「春から夏まで」:1988年製作朝ソ合作映画、日本軍731部隊の秘密基地を破壊してペストをばらまく「サクラ作戦」を粉砕、朝ソ若い兵士の「人間愛」 (2016年10月12日 「朝鮮中央TV」)

    12日、「朝鮮中央TV」で放送された朝ソ合作映画。清津付近にある日本軍の秘密基地に731部隊からペスト細菌兵器が運び込まれている。日本軍は、敗戦を目前に朝鮮半島と満州一帯にペスト菌をばらまく「サクラ作戦」を企てている。それを阻止するために、ソ連軍の女性兵士と朝鮮の若者(その後、パルチザンに入隊する)が、協力しながら日本軍の「サクラ作戦」を粉砕する。

    日本軍兵士の日本語がバックで聞こえるが、なかなかまともに話している。若干、朝鮮語の吹き替えと異なるが、字幕は、吹き替えられた朝鮮語を基準としている。例えば、日本語音声では「ロスケ女」とそれらしい表現を使っているが、朝鮮語にはそれを翻訳した適切な語彙がないため、「ロシア女」(「女」を若干卑下する表現を使っているが)と訳している。

    ソ連軍女性兵士と朝鮮の若者の愛情が、「同志愛」を越えた「人間愛」にまで至っているところがよい。

    途中、日本軍兵士が「少佐殿」に物申す部分があるのだが、今一つ、何を言いたいのかよく分からない。

    日本語字幕付き。

    Source: KCTV, 2016/10/12

    <追記>
    ロシア系の方よりYouTubeの方にコメントを頂き、この映画の制作年が1988年だと判明した。韓国で発行された北朝鮮映画に関する論文には「1989年」と書かれていたので、YouTubeの紹介文は1989年としておいたが、1988年に訂正した。また、ロシア語バージョンの映画のタイトルは、「Утомленное Солнце」、この人が書いたこのロシア語の英訳をさらに和訳すると「太陽で疲れ(疲弊し)」となる。北朝鮮のつけた「春から夏まで」は非常に分かりやすいが、ロシア語の方のタイトルは映画の内容と結びつけにくい。

    「太陽」は、北朝鮮では指導者、当時でいえば「金日成将軍」ということになるが、まさか、「金日成将軍」に疲れさせられたということはなかろう。

    すると、「太陽」は、日章旗の「太陽」ということになり、日の丸に象徴される「日帝」が朝鮮を侵略して「疲弊させた」ということを意味しているのかもしれない。

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