「特級人権犯罪国日本の人権実状を暴露する-朝鮮民主主義人民共和国国際問題研究院告発状」:電通過労死事件、北朝鮮は血迷ったか (2017年2月22日 「労働新聞」)

    22日付けの『労働新聞』に「特級人権犯罪国日本の人権実状を暴露する-朝鮮民主主義人民共和国国際問題研究院告発状」なる長文の記事が掲載された。

    この種の記事は、日本当局による朝鮮総連に対する「弾圧」を糾弾する際にしばしば登場するが、今回の記事にも最後の方に総連に対する「弾圧糾弾」が書かれているものの、3分の2以上は、日本の社会・経済問題についてである。北朝鮮のこの種の記事は、第二次世界大戦中を含む、20世紀の古い話ばかり書かれていることが多いが、この記事では2015年12月の電通社員が過労を苦にして自殺した事件についてまで触れられている。記事には、

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    しかし、日本では大財閥の利益だけを重視する当局の反人民的な労働施策により、日本固有の社会的疾病である過労死、部下虐待、賃金格差、失業など、重大人権侵害が根絶されておらず、生きる権利さえ時々刻々危険に晒されている。
    그러나 일본에서는 대재벌의 리익만을 중시하는 당국의 반인민적인 로동시책들로 하여 일본고유의 사회적질병인 과로사, 하급학대, 임금격차, 실업 등 중대인권침해가 근절되지 않고있으며 삶의 권리마저 시시각각 위협당하고있다.

    2015年12月、電通広告会社の24歳の新入女性社員が、過酷な長時間労働を苦にして、「体も心もずたずた」という遺書を残し、自ら命を絶ったことは、「息が止まるまで働かなければならない」日本の反人民的労働制度を如実に表している。
    2015년 12월 덴쯔광고회사의 24살 난 신입녀성사원이 가혹한 장시간로동에 시달리다 못해 《몸도 마음도 갈기갈기!》라는 유서를 남기고 스스로 목숨을 끊은것은 《숨이 질 때까지 일하지 않으면 안되는》 일본의 반인민적로동제도를 여실히 드러낸것이다.
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    と書かれている。電通の長時間労働は日本で大きな問題となっていることは事実であるが、これまで紹介してきた北朝鮮映画の中でも、「首領決死擁護」のために工場で長時間労働をし、場合によっては開発中の溶鉱炉の中に実験データを取りに行くために入り、焼け死ぬという「英雄」も登場する。「首領決死擁護」も「財閥決死擁護」も「反人民的労働制度」である。

    その他に、「ネットカフェ難民」などについても書かれており、全訳したい記事であるが、ともかくとても長いので、金正男事件がおちついて、ニュースがなくなってきたら全訳を出したいと思っている。

    そうだとして、金正男事件で世界が騒いでタイミングでこんな記事を出してくるというのは、北朝鮮は血迷ったのであろうか。

    この記事を題材にした番組を「朝鮮中央TV」で放送してくれることに期待している。

    『労働新聞』、「특급인권범죄국 일본의 인권실상을 폭로한다 조선민주주의인민공화국 국제문제연구원 고발장」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2017-02-22-0028

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