「<創作品発表会>さらに高く響け、幸福の笑い声」:中学生の髪型が多様化か (2016年12月27日 「朝鮮中央TV」)

    2016年12月27日、「朝鮮中央TV」で放送された、小中学生が自分が創作した詩を発表する番組の中におもしろい光景があった。北朝鮮の中学生らしからぬ髪型をした少年がいたのだ。私は初回放送では見逃していたが、8日の再放送で発見した。

    北朝鮮の小中学生は、「朝鮮中央TV」にもたくさん登場するが、誰も彼も同じような髪型をしている。幼稚園生ぐらいまでは、少し多様性があるが、小学校に入ると皆、短髪になる。どの学校でも皆同じなので、学校毎の規則というよりも北朝鮮全体で小中学生の髪型についての何らかの「学生らしい髪型にする」という規則があるのだと思う。

    ところが、この番組の冒頭で詩を発表する少年は北朝鮮では珍しい髪型をしている。少し「元帥様」ヘヤーに似ていないわけでもない。しかも、平壌の子供ではなく、「清津市チュモク初級中学校」の学生である。

    後ろにいるピンクのチマチョゴリを着ているのが母親。左後ろにいる子は小学生であるが、基本的に中学生と髪型は変わらない。
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    Source: KCTV< 2016/12/27

    同番組に登場する、平壌、「普通江地域赤い通り初級中学校」の学生たち。ここにいる男子学生の髪型が、北朝鮮の男子学生のスタンダードである。
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    Source: KCTV< 2016/12/27

    この清津の男子学生は、司会者の直ぐ横に座っており、司会者が写る度に画面に入っている。左が司会者の女性。雰囲気的には、意図的に司会者の隣に座らせ、この男の子を何回も視聴者に見せようとしているような感じがする。
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    Source: KCTV< 2016/12/27

    この男の子一人では何とも言い難いが、北朝鮮の学校でも髪型が徐々に自由化されていくのかもしれない。そういえば、中国延吉の白山ホテルの宴会場にいたバッジを付けた北朝鮮から派遣されていると思われる男性従業員もこのような髪型をしていた。

    日本でも中学生は坊主の時代があり、私の中学も私が入学した年から長髪が許されたのだが、上級生の髪型に合わせるために、入学時点では坊主にさせられた。北朝鮮の学生の髪型も少しずつ多様化するのだろうか。韓国では、「元帥様」の髪型が強制されていると、例によってデマが流されそうだが。

    <창작품발표모임> 더 높이 울려가라 행복의 웃음소리

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    「首領様」=金日成主席
    「将軍様」=金正日総書記
    「副部長同志」=金ヨジョン(「元帥様」の妹)
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