「私たちの家の話」放送中:半年ぶり (2017年6月29日 「朝鮮中央TV」)

    29日、「朝鮮中央TV」で「私たちの家の話」を半年ぶりに放送している。先週末辺りから、ストリーミングの状態が非常に悪く、ブチブチ切れてしまう。

    過去の放送に日本語字幕を付けたもの。

    Source: KCTV, 2016/11/16

    <追記>
    このシーンは何回見ても良い。放送中。

    Source: KCTV, 2016/11/16

    「首都に刻まれた人民愛の足跡にそって-社会主義文明の花開く所-」:会ったことがあるドンムかも (2017年6月28日 「朝鮮中央TV」)

    28日、「朝鮮中央TV」で、「元帥様」の「人民愛」が刻まれた「ムンス・ウォーターパーク」、「大同江食堂船」、「開城青年公園」を紹介するドキュメンタリー番組が放送された。新しく制作されたドキュメンタリーではあるが、内容的に特に目新しいものはなかった。

    何となく見ていただけだが、「元帥様」が設置しろと命じた舞台で歌っている歌手の中に見た顔がある。もう数年経っているし、他人の空似の可能性が高いが、それでも似ている。この人、2014年に延吉の柳京ホテルのフロントでよく話をしたドンムによく似ている。残念ながら、写真を撮らなかったので記憶に頼るしかないのだが、陽気で背が高いドンムということはよく覚えている。

    平壌に帰り、「大同江号」の歌手として活躍しているのであれば、良いことだ。一番左の女性。
    20170628 수도에 새겨진 인민사랑의 자욱을 따라 –사회주의문명이 꽃펴나는 곳mp4_000588054
    Source: KCTV, 2017/06/28

    「在留日本人、日本政府が無視している間に8人中7人死亡-特別調査委員会関係者証言」:ウァムビア青年死亡と関連づけて死亡説か? (2017年6月28日 「朝鮮新報」)

    28日、『朝鮮新報』(朝鮮語電子版)に、「在留日本人、日本政府が無視している間に8人中7人死亡-特別調査委員会関係者証言」という記事が掲載された。同記事では、平壌に駐在している同新聞社の記者が、「特別調査委員会日本人遺骨分科で活動しながら残留日本人と直接会ったチョ・フィスン日本研究所上級研究員」から聞いた話として伝えている。

    記事では、2014年5月のストックホルム合意後に8人の残留日本人の生存が確認されたが、「日本政府が無視している間に、7人が死亡し、現在、生存している残留日本人は1人となった」としている。

    このタイミングで、『朝鮮新報』記者に北朝鮮がこのような情報をリークし、日本で報じさせたのは、ウァムビア青年の「手遅れになった死」と連関させ、生存しているとされる日本人1人を使って、日本政府を動かそうとしているように思われる。

    北朝鮮から8人生存について北朝鮮側から通報があったにもかかわらず、日本政府が何もしなかった(「無視した」)のであれば、その責任は重大であるが、公開のタイミングからして、そうではない可能性が高い。

    いずれにせよ、生存中とされる84歳の女性について、日本政府はきちんと説明する責任がある。

    稲田発言問題などで危機に瀕している安倍政権を揺さぶるために出してきたのであれば、北朝鮮はよく計算している。1人生存を無視して放置、しばらく後で「日本が無視したので残った1人も死亡した」と北朝鮮が言い出せば、安倍政権にとってダメージにこそなれ、プラスにはならない。かといって、北朝鮮が見返りなく生存者を帰すとも考えにくいので、安倍政権にとっては難しい選択となる。さらに、本当に1人が無事日本に帰国すれば、残りの7人を助けられなかった責任が追及されることになる。

    『朝鮮新報』、「잔류일본인, 일본정부가 외면하는 사이에 8명중 7명 사망 《특별조사위원회》 관계자가 증언」、http://chosonsinbo.com/2017/06/0028-3/

    「我々の最高首脳部を害する天人共に怒る計画を立てた特大国家テロ犯罪者共を極刑に処すことを内外に厳粛に宣布する-朝鮮民主主義人民共和国国家保安省、人民保安省、中央検察所連合声明」:計画が露呈した以上、一応、言っておく必要か (2017年6月28日 「朝鮮中央TV」) 

    28日、「朝鮮中央TV」で、朴槿恵が署名した「元帥様」暗殺計画を非難する「国家保衛省、人民保安省、中央検察所連合声明」が放送された。韓国側でそうした事実が公開された以上、北朝鮮としては当然、黙っているわけにはいかない。「声明」では、朴槿恵他、計画加担者の引き渡しを韓国側に要求し、そうでなければ、「この世のどこまでも追跡し」、「いつか、誰かに、いかなる方法によって処断されても」文句は言えないと主張している。朴槿恵に関していえば、韓国で一番安全な場所に収監されており、処断などできようもないし、そのようなことをしようとも考えていないであろう。「厳粛に宣布」したところで、実行に移せば、国際的な非難は北朝鮮に集中することは間違いないし、韓国新政権の誕生で好転に向かっている南北関係は破綻する(・・・と自らも裏返して言っている)。

    過去記事にも書いたとおり、北朝鮮は既に金正男を処断しており、朴槿恵と李ビョンホは脅しておけば十分という程度であろう。しかし、脅し文句には迫力がある。詳細は動画で。日本語字幕付き。

    Source: KCTV, 2017/06/28

    「死ぬ奴を生かしてやったら、風呂敷まで差し出せと」:在米同胞が書いたとされる記事を引用しながら、ウァムビアの死因について反論、「判決後直ぐに健康状態が悪化」と (2017年6月29日 「urimonzokkiri」)

    28日、「uriminzokkiri」に掲載された動画で、ウァムビア青年について、「刑宣告直後に健康状態が悪化し、北朝鮮で昏睡状態に陥り、北朝鮮が生かし、健康状態が悪化したという点から人道主義的措置を講じた」とする内容の在米朝鮮人が書いたとされる記事を引用しながら紹介した。「本人の健康状態が非常に深刻」だったので、「人道主義的原則で釈放、送還」という部分は、在米朝鮮人の記事を引用しておらず、北朝鮮独自の説明である。見落としているだけなのかも知れないが、これまで「本人の健康状態が非常に深刻」であったという説明は、北朝鮮の公式報道の中で見られなかったと思う。

    日本語字幕付き。

    Source: uriminzokkiri, 2017/06/28

    「また来ます」:「トウモロコシ製品展示場」紹介動画、「トウモロコシ・カクテル」も (2017年6月28日 「朝鮮の今日」)

    28日、「朝鮮の今日」に掲載された動画。以前、「トウモロコシ麺」を紹介する動画を拙ブログで紹介したが、今回は、それも含めて色々な食品が見られる。「トウモロコシ・(アイス)クリーム」までは日本で食べたことがあるが、「トウモロコシ・カクテル」は何だろうか。

    日本語字幕付き。

    Source: 朝鮮の今日、2017/06/28

    「写真に込められた貴重な追憶」:「文化写真館」を紹介、若いカップルがおもしろい (2017年6月27日 「朝鮮中央TV」)

    27日、「朝鮮中央TV」で放送されたドキュメンタリー番組。以前、別の「写真館」を拙ブログで紹介した記憶があるが、今回は「文化写真館」。婚約式後に写真を撮ってもらいに来るカップルの様子などがおもしろい。20代、30代の若い従業員で運営されている「文化写真館」、洗練された雰囲気がある。

    日本語字幕付き。

    Source: KCTV, 2017/06/27

    「朝鮮の憤怒」 (2017年6月25日 「朝鮮中央通信」)

    25日、「朝鮮中央通信」が配信した動画「朝鮮の憤怒」。朝鮮戦争勃発から今日に至るまでの米国に対する「朝鮮の憤怒」を紹介する番組。「朝鮮に核を持たせたのは米国自身であり、その核で米国の運命が決まる」と。

    日本語字幕付き。

    Source: KCNA, 2017/06/25

    「朴政権、正恩氏の暗殺も選択肢 失脚狙い決裁書にサイン」:金正男が関与?、「水上スキー」は無理では (2017年6月26日 「朝日新聞デジタル」)

    26日、『朝日新聞デジタル』が「朴政権、正恩氏の暗殺も選択肢 失脚狙い決裁書にサイン」という記事を報じた。朴槿恵時代の「対北朝鮮政策に詳しい関係筋」を引用した記事であるが、「元帥様」に対する「事故に見せかけた殺害も計画」していたと。

    『朝日新聞デジタル』、「「リーダーシップチェンジ(指導者の交代)」を目指すことを含む政策を認める決裁書にサインした」、https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170626-00000007-asahi-int

    もしこの記事の内容が事実だとすると、2月にマレーシアで発生した金正男殺害とも繋がるような気がする。朴槿恵は「「リーダーシップチェンジ(指導者の交代)」を目指すことを含む政策を認める決裁書にサインした」とされているが、「リーダーシップチェンジ」をするとして、次期指導者がいなければならない。北朝鮮国内でそのような勢力を涵養することは困難であり、ましてや見ず知らずの人間が突然登場しても朝鮮人民は絶対に納得しない。そうした状況下で、北朝鮮国内の混乱を避け、朝鮮人民を納得させるためには「白頭の血統」を強調しつつ、国情院が息を掛けられる人物は金正男以外にはいない。こうした動きが「元帥様」に露呈し、危険要素である金正男除去を急遽実行したのではないだろうか。2015年末に朴槿恵が「リーダーシップチェンジ」作戦に署名、2016年に実行を企図、失敗を重ねているうちに北朝鮮側に作戦が露呈し、2017年2月に金正男殺害というタイムラインも充分に成り立つ。

    「元帥様」が乗る「自動車や列車」に「細工」をするところまでは分かるが、「水上スキー」はあるのだろうか。あの体型で水上スキーを楽しむ「元帥様」はあまり想像したくないし、想像し難い。ジェットスキーであれば、まだあり得るとは思うが。

    水上スキーはこういう人にやってもらいたい。日本語字幕半ばで塩漬けになっている『大同江で会った人々 1』より。
    20170501 대동강에서 만난 사람들 제1부mp4_000816593
    Source: KCTV, 2017/05/01

    20170501 대동강에서 만난 사람들 제1부mp4_000808309
    Source: KCTV, 2017/05/01

    「2回目の決闘」の中に日本童謡『月の沙漠』 (2017年6月25日 「朝鮮中央TV」)

    25日昼頃、「朝鮮中央TV」で、「2回目の決闘」という古い「朝鮮芸術映画」が放送されていた。古い映画ではあるが、なかなかおもしろい映画で、しっかりと見てしまった。「南朝鮮傀儡軍情報官」に変装して「傀儡軍参謀長」を騙し、大物の「米帝軍人ハリソン」を捕らえるというストーリーだが、心理戦のような展開がおもしろい。

    その中で、「南朝鮮傀儡軍人」が、「南朝鮮傀儡軍情報官」に変装している人民軍人を殺すために、口笛で仲間にシグナルを送る場面がある。そこで、「傀儡軍人」が口笛で吹いているのが、日本の童謡『月の沙漠』だった。「傀儡軍人」の口笛ではあるが、植民地時代に入った古いメロディーが北朝鮮に残っていたのであろう。


    Source: KCTV, 2017/06/25

    「6月が刻んでくれた真理」 (2017年6月25日 「uriminzokkiri」)

    25日、uriminzokkiriにアップロードされた動画。朝鮮戦争から6.15宣言、そして「統一の時計が逆転した過去9年間を取り戻そう」と訴えてる。「北の美女の笑顔が南の同胞の心を溶かし」とも。

    日本語字幕付き。

    Source: uriminzokkiri, 2017/06/25

    「戦争の3年間」(功勲国家合唱団)フルバージョン。

    Source: KCTV, 2016/03/13

    「朝鮮の今日」にはこれ。

    Source:「朝鮮の今日」、2017/06/25

    「朝鮮外務省ホームページ開設」: (2017年6月22日 「朝鮮中央通信」)

    22日、「朝鮮中央通信」が「朝鮮民主主義人民共和国外務省ホームページが開設された」と伝えた。ホームページでは、「朝鮮民主主義人民共和国の対外関係と外交政策に関する理解を図りながら、自主、平和、親善の理念により朝鮮と世界各国間の善隣友好、親善協力、関係を拡大発展させることに寄与することになる」としている。下記urlからサーバーにアクセスはできるが、サーバーからのレスポンスに時間がかかり、まだ中を見ることはできていない。

    조선민주주의인민공화국 외무성홈페지가 개설되였다.

    홈페지의 주소는 http://www.mfa.gov.kp이다.

    홈페지는 조선민주주의인민공화국의 대외관계와 외교정책에 대한 리해를 도모하며 자주, 평화, 친선의 리념에 따라 조선과 세계 여러 나라들사이의 선린우호, 친선협조 관계를 확대발전시키는데 기여하게 될것이다.(끝)

    やっと開けた。朝鮮語版と英語版がある。
    20170623 dprk mf hp
    Source: 北朝鮮外務省HP

    <追記>
    このHPを色々と見ているところだが、なかなか興味深い。

    **********************
    朝鮮民主主義人民共和国外務省主要機構
    조선민주주의인민공화국 외무성 주요기구

    地域及び国家の担当部署
    지역 및 나라 담당부서들

    地域及び国家担当部署は、担当地域、国家との双務関係を発展させ、これらの国及び地域機構との関係において提起される問題を総合処理する。
    지역 및 나라담당부서들은 담당지역 나라들과의 쌍무관계를 발전시키며 이 나라들 및 지역기구들과의 관계에서 제기되는 문제들을 종합처리한다.

    また、当該国家に常駐している我が国代表部の事業を指導し、我が国駐在担当大使館において提起される双務関係と関連した問題を儀礼局を通して提起を受け、対策する事業を行う。
    또한 해당 나라들에 상주하고있는 우리 나라 대표부들의 사업을 지도하며 우리 나라 주재 담당 나라 대사관들에서 제기되는 쌍무관계와 관련한 문제들을 의례국을 통하여 제기받아 대책하는 사업을 진행한다.

    アジア1局
    아시아 1국
    担当国家、中国、モンゴル、日本
    담당한 나라들: 중국, 몽골, 일본

    アジア2局
    아시아 2국
    担当国:ベトナム、ミャンマー、タイ、フィリピン、ラオス、マレイシア、カンボジア、シンガポール、ブルネイ、ネパール、イラン、インド、パキスタン、バングラデッシュ、モルディブ、スリランカ、アフガニスタン、インドネシア、東チーモール、オーストラリア、ニュージーランド、フィジー、パプアニューギニア、ナウル、バヌアツなど、アジアとオセアニア州の国家
    – 담당한 나라들: 윁남, 먄마, 타이, 필리핀, 라오스, 말레이시아, 캄보쟈, 싱가포르, 브루네이, 네팔, 이란, 인디아, 파키스탄, 방글라데슈, 말디브, 스리랑카, 아프가니스탄, 인도네시아, 동부띠모르, 오스트랄리아, 뉴질랜드, 피지, 파푸아 뉴기니아, 나우루, 바누아투 등 아시아와 오세안주 나라들

    地域機構:ASEAN、南アジア地域協力連合
    – 지역기구들: 아세안, 남아시아지역협조련합

    ヨーロッパ1局
    유럽 1국
    担当国:
    담당한 나라들:

    ロシア連邦
    – 로씨야련방
    ベラルーシ、カザフスタン、キルギススタン、ウズベキスタン、アゼルバイジャン、アルメニア、タジキスタン、モルドバ、トルクメニスタン、ウクライナ、グルジア
    – 벨라루씨, 까자흐스딴, 끼르기즈스딴, 우즈베끼스딴, 아제르바이쟌, 아르메니야, 따쥐끼스딴, 몰도바, 뚜르크메니스딴, 우크라이나, 그루지야

    ヨーロッパ2局
    유럽 2국
    担当国:ドイツ、イタリア、フランス、スペイン、英国、オーストリア、スイス、リヒテンシュタイン、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、デンマーク、アイルランド、アイスランド、オランダ、ベルギー、ルクセンブルグ、ポルトガル、ギリシャ、トルコ、キプロス、サンマリノ、バチカン、モナコ、アンドラ、ポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリー、ルーマニア、ブルガリア、クロアチア、セルビア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、スロベニア、アルバニア、モンテネグロ、マケドニア、リトアニア、ラトビア、エストニア
    – 담당한 나라들: 도이췰란드, 이딸리아, 프랑스, 에스빠냐, 영국, 오스트리아, 스위스, 리히텐슈타인, 스웨리예, 노르웨이, 핀란드, 단마르크, 아일랜드, 이슬란드, 네데를란드, 벨지끄, 룩셈부르그, 뽀르뚜갈, 그리스, 뛰르끼예, 끼쁘로스, 싼마리노, 바띠까노, 모나꼬, 안도라, 뽈스까, 체스꼬, 슬로벤스꼬, 마쟈르, 로므니아, 벌가리아, 흐르바쯔까, 쓰르비아, 보스니아–헤르쩨고비나, 슬로베니아, 알바니아, 쯔르나고라, 마께도니아, 리뜨바, 라뜨비야, 에스또니야

    ヨーロッパ理事会、EU委員会、ヨーロッパ対外活動省、EU本部との事業
    – 유럽리사회, EU위원회, 유럽대외활동성 등 EU본부와의 사업

    北アメリカ局
    북아메리카국
    担当国:米国、カナダ
    담당한 나라들: 미국, 카나다

    アフリカ、アラブ、ラテンアメリカ局
    아프리카, 아랍, 라틴아메리카국

    アフリカ地域国家:
    – 아프리카지역나라들:
    セネガル、ギニア・バッサウ、カブ・ウェルト、ガンビア、ブルキノファソ、ウガンダ、ケニア、ブルンディ、タンザニア、民主コンゴ、コンゴ、ガボン、カメルーン、中央アフリカ、ギニア、リベリア、シエラレオネ、マリ、ナイジェリア、ガーナ、ベニン、トーゴ、チャド、ニジェール、コートジボアール、南アフリカ、ザンビア、ジンバブエ、ナミビア、モザンビーク、ボツワナ、レソト、スワジランド、赤道ギニア、アンゴラ、マラウィ、まだガスから、モーリシャス、セーシェル、コモル、サントメ・プリンシペ
    세네갈, 기네-비싸우, 까부 웨르드, 감비아, 부르끼나 파쏘, 우간다, 케니아, 부룬디, 르완다, 탄자니아, 민주꽁고, 꽁고, 가봉, 까메룬, 중앙아프리카, 기네, 리베리아, 시에라레온, 말리, 나이제리아, 가나, 베닌, 또고, 챠드, 니제르, 꼬뜨디봐르, 남아프리카, 잠비아, 짐바브웨, 나미비아, 모잠비끄, 보쯔와나, 레소토, 스워질랜드, 적도기네, 앙골라, 말라위, 마다가스까르, 모리셔스, 세이쉘, 꼬모르, 산토메 프린시페

    アラブ地域国家:
    – 아랍지역나라들:
    アルジェリア、モーリタニア、エチオピア、スーダン、南部スーダン、ソマリア、字プチ、西部サハラ、リビア、チュニジア、モロッコ、シリア、レバノン、ヨルダン、イラク、エジプト、イエメン、パレスチナ、イスラエル、クウェート、カタール、オマーン、バーレイン、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、エリトリア
    알제리, 모리따니, 에티오피아, 수단, 남부수단, 소말리아, 지부티, 서부사하라, 리비아, 뜌니지, 마로끄, 수리아, 레바논, 요르단, 이라크, 에짚트, 예멘, 팔레스티나, 이스라엘, 쿠웨이트, 까타르, 오만, 바레인, 아랍추장국, 사우디 아라비아, 에리트레아

    ラテンアメリカ地域国家
    – 라틴아메리카지역나라들:

    ブラジル、チリ、コルンビア、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ、ペルー、ガイアナ、グラナダ、セントルシア、バハマ、ベリーズ、ジャマイカ、トリニダード・トバコ、セントキッツ・ネビス、セントビンセント・クレノディス、アンティグア・パブダ、ドミニカ、ドミニッカ、スリナム、バベイドス、ハイチ、メキシコ、ニカラグア、エルサルバドル、グァテマラ、コスタリカ、ホンジュラス、パナマ、エクアドル、ボリビア、キューバ、ベネズエラ、プエルトリコ
    브라질, 칠레, 꼴롬비아, 아르헨띠나, 우루과이, 빠라과이, 뻬루, 가이아나, 그레네이더, 쎄인트 루씨아, 바하마, 벨리제, 져메이커, 트리니대드 토바고, 쎈트 키츠 네비스, 쎈트 빈쎈트 그레너딘즈, 안티구아 바부다, 도미니카, 도미니까, 수리남, 바베이도즈, 아이띠, 메히꼬, 니까라과, 엘 쌀바도르, 과떼말라, 꼬스따리까, 온두라스, 빠나마, 에꽈도르, 볼리비아, 꾸바, 베네수엘라, 뿌에르또 리꼬

    その他主要部署
    기타 주요부서들
    報道局
    보도국
    報道関係事業と貴社関係事業を行う。
    보도관계사업과 기자관계사업을 한다.

    領事局
    령사국
    領事関係事業を担当する。
    령사관계사업을 맡아한다.

    條約法規局
    조약법규국
    政治、経済、文化分野における双務及び多務条約、国際法関連、国際会議と国境関係事業を担当する。
    정치, 경제, 문화분야에서의 쌍무 및 다무조약, 국제법관련 국제회의들과 국경관계사업을 맡아한다.

    儀礼局
    의례국
    国家的な外交儀礼事業を担当、保障する。
    국가적인 외교의례사업을 맡아 보장한다.

    国際機構局
    국제기구국
    国家及び政府名義で加入した国連機構と政府的国際機構と関連した事業を主管する。
    국가 및 정부명의로 가입한 유엔체계기구들과 정부적국제기구들과 관련한 사업을 주관한다.

    外務省傘下研究所
    외무성산하 연구소들
    外務省軍縮及び平和研究所
    외무성 군축 및 평화연구소
    朝鮮民主主義人民共和国外務省軍縮及び平和兼研究所は、外務省に所属された政策研究所で、朝鮮半島で軍縮を実現し、平和を保障しながら、アジア太平洋地域と世界の平和と安全を強化し、戦争を防止するための方途を模索する。
    조선민주주의인민공화국 외무성 군축 및 평화연구소는 외무성에 소속된 정책연구소로서 조선반도에서 군축을 실현하고 평화를 보장하며 아시아태평양지역과 세계의 평화와 안전을 강화하고 전쟁을 방지하기 위한 방도들을 모색한다.

    機能
    – 기능
    ・朝鮮半島と、そして地域的及び世界的範囲内で軍縮、平和及び安全を保障するための方途を研究史、それに対する政策的建議案を提出する。
    ∙ 조선반도와 그리고 지역적 및 세계적범위내에서 군축, 평화 및 안전을 보장하기 위한 방도들을 연구하고 그에 대한 정책적건의안을 제출한다.
    ・国際的な範囲内で学術交流活動を組織して行う。
    ∙ 국제적인 범위내에서 학술교류활동을 조직하고 진행한다.
    ・軍縮及び平和研究所は、「アジア太平洋地域安保協力理事会」に加入しており、アジア地域における平和と軍縮過程を促進させるための活動をすることを基本とする。
    ∙ 군축 및 평화연구소는 《아시아태평양지역안보협조리사회》에 가입하였으며 아시아지역에서 평화와 군축과정을 촉진시키기 위한 활동을 하는것을 기본으로 한다.
    ・外国の学術団体と軍縮、平和及び安保分野で達成された経験と資料をお互いに通報する。
    ∙ 다른 나라 학술단체들과 군축, 평화 및 안보분야에서 이룩된 경험과 자료들을 호상 통보한다.

    組織構成
    – 조직구성
    軍縮問題研究室、平和及び安全問題研究室、統一問題研究室と対外事業部で構成されている。
    군축문제연구실, 평화 및 안전문제연구실, 통일문제연구실과 대외사업부로 구성되여있다.

    連系住所
    – 련계주소
    住所:朝鮮民主主義人民共和国外務省軍縮及び平和研究所 平壌市中区域チュンソン洞
    주소: 조선민주주의인민공화국 외무성 군축 및 평화연구소 평양시 중구역 중성동
    私書箱87
    사서함: PO Box 87
    ファックス:
    확스: +850-2-381-4617
    email
    전자우편: kassg@co.chesin.com

    外務省米国研究所
    외무성 미국연구소
    朝鮮民主主義人民共和国外務省米国研究所は、外務省所属研究諮問機関として国家の安全保障の見地から我が共和国に科されている米国の脅威の本質と背景、それを解消するための方途、核問題及び朝米関係などを研究することを基本使命としている。
    – 조선민주주의인민공화국 외무성 미국연구소는 외무성소속 연구자문기관으로서 국가의 안전보장의 견지에서 우리 공화국에 가해지고있는 미국의 위협의 본질과 배경, 그를 해소하기 위한 방도, 핵문제 및 조미관계 등을 연구하는것을 기본사명으로 한다.

    機能
    – 기능
    ・朝米関係と米国の実態を研究し、外務省の対米政策遂行を補助する。
    ∙ 조미관계와 미국의 실태를 연구하여 외무성의 대미정책수행을 방조한다.
    ・米国政策研究機関及びヨーロッパとその他の国の米国研究機関と政策研究機関、専門家たちとの多様な交流を行う。
    ∙ 미국정책연구기관 및 유럽과 기타 나라들의 미국연구기관과 정책연구기관, 전문가들과의 다양한 교류를 진행한다.

    組織構成
    – 조직구성
    朝米関係研究室、米国研究室、対外交流室で構成されている。
    조미관계연구실, 미국연구실, 대외교류실로 구성되여있다.

    連系住所
    – 련계주소
    住所:朝鮮民主主義人民共和国外務省米国研究所 平壌市中区域チュンソン洞
    주소: 조선민주주의인민공화국 외무성 미국연구소 평양시 중구역 중성동
    ファックス:
    확스: +850-2-4530

    外務省日本研究所
    외무성 일본연구소
    朝鮮民主主義人民共和国外務省日本研究所は、外務省に所属する研究所として日本と関連した全般的問題に対する研究事業を行い、当該した見解を発表する。
    – 조선민주주의인민공화국 외무성 일본연구소는 외무성에 소속된 연구소로서 일본과 관련한 전반적문제들에 대한 연구사업을 진행하며 해당한 견해를 발표한다.

    機能
    – 기능
    ・双務的に適されている歴史問題、領土問題、懸案問題と共に、日本の政治、経済、軍事、外交、文化など、各分野に関する研究を行う。
    ∙ 쌍무적으로 제기되는 력사문제, 령토문제, 현안문제와 함께 일본의 정치, 경제, 군사, 외교, 문화 등 여러 분야에 대한 연구를 진행한다.
    ・国内外出版物を通じて、研究結果と見解を発表する。
    ∙ 국내외출판물들을 통하여 연구결과와 견해를 발표한다.
    ・日本の研究機関及び学者、記者との接触と交流を行う。
    ∙ 일본의 연구기관 및 학자, 기자들과의 접촉과 교류를 진행한다.

    組織構成
    – 조직구성
    研究所は、顧問、所長、上級研究員、研究員で構成されており、外務省の当該幹部と社会科学部門、出版報道部門とその他、連関単位の学者、記者、編集員を網羅する。
    연구소는 고문, 소장, 상급연구원, 연구원들로 구성되여있으며 외무성의 해당 일군들과 사회과학부문, 출판보도부문과 기타 련관단위의 학자, 기자, 편집원들을 망라한다.

    住所
    – 주소
    住所:朝鮮民主主義人民共和国日本研究所 平壌市中区域チュンソン洞
    주소: 조선민주주의인민공화국 외무성 일본연구소 평양시 중구역 중성동
    email
    전자우편: kjia@star-co.net.kp

    外務省の後援を受けている民間団体
    외무성의 후원을 받는 민간단체들

    朝中民間交流促進協会
    조중민간교류촉진협회

    朝米民間交流協会(交協会)
    조미민간교류협회(민교협)

    朝鮮-カナダ協力社
    조선-카나다협조사

    朝日交流協会
    조일교류협회

    国際経済及び技術交流促進協会
    국제경제 및 기술교류촉진협회

    朝鮮-ヨーロッパ協会
    조선-유럽협회

    韓国映画「FLU 運命の36時間」 (2017年6月23日)

    オンライン映画サイトの無料視聴期間が過ぎてしまい、勿体ないので無料映画を見ていた。無料視聴期間には、かつて見た「JSA」や「ブラザー・フッド」なども見ていたのだが、今日、初めて見た「FLU 運命の36時間」という映画は素晴らしかった。この映画、タイトルからして3文ゾンビ映画程度の期待だったが、人間ドラマもよく描けていたし、何よりも「南朝鮮占領米帝」の「南朝鮮人民」を虫けらのようにしか思っていない様子が実によく描かれていた(そして、「傀儡共」の醜態も)。私は、北朝鮮映画で極悪の「米帝」を何回となく見てきているが、この映画で描かれているような、「南朝鮮」の現実に近い実感と「米帝」に対する憎悪心を抱くことはなかった。ネタバレをさせないためにもこれ以上は書かないが、「南朝鮮大統領」がクライマックスで素晴らしい決断をする(日米同盟最重視の安倍君では絶対無理な)。北朝鮮の反米映画よりも数十倍説得力がある映画だった。

    YouTubeの公式予告編。


    「民族と運命」シリーズもおもしろいが、今日、「民族と運命」を見ずしてこの映画を見たのは、間違いなく正解だった。

    敢えて苦言を呈するなら、ベトナム人として登場した人物が話していたのが、タガログ語(フィリピノ語)だった程度だろうか。

    日本共産党の宣伝画風ポスター (2017年6月22日)

    近所に貼ってあったのだが、何ともデザインが北朝鮮の「宣伝画」風で、見直してしまった。

    http://www.jcp.or.jp/web_download/poster/2017/201706_kenpo.pdf

    ガルトゥング博士の「積極的平和」:偶然運転中に聞いたJ-WAVE (2017年6月21日 「J-WAVE」)

    21日、夜に車で外出し、いつものようにJ-WAVEを聞いていた。私とて、常に「平壌放送」や「韓国KBS」を聞いているわけではなく、FM放送もよく聞いている(昼間は朝鮮半島の放送は聞こえないのだし)。基本的にJ-WAVEの電波が拾える地域では、J-WAVEを聞いている。実は、J-WAVEは開局当初から聞いており、当時では珍しかったやたらと英語を使った番組や日本語がとてつもなく不自然な帰国子女DJが担当する番組がおもしろかった。仕事帰りによく聞いているのは、ピストン・西沢が出演する「グルーブ・ライン」という番組だが、この人のジョークや常連投稿者の投稿を聞きながら、時々吹き出している。特に、以前、秀島史香と西沢が一緒に出演しているときは、秀島のヘナチョコぶりとそれをおちょくる西沢の掛け合いがとても愉快だった。

    さて、そんなJ-WAVEに今日は、「積極的平和」という概念を提唱したガルトゥング博士がゲストとして招かれて出演していた。日本首相安倍が「主義」と繋げて「積極的平和主義」という言葉をしばしば使っていたので、聞き慣れているが、実は、ガルトゥング博士が提唱した「積極的平和」と日本首相安倍が創造した「積極的平和主義」とは全く異質のものである。ガルトゥング博士も、インタビューで、「日本の政治で積極的平和がどのように使われようがコメントはしないが」と言っていた。残念ながら、ちょい乗りだったので同博士のインタビューは全て聞くことができなかったが、radiko.jpで聞けるようなので、後から聞き直してみようと思う。

    J-WAVE, JAM THE WORLD, http://radiko.jp/#!/ts/FMJ/20170621200000

    「北朝鮮国民『餓死させないと』=石川知事が会合で発言」:無知蒙昧も甚だしい (2017年6月21日 「JIJI.COM」)

    21日の『JIJI.COM』の報道によると、谷本石川県知事が信じ難い発言をした。実効性がほとんどないミサイル退避訓練をした上で、「兵糧攻めにして北朝鮮の国民を餓死させなければならない」と発言したと。

    無知蒙昧も甚だしいこの発言、「北朝鮮国民には大変迷惑がかかるが、(制裁強化により)同国民が目覚め『間違ったリーダーを抱えている』と理解させないといけない」という「妥当性」に基づいたものだというが、「妥当性」を云々する前に、「苦難の行軍」という言葉からこの知事には断食修業でもしながら勉強してもらいたいものだ。

    『JIJI.COM』、「北朝鮮国民「餓死させないと」=石川知事が会合で発言」、https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170621-00000126-jij-soci

    トランプ、ツイッター「中国や頑張っているが、成果が出ていない」 (2017年6月21日)

    21日、トランプが中国の対北朝鮮共調についてツイートした。

    ***********
    Donald J. Trump‏認証済みアカウント @realDonaldTrump 11時間11時間前

    習主席と中国には北朝鮮対応で感謝するが、まだ成果が出ていない。中国は、努力したことは、少なくとも分かるのだが。
    While I greatly appreciate the efforts of President Xi & China to help with North Korea, it has not worked out. At least I know China tried!
    14,692件の返信 15,870件のリツイート 66,601 いいね
    ************

    米中「外交安全保証対話」を前に中国を牽制する形だが、中国はどう応じるのか。中朝間を往来する貨物船は、今見ると、減っているように見えるが、これまでの観察からすると波があるので、一時的な状態の可能性がある。

    「大きくなる夢、芽生える才能」:「世界子供デー」に放送された英才児紹介番組 (2017年6月1日 「朝鮮中央TV」)

    6月1日、「世界子供デー」に際して放送された、英才児を紹介する番組。日本語字幕を半分付け、塩漬けにしてあった。

    日本語字幕付き。

    Source: KCTV, 2017/06/01

    『<朝鮮芸術映画>民族と運命9』で「南朝鮮傀儡軍兵士」が歌う『アロハ・オエ』 (2017年6月20日 「朝鮮中央TV」)

    20日、「朝鮮中央TV」で放送されていた「民族と運命9」の中で、「南朝鮮傀儡軍兵士」がギターを弾きながら「アロハ・オエ」を歌っている。韓国での訳詞はきちんと調べていないが、恐らくは、北朝鮮オリジナルだと思う。過去に紹介した、「青峰楽団」が歌った「レッド・リバー・バレー」などもそうであるが、北朝鮮はなかなか美しい訳詞を付けてくる。

    亡くなったウァムビア青年もこんな気持ちだったのかと思うと辛い。

    日本語・英語字幕付き。

    Source: KCTV, 2017/06/20

    ロッドマン、無言の帰国、「俺は平和のために来た」Tシャツも売れず (2017年6月20日)

    ロッドマンは、結局、「元帥様」と会えずに帰国した。トランプの著書を北朝鮮体育相に手渡したのが、成果とも言えぬ成果であろうか。

    ロッドマンのツイートをフォローしているが、「俺は平和のために来た」Tシャツの広告ばかりで、訪朝に関するものはない。彼自身にとっても想定外だったのだろうし、スポンサーとなったpitcoinにとっても、想定以下の宣伝効果という結果となってしまったのであろう。

    その「俺は平和のために来た」Tシャツであるが、限定期間販売であるにもかかわらず、あと3日20時間の販売期間を残す中、売れ行きは良くなく、187枚しか売れていない。「元帥様」との会見でもあれば、まさに「俺は平和のために来た」とも言えるので1枚買ってやろうと思ったが、空振り訪朝では買うほどではない。まあ、米国と朝鮮半島が描かれてでもいれば、それでも買ってやるのだが、過去に販売した物を流用しているのか、デザイナーが無知なのかは分からないが、米国とアフリカ大陸が描かれている。

    20170620 rodman t
    Source: Represent, Ambassador Rodman Official T, https://represent.com/rodman/dennis-rodman-ambassador-i-come-in-peace-limited-edition-t-shirt

    思えば、日本の寿司職人も「元帥様」に肩すかしを食らった経験があるので、ロッドマンとて同じであろう。

    「北朝鮮に釈放され米国に帰国した学生死亡」、<追記>トランプが声明 (2017年6月19日  (WHNT19 News)

    19日、WHNT19 Newsが、「ウァムビアの両親が息子が死亡したと発表した」と伝えた。

    WHNT19 News, Otto Warmbier, US student freed from North Korea, has died, family says in a statement released by Ohio hospital, http://whnt.com/2017/06/19/otto-warmbier-us-student-freed-from-north-korea-has-died-family-says-in-a-statement-released-by-ohio-hospital/

    過去記事に「米国務省が、後からウァムビアの健康状態を知ったというのは嘘ではないか」と書いたが、それを裏付けるような結果となった。常識的に考え、北朝鮮よりも遙かに進んだ医療が施せる米国に帰国すれば、ウァムビアが回復に向かうことこそあれ、死亡する方向には向かわないはずである。彼が、米国の医療環境の中でも死亡したということは、帰国の時点で危篤に近い状態であったと想像される。

    だとすると、北朝鮮が残りの3人の米国人を釈放することなく、ウァムビアだけを急遽帰国させたのは、北朝鮮側も彼が危篤に近い状態であったことを知っており、そのため、その事実を米国に通告したのであろう。彼がなぜ脳に損傷を受けたのかは依然として明らかにされていないが、北朝鮮としては、彼が北朝鮮で「謎の死」となるよりも、米国に帰還させる方が得策という判断をし、また、米国側としてもそれを受け入れる形となったのであろう。北朝鮮の主張する「人道的見地」からすれば、まさに、両国が「人道的見地」に立った判断をしたということになる。

    過去記事では、ウァムビア釈放が、米朝関係改善に向けた外交的な動きではないかと書いたが、この結果からすると、それとは全く関係ない理由で米国に送還されたということになる。

    米国の先端医療で治療を受け、彼は回復に向かうと思っていたのだが、全く逆の結果となってしまい、残念である。北朝鮮に関心を持った、悪戯好きで、冒険心が旺盛な若者がいかなる理由にせよ亡くなったということは痛ましい。冥福をお祈りする。

    <追記:2017/06/20>
    トランプがウアムビアの死去に関する声明を出した。

    ****************
    オットー・ウァムビアの死去に関するトランプ大統領声明
    Statement by President Donald J. Trump on the Passing of Otto Warmbier

    メラニアと私は、オットー・ウァムビアの早すぎた死に対して遺族に深い哀悼の意を捧げる。両親にとって、人生のまっただ中の子供を失うことほど大きな悲劇はない。私たちは、オットーの家族、友人、そして彼を愛した全ての人々に祈りを捧げる。
    Melania and I offer our deepest condolences to the family of Otto Warmbier on his untimely passing. There is nothing more tragic for a parent than to lose a child in the prime of life. Our thoughts and prayers are with Otto’s family and friends, and all who loved him.

    オットーの運命は、無実の人々が法の支配や基本的な人間としての品位を尊重しない政権の手に落ちるという悲劇を防止するという私の政権の決意を深めさせた。米国は、最近の被害者を悼みつつ、北朝鮮政権の残酷さを再び非難する。
    Otto’s fate deepens my Administration’s determination to prevent such tragedies from befalling innocent people at the hands of regimes that do not respect the rule of law or basic human decency. The United States once again condemns the brutality of the North Korean regime as we mourn its latest victim.

    The White House, https://www.whitehouse.gov/the-press-office/2017/06/19/statement-president-donald-j-trump-passing-otto-warmbier
    ***********************

    米議会では、米国市民の北朝鮮渡航を禁止する法律が議論されているが、それが加速化されるか、大統領令として発布される可能性がある。

    「島国のヒトリガの愚かな妄動」:「日本は我々の主な標的で、甚大な打撃をうける」 (2017年6月19日 「朝鮮中央通信」)

    19日、「朝鮮中央通信」が、「朝鮮半島で戦争が始まれば、日本は我々の主な標的となり甚大な打撃を免れない」と警告する記事を掲載した。詳細以下。

    ************
    島国ヒトリガの愚かな妄動
    섬나라 부나비들의 어리석은 망동

    19日付けの「民主朝鮮」に掲載された個人筆名の論評「島国のヒトリガ共の愚かな妄動」の全文は次のとおりである。
    19일부 《민주조선》에 실린 개인필명의 론평 《섬나라 부나비들의 어리석은 망동》의 전문은 다음과 같다.

    最近、日本反動共が我々の核抑止力強化を遮断するという口実の下、独自的な対朝鮮追加制裁を検討する、烏合の衆国家を国際的な反共和国圧迫共調体制に引き入れると言い、大騒ぎしている。
    요즘 일본반동들이 우리의 핵억제력강화를 차단시킨다는 구실밑에 독자적인 대조선추가제재를 검토한다,어중이떠중이나라들을 국제적인 반공화국압박공조체제에 끌어들인다 하고 야단법석이고있다.

    我々の「核・ミサイル脅威」を無理矢理でっち上げ、反共和国国際債圧迫騒ぎに狂奔している日本反動共の醜態は、過去に我々人民に対して犯した罪悪に新たな罪悪を重ねながら、我々の核の火の夕立を自ら求める島国ヒトリガ共の愚かな自滅行為である。
    우리의 《핵 및 미싸일위협》을 억지로 꾸며가지고 반공화국제재압박놀음에 광분하는 일본반동들의 추태는 과거 우리 인민에게 저지른 죄악에 새로운 죄악을 덧쌓으며 우리의 핵불소나기를 스스로 청하는 섬나라 부나비들의 어리석은 자멸행위이다.

    我々が既に何回も強調したように、我々の核抑止力強化は、米国の度重なる対朝鮮軍事的圧殺策動から我々の自主権と地域の平和と安定を保障するための極めて正当な自衛的措置である。
    우리가 이미 수차례 강조한바와 같이 우리의 핵억제력강화는 미국의 가증되는 대조선군사적압살책동으로부터 나라의 자주권과 지역의 평화와 안정을 담보하기 위한 지극히 정당한 자위적조치이다.

    我々が手にした自衛的核抑止力により、地域の平和が維持されている状況で、日本反動共としては、我々の核・ロケット開発動力に対しつべこべと文句を言う理由は何もない。
    우리가 틀어쥔 자위적핵억제력에 의해 지역의 평화가 유지되고있는 조건에서 일본반동들로서는 우리의 핵 및 로케트개발노력에 대해 이러쿵저러쿵 시비질할 하등의 리유가 없다.

    それにもかかわらず、日本反動共がぞろぞろ出てきて、程度以上に媚びながら騒いでいるのは、罪を犯したものの神経過敏症状としか考えられない。
    그럼에도 불구하고 일본반동들이 쫄딱 나서서 정도이상의 아부재기를 치며 소란을 피우는것은 죄 지은자의 신경과민증세라고밖에 달리 볼수 없다.

    日本が過去に我が国を不法に強盛占領し、我々人民に耐えがたい不幸と苦痛をもたらしただけではなく、第2次世界大戦で敗亡した後、数十年間の歳月が流れた今日まで、とてつもない過去犯罪行為に対して誠実な謝罪と賠償を拒否しているので、我が軍隊と人民の対日憤怒心は天にも達している。他人に癒やされることがない傷を負わせ、謝罪の言葉一言もない厚顔無恥な日本反動共の精神・心理的状態が正常であるはずがない。極度の不安と恐怖の中で生きている島国民族なので、横の家でカサッという音が出ただけで、神経が鋭敏になり狂ったように昼夜なく誰それの「脅威」太鼓を叩いている。
    일본이 과거에 우리 나라를 비법적으로 강점하고 우리 인민에게 헤아릴수 없는 불행과 고통을 들씌웠을뿐아니라 제2차세계대전에서 패망한 이후 수십년세월이 흐른 오늘까지도 엄청난 과거범죄행위에 대해 성근한 사죄와 배상을 거부해나서고있는것으로 하여 우리 군대와 인민의 대일분노심은 하늘에 닿고있다.남에게 아물지 않는 뼈아픈 상처를 입히고 사죄의 말 한마디 변변히 하지 않은 후안무치한 일본반동들의 정신심리적상태가 정상일수 없다.극도의 불안과 공포속에 살아가는 섬나라 족속들이다보니 옆집에서 바스락소리만 나도 신경이 예민해져 미친개 짖어대듯 밤낮으로 그 누구의 《위협》타령을 늘어놓고있다.

    問題は、日本反動が反共和国制裁騒ぎにしがみついても、我々が自分のすべ行きことができなかったり、日本の不安感がなくなるのではないというところにある。
    문제는 일본반동들이 반공화국제재놀음에나 매달린다고 하여 우리가 제 할 일을 못하거나 일본의 불안감이 덜어지지 않는다는데 있다.

    日本が米国の対朝鮮敵対視政策に便乗し、我々に対する制裁圧迫騒ぎをすればするほど、それは、我々の打撃目標内に自ら頭を突っ込む自滅行為にしかならない。
    일본이 미국의 대조선적대시정책에 편승하여 우리에 대한 제재압박놀음에 놀아날수록 그것은 우리의 타격목표안에 스스로 머리를 들이미는 자멸행위로밖에 되지 않는다.

    今、我が共和国は、米国の対朝鮮敵対視政策を阻止、破綻させ、国の自主権と尊厳、生存権を守るための死生決断の対決戦を展開している。誰が誰をやるかというこの熾烈な闘いの場に、今、日本が米国とグルになり飛び込んできている。日本反動共のこうした妄動は、自らの死ぬことも分からず火の中に飛び込んでくるヒトリガを連想させる。
    지금 우리 공화국은 미국의 대조선적대시정책을 저지파탄시키고 나라의 자주권과 존엄,생존권을 지키기 위한 사생결단의 대결전을 벌리고있다.누가 누구를 하는 이 치렬한 싸움마당에 지금 일본이 미국과 한짝이 되여 뛰여들고있다.일본반동들의 이러한 망동은 제 죽을줄 모르고 불속에 뛰여드는 부나비를 련상케 하고있다.

    日本が我々の度重なる警告にもかかわらず、躍起になり我々との対決の場に出てこようとするなら、我々としてもどうすることもできない。朝米間の対決が火と火が行き交う実際の戦争に発展すれば、我々と対決を求めた日本列島は、自然に我々の主な標的となり、甚大な打撃を免れないことになっている。
    일본이 우리의 거듭되는 경고에도 불구하고 기를 쓰고 우리와의 대결마당에 나서려 한다면 우리로서도 별도리가 없다.조미사이의 대결이 불과 불이 오가는 실지 전쟁으로 번져진다면 우리와 대결을 청한 일본렬도는 자연히 우리의 주되는 과녁이 되여 심대한 타격을 면치 못하게 되여있다.

    今こそ、日本が現実を冷静に分析し、正しい判断をしなければならない時である。
    지금이야말로 일본이 현실을 랭철히 분석해보고 옳은 판단을 내려야 할 때이다.

    日本は、我々のこの警告を聞き逃さず、重く受け止めなければならない。
    일본은 우리의 이 경고를 흘려듣지 말고 무겁게 받아들여야 한다.(끝)
    *****************

    「万里馬速度で建設されたリョミョン通り」:新たな写真公開 (2017年6月18日 「朝鮮中央TV」)

    18日、「朝鮮中央TV」で放送された「朝鮮記録科学映画撮影所」が2017年に制作した新しい「<記録映画>万里馬速度で建設されたリョミョン通り」が放送された。これまでも「リョミョン通り」に関する番組たくさん放送されてきたが、この「記録映画」の中では、別記事のコメントでも話題になったように、いくつか興味深いシーンを見ることができた。

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    Source: KCTV, 2017/06/18

    「金日成勲章を授与された朝鮮科学記録映画撮影所」。この「撮影所」は、以前紹介した「繁栄する平壌」という「記録映画」も制作している。
    2017018 만리마속도로 일떠선 려명거리mp4_003341878
    Source: KCTV, 2017/06/18

    ダイナマイトで古い建物を爆破している。このアパートに元々住んでいた住民には、金日成総合大学教員と共に優先的に新しい住宅が提供されている。
    2017018 만리마속도로 일떠선 려명거리mp4_000257477
    Source: KCTV, 2017/06/18

    「平壌民俗村」もこのようにダイナマイトで吹き飛ばされたのだろうか。2017年4月23日に撮影された映像見ると、残っていた建物も全て撤去されている。
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    Source: Google Earth

    クレーンを操作する女性「突撃隊員」
    2017018 만리마속도로 일떠선 려명거리mp4_000331306
    Source: KCTV, 2017/06/18

    石を磨いているようだが、何をやっているのか不明。壁材用の石であろうか。
    2017018 만리마속도로 일떠선 려명거리mp4_000349350
    Source: KCTV, 2017/06/18

    北朝鮮の建設場では、その場で手作業でコンクリートを混ぜている場面がしばしば紹介されるが、今回はコンクリートミキサーも登場している。
    2017018 만리마속도로 일떠선 려명거리mp4_000423949
    Source: KCTV, 2017/06/18

    また、鉄筋を針金で束ねる際、下のように道具を使わずに指で結んでいる様子が多く公開されてきたが、
    2017018 만리마속도로 일떠선 려명거리mp4_000616090
    Source: KCTV, 2017/06/18

    今回は、ハッカーらしき道具を使って作業する場面が何回か出てくる。下は、ハッカーを使って鉄筋を束ねる「夫婦突撃隊員」。
    2017018 만리마속도로 일떠선 려명거리mp4_001622205
    Source: KCTV, 2017/06/18

    そして毎度おなじみの夜間「溶接花火」。撮影用に花火を使っているような気もする。
    2017018 만리마속도로 일떠선 려명거리mp4_001087064
    Source: KCTV, 2017/06/18

    今回の「記録映画」の中では、「建設軍人」や「突撃隊員」が命綱を着用していることがはっきりと分かるシーンがいくつも出てくる。「党の命令貫徹のために命がけ」でも、安全第一ということなのだろう。手前の人は、ヘルメットの紐もきちんと使っている。下は、高所で外壁工事をする作業員。
    2017018 만리마속도로 일떠선 려명거리mp4_002171633
    Source: KCTV, 2017/06/18

    太陽光パネルも多く設置されている。どうやら、このパネルは建物の外部装飾照明用の電源に使われているようだ。
    2017018 만리마속도로 일떠선 려명거리mp4_002491550
    Source: KCTV, 2017/06/18

    外部装飾照明を設置する作業員。
    2017018 만리마속도로 일떠선 려명거리mp4_002503012
    Source: KCTV, 2017/06/18

    そして、早朝にやってきて、ライトアップされた「リョミョン通り」を見て「大満足」の「元帥様」。
    2017018 만리마속도로 일떠선 려명거리mp4_002533350
    Source: KCTV, 2017/06/18

    エレベータ内部はしばしば紹介されるが、駆動部はあまり見たことがない。エレベータの駆動部を点検する「建設軍人」。
    2017018 만리마속도로 일떠선 려명거리mp4_002733432
    Source: KCTV, 2017/06/18

    そして、日本語字幕は付けていないが、動画をアップロードしておいた。BGMが有効に使われており、『我々は万里馬騎手』と『タンスメ(一気に)』で高揚させておき、最後は『この世に羨むものはない』で締めくくるという心憎い演出。

    Source: KCTV, 2017/06/18

    「薄くて軽い新型の高性能コンピューター」:ハイ・スペック! (2017年6月5日 「朝鮮の今日」)

    5日、「朝鮮の今日」の「名商品」コーナーに、「薄くて軽い新型の高性能コンピューター」を紹介するパンフレットが掲載された。

    **************
    薄くて軽い新型の高性能コンピューター 「青い空」
    얇고 가벼운 신형의 고성능콤퓨터

    20170605-pt61-1.jpg
    Source: 「朝鮮の今日」, 2017/06/05

    上記訳文:
    HDMI, 13.3in, USB3.0
    ・国内最初の5世代CPU装着
    ・アルミニウムの品位ある外形

    青い空連合会社は、総建設面積1万平米、年間数十万台の生産規模を備えた総合的な電子及び電気製品生産企業です。
     会社では、CNC設備と現代的なベルトコンベア生産設備を利用し、一体型コンピュータ、キーボード分離式コンピュータ、ネット共有器、携帯用コンピュータをはじめとした各種多機能コンピュータと携帯用マルチメディア投影機、空気イオン発生器、USBメモリ、各種サイズのLEDテレビとデジタルテレビ信号変換器のような電子及び電気製品を生産しており、その販売を各道に展開されている青い空情報技術交流所を通じて行っています。
    PHURUN HANUL CORPORATION

    20170605-pt61-2.jpg
    Source: 「朝鮮の今日」, 2017/06/05

    上記訳文:
    キーボード分離式携帯用コンピュータ
    多機能USBメモリ
    一体式コンピュータ
    4世代CPU装着、少ない電力消費、家庭用12V蓄電池直接利用
    **************

    何と言っても、デスクトップで「家庭用12V蓄電池直接利用」というのが、最も北朝鮮の電力事情を反映したコンピュータである。しかし、欲しいのは、やはり5世代CPUが装着された「軽くて薄い」ノートPCか。1枚目の写真でインテルのロゴが入ったシールがしっかりと添付されているところが素晴らしい。キーボードには、Windowsキーがあるので、OSはWindows系(7以上)だと思う。

    「柳京納豆工場で生産体系確立」:日本の納豆パッケージと同じに見える (2017年6月17日 「朝鮮の今日」)

    17日に「朝鮮の今日」にアップロードされた動画を見ていたら、納豆工場の生産体系改善に関する動画があった。動画のタイトルからは、大豆製品の工場であるところまでは分かったが、動画を見るまではそれが納豆であることは分からなかった。

    もちろん、食べてみない限りは、それが納豆かどうかは判断できないのだが、パッケージは日本の納豆パッケージと同じだし、中には小袋に入ったタレのような物まで入れられている。

    一応、「뛰운콩」という語彙を調べてみたが、北朝鮮の語彙のようでそのままでは出てこない。調べを進めると「뜨이다(引き付けられる)」から派生した語であることが分かり、だとうすろネバネバした納豆ではないのかと思った次第である。

    韓国でも昔、納豆のようなものを食べたような、食べなかったような記憶があるが、記憶が曖昧である。納豆が「朝鮮の伝統食品」と番組では紹介しているが、植民地時代に朝鮮に持ち込まれ、定着していったような気がする。この辺り、きちんと調べていないので何とも言えないが、ともかく、日本と同じようなパッケージに入った納豆が北朝鮮でも生産されているというのは興味深い。

    日本語字幕付き

    Source: 「朝鮮の今日」、2017/06/17

    「米国公民釈放」、<追記>米国務省定例記者会見 (2017年6月15日 「朝鮮中央通信」)

    15日、「朝鮮中央通信」が、ウァムビア釈放に関する記事を配信した。

    ********************
    米国公民釈放
    미국공민 석방

    (平壌6月15日 朝鮮中央通信)
    (평양 6월 15일발 조선중앙통신)

    朝鮮民主主義人民共和国中央裁判所の13日付け判定により、労働教化中であった米国公民ウァムビア・オットー・フレデリックを13日、人道主義的見地から釈放した。
    조선민주주의인민공화국 중앙재판소의 13일부 판정에 따라 로동교화중에 있던 미국공민 왐비어 오토 프레데리크를 13일 인도주의적견지에서 돌려보냈다.(끝)
    ************

    昏睡状態に陥っているウァムビアは、「脳に広範囲にわたる損傷がみられる」と報じられている。

    『時事』、「釈放の米学生、脳に深刻な損傷 父親が北朝鮮非難」、https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170616-00000002-jij_afp-int

    いずれ米国に送還する米国人に暴行を加えれば、送還後に「非人道的だ」と米国から非難されることは北朝鮮も十分に承知しているはずである。したがって、単に彼を虐待するために看守などが暴行を加えたとは考えにくい。北朝鮮は、これまでの例を見ても、「北朝鮮で人道的な待遇を受けた」とされる形になるよう、米国人などを釈放している。彼が看守に激しく抵抗したり、脱走を試みたか、壁に頭をぶつけるなどして自殺を図った可能性があるのではないだろうか。

    <追記1:2017/06/17>
    ウァムビア帰国に至る経緯を米国務省報道官が北朝鮮を訪問したユン大使と話した後、15日に発表した。

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    大統領の指示で、国務省はオットー・ウァムビアを釈放させるための静かな外交を行った。北朝鮮には、あと3人のアメリカ人が捕らえられている。彼らも早く帰国できることを望んでいる。国際的な協力国、特に利益保護国のスウェーデンには、ウァムビアの釈放に努力してくれたことについて感謝する。米国務省は、米国市民に北朝鮮へ渡航しないよう強く警告する。

    At the direction of the President, the State Department conducted quiet diplomacy to obtain the release of Otto Warmbier. There are three other Americans currently being held in North Korea. We hope that they will soon be able to return home. We’d like to thank our international partners, especially our protecting power Sweden, for their tireless efforts to assist Mr. Warmbier. The Department of State strongly warns U.S. citizens against travel to the DPRK.

    2017年2月、ティラーソン国務長官がトランプ大統領に状況について説明した。大統領は国務長官に対し、北朝鮮に拘束されている米国市民の安全確保のための適切な措置を取るよう指示した。国務長官は、事態の進捗状況を随時大統領に報告した。2017年5月、米国務省北朝鮮特別代表ジョー・ユンが、ノルウェーで行われた拘束されている米国市民について話し合うトラック2対話の中で北朝鮮外務省の高官と会談した。
    And here’s the timeline: February 2017, Secretary Tillerson briefed President Trump on the situation. The President directed the Secretary to take all appropriate measures to secure the release of American citizens detained in North Korea. The Secretary began the effort and routinely updated the President. In May of 2017, U.S. State Department Special Representative for North Korea Policy Joe Yun met with high-level representatives from the North Korean ministry of foreign affairs on the margins of separate track-two discussions in Norway to talk about detained American citizens. Again, that took place in Norway.

    2017年6月6日、ニューヨークでユン特別代表は、北朝鮮外交官と会談した。会談で、ユンはウァムビアの健康状態について初めて説明され、国務省は彼の健康状態について完全に認識することになった。もちろん、米国人医師が彼を診察するまで、それが完全なものであったとはいえないが。2016年3月、米国の利益代表であるスウェーデン大使館の誰かがウァムビアと会った。
    Then on June 6, 2017 in New York, Special Representative Yun met in New York City with North Korean diplomats. During the meeting, Mr. Yun was told about Mr. Warmbier’s medical condition for the first time, so we were made fully aware of his medical – let me back up. We were made aware of his medical condition. The extent of it, I’m not sure that we had the full extent until our doctors were on the ground. Now, just as a reminder, the last time that someone representing the United States, the Swedish protecting power, saw Mr. Warmbier was March of 2016, okay? So now we’re back to June 2017.

    2017年6月6日から11日、大統領に相談した後、ティラーソン国務長官はユン特別代表に北朝鮮に渡航し、ウァムビアを釈放させる交渉を行うよう命じた。ユン大使は、医療チームと共にプライベート・ジェットで北朝鮮と交渉するために渡航した。6月12日に平壌到着後、ユン特別代表と2人の医師はウァムビアを訪問した。これは、2016年3月に米国がウァムビアの健康状態を確認できて以来初めてのものであった。
    During the week of June 6 to the 11th, after consulting the President, Secretary of State Tillerson instructed Special Representative Yun to travel to North Korea to negotiate the release of Mr. Warmbier from North Korea. Ambassador Yun traveled to North Korea with a medical team and a private aircraft to begin the negotiation. On June the 12th after arriving in Pyongyang, Special Representative Yun and two doctors visited Mr. Warmbier. The visit was the first since his sentencing in March 2016 that the United States was able to confirm, in person, Mr. Warmbier’s condition.

    数時間にわたる協議後、北朝鮮は彼の釈放に同意した。即時、ウァムビアを帰国させる手続きが行われた。6月13日、ウァムビアはオハイオ州シンシナティに戻り、空港で両親と対面した。
    After several hours of discussions, the North Koreans agreed to his release. Immediate arrangements were made for Mr. Warmbier to leave North Korea and return home. On June 13th, Mr. Warmbier touched down at his home in Cincinnati, Ohio and was met by his parents at the airport.

    ウァムビアは、北朝鮮の病院に収容されていた。
    Yes, it was in a hospital.

    ユンは、捕らえられている3人の米国人とも会った。
    Yun did make contact with the three Americans who are being held there.

    US Dept. of State, Department Press Briefing - June 15, 2017, https://www.state.gov/r/pa/prs/dpb/2017/06/271956.htm#DPRK
    *****************

    その後、質疑応答が行われ、オバマ政権下でウァムビアの帰国が実現しなかったにもかかわらず、トランプ政権下でなぜ帰国が実現したのかなどについて質問が出されたが、報道官は「国務省はずっと努力してきた」という曖昧な答弁をするに留まっている。

    また、今回のウァムビアの帰国「交渉」は、何かと引き替えの「交渉」ではないとも報道官は述べている。この答弁は実に重要で、一方で米国の北朝鮮に対する「交渉には応じない」という強い姿勢をアピールしているが、もう一方では、北朝鮮の「人道的見地から」という立場もバックアップする形となっている。しかし実際には、「静かな外交」の中で、何からの取引が行われたことは充分に考えられる。それを公開しないことが、米朝双方にとって国家的体面を保つことになる。

    過去記事に、「アメリカ第一主義」のトランプは、北朝鮮に捕らえられている米国人を解放することを重要課題とし、その他の点で北朝鮮に妥協するのではないかと書いたが、やはり「静かな外交」でそれが進行していたのかもしれない。この辺り、バーゲニングパワーが欠如した安倍政権(と言いたいが、公平には「日本」)の拉致被害者帰国交渉とは格段の差がある。

    ウァムビアが昏睡状態に陥った理由については、報道官は「医師の発表を待つ」としているが、ウァムビアが昏睡状態に陥っていなければ、他の3人を残して1人だけ帰国することはできなかったであろう。北朝鮮が「人道的見地」と主張は、残りの3人は健康状態に異常がないので北朝鮮に残し、病気のウァムビアだけを帰国させることで初めて説明できるからである。

    すると、5月のノルウェー交渉で全員帰国交渉が決裂、6月にニューヨークで北朝鮮外交官がウァムビアの健康状態についてユン大使に伝え、交渉再開となったとすると、北朝鮮は、5月のノルウェー交渉が決裂したので、米国を再び交渉のテーブルに着かせるためにウァムビアを昏睡状態にしたとも考えられる。

    しかし、もし米国務省報道官の説明が嘘(北朝鮮の報道と同じで、強調しすぎているところに嘘がある)で、5月のノルウェー交渉の時点でウァムビアの健康状態を米国側が把握していたとすると、北朝鮮は4月の危機的状況を乗り切るためにウァムビアを使った可能性もある。

    ウァムビアは、東北アジアでの戦争回避寄与した尊い犠牲者だったのだろうか。

    「<画報>人気がある大同江ビール」 (2017年6月9日 「uriminzokkiri」)

    <追記:2017/06/18>
    17日の「朝鮮中央TV」「20時報道」を見ていたら、「大同江ビール工場」について報じていた。15年前の2002年6月17日、「将軍様」が「新たに建設された大同江ビール工場を訪れ・・・第1にも、第2にも、ビールの質を高めることが基本だ」と述べたという。

    「人民にビールをたくさん供給しながらも、味を良くしなければなりません。金正日」と書かれた掲示板。
    20170617 6월17일 20시보도mp4_000263672
    Source: KCTV, 2017/06/17

    画報がuriminzokkiriで紹介されたのは、「将軍様」の「現地指導」の日と関連していたようだ。
    ************************

    9日、uriminzokkiriに「<画報>人気がある大同江ビール」電子版が掲載された。この画報は、2016年に「平壌出版社」から出版されたものを電子化したもののようである。以下、全ページを写真とともに紹介していく。

    表紙
    20170609 dedong beer top

    pp.2-3
    20170609 dedon beer p2

    訳文:
     ビールは、適当な量の栄養摂取と共に消化を促進し、利尿作用をしながら気分を壮快にしてくれる良い清涼飲料の一つである。
     共和国には、大同江ビール、平壌ビール、ポンハク・ビールをはじめとし、各種ビールがある。
     こうした各種のビールの中で、断然トップを占めているのが大同江ビールである。
     最近、大同江ビールに対する人々の人気がさらに高まっている。
     白い泡が溢れるビールジョッキを傾ければ、激しく吹き上げるような爽快感が口の中に満ち溢れ、追って全身に広がる爽快さ・・・
     一度それを味わった人は、他のビールは絶対に飲まないほど、大同江ビールに対する人々の好感度は高い。
     共和国を訪れる外国人や海外同胞も親指を立てて好きだという大同江ビールは、世界的に広く知られており、大きな人気になっている。
     米国のVOA放送は、「朝鮮で生産されている大同江ビールが、東北アジアのどのビールよりも美味しいと評判である」としながら、英国のロイター通信や英国の雑誌『エコノミスト』も、平壌で大同江ビールを飲んだことがあるビール専門家が激賞したと伝えながら、大同江ビールは、大変素晴らしいビールだと賛辞を惜しまない。ある外のビール愛好家は、多くの国でたくさん販売されているビールの味を比較してみたが、朝鮮の大同江ビールには到底及ばないと親指を立てて語った。
     背中から汗が流れ落ちる真夏は過ぎても、大同江ビールは、季節に関係なく、依然として人々の人気を集めている。

    pp.4-5
    20170609 dedon beer p5

    訳文:
    大同江ビール生産は、どこで?
    国内はもちろん、永い歴史を誇るどの国のビールとも堂々と張り合える最高品質の大同江ビールは、いったいどこで生産されているのか。

    pp.6-7
    20170609 dedon beer pp6-7

    訳文:
     平壌市郊外の広い区域に現代的なビール工場が建てられている。
     そこが、まさに有名な大同江ビール工場である。麦芽生産から製品包装に至るまで、最新式設備が充分に備えられた大同江ビール工場は、2002年に建設され、生産を開始した。
     大同江ビール工場には、人民生活向上のためにお気遣い下さった偉大な金正日将軍様の愛民献身の導きの手が熱く染み込んでいる。
     人民を天のように考えられ、人民のためならば、何も惜しんではいけないという崇高な人民観をもたれた偉大な金正日将軍様は、ベルトを締め付けて、苦難の行軍を続けて来た人民に世界で最も美味しい清涼飲料を作ってやろうと、自ら大規模ビール生産基地建設を発議され、建設過程を細心に見守って下さった。
     工場が完工した後には、その名を「大同江ビール工場」と親しく命名して下さり、初めての試作品ビールができたときには、自らその味見もして下さり、原資材供給から製品の質を高めること、生産と供給体系に至るまで、細心に見守って下さった偉大な将軍様の賢明な領導があり、大同江ビール工場は、屈指のビール生産基地へと発展できた。
     大同江ビール工場場では、現在、7種のビールが生産されており、麦、ホップと共に白米が主原料として利用されている。
     工場では、現代的なビール生産技術と新たな品質管理方法を積極的に導入し、ビールの質を不断に高めており、ここで生産された大同江ビールは、その品質が大変良く、2008年には品質管理体系認証を、2010年502016年には、食品安全管理体系認証を受けた。
     環境汚染が全くない大同江地域の地下水と有名な穀倉地帯で育った豊穣な小麦と白米、北部高山地帯のホップを主原料としている大同江ビールは、生産開始から10年しか経っていないが、国内はもちろん、永い歴史を誇るどの国のビールとも堂々と張り合えるようになった。
     工場では、今日も科学的であり先進的な経営管理方法と先端技術を積極的に開発、導入し、人々の口や好みに合いながらも、健康増進に役立つより良い品種のビールを開発するために絶え間なく努力している。

    1.大同江ビール工場の構内
    2.出荷されてくる樽ビール
    3.自動コンベアーに乗って列を作って次々と出てくる瓶ビール
    4.野外原料積載場

    pp.8-9
    20170609 dedonbeer pp8-9

    訳文:
    1.大同江ビールの味と質をさらに向上させるため、研究事業を深化させている総合分析室の研究者達
    2.味を通じて、ビールの品質検査を行っている。
    3.瓶ビール出荷場
    4.生産された生ビールは、その日に各サービス基地に供給されている。

    pp.10-11
    20170609 dedonbeer pp10-11

    訳文:
    大同江ビール 1番~7番
     大同江ビール工場で生産されているビールは7種類、1番から7番までの大同江ビールの味と香り、そして色などには、全てそれぞれの個性がある。

     大同江ビール1番:原エキス1%、アルコール5%以上
     100%麦芽で作ったビールで、麦芽の香りが濃く、苦い味が適当な伝統的なビールの品格を持っており、濃い味を好む消費者の好みに合うビールである。中年の消費者の人気が高い。
     大同江ビール2番:原エキス11%、アルコール5.5%以上
     麦70%、白米30%を入れて作ったビールで、味がまろやかで澄んでいながらも、爽快感を与え、泡の性質がよい特徴を持っている基本品種のビールである。
     大同江ビール3番:原エキス12%、アルコール6%以上
     麦50%、白米50%を入れて作ったビールで、白米の澄んで壮快な味と麦芽の豊富でまろやかな味、比較的重い苦さが調和して兼備されており、ヨーロッパやアジアのビール品格を全て一緒に感じることができるビールである。
     大同江ビール4番:原エキス10%、アルコール4.5%以上
     麦30%と白米70%を入れて作ったビールで、ビール固有の味を持ちながらも、白米独特な香味と爽快で澄んだ味が良くマッチしているので、酒精と苦さの低さを求める消費者の好みに合うビールである。
     大同江ビール5番:原エキス10%、アルコール4.5%以上
     100%白米で作ったビールで、色が薄く、泡がよく出ながらも、白米固有の香りとホップの味が調和している特異な味を持ったビールである。老人が特に好む。
     大同江ビール6番:原エキス15%、アルコール6%以上
     味が濃く、豊富でありながら、強いコーヒーの香りと高い酒精、比較的重い苦さの典型的な黒ビールの品格を生かしたものなので、主に冬に消費者が好んで飲むビールである。
     大同江ビール7番:原エキス10%、アルコール4.5%以上
     味がまろやかで爽快ながらも、はっきろとしたチョコレートの香りとソフトな苦さで、黒ビールとしての固有の品格を持った新たな品種の黒ビールである。多くの若者に注目されている。

    右ページ:
    誰もが楽しむ大同江ビール
     人々が好んで飲む朝鮮の名飲料、大同江ビールは、共和国のどこでも味わえ、その人気は日々高まっている。

    pp.12-13
    20170609 dedonbeer pp12-13

    訳文:
     7種のビールを提供する

     共和国を訪れる外国人や海外同胞の間で通じる言葉が一つあるそうだ。
     -平壌に行ったら、玉柳館の冷麺と共にキョンホン館の大同江ビールを絶対に飲んでこい。-
     平壌市内各所に位置する数多くの大同江ビール店の中で、キョンホン館の大同江ビール店が特別に人気があるのはなぜだろうか。
     キョンホン館・大同江ビール店は、風光明媚な普通江地区に位置する。総面積100平米に達っし、1日の収容能力は1500人にもなる。
     ここを訪れたある外国人ビール愛好家によると、規模においても収容人員においても、このようなビール店は見ることができないそうだ。
     しかし、キョンホン館・大同江ビール店の人気は、その規模にだけあるのではない。
     ここでは、大体、1~2種類のビールだけを提供している他のビール店とは異なり、大同江ビール工場で生産された7種の各種ビールを全て味わうことができる。
     大きな電球で快く天井を装飾した広いビアホールの中心には、いくつものビールサーバーが設置されており、人々は1番から7番までの大同江ビールを一度に全て味わうことができ、自分の好みに合ったビールを選んで飲むことができる。
     髪の毛が白い老年層から中年層、若年層に至るまで、多様な年齢その人々でビール店はいつ見ても超満員だ。
     ビール愛好家の間では「雰囲気がつまみ」とよく言う。
     ビール店を埋め尽くした多くの客で盛り上がる雰囲気が、大同江ビールの味をさらに良くするのだから、キョンホン館ビール店が人気を得る秘訣中の一つが、まさにそこにあると言っても間違いではない。
     昼間には主に年金を受け取った老人が多く訪れ、夕方には退勤途中の労働者、事務員で混み合うキョンホン館・大同江ビール店。
     独特な7種のビールの味を一度に味わいたくて、今日もこのビール店には、多くの人々が訪れている。

    右ページ:
    写真下:
    客に各種の質の良いビールを提供しているキョンホン館・大同江ビール店の奉仕員達

    緑枠内:
    常識
    ビールの起源: ビールは、紀元前4000年頃、メソポタミア地方のシュメール(イラク)民族が初めて作ったという。彼らは、麦を粉砕し、パンを焼いた後、粉砕して水を入れ、自然発酵させてビールを作った。
     紀元前3000年頃には、エジプトでもビールを作り、その技術がギリシャとローマにも伝えられた。15世紀以後からは、ビールを作るのにホップを使い始めた。
     19世紀には、熱処理殺菌法が発見され、ビールをhカンできる期間が長くなり、酵母を培養することでビールの品質がさらに良くなり、その後、アンモニア冷凍機が発明され、ビールを工業的に作るようになった。

    ビールは健康になぜ良いのか: ビールは「高級栄養群」と評価されている。ビールの主原料である麦芽には、炭水化物、タンパク質、ミネラル栄養素、人体に必要な必須元素及び有機酸(有機化合物の総称)、ビタミン、必須アミノ酸などがたくさん含まれている。ホップは、落ち着きや酢民効果を持っている。
     1Lのビールには、人が一日に必要なマグネシウムの50%、リンの40%、カリウムの20%、ビタミンB6の35%、ビタミンB2の20%などが含まれている。
     特に最近の研究資料によると、黒ビールの発ガン物質食性効果が非常に高いことが明らかになったという。

    pp.14-15
    20170609 dedonbeer pp14-15

    訳文:
    左ページ:
    7種の大同江ビールを味わうためにやってくる人々でキョンホン館・大同江ビール店は、いつも賑わっている(上)
    冷たく爽快な大同江ビールを飲みながら楽しく愉快な時間を過ごす勤労者達(下)

    右ページ:
    どこでも大同江ビールを提供している
     平壌市内のあちこちには、大同江ビールを専門に提供する大小の清涼飲料水店と食堂がある。
     大同江ビール工場から毎日出荷されている瓶ビールと生ビールは、大同江ビール供給所を通じて、制定された供給体系に従い、各所の清涼飲料店と食堂に供給される。
     大同江ビールを専門に提供する基地が、各地域の住民地区ごとに、あまねく分布しているので、住民はわざわざ遠くに行かなくても、近くにあるビール店で大同江ビールを提供してもらえる。
     中区域リョンファ2洞に住むユ・ボクスンおばあさんは、「私のじいさんが、大同江ビールがどれほど好きなのか、一日に1ジョッキは必ず飲みますよ。家の前にあるクリョンビール店が馴染みの店なのですが、時々、夕方出かけて受け取ってきた生ビールを家で飲むこともありますよ。」と語った。

    右ページ写真:
    平壌市各所には、大同江ビールを専門に提供するビール店がある。(上、下)

    pp.16-17
    20170609 dedonbeer pp16-17

    左ページ:
     それだけではない。
     モランボンのモラン閣、デソン山のトンチョンホ食堂のような風光明媚な文化休息地にある清涼飲料店や食堂でも大同江ビールを提供しており、人々はここで冷たく爽快な大同江ビールを飲みながら、楽しい休息のひとときを過ごしている。
     平壌基礎食品工場の労働者ベ・チョルジンは「日曜日に家族と共にモランボンへピクニックに来たが、このように景色が良いモラン閣で、僕と子供達は爽快に大同江ビールを飲み、孫達と嫁達は、茶菓子を食べてたのしんでいるのだから、どれほど良いことか」と明るく笑いながら語った。
     人々が好んで飲む朝鮮の名飲料、大同江ビールは、共和国のどこでも味わえ、その人気は日々高まっている。

    写真:
    クリョンビール店では、冷たく爽快な大同江ビールを専門に提供している。

    右ページ:
    写真:客で賑わうクリョンビール店

    緑囲み:
    常識
    ビールの泡は、どんな役割をするのか: ジョッキにビールを注ぐ時、泡の高さは全体量の5~10%程度が適当である。
     ビールの泡は、ビールの炭酸ガスが飛散するのを防止するだけではなく、ビールが空気に触れて参加するのを抑制する蓋のような役割をする。また、冷たく壮快な味とプチプチ感を提供している。唇に触れるときには、特有のソフトな感触も感じさせる。したがって、泡が消える前にビールを飲むのが良い。
    ビールの4大原料: ビールの4大原料は、水、酵素、ホップ、酵母である。この原料が、どのように配合され、混ぜられるのかで、味と香りは千間万別となる。
    季節にあったビール温度: 無条件冷たければビールが美味しいということではない。
     ビールは、温度が高ければ苦みを強く感じさせ、だからといって、冷たすぎると泡が出ず、本来の味を感じにくい。
     ビールを飲むための最も適当な温度は、夏には大体6~8度、冬には10~12度、春秋には8~10度である。

    pp.18-19
    20170609 dedonb pp18-19

    左ページ:
    モラン閣(右)と万寿台清涼飲料店(下)で大同江ビールを飲みながら、楽しいひとときを過ごしている勤労者達
    右ページ:
    「元山国際親善王空祝典-2016」に参加した外国人が、大同江ビールを飲みながら愉快な時間を過ごしている。(上、下)

    pp.20-21
    20170609 dedonbeer pp20-21

    成功裏に開催された平壌大同江ビール祝典
     朝鮮の有名な大同江ビールに対する人気は、風光明媚な大同江岸で成功裏に開催された平壌大同江ビール祝典を契機にさらに高まった。

    pp.22-23
    20170609 dedonbeer pp22-23

    左ページ:
    奉仕者達の親切な奉仕は、客の爽快な気分をさらに爽快にした。

    右ページ:
     美しい平壌の大同江岸で、2016年8月12日から、ほぼ1ヶ月間、平壌大同江ビール祝典が成功裏に開催された。
     今回の祝典には、大同江ビール工場で生産されている最高品質の麦ビール、白米ビール、黒ビールなど、各種のビールが出品された。
     祝典が開催されている玉柳橋と大同江橋間の大同江岸と食堂船「大同江」号は、特色ある電球装飾と大型電光板で華麗に装われ、祝典の雰囲気をさらに高揚させた。
     ビールの香りが溢れる祝典場へは、人民はもちろん、共和国に在留している外交人のお客さんと海外同胞が次々と訪れた。
     三々五々集まって座り、関連した色々な常識とエピソードを話すビール愛好家達、趣がある音楽の音に合わせて鼻歌を歌う中年男性達、美しい大同江の夜景に見とれている若者達・・・
     やり甲斐に満ちた一日の労働を終え、大同江ビールと共に生活の喜悦と浪漫を楽しむ彼らの姿が実に印象的だった。
     清んだ青い大同江とマッチする白、青の服装で調理師達と接待員達の親切な奉仕は、客達の爽快な気分をさらに高めた。
     祝典では、爽やかな大同江岸の風に当たりながら、大同江ビールを味わう人々の喜びと浪漫を高め、食堂船「大同江」号の芸術小組員達の公演舞台が展開された。
     それだけではない。
     珍しいビール味見大会で祝典雰囲気はさらに高調した。
     ビール味見大会は、お客さんの中から希望する5~6人が自発的に出てきて、7種の大同江ビールを全て飲んだ後、提示される任意のビールの味見をして何番のビールなのかを当てる方法で行われた。
     それぞれの個性がはっきりとしている大同江ビールの味を簡単に当てられるだろうと進み出たが、考えるようにはいかず、順位圏に入る人よりも、入れない人が多かった。
     一方、当選した人々には、各種ジョッキのビールが贈呈された。
     実に意義深く楽しい祝典の日々であった。
     共和国で初めて行われた平壌大同江ビール祝典に対する期待と好奇心を抱き、祝典場を訪れた外国人と海外同胞は、美しく恍惚とした平壌の大同江岸で開催する今回のビール祝典に参加したことは、まさに大きな幸運だと激動した心情をと吐露しながら、大同江ビールこそ、どこに出しても遜色ない世界的水準であると惜しみない賛辞を送った。
     朝鮮の有名な大同江ビールに対する人気は、今回の平壌大同江ビール祝典を契機にさらに高まった。

    緑の部分:
    常識
    ビールのつまみには何が良いか: ビールには、甘い食べ物よりも淡泊な食べ物がよく合う。
     ビールのつまみとしては、甘味をさけ、やや塩辛く、脂気があるコルパサ、ハム、チーズ、果物、野菜で作られたつまみが最も適合する。

    pp.24-25
    20170609 dedon b pp24-25

    訳文:
    1、2、共和国に在留している外国人と海外同胞も祝典場を訪れた。
    3、祝典では、ビール味見大会もあった。
    4、食堂船「大同江」号の芸術小組員達の公演が、祝典の雰囲気をいそっう高めた。

    pp.26-27
    21070609 dedonb pp26-27

    訳文:
    「平壌の名物、大同江ビールの味見し、平壌から帰りたくなくなった。酒を楽しまない人だが、ビールと親しくなれそうです。」(在オーストラリア同胞 朴キソク)

    「大同江ビールの味は、素晴らしいです。私がビールを再び味見するためにここにまた来なければならないみたいです。」(ヨーロッパ議会議員、クリン・フォード)

    「大同江ビールは、世界の他のビールと競争できるほど素晴らしいです。私たちは、たくさんの米国人があなた方が生産した素晴らしいビールを味わうようになる機会を持てるようになることを希望しています。」(米国AP通信社総社長 トム・ケリー)

    ********************************

    翻訳し始めたは良いが、想定外に時間がかかってしまった。過去記事で紹介した大同江ビール紹介動画と重複する部分もあるが、1~7番ビールの詳細など、おもしろい情報も書かれていた。記事に書かれている内容からすると2016年秋頃に出版された「画報」のようである。この時期にはまだ大同江缶ビールはなかったからなのか、写真では紹介されていない。来年も「大同江ビール祝典」が開催されるのであれば、缶ビールも登場するのであろう。

    中国の朝鮮食堂で接待員ドンムに話す蘊蓄がまた増えた。

    「青い夢と希望を抱き大きく花咲け(朝鮮少年団第8回大会盛大に開催)」:走り回る花束係の「副部長同志」大活躍で全力疾走、子供に囲まれご満悦の「元帥様」 (2017年6月13日 「朝鮮中央TV」)

    13日、「朝鮮中央TV」で「新しく出た朝鮮記録映画」が放送された。6月6日に開催された「朝鮮少年団第8回大会」を扱った記録映画で、「元帥様」の肉声演説が聞けるかと期待したが、それはなかった。そのため、見るべき内容に乏しい「記録映画」となってしまったが、ラストシーンで花束係の「副部長同志」が大活躍するシーンはなかなか見応えがある。花束係の「副部長同志」は、「リョミョン通り竣工式」や「太陽節閲兵式」にしばしば登場していたが、この「記録映画」ではさらに大活躍している。

    にこにこ顔の「副部長同志」
    20170613kctvasf_034566004.jpg
    Source: KCTV, 2017/06/13

    全力疾走する「副部長同志」。「元帥様」の向かって右側の腕をつかんでいる軍服を着た少女の帽子の上辺りを走っているのが「副部長同志」。とても速い、動画で参照あれ。
    20170613kctvasf_034669323.jpg
    Source: KCTV, 2017/06/13

    日本語字幕付き。

    Source: KCTV, 2017/06/13

    デニス・ロッドマンが再び北朝鮮へ、北朝鮮で有罪判決を受けた米国青年は米国へ、<追記3>盗もうとしたボードは「金正日愛国主義」で2m超の大きさ (2017年6月13日)

    13日、ロッドマンが「再び北朝鮮へ向かう」とツイートした。

    **********
    Dennis Rodman‏認証済みアカウント @dennisrodman 16時間16時間前

    北朝鮮向かった。PotCoin.comよ、私のミッションをサポートしてくれてありがとう。戻ったら、私のミッションについて話す。
    Headed back to North Korea. Thank you http://www.PotCoin.com for sponsoring my mission. I'll discuss when I return.
    ************

    上記に関するロッドマンなどによるYouTubeメッセージ。


    訳文:
    PotCoin:我々は、明日、北朝鮮に向かう。PotCoinがデニス・ロッドマンを北朝鮮に再び送る。ロッドマンは、独特の驚くべき関係をトランプ大統領と金正恩元帥様と持っている。彼は、両者と関係を持つたった1人の人物だ。ロッドマンは、明日北朝鮮に向かい、両者の対立関係を平和と対話へと向かわせることに努める。PotCoinが同行するのもそれが理由だ。
    ロッドマン:PotCoinが我々を支援してくれていることに感謝する。我々は前向きな姿勢で訪朝する。そして、(対話の)ドアがまだ少し開かれていることに期待する。我々が幸運を祈ってくれ。我々がしていることは、全て平和のためだ。

    このタイミングでロッドマンが登場するとは思っていなかった。しかし、ロッドマンが出てくるのは、不思議ではない。特に、トランプのようなキャラクターの人間は、熟考することなくロッドマンに米朝関係打開協力を打診する可能性は充分にある。現国務長官ティラーソンの前職が石油会社の会長であったことからもそれは分かる。

    「朝鮮中央通信」をはじめ、北朝鮮メディアは、この記事を書いている時点では、ロッドマン訪朝について報じていないが、既にロッドマン外交の成果らしきことが起こっている。それは、北朝鮮で政治的スローガンが書かれたボードの窃盗未遂で「国家転覆陰謀罪」が適用され、懲役15年(労働教化刑)の判決を受けたウァムビアが釈放され、米国に向かっていると米国務省HPによると、「大統領の命で、米国務省はウァムビアを北朝鮮から解放した。米国務省は、北朝鮮と拘束されている3人の米国市民についても話し合いを続けている。」と書かれている。

    US Dept of State, Release of Otto Warmbier From North Korea, https://www.state.gov/secretary/remarks/2017/06/271710.htm

    つまり、「大統領の命で」、「米国務省が・・・北朝鮮と・・・話し合いを続けている」ということになる。目的は北朝鮮に拘束されている米国市民の解放であったとしても、これは米国と北朝鮮が公式(track 1)に接触していることを意味する。その経緯に関しては明らかにされていないが、ロッドマン訪朝のタイミングと一致していることからすれば、彼の訪朝と関連している可能性は充分にある。

    上記の通り、北朝鮮メディアは、ロッドマン訪朝を現時点で報じていないが、今後、彼の訪朝を伝え、さらには「元帥様にご挨拶申し上げた」というような事態になれば、前回の米国務省には全く相手にされていなかった彼の訪朝とは異なる意味合いが今回の訪朝には付与されている可能性が高くなる。

    「朝鮮中央通信」の14日付けの記事に注目したい。

    <追記>
    PotCoinのHPには、ロッドマンとトランプの関係について、次のように記されている。

    **********
    ロッドマンは、トランプ版アプレンティスで2回キャストをした。(シーズン8と13)
    Rodman was a cast member on two seasons of Trump’s Celebrity Apprentice (seasons 8 and 13).
    *********

    そして、ロッドマンの言葉として

    *************
    「私は、北朝鮮の素晴らしい人々と共に時間を過ごすことをとても楽しみにしているし、もちろん、金正恩最高領導者に会うこともだ」
    “I’m really looking forward to spending time with the wonderful people of North Korea and of course, visiting with the Supreme Leader, Kim Jong Un.”
    *************

    PotCoin, Dennis Rodman Heads Back to North Korea, NBA legend Dennis Rodman traveling for his fifth time to the Communist country, This historic trip made possible by PotCoin, http://www.potcoin.com/2017/06/13/potcoin-sends-dennis-rodman-back-north-korea/

    <追記2>
    ウァムビアが昏睡状態との報道もある。

    『時事』、「北朝鮮で拘束の米国人学生、「昏睡状態」で釈放」、https://news.yahoo.co.jp/pickup/6243205

    過去記事でも紹介したウァムビアのインタビュー。日本語字幕付き。

    Source: KCTV, 2016/03/01

    <追記3>
    ウァムビアが盗もうとしたとされるボードの写真をReuterが配信していた。ボードには、「(金正日)愛国主義でしっかりと武装しよう!」と書かれているはずだが、なぜか「金正日」の部分は隠されている。このスローガンは隠すような代物ではなく、日常的に使われている。だとすると、「最高尊厳」の「お名前」を守るために隠す必要があるのは北朝鮮となり、削除した上でウァムビアの所持品に含ませたのかも知れない。写真自体を削除することもできたはずだが、敢えて残したとすれば、ウァムビアの「犯罪行為」の証拠としてであろう。ウァムビアは、従業員エリアの下見を1人でしているということになっているので、同行した他の外国人が撮影した写真ではないだろうし、そうでなければ無関係の写真から捏造されたことになる。

    また、天井のボードの大きさと比較するとこのスローガンが非常に大きいことが分かる。日本で売られている天井用の石膏ボードのサイズを調べると長方形の短い辺は455mmである。北朝鮮とは規格が違うにしても、短い辺は300mm以上あるはずである。そして、スローガンは天井ボードの約8枚分の長さになるので、少なく見積もっても2m以上の長さになる。北朝鮮では、出国時の手荷物検査もしっかりとやられるので、常識的に考えて、こんな大きなものを持ち出せるはずがない。

    ウァムビアが昏睡状態から覚めれば、色々な事実が明らかになってくるだろうが、本当にこのスローガンを盗もうとしたのであれば、何を考えていたのか知りたいところだ。

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    Source: BBC, Otto Warmbier 'was brutalised by pariah N Korea', parents say, http://www.bbc.com/news/world-asia-40271202

    中国、対北朝鮮政策変更か、「“双轨并行”」が「dual-track approach」から「parallel-track approach」へ (2017年6月8日 「中国外交部」)

    8日の中国外交部定例記者会見で、報道官が韓国・文ジェイン政権のカン・ギュンファ外相候補者が北朝鮮との対話に言及したことに関する質問に対して、「制裁は手段であり、目標ではない」とした上で、中国の従来の立場として、米韓軍事演習と核・ミサイル実験を中断する「"suspension for suspension"」と「“双轨并行”」に言及した。

    中文では「「“双轨并行”」」とこれまで通りなのだが、英訳では訳語が違っており、これまでは「dual-track approach」と翻訳されていたものが、「parallel-track approach」と訳されている。単なる翻訳者(通訳者)の語彙選択の違いなのか、意図的な変更なのかは不明であるが、中文では変更がないので後者の可能性は高い。

    しかし、「dual-track」が「非核化に向けた交渉と平和協定締結に向けた交渉」のdual-trackであったことからすると、「parallel-track」が「圧力と対話」をparalle-trackでと言っているような気がしないでもない。特に、前段で「制裁は手段であり」と言っていることからして、「制裁を加えながら、対話にも応じる」という並行(parallel)ではないかと、中文を確認をするまでは思ってしまった。

    今後、どのような英訳が出てくるのかに注意する必要がありそうだ。
    プロフィール

    川口智彦

    Author:川口智彦
    「朝鮮中央TV」ワッチャー

    ブログの基本用語:
    「元帥様」=金正恩朝鮮労働党委員長(上の絵の人物)、2016年12月20日から「最高領導者同志」とも呼ばれる
    「首領様」=金日成主席
    「将軍様」=金正日総書記
    「副部長同志」=金ヨジョン(「元帥様」の妹)
    「白頭の血統」=金一族
    「大元帥様達」=「首領様」と「将軍様」

    우 그림은 충정 담아 아이가 그린 경애하는 김정은원수님이십니다.

          dprknow

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