「敬愛する金正恩同志が西南前線水域の最南端に位置するカルリ島前線哨所基地とチャンジェ島防御隊を視察された」:ヤマハの2ストロークエンジンを装備したゴムボートで、コケそうな「元帥様」 (2016年11月13日 「朝鮮中央TV」)

    13日、「朝鮮中央TV」で、「元帥様」がNLL付近の島を「視察」したという「録画報道」があった。ちょうど上海にいたときで見落としていたが、「元帥様」今度は小舟でなく、ゴムボートで「南朝鮮傀儡共」の目前に登場したようだ。「米帝と傀儡共」が「斬首作戦」をやるつもりなら、わざわざ「精鋭部隊」を組織して平壌まで行かなくても、このタイミングで高空を飛行する無人機からゴムボートにミサイルでも撃ち込めば、「元帥様」のみならず、側近もまとめて「水葬」できる。そいうことを想定して、「元帥様」は、わざわざゴムボートに乗って勇猛果敢(ベッチャン)さを披露したのであろう。例によって、どこで撮影した写真なのかは特定できないが、一応、海ではある。

    20161113 경애하는 김정은동지께서 서남전선수역 최남단에 위치한 갈리도전초기지와 장재도방어대를 시찰하시였다mp4_000649665
    Source: KCTV, 2016/11/13

    ところで、気になるのはゴムボートに取り付けられているヤマハ製の船外機である。日本のヤマハHPやヤマハ船外機を扱う中古エンジン業者のHPを調べてみたが、なかなかこのエンジンは出てこなかった。しかし、英語で検索してみたところヒットした。

    エンジンモデル: 40 ENDURO 40馬力
    エンジン形式: 2ストローク 直列2気筒
    排気量: 703cc
    推奨最大回転数: 5000-5500 RPM
    燃料タンク容量: 24L
    ギア比: 200:1
    全高: 550mm
    重量: 74kg

    こんなところである。日本のヤマハHPを見ると2ストロークエンジンは出てこない。バイクの2ストローク同様、環境問題があって製造・販売を止めているのであろう。このエンジンが出ていたのは、オーストラリア・ヤマハのHPであった。オーストラリアでは、まだ2ストロークエンジンが現行カタログに出ており、販売されている。

    yamaha enduro 40
    Source: Yamaha-Motor Australia, http://www.yamaha-motor.com.au/products/marine-outboard/2-stroke-mid-power/11-40-enduro

    価格を調べてみると、オーストラリアで2016年製の新品を約40万円で販売している。値段的には、「元帥様」が乗船するボートとしては、安すぎる感じがする。ちなみに、4ストロークタイプだと、この価格では20馬力モデルしか買えない。環境問題は気にしないとして、4ストに比べてうるさいいし臭い2ストエンジンのゴムボートになぜ敢えて「元帥様」を乗船させたのかよく分からないが、バイクの経験からすれば、2ストの加速は素晴らしい。そんな「未知の体験」を「元帥様」にお楽しみただいたのかもしれない。

    オーストラリア・ヤマハのこのビデオでは、4ストと2ストの比較をしている。何をとっても4ストの勝ちだが、価格と加速だけは2ストにメリットがあり、恐らく、生産期間が長かったので、保守パーツも容易に入手できるという点も重視しているのかもしれない。ビデオの最後のシーンで、2ストの加速の良さが見られる。

    http://www.yamaha-motor.com.au/multimedia/video/marine-outboard/2-stroke-vs-4-stroke

    「元帥様」は、「4回目」のチャンジェ島訪問もした。もっとよい船着き場があるはずだが、ここでも敢えて岩がゴロゴロした地点にゴムボートを着け、側近に支えられながら歩いている。岩に手を当てているので、転びそうになったのかもしれない。確かに、「元帥様」の巨体では、こんなところを歩くのは大変であろう。まあ、「ベッチャン」があれば、何でもできるという話だが。

    20161113 경애하는 김정은동지께서 서남전선수역 최남단에 위치한 갈리도전초기지와 장재도방어대를 시찰하시였다mp4_000316333
    Source: KCTV, 2016/11/13

    「경애하는 김정은동지께서 서남전선수역 최남단에 위치한 갈리도전초기지와 장재도방어대를 시찰하시였다」

    「朝鮮人民軍創建60周年記念中国時計」:なかなかシブイ時計、時間も正確、昆明手表廠の「春城」ブランド (2016年11月26日)

    上海からシブイ時計が届いた。細かないきさつは分からないが、文字盤に「1992.4.25」とプリントされ、赤い大きな星が12時の下に描かれている。中国で1992年4月25日が特別な日なのかは調べていないが、どうやら中国関連の日ではなく、「朝鮮人民軍創建60周年」を中国が北朝鮮と共に祝して作った時計のようだ。

    PB260669.jpg

    北朝鮮製の時計ではなく、裏面には雲南省昆明と記され、英文字でChuncheng(春城)と書かれている。リューズトップにも裏面に書かれているロゴと同じロゴがあるので、春城の正規品であろう。Baidu(最近、中国語が分からないながらも活用している)で調べてみると、中国各地の色々なメーカーがこのデザインの時計を作ったようで、裏蓋には色々なメーカー名やブランド名が記載された写真が出てくる。
    PB260670.jpg

    朝鮮人民軍創建60周年に際し、中国人民解放軍の軍人に配られたのであろうか。しかし思えば、1992年は中国と韓国が国交を樹立した年である。それが人民軍創建60周年と重なり、その年に中国でこんな時計が作られたというのも、偶然とはいえ、おもしろい。

    この時計、飾りにすれば良いという程度で入手したのだが、実に正確に時を刻んでくれる。しばらく使われていなかったからなのか、はじめはゼンマイの巻き上げが充分にできず、10時間ぐらいで止まってしまったが、だんだん馴染んできたのか、ゼンマイの巻き上げ回数も増えてきた(固いと感じるポイントが変わってきた)。しかも、風防はプラスチック、余計な機能は一切無し。ベルトは私の腕にはきつすぎたので、日本で買ったメッシュのステンレスベルトに換えたが、なかなか良い感じである。過去記事で紹介した、香港製(中国製?)の「共和国旗」時計は文字盤が大きすぎて、多少邪魔感があったが、この時計は文字盤も小さく、しかしながら分を表示する棒も長めに書かれているので、老眼には嬉しい。

    しばらくは、活躍してもらおうと思っている。

    <追記>
    中国製時計も奥が深いようで、色々なサイトがある。日本語は比較的少ないが、下記のブログを書かれている方は、多種収集されているようだ。

    中国式機械時計の世界、http://from-shanghai.com/

    この時計のムーブメントについて調べていたところ、Tongji (统机)という中国標準のムーブメントが使われているようだ。

    Shanghai-ZSH.jpg
    Source: Chinese Watch Wiki, Chinese Standard Movement, http://chinesewatchwiki.net/Chinese_Standard_Movement

    上の写真は、人民軍創建60周年記念時計のものではない。裏蓋を開けて中を見たいところだが、簡単には開きそうではなかった。クオーツ式の安物時計の裏蓋はこれまでいくつも開け、電池交換をしているのだが、さすがにアンティーク時計は、壊したくないので慎重になってしまう。

    「北の旅券台紙持ち込み阻止 羽田空港で100冊 総連特権に揺さぶり」:北朝鮮産とどのように特定したのか (2016年11月24日 「産経新聞」)

    24日、『産経新聞』ウェブ版が、「朝鮮総連幹部の男性」が持ち込もうとした「北朝鮮旅券の未使用台紙」が、羽田空港で「持ち込み差し止め」されたと報じた。

    『産経新聞』、「北の旅券台紙持ち込み阻止 羽田空港で100冊 総連特権に揺さぶり」、http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161124-00000060-san-soci

    この男性は、北京経由で北朝鮮入りしたということであるが、この人が持っていた旅券台紙が「北朝鮮産」であることをどのように特定したのであろうか。本人が「北朝鮮で入手した」と言ったのであれば、「北朝鮮産」である可能性は高まるが、そうでなければ、北京空港で入手した「中国製の偽物」、本物であったにしても中国製の紙を使い「在北京北朝鮮大使館」で製造した台紙の可能性もある。在北京北朝鮮大使館の域内には、治外法権が適用されるので、北朝鮮領域と解されるとでもなるのであろうか。また、中国製の紙に北朝鮮のスタンプ等が押されると「付加価値」が高まり、北朝鮮製と判断されるのであろうか。

    日本国内で外国旅券を偽造すれば、「有印私文書偽造」に当たるとどこかに書かれていたが、偽物の単純所持を規制する法律はあるのだろうか。かつて、拙ブログで紹介した、北朝鮮旅券型手帳も、北朝鮮旅券の偽造品であるといえば、偽造品である(もちろん、使用に耐えない偽造品ではあるが)。

    総連は、総連関係者に北朝鮮旅券を発行するために台紙が必要なのであろう。以前、平壌から瀋陽に向かう高麗航空機で、日本の総連系学校の生徒たちと乗り合わせたことがあるが、彼らが瀋陽空港で入国審査のために手にしていたのは、日本の再入国許可証であり、北朝鮮旅券ではなかった(重ねていたり、隠し持っていたならばその限りではないが。瀋陽空港に着いたとたんに、バッジを外していたので、「隠し持つ」可能性は排除できない)。なので、事実上、朝鮮籍の人々が海外旅行をする時に必要なのは、北朝鮮旅券ではなく、日本政府が発行する再入国許可証なのだと思う。「思う」というのは、特定国で「朝鮮籍」を証明する書類として、北朝鮮旅券の提示を求めることがあるかもしれないからである。

    『産経新聞』には、「『「北朝鮮の日本における在外公館』業務を担う朝鮮総連にとって、旅券の新規発行や更新といった事務は本国(金正恩政権)の信任を示す特権の一つとなっている。」と書かれているが、朝鮮総連系の人に朝鮮総連が北朝鮮旅券を発行しても「信任」でも「特権」でもない。彼らにとっての旅券発行機関は、朝鮮総連しかないのだから。まあ、台紙がなくなって発行できなくなれば、旅行証明書でも発行し、各自、平壌か北京の大使館で旅券を発行してもらうことになるのであろう。

    「中威工贸有限公司」:大同江ビールの中国輸入代理店、超市(スーパー)で販売も (2016年11月21日)

    コメントで、中国の大同江ビール輸入代理店、「中威工贸有限公司」に関する大変興味深い情報を頂いた。同社のHPは朝鮮語版もあり、色々なことが書かれている。まだ、眺めただけだが、追って、詳細を追記する。

    取りあえず、同社のHPより。大同江ビールのプロモーションビデオ。中国版につき、日本語字幕は付けられない。

    Source: 中威工贸有限公司, http://www.dtjbeer.com/en/default.aspx

    <追記>
    映画やドキュメンタリーの字幕付けをしていたら、こちらの追記が遅れてしまった。中威工贸有限公司のHPより、興味深い部分を訳出しておく。

    会社紹介:

    丹東中威工贸有限公司は、2002年に設立され、国家経済貿易局と税関総局の許可を得た輸出入権が(ある)企業である。登録資金は、5000万元である。
    단동중위공무유한공사는 2002년 성립하고 국가 경제 무역국 과 세관충국의 허락을 받은 수입출권이 기업이다. 등록자금은 5000만원 인민페이다.

    会社は、完璧な管理システムを設立し、財務、人力、行政の質などを含んだだけではなく、はじめから企業の運河建設(を)開始し、限りなく努力と「創信」(信用創造?、朝鮮語ではなく、中国語の語彙をそのまま使っている)を通じて、資金が「限り 低廉化?」、専門家、知識化、会社員を有しており、現代科学文化管理システムも有していることは明白である。
    회사는 완벽한 관리 시스템을 설립하고 재무 인력 행정 질등 포함될 뿐만 아니라 처음부터 기업의 운화건설 시작하고 끝없이 노력과 창신을 통하여 지금이 한 저령화 전문화 지식화 회사원을 가지고 있고 현대 과학 문화 관리 시스템도 가지고 있다는 것을 분명이다.

    様々な商品と技術の輸出入(直訳では、「輸入出」、これも中国語か?)を専門的に経営し、代理している。特に、会社は、主に朝鮮、韓国、日本、マレーシア、タイなど、国の貿易往来をしている。それだけではなく、会社も国際、様々な福祉組織である、ユニセフ、WFPなど、合作がたくさんある。2014年だけ、出国収益が4000万ドルにもなった。
    여러가지 상품과 기술의 수입출을 전문적으로 경영하고 대리한다. 특히 회사는 주로 조선 한국 일본 말레시아 태국등 나라의 무역왕래를 하고 있다. 뿐만아니라 회사도 국제 여러 복지조직인 유니세프 세계식량계흭등 합작이 많이 있다. 2014년만 출국수익이4000만 달러나 되었다.

    と、ここまで訳した結果、朝鮮語は全然駄目。よほど朝鮮語を知らない人が訳したのか、場合によっては、機械翻訳の可能性すらある。丹東であれば、朝鮮語をまともに話せる朝鮮族もいるだろうに、雇用していないのだろうか。

    朝鮮大同江ビール 500ml
    조선대동강맥주:500ml

    ・朝鮮人の誇り、平壌の新「製品?」
    ・조선사람의 자랑, 평양의 신 품경
    ・純粋な豪州白芽(ホップの中国語か?)で生産しながら、タンパク質(と?)、ビタミン及びミネラルを多く含んでいる。
    ・순정 호주백아로 생산하면서 단백질관 비타명 및 광물질을 많이 들어가 있다.
    ・トイル(意味不明)技術しながら、汚染がなく、きれいに大同江の川の水で(を)使用しています。
    ・더일 기술 하면서 오염없이 깨끗한 대동강강수로 사용합니다.
    ・品質良く、栄養価の値が高い(。)ストレスを解消でき、寿命を延ばすこともできる。
    ・품질 좋고 영양가치가 높다 스트레스를 풀 수 있고 연년익수도 할 수 있다.
    ・口の感じ(朝鮮語にはない語彙、口と感の組み合わせ)がソフトで、香りがマイルド。
    ・입감이 부드럽고 향기가 연하다.
    ・色が透明で、泡が豊富だ。
    ・색깔 투명하고 거품이 풍부하다
    ・大同江ビール、中国輸入指定総代理(店)丹東中威工贸有限公司
    ・대동강맥주 중국 수입 지정 총대리 단동중위공무유한공사

    と、やはり朝鮮語が酷い。つまり、コメントを下さった方が中国語から訳出された、下記を朝鮮語で書いたつもりなのだろう。

    「朝鮮人民が誇るビール 100%純オーストラリア麦芽で製造

    純オーストラリア麦芽を使用、タンパク質と豊富なビタミン・ミネラルに富む、ドイツの技術を導入、まだ汚染を受けていない大同江の水を使い醸造し、口当たりは芳醇・味は柔らか、色合いは爽やかで透明、泡はきめ細やかで豊富、最高品質、高い栄養価、ストレスをほぐす、寿命を延ばす」

    まあ、「寿命を延ばす」(延年益壽)だけは、朝鮮語からもまともに伝わったのでよしとしよう。

    もちろん、さらに寿命を延ばすには、ビタミン豊富な「朝鮮キムチ」、「モランボン楽団」の歌、そして「ミソン・ドンム」が必要となるわけだが…

    「人体の『潤滑剤』ビタミン」:「ロボット撮影機」を使用したと思われるCG映像、司会は女子力旺盛なカン・イルシム、カロリーベースから栄養ベースの健康管理に、自然なインタビュー、多様なアイスクリーム、「万里馬速度」 (2016年11月22日 「朝鮮中央TV」)

    22日、「朝鮮中央TV」で、ビタミンについて紹介するドキュメンタリー番組が放送された。この番組では、一つ前の記事で紹介した「ロボット撮影機」を使って撮影したと思われるCG画面が多用されている。

    そのCGに埋め込まれた司会として、これまで日本語字幕を付けて紹介したドキュメンタリー番組にも登場している、女子力旺盛なカン・イルシムを起用している。確か、初めてテレビに登場したとき、彼女は、まだ学生と紹介されいたと思うが、今回、番組最後に出るクレジットを見ても「司会」とだけ書かれており、既に大学を卒業しプロとして働いているのかもしれない。所属は、「朝鮮中央TV」であろうか。

    カン・イルシムを組み入れたCGであるが、なかなかよくできていると思う。カンがCGの自動車に乗って登場したり、手元で文字を曲げたりする場面は、とても自然にできている。今日の日本のテレビ局であれば、当たり前に使うような技術であろうが、それでもデジタル画像処理が一般化してから可能になった技術だと思うので、そんなに前ではない。

    この番組では、上記の通り、ビタミンの重要さについて解説している。北朝鮮は、カロリーベースでの摂取量が不足しているというのが一般的な認識であり、また、そのような現状もとりわけ平壌以外の地域で依然として残っているのであろうが、カロリーベースではなく、栄養(ビタミン)ベースの教養を提供するこうした番組を放送できるところまで、改善してきているのかもしれない。

    過去に紹介したドキュメンタリーシリーズもそうであるが、この番組の面白さは、台本無しの朝鮮人民インタビューが聞けるところである。もちろん、日本のテレビ局同様、「このような質問をしますから」とか、事前取材を通じて、大体の話は決まっているにしても、朝鮮人民が自分の言葉で、色々なことを言っているのがおもしろい。特に、「ビタミンの木」農場のシーンで出てくるおばさんが、ビタミンの木の実の効能を話した後、するっと「偉大な首領様」の逸話に入っていくところなど、やらせなのか、本当にこのおばさんが思ったことを言っているのか、分からない。感じとしては、この地に「ビタミンの木」を植えさせてくれ、生活を良くしてくれた「首領様」に本当に感謝しているようである。

    また、5.1総合加工工場で生産されているアイスクリームも色々と見せているが、本当に多種多様なアイスクリームを作っているようだ。単に、羅先で流通していなかっただけなのかもしれないが、2014年、羅先で食べたアイスクリームとは全く違う、日本のコンビニで売っていそうなアイスクリームが平壌では食べられるようになったようだ。

    こうした映像を見ていると、「元帥様」の時代になり、「千里馬速度」から「万里馬速度」になったという雰囲気が伝わってくる。

    日本語字幕付き。

    Source: KCTV, 2016/11/22

    「撮影ロボットを国産化し映画撮影に導入」:早速、テレビ番組制作で活用か (2016年11月19日 「朝鮮の今日」)

    19日、「朝鮮の今日」が、「国産撮影ロボット」を紹介する動画を掲載した。実は、22日、「朝鮮中央TV」で放送された「ビタミン」を紹介するドキュメンタリー番組で、司会者をCGの中に取り込んだ画面が多用されていたので、その番組に字幕を付けて紹介すべく、作業を進めていた。このドキュメンタリーは次の記事で紹介できると思うが、その撮影にもこのロボットが使われていたのかもしれない。

    日本語字幕付き。

    Source: 「朝鮮の今日」、2016/11/19

    「母の日慶祝万寿台芸術団三池淵楽団公演」:何曲かピックアップ、『告白』と『我々は万里馬騎手』がよい (2016年11月21日 「朝鮮中央TV」)」

    21日、「朝鮮中央TV」で放送された「母の日慶祝万寿台芸術団三池淵楽団公演」より、数曲ピックアップした。外国曲メドレーも演奏したが、これといった曲はなかった。「元帥様」の母親、高英姫を臭わせる何かがあるかと思ったが、特になかった。

    『告白』

    Source: KCTV, 2016/11/21

    『我々は万里馬騎手』

    Source: KCTV, 2016/11/21

    『愛の光線』

    Source: KCTV, 2016/11/21

    『幸福の明日』

    Source: KCTV, 2016/11/21

    『あなたが母』、『党よあなたがいるので』

    Source: KCTV, 2016/11/21

    「<地震>福島第2原発の冷却機能自動停止 第1異常なし」:「自動」というが、保護なのか故障なのか?、原発安全神話復活に警鐘 (2016年11月22日 「毎日新聞」)

    22日朝の地震では、関東地方でもかなりの揺れを感じた。

    7時32分に配信された『毎日新聞』ネット版には、「東京電力によると、地震の影響で、福島第2原発3号機の使用済み核燃料プールの冷却機能が自動停止した」と書かれている。

    『毎日新聞』ネット版、「<地震>福島第2原発の冷却機能自動停止 第1異常なし」、http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161122-00000018-mai-soci

    気になるのは、「自動停止」とう部分である。通常、「自動停止」は何かを保護したり危険を回避するために作動する機能である。原子炉の構造は全く分からないが、冷却機能が停止すれば、水温が上昇して危険な状態に至るのではないだろうか。比較の対象としては適切でないのかもしれないが、私は、エンジンが充分に暖まった走行中の自動車で冷却システムが「自動停止」すれば、どのような事態に至るのかを想像してしまう。

    今後、東京電力は、「自動停止」が適切な停止だったのか、故障による「自動停止」だったのかを明らかにすべきである。

    それにしても、原発が再稼働し始めている今、こうした事態が発生したのは、原発安全神話に対する警鐘であるような気がしてならない。

    「私たちの家の話(우리 집 이야기)」:全編日本語字幕完成 (2016年11月16日 「朝鮮中央TV」)

    予告編を出していた「私たちの家の話」全編に日本語字幕を付けた。所々に、「元帥様」称賛小話が入っているが、それほど不自然ではなく、全体として良いストーリーとなっている。

    全編日本語字幕付き。

    Source: KCTV, 2016/11/16

    「敬愛する金正恩同志が社会主義の海の香りが溢れる朝鮮人民軍5月27日水産事業所と1月8日水産事業所を現地指導された」:来年のカレンダーでは1月8日はどうなるのか (2016年11月18日 「朝鮮中央通信」)

    18日、「朝鮮中央通信」などが、「元帥様」が朝鮮人民軍所属の2つの「水産事業所」を「現地指導」したと報じた。隣接した2つの「水産事業所」をまとめて「現地指導」したのだろうが、この時期に「1月8日水産事業所」を訪れているところが興味深い。2016年のカレンダーでは、1月8日は祝日ではなくなっているとのことであるが、2017年はどうなるのであろうか。報道では、「1月8日」に「刻み込まれた事由」については一切触れていないので、もしかすると日にちとは関係ない「現地指導」だったのかもしれない。

    「1月8日水産事業所」従業員用の住宅と思われるが、屋上の出っ張りは単なるデザインであろうか。日本の場合、屋上の出っ張りはエレベーターの機械室だったり、給水タンクだったりするのだが。
    MM00249246.jpg
    Source: KCNA, 「경애하는 김정은동지께서 사회주의바다향기 차넘치는 조선인민군 5월27일수산사업소와 조선인민군 1월8일수산사업소를 현지지도하시였다」

    「事大・売国集団の危険な軍事的妄動」:uriminzokkiri-TVのオリジナル日本語字幕版、GSOMIA協議を非難 (2016年11月18日 「uriminzokkiri-TV」)

    18日、uriminzokkiri-TVに日韓GSOMIA協議を非難する動画のオリジナル日本語字幕付きバージョンが掲載された。この動画の朝鮮語バージョンは11月10日公開されているが、オリジナル字幕付きバージョンを比較的早く出してきた。ターゲットは日本ではなく、朴槿恵政権。

    オリジナル日本語字幕付き。

    Source: uriminzokkiri-TV, 2016/11/18

    Nexus7 2013がGoogleロゴから進まなくなった: 当たり前のことがで「簡単に」きなかった機種 (2016年11月15日)

    上海からの帰路、Nexus7 2013が起動しなくなった。電源ONでGoogleのロゴは出るのだが、いくら待ってもその次に進んでいかない。実はこの現象、今回が初めてではなく、これまでは、

    1.電源ボタンを15秒以上長押しして再起動。
    2.音量ボタンの下(音を小さくする方)を押しながら電源ボタンを長押しして起動。起動画面からリブートする。
    3.SIMカードを抜いた状態で起動する。一度、完全に起動させて、通常終了(電源OFF)。その後、SIMカードを挿入して、再起動。
    4.Google画面で放置し、Google画面が出なくなるまでバッテリーを消費させ電源を自然に落とす。その後、充電をして再起動。

    のような方法で対処できていた。ところが、今回は、上の1~4いずれの方法でも対処不可。さらに、上記2の画面からリカバリーをしようにも進んでいかないという最悪の状態になった。

    電池が簡単に脱着できる機種であれば、電池を外して再起動で大体の問題は解決する。ところが、Nexsus7では、裏蓋を開けないとそれができない構造になっている。所詮、B級品として買った中古の安物Nexus7だし、1万円ぐらいで私の用途では問題なく使えるタブレットが新品で買える時代である。

    それなのに、やはりゴチャゴチャとソフト的に解決すること(PCと接続してアンドロイドを再インストールする)ばかり考え、裏蓋を外して電池を外すという発想にはなかなか至らなかった。

    「Nexus7 2013 電池交換」でネット検索をすると、裏蓋の開け方はいくらでも出てくる。裏蓋は、器用な人ならば薄いマイナスドライバーなどを使って開けることもできるのかもしれないが、お勧めできない。私の場合、手元のペン立てに入れてあるドライバーで試したが、傷を付けるばかりでなかなか引っかからない。そこで思い出したのが、かつてスマホの液晶画面交換の時に使ったプラスチック製の工具。液晶画面をebayで購入し輸入したら、一緒に送られてきた。これが超便利で、プラスチック製なので傷は付かないし、引っかかりもよいので一度引っかけ横に滑らせる感じで簡単に外すことができた。ただ、注意すべき点は、ヘッドフォン端子とUSB端子の部分が非常に細くなっているので、力をかけすぎるとヒビを入れてしまう。私もやってしまったが、上記の通り、「駄目なら新品を買えばいいや」という気持ちでやっているので、気にならない。ヒビが入っても、気にさえしなければ、使用上の問題はない。このプラスチック工具は、amazonでも安価に売っているので検索されたい。検索語は「Nexus7 バッテリー」あたりを使うと、バッテリーと一緒に出てくる。

    蓋を開け、バッテリーケーブルのコネクターを上(筐体の上ではなく、空間上の上。つまり、空(そら)の方)に向かって、やはり上記のプラスチック工具を引っかけて持ち上げると外すことができる。

    その後、再びコネクターをさして、蓋を閉めないまま起動するか試す。慎重にやるのなら、蓋を閉めた方がよいのかもしれないが、私は上記理由で蓋なしで。蓋には、アンテナなどが埋め込まれているようだが、気にしない(蓋とMBの接点は4つある)。その結果、「当たり前」に起動した。バッテリーを外せる機種であれば、本当に「当たり前」の話しなのに・・・。

    実は、このNexsus7、Googleロゴで止まるエラーよりも、「SIMが挿入されていません。再起動します」というエラーが多く出ていた。その時は、勝手に再起動させれば直っていたので問題は深刻ではなかった。念のため、SIMの接点をアルコールで清掃したり、SIMソケットにエアーを当てたりしていたが、一向に改善しない。

    色々調べていると、どうやら、Nexsus7 2013には、設計上問題があり、MBに接続されているケーブルの差し込み部分で接触不良を起こすようである。この接触不良による症状は様々で、もっとも一般的なのが上記「SIMが挿入・・・」であるが、その他にも画面が回転しなくなる、タッチパネルが反応しなくなる、など色々あるようだ。きっと、接触不良が発生するタイミングによって、発生する症状が違うのであろう。

    この問題の抜本的解決は、メーカーで「MB交換をしてもらう」ということのようだが、お手軽解決は、ケーブルのソケット部分と裏蓋の間に何かを挟み込んで、裏蓋でソケットを押さえつけるということのようだ。これも調べてみると、ビニールテープや両面テープを挟んでいる人がいる。ビニールテープはベタベタして嫌なので、私は手元にあった自動車車内用の厚めの両面テープを挟んでおいた。確かに、蓋の後ろにはこの部分を押さえるためのウレタンが元々貼り付けられており、設計上もこのコネクターは「蓋で押さえつける」ことを想定していたのであろう。おもしろかったのは、「裏蓋に書かれているNexsus7のsを叩くと起動するようになるという都市伝説」があるとどこかに書かれていたことである。実はこれ、「都市伝説」ではなく、その「s」の下付近にウレタンが貼られており、その下には問題のコネクターがある。なので、叩けば接触が復活し、起動するということは充分にあり得る。

    ここまでやって蓋を閉め、SIMカードを挿してしてみたところ、再びGoogleロゴから進まないという悪夢が蘇っている。蓋開けは一度やってしまえば要領が掴めるので、再び裏蓋を開け、バッテリーケーブルを脱着し、蓋をしないままSIMカードなしで電源ON。問題なく起動する。

    今度は、蓋をしないままSIMを挿入して起動してみる。蓋をしないままでのSIM挿入は、お勧めしない。SIMカードがズレるとSIMソケットが抜けなくなり、最悪の場合、SIMソケットを壊して外すしか方法がなくなる(Nexsus7の場合、このソケットはamazonなどで購入できるので、自力修理は可能であるが・・・面倒)。かく言う私も、上記理由からかなり適当に作業を進めていたので、SIMカードを引っかけてしまった。

    実は、これもスマホで経験済みだったので、焦らなかった。薄いプラスチック(百均でぶら下がっているイヤフォンなどが入っているプラケースを切り取って作るのが一番)を接点側に挿入して、SIMカードと一緒に引き出せば、取り出すことができる。で、それを実行。

    そして、蓋を閉めないまま、今度は少し慎重にSIMカードを挿入して起動。理由は不明ながら、今度は問題なく起動し、SIMカードも認識した。画面を見ていたら、一瞬、「androidを構成しています」というような文字が出た。これを見て思ったのは、Googleロゴから進まなくなるのは、接触不良を繰り返しているうちに起動時の修正用バッチファイルのようなものが壊れてしまうのではないかということである。その壊れたバッチファイルがバッテリーが低電圧になって消えればラッキー(上記4の状態)、そうでないとバッテリー外しをしないと残ってしまうのではないだろうか。

    とにかく、SIM挿入状態で正常起動が確認できたので蓋を閉める。その前に、おまじないで蓋に埋め込まれているアンテナとMBの接点をアルコールで清掃しておいた。拙宅には、ホームセンターで買ってきた安物の接点復活剤があるが、接点掃除はアルコールに限る。かつて、自動車のセンターロック制御ユニットが不調になり分解したことがあるが、この時、リレーの接点に接点復活剤をいくらかけてもすぐに不調になっていたものが、アルコールを綿棒や紙につけて清掃してやったら回復した。アルコール清掃をすると、綿棒が黒くなるので、汚れの状態も分かる。Nexsus7の接点も多少汚れていたようで、少し黒い汚れが綿棒の先に付いた。

    そして、蓋を閉め、SIMカードを挿入して起動。普通に起動、SIMカードも認識した。以上の作業に1時間半ぐらい要したが、今のところ不調は発生していない。ただ、「SIMカードが挿入・・・・」等のエラーは、常に外出時に発生していた。それが振動によるものなのか、LTE通信によるものなのか(自宅ではWLANを使用)、発熱によるものなのかは不明なので、もう少し使ってみないと分からない。まあ、その都度、バッテリー外しをすればよいのだが、さすがに外で蓋を開けるのは工具もないしやりたくない。

    ということで、この状態でしばらく使ってみることにする。壁紙の「白頭山」腕時計が実際に動いて時刻を表示してくれると嬉しいのだが・・・
    PB170667.jpg



    「かけっこ(달리기)」日本語バージョン:過去記事で紹介した「かけっこ」の日本語版 (2016年11月15日 「uriminzokkiri-TV」)

    15日、uriminzokkiri-TVに過去記事で紹介した朴槿恵揶揄動画『かけっこ』のオリジナル日本語字幕版が掲載された。韓国で使われている日本語字幕があればそれと比較するとおもしろいが、YouTubeではなさそうだ。そのうちに英語版を出すであろうが、現代自動車のPVで使っている英語字幕と比較するとおもしろいかもしれない。

    オリジナル日本語字幕付き。

    Source: uriminzokkiri-TV, 2016/11/15

    「<朝鮮映画>私たちの家の話し (우리집 이야기)」放送中 (2016年11月16日 「朝鮮中央TV」)

    2016年9月に平壌で劇場公開された「私たちの家の話し」放送中。超ワイドスクリーン。

    主人公チョンアのお父さんはトラック運転手。チョンアに携帯で電話をするが、運転中なのでヘッドフォーンマイクを使っている。北朝鮮の道交法に運転中の携帯電話使用を禁じる規定があるのかは不明。

    よい映画だ。
    20161116urichipiyagi1.jpg
    Source: KCTV, 2016/11/16 放送中

    「母の日」スペシャルとしては非常に最適。

    なぜか、朝5時に「愛国歌」が流れている。有線放送か。

    『愛そう(사항하노라)』をBGMに使っている。この映画専用の編曲のようだ。演奏は「モランボン楽団」。

    「我々のお父さんは、金正恩元帥様(金日成ではない)」とまとめて終わる。
    20161116urichip34232.jpg
    Source: KCTV, 2016/11/16

    そのうちに、日本語字幕を付けて紹介したい映画だった。

    全編字幕付きの予告編。「モランボン楽団」の楽曲部分前後。日本語字幕付き。

    Source: KCTV, 2016/11/16

    人民服(中山装)、上海・モランボン音楽食堂: 入り口で手を振って歓迎、丹東に輸入会社大同江ビール、マイク無しカラオケ、デュエットも、大同江ビール中国ルート (2016年11月15日)

    再び上海で学術会議があり、1時間ほど前に帰宅した。忘れる前に、いくつか書いておき、後日、追記等をすることになると思う。

    今回、上海では、人民服を買いたいと思っていた。実は、横浜中華街の雑貨屋で人民服らしきものを購入したのだが、ペラペラで見るからに作業服。秋口ぐらいには、ちょうどよい感じなので着ていたら、、ついに「なんだ、その作業服みたいなのは」と言われてしまった。そんなこともあり、上海では、もう少しまともな人民服を買いたいと思っていた。淘宝网で「中山装」(中国語では、このように呼んでいるらしい)をキーワードに検索すると200元ぐらいからたくさん出てくる。これだけ出てくるのならば、どこでも売っていると思ったのだが、中国の学生に検索してもらっても、売っている店が全く分からない。

    「南京西路付近のデパートに行けばありそうだ」というところまで分かり、とにかく地下鉄で南京西路まで行ってみた。中国の先生が同行して下さったのだが、色々な人や店に聞いても「わからない」という答えばかり。まあ、この辺りの反応は、日本のネットにもたくさん書かれている。中国の先生が色々と聞いて下さっている間、周りを見回していると「制服」とかかかれた店が見えた。1人で取りあえず入ってみると、品のよさそうなオバサンがいて、英語で話しかけても通じない。「今、人を呼ぶからちょっと待って」(というようなことを言って)と携帯で誰かに連絡をしているところに、中国の先生が入ってきて通訳をして下さった。その店、オーダーメードの店で、つり下げ品はない。ところが、何と偶然に、サンプルとして作ったグレーの人民服の上着があり、着てみるとピッタリ。延吉の朝鮮食堂カラオケマシンよろしく、これを買っていくがいくらだと聞いたところ、2000元と。その後、オバサンが「社長」なる人に携帯で連絡を取りながら値段交渉をし、結局1500元で決着。現金を出して、「これを受け取らなければ帰る」という素振りをしたところが効いたようだ。結果として安かったのか高かったのかは分からないが、歩き回ることなく買えたのでよしとする。質は作業服とは比較にならず、生地も「ウール100%」と言っていた(日本のようにタグはないが)。回し者ではないが、人民服(中山装)が欲しいというニーズはあるようなので、下に店のURLを記しておく。店構えは小さかったが、大きな洋服屋の支店のようだ。オーダーメードの店なので、ある程度の滞在期間がないと現地受け取りは厳しいかもしれない。

    HUAXIA, http://www.hxsuits.com/

    人民服が直ぐに手に入ったので、少し休んでから、モランボン音楽食堂に向かった。今回は、3人で向かったが、そのうち1人は朝鮮語が話せる私の弟子同志。驚いたのは、店から数十メートル離れたところで、チマチョゴリを着たドンムが我々に手を振っていたことである。否、我々に手を振っているなどとは思いもしなかった。ところが、そのドンム、親善的日本人民の顔を覚えていたようで、店の前で日本語で「いらっしゃいませ」とか言いながらはしゃいでいる。実は、親善的日本人民はこの9月に話をしたドンムの名前も顔も忘れており、手を振っているドンムに「ミヨンドンム(前回話をしたドンム)はいるか」と大変「思想・精神的」によくない質問をしてしまった。ドンム曰く、「ミソンならいますが、ミヨンは・・・」と。手まで振ってくれたのに、顔も名前も忘れるというのは、工作員としての訓練が全く不足している証拠。その時は、公演時間を聞き、9時半というので、「周囲を歩いてまた戻ってくる」と言ってコリアタウンを歩くも、特にこれといった店もなく、10分ほど後に再びモランボン音楽食堂に戻ってきた。再び、日本語で「いらっしゃいませ」と歓迎され、階段を上る。

    日曜日ということもあったのか、店内には漢族(らしき人々)、朝鮮族、南朝鮮人民など、かなり多くの人がいた。前回とは大違いだったので、ドンムに「今日は日曜なので客が多いのか」と尋ねたところ、「開業後、3ヶ月経ったので定着しました」と。ということは、我らが9月に訪れた時は開業直後だったということになる。「思想・精神的に」にうるさい親善的日本人民が「よろしくない」と指摘した絵は、全てトイレの横の壁に移動されていたようだ(今一つ、確認が甘いが)。

    ある筋の話しでは、丹東で10月末に朝鮮食堂に行ったところ、南朝鮮人と思われて入店拒否されたということであるが、モランボン音楽食堂には、南朝鮮人民もグループでおり、ドンムと話をしていた。地域によってなのか、店によってなのか分からないが、随分対応が違うようだ。

    前回の経験があったので、ビールははじめから大同江ビールを注文した。前回の写真と比較してみる必要があるが、今回は、ビールの表のラベルには、中国語表記もあり、裏のラベルには丹東の輸入販売会社も記されていた(写真は、後日)。もしかすると、中国向けの大同江ビール生産を本格化し、丹東に輸入販売会社を設けて朝鮮食堂で供給できるようなネットワークが構築されつつあるのかもしれない。その大同江ビールの値段は、37元であった。

    前回の報告では、1曲50元で歌えると書いたが、今回確認したところ、モランボン音楽食堂ではカラオケサービスはないということが判明した。弟子同志は、「音楽食堂というのにそんな」と不満そうだったが、まあ、そういう規則らしい。系統的には、延吉の白雪会館と同じなのだが、この辺り、おもしろい。

    例によって、入店時には、古い曲が流れていたので、モランボンか青峰に変えてくれとリクエスト。前回同様、「行こう、白頭山へ」からモランボン楽団シリーズが流れる。すると、遠くの角に立っていたドンムが口をパクパクさせながら歌い出し、ドラムを叩くような素振りを始める。やはり、モランボン楽団の楽曲は、若い朝鮮人民の曲なのであろう。

    今回は、朝鮮族のサッカーチームが打ち上げをやっていて、店内は「乾杯(朝鮮語で)」の声などでかなり騒々しかった。そんなこともあり、こちらもあまり気にせず、弟子同志と一緒にかなり大きな声でカラオケ画面を見ながら歌っていた。お咎めがあれば止めればいいやという程度であったが、お咎めは一切無し。連発でモランボン楽団の歌を歌っているとドンムの視線がこちらに集中し、カウンターでは、厨房にいるオジサン(朝鮮人民かは不明)まで出てきて、ニコニコしながらこちらを眺めている。唖然としているのは、南朝鮮人民。何だあいつらはということをドンムに質問していたのかもしれない。

    親善的日本人民とはいえ、全てのモランボン楽団の歌を完璧に歌えるわけではない(例えば、『海、豊漁歌』、『チョンリョンのリンゴの海』など、民謡調の歌)。さびは知っていても、その前後はという曲は何曲もある。そんな曲で戸惑っていると、ドンムがやって来て、我らの席の横で歌い出した。自分が歌うというよりも、親善的日本人民をリードするような感じで歌っている。そんなこともあり、次々と流れる、モランボン楽曲をドンムと共に歌うという大変楽しい状況になった。しかも無料(もちろん、マイクはないが)。

    そうこうしているうちに、第1回公演が始まった。入店直後、古い歌ではなくて、新しい歌を中心にやってくれるようリクエストしておいたかいがあってか、2曲の中国曲を除いて、全て新しい朝鮮曲。しかも、中国曲の1曲は『時の流れに身を任せ』。まあ、歌詞は中国語であるが、日本で流行した歌であるということを知って選曲したのであれば、かなり心憎い。

    モランボン音楽食堂の前回の演奏は、特に感激するようなものはなかったが、今回はドラムのドンムがとても凄かった。クライマックスで演奏する「これ見よがしに」など、これまで「朝鮮中央TV」で聞いたことがないほどドラムのビートを効かせた演奏をしている。どこかに楽譜があるのか、自分たちでアレンジしているのかは分からないが、ともかく凄い演奏だった。

    と・・・まだあるが、本日ここまで。

    <追記1>
    『これ見よがしに』で1つ思い出したので、寝る前に書いておく。公演前に『人民の歓喜』が流れたので、かけ声のように歌う部分をモランボン楽団声楽組がやるように歌ったら、、大変受けていた。親善的日本人民が、超親善的日本人民になった瞬間であった。

    <追記2>
    追記に時間がかかってしまった。まず、上で話題にした大同江ビールの写真から。

    中国側の輸入業者は、「丹東中威工貿易公司」となっており、製造年月日か輸入年月日かは分からないが、「2016/08/02」と記されている。このラベルは、明らかに中国輸出用のラベルで、朝鮮で製造された時点で添付されているのか、中国で添付されているのかは不明。
    PB160664.jpg

    次に表面のラベルであるが、これには「大同江ビール 大同江ビール工場」とだけ記されている。延吉の白雪食堂にあったビールのラベルには、「2番」と記されていた。これ、ドンムに「何番ビールか」と質問したのでよく覚えている。したがって、延吉で出された大同江ビールと上海のそれのラベルは異なることになる。
    PB160665.jpg

    また、瓶の栓も異なっている。左が延吉のもので右が上海のもの。印刷のクオリティーは、上海のものの方がよさそうに見える。
    PB160666.jpg

    この辺りの違いが、北朝鮮の生産ラインで発生しているのか、あるいは輸入ルートで発生しているのか、はたまた中国で偽物が流通しているのか、もう少しサンプルを集めてみないと分からない。

    さて、ドラムを叩いたドンムの話を上に書いたが、演奏者の服装についてである。楽器は、ベース(ギターだったかも、失念)、ドラム、オルガンが基本となっており、サクソフォーンのソロもあった。サックス奏者の服装は忘れてしまったが、歌唱組のドンムがサックスを演奏していたはずなので、チマチョゴリにサックスという組み合わせだったかもしれない。ベース(ギター?)、ドラム、オルガン奏者は、キラキラ光るメラのワンピースを着用していた。朝鮮人民にしては、スカートの丈が短い(とはいえ、モランボン楽団ぐらいであるが)、「思想・精神的」には完璧とはいえない衣装であった。しかし、やはり「間違い」は犯さないように、ドラム奏者はワンピースの下にしっかりと膝まであるスパッツを着ていた。「モランボン楽団」のドラムは、長ズボンを着用しているので、それに習えばよさそうなものだが、衣装がなかったのかもしれない。

    ミソン・ドンムは、寒空の中(とはいえ、上海は東京よりもかなり暖かかった)、チマチョゴリの上にジャンパーを羽織って、遅くまで呼び込みをしていた。第1回公演が終わる頃に上に上がってきたので、「歌唱指導」をしてくれたドンムにミソン・ドンムを呼んでくれるように頼んだ。「今、奉仕中なので、終わったら来るように伝えます」とのことだったが、しばらくしたらこちらにやって来た。情報提供者にはリワードを手渡すというのが、工作員の鉄則。少ない工作資金を工面し、ミソン・ドンムに近所の百均でチョコレートを何枚か買って、お土産として持って行った。「色々と話をしてくれたから、お土産だ」と出すと、「結構です」と取りあえず拒絶。これは、想定内だったので、そのお土産に「深く刻み込まれた事由」について説明をした。詳細は長くなるので省くが、一言でお土産は拙宅の「芸術家」から朝鮮のお姉さんへということになっている。そのお土産に「深く刻み込まれた事由」を聞いたドンムは、お土産を受け取ってカウンターに預けていた。「ドンムたち、みんなで分けて食べて下さい」と言っておいたので、みんなで食べてくれたことを願っている。一応、ペコちゃんだとか、アンパンマンだとか、日本のキャラクターが箱に描かれているチョコを選んでおいた。「少年大将」があれば言うことないが、さすがに百均では売っていない。

    2回目の公演は10時半に始まった。こちらは、古い曲が主体であったが、1曲だけ例のドラムのドンムが爆発する曲を演奏してくれた。「モランボン楽団」の楽曲であるが、曲目は失念。2回目の公演が終わると、人々がすっと帰って行った。

    例の朝鮮族サッカーチームは飲み過ぎなのか、ステージの前で踊っていた。そこまではよいのだが、ステージに上がり、ドンムに接近。そこで登場したのが、前回の記事でも紹介した朝鮮族のアジュミ。凄いパワーでステージ上の朝鮮族を引き下ろした。しかも、何回も。引き下ろされた後、その男はアジュミに何か言われていたようだったが、素直に引き下がっていた。一方、ずっと下を向いている人がそのグループの中におり、床をかなり汚したようだ。彼らが帰った後、朝鮮人民らしき男性にドンム達全員が呼びつけられ、カウンターの前でなにやら深刻な顔で男性の話を聞いていた。雰囲気的には、叱られていたようだ。その後、数人のドンムが床掃除を始めていた。ただこの男性、その後は、ずっとスマホで遊んでいたので、「思想・精神的」に悪いものを見ていたのか、本国の指令を受けていたのか、はたまた朝鮮族だったのかは不明である。否、「朝鮮中央TV」のストリーミングを見ていたという可能性ももちろんある。

    思い出せる限りではこのぐらいであろうか。現時点では、12月に別の学術会議があり北京に行く予定があるので、夜、解放されれば、北京の朝鮮食堂も「探索」してみようと思っている。

    <追記3>
    もう一つ思い出した。この食堂でもカラオケマシンについて尋ねてみた。というのも、『祖国賛歌』をリクエストしたところ、「機械が古いからその曲は入っていない」とドンムが言ったからだ。では、ということで「朝鮮のカラオケマシンが欲しいのだがどこで売っているのか」とドンムに尋ねた。ドンムは、「分かりませんから聞いてみます」と、上に書いた朝鮮人民らしき男性の所に行って聞いていた。戻ってきて言ったことは「大使館に行けばあります」。ま、あるのだろうが、北京の北朝鮮大使館に行って「カラオケマシンを買いに来ました」と言ったところで、追い払われるのが関の山であろう。まあ、北朝鮮大使館なるもの見たことがないので、次回の北京行きで時間があれば見に行こうと思う。カラオケマシンは・・・・だが。

    トランプが勝ちそう: トランプは「元帥様」を招くのか (2016年11月9日)

    日本時間の9日15時半、残り数州で米大統領選挙の結果が出ようとしている。よほどの大逆転がなければ、開票進行状況からして、トランプが勝利すると思う。

    過去記事に「その系では、大したことをしそうにもないクリントン候補よりも、トランプ候補の方が米国大統領に相応しいような気もしている」と書いたが、米国民も同じ判断をしたようだ。

    私の関心は、彼が北朝鮮に対して何をするのかだ。彼は、演説で「俺は行く気はないが、北朝鮮の指導者が来るなら歓迎する。ただし、盛大な晩餐会はやらない(中国など、他国の指導者にもやらないが)」と述べている。

    北朝鮮としては、トランプの韓国独自防衛発言(=米軍撤退)を歓迎している。

    とにかく、トランプが言っている「とにかく、(北朝鮮の指導者と)話をしてみなければ始まらない」という言葉には一理がある。

    「元帥様」もテレビを並べて各局の報道を見ているはずである。

    <追記>
    トランプが勝利宣言をするために出てきた。 NBC Live Coverage

    「<新しく出た歌>我々には偉大な党がある」:「功勲国家合唱団」の新曲、歌は女性歌手 (2016年11月8日 「朝鮮中央TV」)

    8日、「朝鮮中央TV」で放送された「新しく出た歌」、『我々には偉大な党がある』。「功勲国家合唱団」の演奏、歌は李オクッファとなっている。特段のメッセージ性はないが、「党(=「元帥様」)は雨や雪から守ってくれる」というような歌詞があるので、「咸鏡北道北部被害復旧戦闘」を意識して作った歌ではないかと思う。

    日本語字幕付き。

    Source: KCTV, 2016/11/08

    「<沖縄「土人」発言>鶴保担当相『差別とは断定できない』」:呆れる人はここにも (2016年11月8日 「毎日新聞」)

    8日、『毎日新聞』がネット版で、鶴保庸介沖縄・北方担当相が「土人」について、「差別とは断定できない」と参院内閣委員会で述べたと伝えた。

    『毎日新聞』、「<沖縄「土人」発言>鶴保担当相『差別とは断定できない」』」、http://news.yahoo.co.jp/pickup/6220234

    「差別」かどうかという問題以前に、警察官が公務執行中にこの言葉を沖縄県民に対して使ったことに問題がある。この担当相、それだけでは飽き足らず、「言論の自由はどなたにもある」とまで言っている。

    拙ブログの過去記事にも書いたとおり、当該警察官が非番の時に「土人」と言おうが、「シナ人」と言おうが「言論の自由」という点からは問題ない。もちろん、昨今のヘイトスピーチに対する厳しい世論からすれば、彼らが一市民としてでも時と場所と方法をわきまえずにこうした言葉を発すれば、ヘイトスピーチともとられかねない。

    「強行採決」発言を発する人だけかと思いきや、安倍政権の閣僚にはおもしろいことを言う人がたくさんいるような気がしてならない。

    『太陽の下(Under the Sun)』:これを「最悪」と言うべきではない、資本主義国でも同じ演出、度合いの問題 (2016年10月3日)

    注文しておいた『太陽の下』が今朝、届いた。米国からの送料込みで4000円そこそこのDVDであるが、ドブに金を捨てたような気持ちにさせた(しかもやたらと高い)、どこぞの「モランボン楽団」DVDとは比べものにならない内容である。

    まず、この映画で使われている映像は、「朝鮮中央TV」の画面を間接的に撮影した場面以外は、全て独自の映像を使っている。一方で、『The Interview』のように「最高尊厳」を直接的に「冒涜」するような映像も一切ない。もちろん、この映画は、北朝鮮の人民抑圧や偽善性を告発する内容であるが、とにかく「最高尊厳」の直接的な「冒涜」はない。もしかすると、だからよけいに北朝鮮を怒らせて「最悪」という名誉の評価を得ることができたのかもしれない。

    この映画はロシアの取材班による北朝鮮の「ドキュメンタリー」映画である。「ドキュメンタリー」に括弧を付けてあるところがポイントで、北朝鮮側の非ドキュメンタリー化の試みを、ロシア側が「こっそりと」ドキュメンタリー化してしまっている。「エクストラ」として収録されている監督のインタビューで監督は、「北朝鮮側は技術に関する知識が希薄なので、赤いランプが点灯していなければ、撮影していないと思っていたようだ」と述べている。つまり、録画中を表示する赤ランプを何らかの方法で点灯しないようにし、撮影のために設置したカメラを回し続けたようである。したがって、映像は三脚に設置されたカメラで撮影されたように安定しており、いわゆる「隠し撮り」映像のような画面はほとんどない。同監督によると、北朝鮮側は毎日撮影後に映像をチェックしていたが、ロシア側はその前に見つからないよう、映像をコピーしたりして北朝鮮から持ち出したと言っている。

    しかし、興味深いことは、この映画を作る際に使われた多くのシーンが「やらせ」であることを北朝鮮側が、ロシア側に全て見せていることである。さらに言えば、北朝鮮側の監督とロシア側の監督が一緒に「やらせ」をしている点である。もちろん、北朝鮮側からは、「やらせ」と分からないような映画を作ることをロシア側に要求していたはずだし、そのために余計な映像は削除させようと努力していたのだろうが、映像は消えても、映画を撮影しているロシア側には、北朝鮮のこの種の映像が「やらせ」であるということは、伝わってしまう。「やらせ」場面を見ている感じでは、ドキュメンタリーではなく、ドラマを撮影しているように北朝鮮監督が出演者に演技指導をしている。

    北朝鮮側の「やらせ」は明白であるが、一方でロシア側もこの映画で「悲惨な北朝鮮」を見せようとする「演出」もしている。まず、この映画の中で使われるBGMは、撮影の際に収録された北朝鮮の楽曲以外は、全て短調の悲しく暗い感じの曲ばかりである。明らかに意図的な選曲である。また、効果音も使われているようで、LEDライトが故障で消灯する場面で、大きな電球か蛍光灯が切れるような効果音を入れている。また、主人公の少女が涙を流す場面をあたかも「少年団員としての誓い」を無理矢理言わされて泣いているかのような演出をしているが、その前に出てくる踊りの練習で涙を流す場面同様、「演技」がうまくできないから泣いているだけである。拙宅の「芸術家」も、ピアノがうまく弾けないと泣くことは時々ある。

    また、子供たちは思いどおりにコントロールできないことを示すように、授業中にニヤニヤしている子供や老兵の「つまらない」話しを繰り返し聞かせられながら、居眠りをしてしまう子供も出てくる。残念なのは、映画の中でどこを隠し撮りして、どこを北朝鮮にチェックされたのか明らかにしてあれば、北朝鮮の美化の意図がもっとはっきりと分かったであろうということである。特に、こうした子供の自然な姿を北朝鮮がどう考えるのかというところには関心がある。

    この映画を見ていて、一番吹き出した場面は、少女の父親が「責任秘書(この父親の役柄も北朝鮮側にコロコロと変えられたと,映画の中の字幕に出てくる)」の工場で、1度目の撮影では「目標を150%超過達成しました」と言っていたのを2度目の撮影では「200%超過達成しました」と言い換えている場面である。北朝鮮の「超過達成」はそもそもこの程度適当なものなのか、この「ドラマ」を撮影するために台本を書き換えただけなのかは分からないが、吹き出してしまった。

    この父親が働く工場の入り口を撮影する場面で、知らない人がフラッと歩いてきて、北朝鮮監督に押し戻されている。まあ「やらせ」ではあるが、この場面を見ながら思ったのは、資本主義国のテレビと同じだということである。某キー局の周辺で「お天気情報」か何かの野外撮影をしていた。お天気オジサン(オネーサンだったかもしれない)の後ろには、「通行人」らしき人々が集まってカメラの方を見ているが、実は、この「通行人」も選ばれた人で、他の「通行人」が混入しないよう、カメラの画角から外れたところに警備員が立って、人の流れを整理していた。所詮、テレビ番組というのは「演出」の賜であり、基本的には北朝鮮とやっていることは同じで、その度合いの違いだけなのだと思った。上に書いたロシアが使ったBGMも、もちろん北朝鮮の意図とは真逆の状況を作り出すための「演出」である。

    この他にも見ながらメモしたことはたくさんあるが、ネタばらしはこのぐらいにしておく。

    日本語字幕がついたDVDが発売されるのかは分からないが、英語字幕だけでよければ、今すぐにAMAZONに4000円払っても見る価値がある映画だと思う。字幕を読まなくても、HD画質で朝鮮人民の「肌のきめ細かさ」を見たり、老兵の「勲章」のデザインをチェックするだけでも見る価値はある。

    最後に、一つだけネタばらししておくと、銅像に供えられた花を回収する場面があり、リアカーに花束を投げ込んで回収する前に金属探知機で不審物をチェックしている(もちろん、ロシアの「演出」による金属探知機の音入り)。これを見ながら、やはり国情院のスパイが銅像爆破を狙っているのかなと思った。

    「序列1位は江南女、検索語1位は弾劾」:朴槿恵・崔スンシルゲート事件、北南関係も崔の指示と (2016年11月2日 「uriminzokkiri-TV」)

    このところ、uriminzokkiri-TVには、「かけっこ」など(第2弾があるが、こちらはあまりおもしろくない)崔スンシル事件に関する動画がたくさん掲載されている。2日にも、崔スンシルと朴槿恵の関係を扱った動画をアップロードしているが、この中では「ドレスデン宣言」や開城工業団地閉鎖も崔スンシルが「手を付けた」としている。

    青瓦台には、秘書室というブレーンが集団の部屋があるのだから、崔もその中に入れておけば、こんな問題にはならなかったはずです。韓国の法律をきちんと読んでいないが、青瓦台の秘書は、大統領に任命されれば誰でもなれるはずである。まあ、崔スンシルと朴槿恵の関係は、両方の父親の時代から続いてきたので、崔を入れるとなれば、マスコミが黙っていなかったのかもしれないが、朴槿恵の支持率が高い時期に入れてしまえば、大きな問題なることなく、入れられたような気もする。

    朴槿恵は、首相に野党の大物を起用するなどして、事態を収拾しようとしているが、そうはいかないであろう。すると次にやることは、国民の目を海外に向けさえることである。内政的には、それに成功したのが前大統領の李明博で、政権末期に竹島に上陸して韓国民を喜ばせた。もちろん、その背景には、慰安婦問題を巡る日本との話し合いがうまくいかず、日本に対する苛立ちを募らせていたという事情もあるが、ともかく、大きな事件を引き起こすことなく任期を全うし、現在に至るまで訴追等はされていない(はずである)。

    では、朴槿恵はというと、状況的には厳しい。崔スンシルゲートを想定していれば、日本との慰安婦問題妥結などには手を付けなかったはずだが、それは締結済み。それを白紙に戻すという大なたを振るうことはできるが、そんなことをすれば韓国外交の信頼が地に落ちるだけではなく、日韓関係はそれこそ最悪中の最悪の状態に陥る。今、GSOMIA締結に向けた動きもあるが、崔スンシルゲートが落ち着くまでは、進めることはできないと思う。そうなると、第二の竹島上陸という手段はあり得る。竹島については、何も日本と約束をしていないのだし、日本側も韓国大統領が竹島上陸をしたからといって、無関係の慰安婦問題を白紙に戻すことは外交上できない。問題は、第二の竹島上陸で、韓国民がどれほど喜ぶかである。今回は事後措置であり、さらに崔スンシルゲート問題が大きいだけに、竹島上陸ぐらいでは、朴槿恵の支持率は回復しないのかもしれない。日韓関係だけ悪化させるということになれば、韓国財界から見放されることになる。THAAD問題で中韓関係がギクシャクしている中、経済的に日本を切り捨てることはできない。

    残るは、「米国のボス」であるが、そのボスも政権末期で、スマホがおもしろくて使い方をよく知らなかったクリントンの支持率よりも、僅かながら米国のドゥテルテのようなトランプ支持率が高まったという報道もある。それこそ、トランプが当選すれば、今までの「米国のボス」のように韓国を扱ってしれなくなるかもしれない(日本にとっても他人事ではないが)。

    北朝鮮が近々、「ムスダン」(過去記事に書いたとおり、私は新型エンジンを使ったミサイルで、「ムスダン」とは別物だと思っているが)を発射するという話もあるが、北朝鮮は、特別の事情でもなければ、今は「北風」を吹かせない方が有利であるということは、過去記事に書いたとおりである。とにかく、今の「南朝鮮」情勢は、北朝鮮にとっては有利な状況にあるので、その流れを敢えて変える必要はない。しばらく、様子を眺めていて、自分が気に入らない方向に流れ始めてしまったら、「ムスダン」でもなんでも発射し挑発を再開すればよいだけである。

    そんなことを考えながら、この動画を見ていた。日本語字幕付き。

    Source: uriminzokkiri-TV, 2016/11/02
    プロフィール

    川口智彦

    Author:川口智彦
    「朝鮮中央TV」ワッチャー

    ブログの基本用語:
    「元帥様」=金正恩朝鮮労働党委員長(上の絵の人物)、2016年12月20日から「最高領導者同志」とも呼ばれる
    「首領様」=金日成主席
    「将軍様」=金正日総書記
    「副部長同志」=金ヨジョン(「元帥様」の妹)
    「白頭の血統」=金一族
    「大元帥様達」=「首領様」と「将軍様」

    우 그림은 충정 담아 아이가 그린 경애하는 김정은원수님이십니다.

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