金正男の遺体と拘束されたマレイシア人の交換の可能性 (2017年3月15日 「The Star」)

    15日、The Starが伝えるところによると、マレイシア副相が北朝鮮との交渉が月曜日から始まっており、金正男の遺体と9人のマレイシア人を交換する可能性も除外できないと述べた。

    マレイシア副首相は、遺体が金正男であることは確認されたと述べたが、マレイシア警察長官が述べたように、親族のDNA鑑定で確認されたと言及することは避けた。

    The Star, Zahid: Malaysia mulls handing over Jong Nam's body to secure release of nine Malaysians, Read more at http://www.thestar.com.my/news/nation/2017/03/15/zahid-malaysia-mulls-handing-over-jong-nam-body-to-secure-release-of-nine-malaysians/#OePGL6kgbpsixOdp.99

    マレイシアにとっては、いくつかの選択肢がある。第一は、金正男の家族のDNAとの一致で身元が特定され、家族が遺体の返還を求めれば返還する。そして、北朝鮮に拘束されている9人については、北朝鮮にいる容疑者も含むマレイシア人の扱を材料に交渉する。第二は、金正男の遺体とマレイシア人9人を交換する。この場合、容疑者を除く、北朝鮮人の出国禁止は意味を持たなくなるだろうから、出国を認める。第三は、金正男の遺体を北朝鮮に返還し、容疑者も含む北朝鮮人の出国を許す。

    第三の可能性はない。すると、第一か第二であるが、マレイシアの国益、国民の安全という意味からすれば、金正男の遺体とのトレードはあり得る。もちろん、人道的には遺体の家族に返還すべきであるが、マレイシアにいる9人の家族や国民感情からすれば、北朝鮮人の遺体の扱いよりも、生きている9人のマレイシア人の安全確保を重視しても不思議ではない。もちろん、完全に道義を貫徹するのであれば、第一のやり方であるが、マレイシア人家族や国民世論との関連で、悩ましいところであろう。

    北朝鮮としては、北朝鮮大使館内に匿われているといわれる民間人2人の扱いという問題が残るが、金正男の遺体さえ確保してしまえば、「本国に保存されたDNAデータと照合した結果、遺体は金チョルであった」と発表し、遺体の身元を曖昧にして終わらせることはできる。「白頭の血統」という点からすれば、「金正男などいなかった」することを北朝鮮が洗濯する可能性は充分にあり、マレイシアとの交渉では、北側からそうした提案が成されていることが想像される。

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