モランボン楽団」単体で歌うのか、また、新たな新曲が登場するのか、舞台セットに「光明星ー9」号があるのかなどが注目される。

    科学者達は、その間、「ルンラ・イルカ館」や「科学技術殿堂」、アイススケート場など、平壌の名所を観覧したと「20時報道」などで伝えていたが、「モランボン楽団」公演まで含めて、7日の発射というのは「光明星節」に合わせて完璧にスケジューリングされていたようだ。

    <追記>
    『労働新聞』で写真が公開された。

    「モランボン楽団」。黒いスカートと白い上着という今までにはないコスチュームで登場。バイオリンの一番左がソヌのような髪型だが・・・
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    Source:『労働新聞』、「경애하는 김정은동지를 모시고 《광명성-4》호발사성공에 기여한 과학자,기술자,
    로동자,일군들을 환영하는 연회가 성대히 진행되였다 」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_02&newsID=2016-02-15-0001_photo

    「元帥様」と李雪主夫人の大判ツーショットも公開。夫人がここまで大きく出るのは久しぶり。直近の写真はまだ確認していないが、少なくともこの写真では、夫人が「尊厳徽章」(バッジ)をきちんと着用している。
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    Source:『労働新聞』、「경애하는 김정은동지를 모시고 《광명성-4》호발사성공에 기여한 과학자,기술자,
    로동자,일군들을 환영하는 연회가 성대히 진행되였다 」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_02&newsID=2016-02-15-0001_photo

    さらにもう一枚。「元帥様」ニコニコ。
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    Source:『労働新聞』、「경애하는 김정은동지를 모시고 《광명성-4》호발사성공에 기여한 과학자,기술자,
    로동자,일군들을 환영하는 연회가 성대히 진행되였다 」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_02&newsID=2016-02-15-0001_photo

    今回は、ビュッフェ式の会食としたようだ。これも、「元帥様」時代のニュースタイルだと思う。過去記事で紹介した「マシンリョンホテル」のレストランもビュッフェ式のように見えた。
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    Source:『労働新聞』、「경애하는 김정은동지를 모시고 《광명성-4》호발사성공에 기여한 과학자,기술자,
    로동자,일군들을 환영하는 연회가 성대히 진행되였다 」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_02&newsID=2016-02-15-0001_photo

    演説をする「元帥様」。「NADA」が目立っている。
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    Source:『労働新聞』、「경애하는 김정은동지를 모시고 《광명성-4》호발사성공에 기여한 과학자,기술자,
    로동자,일군들을 환영하는 연회가 성대히 진행되였다 」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_02&newsID=2016-02-15-0001_photo

    もう1枚、気になる写真があった。「元帥様」の右横に座っている若い女性は誰だろうか。科学者には見えないが。娘にしては大きすぎるし。金ヨジョンにしては髪型が違うし。
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    Source:『労働新聞』、「경애하는 김정은동지를 모시고 《광명성-4》호발사성공에 기여한 과학자,기술자,
    로동자,일군들을 환영하는 연회가 성대히 진행되였다 」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_02&newsID=2016-02-15-0001_photo

    「北朝鮮代表、入国へ=サッカー女子五輪予選」:2020年を意識したのだろうが、歓迎、北朝鮮「軍人」入国許可方針 (2016年2月14日 「時事通信」)

    14日の『時事通信』報道によると、「政府は、29日から大阪で行われるサッカー女子のリオデジャネイロ五輪アジア最終予選に出場予定の北朝鮮代表の入国を受け入れる方針を固めた」とのことである。

    『時事通信』、「北朝鮮代表、入国へ=サッカー女子五輪予選」、http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160214-00000023-jij-pol

    まずは、歓迎すべき決断である。背景には、2020年オリンピック開催国ということがあり、今から政治的な理由で特定国選手の入国を拒否し、それを向こう4年間の火だねとして持ち続けたくなかったことがあったのであろう。正しい判断である。

    北朝鮮女子サッカーチームのメンバー構成は分からないが、2015年東アジアサッカー連盟東アジアカップで北朝鮮を優勝に導いたメンバーが中心となることは間違いであろう。例えば、多数のゴールを入れた、「鴨緑江体育団」の羅ウンシム選手(キャプテン)などは必ず含まれていると思う。また、国際女子サッカー総合チームの金グァンミン責任監督もチームと共に来日すると思う。この2人は、過去記事で紹介し、YouTubeにアップロードしておいた「朝鮮民主主義人民共和国、2015年の最優秀選手と監督」のトップで紹介されているほど、北朝鮮にとっては重要な人々である。

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    Source: YouTube, dprknow channel, https://www.youtube.com/watch?v=S3T-O3qPcMM

    政府は了解の上で「入国許可方針」を出しているはずなのでもう一つ評価しておけば、北朝鮮の代表チームのメンバーの多くは、日本の警察組織に当たる「人民保安部」所属の「鴨緑江体育団」(キャプテンの羅ウンシム)、また人民軍を統括する「人民武力部」所属の「4.25体育団」の選手である。前者は「警察官」だとしても、後者は身分的には「軍人」である。下の写真からも分かるように、「元帥様」に敬礼をしている。

    東アジアカップで優勝し凱旋帰国。「元帥様」に敬礼をする女子サッカー責任監督と選手(2枚目)。
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    Source: KCTV, 「体育強国の2015」、2016/01/27

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    Source: KCTV, 「体育強国の2015」、 2016/01/27

    もちろん、全てが「軍人」ということではなく、下の写真のように敬礼をせず、「元帥様」と握手だけしている人もいる。
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    Source: KCTV, 「体育強国の2015」、 2016/01/27

    「モランボン楽団」のメンバーも「軍人」なので、北朝鮮の女子サッカー選手が「軍人」だからといって、特に騒ぐ必要もないのだが、形式的には、「軍人」の入国も許可方針を出したことは、英断であると評価しておきたい。

    とにかく、北朝鮮チームが滞在中、事故等が起きないよう、しっかりとした対応が望まれる。ある意味、それも2020年東京オリンピックの警備体制、訓練・点検の一つのポイントとなる。

    <追記>
    2016年2月14日放送された、「記録映画 体育熱風の中の2015」でも羅ウンシム選手が2015年トップアスリートとして紹介されている。

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    Source: KCTV, 2016/02/14

    左が羅ウンシム選手
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    Source: KCTV, 2016/02/14

    『<テレビ連続劇>輝く野山』:新しいのか古いのかよく分からないドラマ (2016年2月13日 「朝鮮中央TV」)

    13日、「輝く鉱山 第1部」が放送された。過去記事を書いたときは「강산」を「野山」と訳したが、第1部を見た限りでは、「鉱山」を舞台としたストーリーのようだ。タイトルをもう一度確認したが、「강산(江山)」となっており「광산(鉱山)」ではない。

    第1部では、中央の鉱山管理部門の副部長が、「党の方針どおりに仕事をせず」と「ムンヨル鉱山」の生産を停滞させた責任を取り、自ら鉱山労働者となる。副部長はムンヨル鉱山の技術者、支配人などを経て中央の副部長になった人物。「党の方針どおりに仕事をせず」という具体的な内容はまだ出てきていないが、何らかの事情があったものと思われる。

    この「テレビ連続劇」、4:3の旧サイズの番組で、新しいのか古いのかよく分からない。韓国統一部のDBを調べる限りでは、過去の放送データがないので新シリーズのようであるが、それならばワイドサイズで放送してもよさそうなもの。もしかすると、部分的に過去の映像を使っているために、新シリーズであるにもかかわらず旧サイズにしたのかもしれない。

    下の写真は、主人公の副部長。胸のバッジが古いが、デザインは別記事で紹介した「金正恩バッジ」のデザインになりそうな「ロケット発射」記録映画の最終シーンに出てくる「元帥様太陽像」と非常に似ている。
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    Source: KCTV, 2016/02/13

    しかしこのドラマ、元来12日放送予定だったのが、延期されて13日になった。12日に何か特別放送があったのかといえば、同じ時間枠で朝鮮の伝統酒を紹介するドキュメンタリーを放送していた。

    「スキーブームの中で賑わうマシンリョン」:「元帥様」が初試乗のゴンドラ登場 (2016年2月13日 「朝鮮中央TV」)

    13日「マシンリョンスキー場」を題材としたドキュメンタリーを「朝鮮中央TV」が放送した。。

    恐らく、初めてだと思うが、同スキー場にロープ-ウェイ(ゴンドラ)が新たに設置されたことが判明した。ナレーションは「最近新たに設置された」と言っており、スキー客は「元帥様が初めて乗られた」と言っている。番組の最後で見せているので、一番見せたいものだったはず。

    この番組、韓国統一部DBでは、過去の放送データがないので、13日夜が初放送だと思う。すると「最近」は本当に最近ということだろう。

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    Source: KCTV, 2016/02/13

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    Source: KCTV, 2016/02/13

    「元帥様」が初試乗したという「現地指導」報道はなかったが、乗っても乗らなくても、「元帥様」の「恩情」で、スキーをしない人が頂上に登れるよう設置されたということであろう。

    「初めは怖かったですが、飛行機に乗っているようです」と話す女性達。衣服からしてスキー客ではない。「このロープウェイに元帥様が初めて乗られたと聞いたので、涙が溢れ出ました」と言っている。
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    Source: KCTV, 2016/02/13

    YouTubeに日本語字幕を付けてアップロードしておいた。朝鮮人民の自然なインタビューがおもしろい。
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    Source: YouTube, dprknow channel, https://youtu.be/f32P74xs0Hc
    プロフィール

    川口智彦

    Author:川口智彦
    「朝鮮中央TV」ワッチャー

    ブログの基本用語:
    「元帥様」=金正恩朝鮮労働党委員長(上の絵の人物)、2016年12月20日から「最高領導者同志」とも呼ばれる
    「首領様」=金日成主席
    「将軍様」=金正日総書記
    「副部長同志」=金ヨジョン(「元帥様」の妹)
    「白頭の血統」=金一族
    「大元帥様達」=「首領様」と「将軍様」

    우 그림은 충정 담아 아이가 그린 경애하는 김정은원수님이십니다.

          dprknow

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