金正男事件の容疑者女性は手袋をしていなかった:なぜトイレで手を洗うことを指示したのか? (2017年2月23日 「The Star」)

    23日のThe Starに、金正恩事件の容疑者の女2人がクアラルンプールなどのショッピングモールで予行練習し、さらに事件前日には空港でも予行練習している姿が防犯カメラに写っていたと報じた。

    拙ブログでは、防犯カメラに写っていたとされる映像から1人の女が手袋をしていたとしていたが、同記事によるとマレイシア警察は「手袋は着用していなかった」と発表したとしている。

    The Star, IGP: Duo did dry runs at malls, Read more at http://www.thestar.com.my/news/nation/2017/02/23/igp-duo-did-dry-runs-at-malls-assassins-knew-the-substance-they-used-was-toxic-says-khalid/#th4SsPUv43Qd0Km4.99

    だとすると、昨日の拙記事に書いた通り、2つの物質は混合しなければ無害ということになる。

    もう一つ興味深いのは、「2人の女がトイレに行って手を洗うよう指示されていた」という点である。これを読んで2つの考えが頭によぎったが、一つは、北朝鮮の工作員、ましてや金で雇われた使い捨て工作員であれば、逮捕されるて自供されるよりも毒で死んでもらった方が北朝鮮にとっては有利であるにもかかわらず、なぜ「人倫的」にトイレに行って手を洗うよう指示したのだろうかという点である。もう一つは、例え毒物が混合されない状態では無毒であっても、女の手に毒物が付着した状態で逮捕されれば、重要な証拠となってしまうので、証拠隠滅のためにとにかくトイレで直ぐに手を洗えと指示したという考えである。筋金入りの工作員であれば、手を洗った後、トイレの個室に入り、「金正恩将軍万歳」と心の中で叫びながら青酸カリを服用して自殺をすれば完璧な証拠隠滅ができるはずだが、さすがに金で雇われた工作員ではそれは無理である。別の工作員が、彼女らを消すというやり方もあっただろうが、死体が増えればそれだけマレイシア警察の捜査範囲も広がるし、インドネシアやベトナム当局の関与も深まるので、それも避けたのかも知れない。

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    川口智彦

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    「元帥様」=金正恩朝鮮労働党委員長(上の絵の人物)、2016年12月20日から「最高領導者同志」とも呼ばれる
    「首領様」=金日成主席
    「将軍様」=金正日総書記
    「副部長同志」=金ヨジョン(「元帥様」の妹)
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