「マレイシアで活動する北朝鮮のスパイ・ネットワーク」:韓国発ではない説得力のある内容 (2017年3月9日 「The Star」)

    9日、The Starにマレイシアにいる北朝鮮スパイ・ネットワークに関する記事が掲載された。韓国発でも、この種の記事がしばしば報道されるが、いろいろとバイアスがかかっているのでにわかには信じ難いが、マレイシア発のこの記事はそうしたバイアスは少ないであろうから、信じるに値する。

    過去記事でも紹介したように、「マレイシアには1000人以上の北朝鮮人いる」とThe Starの記事は伝えている。

    そして、消息筋の話として、マレイシアにいる北朝鮮人は「全て組織化された情報ネットワークを形成するための計画」に関係しているとしている。

    そして、同消息筋は、その証拠として、「北朝鮮人の多くがIT専門家であり、サイバージャヤ(マレイシアのシリコンバレーのようなところ、IT系の企業が集中している人工都市)の地元企業に偽装就業しながら、情報やデータを収集している」と述べている。

    そして、「彼らは、外国で就業する前に(北朝鮮)政権訓練されているので、普通の人々ではない」、「地元企業に就労ビザをもらってはいるが、マレイシアにおける彼らの存在は仕事をするためだけではなく、訓練されたスパイとして働くことでもある」と述べている。

    また、サラワク州の鉄鋼鉱山やマレイシア人のビジネスパートナーとなっている北朝鮮人も多いとしている。そして「北朝鮮人は、国連制裁が北朝鮮に課されていることを知りながら、マレイシア製品を北朝鮮に輸出し、また北朝鮮のものをマレイシアに輸入しようとしている」と同消息筋は述べている。

    「北朝鮮人を雇用するマレイシア人の雇用者は、給与をマレイシアの北朝鮮大使館に直接支払っており、被雇用者の北朝鮮人は、大使館から生活費を受け取るのが通例となった」と同消息筋は述べている。

    そして、「北朝鮮大使館は、安保理制裁のために送金ができないので、マレイシアから現金を持ち出しており」、「金が入った鞄を外交官特権を使って持ち出している」と述べている。

    同消息筋は、「マレイシアで活動している工作員は、マレイシアの監視から逃れられない」とも述べている。

    The Star, Read more at http://www.thestar.com.my/news/nation/2017/03/09/north-korea-global-spy-network-active-in-malaysia/#5BSY1yhcA5TaPSBK.99

    これほどまでに北朝鮮人が活動しやすかったマレイシアという拠点を金正男事件で失うというのは、北朝鮮にとっては想定外ではないだろうか。元北朝鮮大使の発言などからしても、北朝鮮はマレイシアを甘く見すぎていたのかもしれない。

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