「子供たちの姿に映る私たちの旧正月 2」:英語を話す4歳児、授業参観の教育ママ、太った子供 (2017年1月29日 「朝鮮中央TV」)

    29日、「朝鮮中央TV」で放送された子供たちの旧正月の様子を紹介する番組。そのシリーズの第2回である。第1回はそれほどおもしろくなかったので期待しなかったが、第2回はなかなかおもしろいので紹介しておくことにする。

    設定では、「カメラマンの先生」がピョンソン市の幼稚園の取材に向かっている。この種の番組では、通常、取材班が構成され、「朝鮮中央TV」の「放送員」や、過去記事でも紹介したように若い女性が(時として、おばさんもいるが)インタビューアー兼ナレーターとして同行する。しかし、この番組は、こうした同行はなく、形式的には「カメラマンの先生」が撮影もインタビューもしているということになっている。

    もちろん、日本のテレビ局同様、複数のカメラマンが同行しており、「カメラマンの先生」を撮影しているカメラがある。ともあれ、演出としては、インタビューを受ける人々が「カメラマンの先生」に直接話しかけたりする場面があり、おもしろい構成となっている。

    ピョンソン市の幼稚園に向かう途中、4歳の男の子を連れたおばあさんとである。この4歳の子、「教育用漫画映画」で英語を覚えたということで、自己紹介などを英語でしている。発音が今一つの部分があり、朝鮮語の解説を聞かないと何を言っているのか分からない部分もあるが、それなりに理解できる。もちろん、取材用に練習を重ねた結果ではあろうが、それでも「平凡な鉱夫の子供」も「教育用漫画映画」、つまりディズニー映画など、外国の漫画映画を見ながら英語を学んでいるという話は、今にして始まったわけではないが、おもしろい。

    幼稚園では、年に1度の授業参観というか、学芸会をやっている。子供たちがの才能をスタジオで紹介する番組はしばしば放送されているが、親たちが教室の隅に立って、子供たちの様子を見ているところを見せる番組はあまりない。雰囲気的には、拙宅の「芸術家」が幼稚園に行っていた頃の発表会とあまり変わらない。

    また、演出が入っているにせよ、教育ママみたいな親が登場して、「自分の子供を将来何にしたい」というようなことを言うのもおもしろい。さらに、他の親と話している「カメラマンの先生」の所に来て、「うちの子も凄いから撮って下さい」と言ってくる親も登場している。

    さらに、太りすぎの子供をスリムにしてくれと頼んだという親が登場するなど、食料事情が悪く、がりがりに痩せた子供の親たちが見たらどう思うのかというようなシーンもある。

    まあ、それもこれも北朝鮮の現実なのだということで見れば、おもしろい番組である。教室なのか体育館なのか分からないが、「大元帥様」達の写真が掲げられていないのも意外だった。

    Source: KCTV, 2017/01/29

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    「政治局員候補」=金ヨジョン(「元帥様」の妹)
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