「籠池理事長証人喚問」「外国記者クラブ会見」安倍首相+籠池理事長=さもありなん (2017年3月23日)

    23日は、籠池デーとでもういうか、証人喚問から始まり外国記者クラブでの会見までずっとストリーミングを見ていた。

    籠池理事長(以下、理事長)という人は、メディアの報道から受けた印象では、ともかく出鱈目で変な人だと思っていたのだが、1日画面でお付き合いした結果、随分印象が変わった。それどころか、「元帥様」に抱く微妙な好感とどこか共通点があるような、好感さえ抱いた。「元帥様」の思想も、理事長の思想も共感しかねる部分が多いが、何か実直さというか、人間味というか、ほら吹きなのかも知れないが、2人とも憎みきれないところがある。

    そして、いわゆる「保守」も、中身が多種多様なのだと改めて感じた。理事長を復古的国粋主義者と呼ぶならば、首相はミリタリスト(敢えてカタカナで書く)とでも言おうか。この2種の「保守」は重複する部分も多々あり、お互いに利用しあったり、協力し合う関係にある。それ自体は悪いことではない。

    だから、日本の多くの幼稚園の経営者が、首相夫人に講演を頼んでも来てもらえないであろうにもかかわらず、昭恵夫人が理事長の幼稚園に足を運び、涙を流して感動している理由も計り知れる。

    もし理事長があのような思想の持ち主ではなく、平凡な幼稚園の経営者であれば、「昭恵夫人から100万円受け取った」とか、「国有地購入に関するFAXを昭恵夫人の秘書から受け取った」と言っても、誰もまともに聞かないであろう。

    つまり、安倍首相+籠池理事長という式からは、さもありなんという答えが無前提的に出てきてしまうのである。私は、理事長が全てにおいて真実を語っているのかどうかについてなど問題にするつもりはないし、ましてや真相など分からない。ただ、質こそ違えど2人の「保守」が、思想的に重複する部分で意気投合していたことだけは、間違いないと思っている。

    国会の証人喚問では、政党により濃淡はあれど、党利党略が見え隠れしながら、「昭恵夫人の100万円寄付」問題と「国有地取得口利き」問題に質問が集中していた。(中には、質問にならぬ一方的発言をする議員もいたが)

    一方、「外国記者クラブ」では、一部、日本語が上手な記者がこれらの問題に関する質問をしていたが、多くの関心が理事長の教育方針に向けられていたような気がする。これも実に不思議な話で、広い日本の数ある幼稚園の一理事長が、園児に韓国や中国の悪口を言わせたとしても、外国人記者の関心の的になるようなことはまずない。しかし、それほどまでに理事長の幼稚園の教育方針に外国記者の質問が集中した背景には、やはり「首相+理事長=さもありなん」という公式があるからだと思う。逆に、首相の平素の発言や行動が理事長の教育方針とかけ離れたものであれば、誰も首相との関係など信じないであろう。

    外信が今日の出来事を伝えているのかと「kagoike abe」というキーワードで検索したところ、CNNの記事があった。その記事の上の方には、次のように書かれている。

    ***********************
    極めて民族主義的な思想を扇動していると非難されている籠池(氏)が、森本学園の土地を安価で購入するために、安倍晋太郎首相を含む右傾した政治家との関係を使ったのかどうかについて議員の質問に答えるために国会に現れた。
    Kagoike, who has been accused of promoting extreme nationalist views, appeared in parliament to answer lawmakers' questions over whether he used his connections with some right-leaning politicians -- including Prime Minister Shinzo Abe -- to secure the discount for Moritomo Gakuen.

    CNN, Japan PM Shinzo Abe embroiled in land-sale scandal, http://edition.cnn.com/2017/03/22/asia/japan-school-scandal/
    ************************

    やはり外国の関心は、「極めて民族主義的な思想」の理事長と「右傾した政治家」安倍晋太郎との関係ということなのだと思う。

    世界は首相を「世界の安倍」と見ているのか、「右傾した政治家安倍」と見ているのか。

    <追記>
    合わせて読むとよさそうな記事があった。朴正煕は、憲法改定をして長期執権を手に入れた。日本の首相も党規約改正で長期執権を図っている。前者は「長期独裁政権」、後者は「長期安定政権」だそうだが、「独裁」だから「安定」しているのだし、「安定」しているから「独裁」なのである。結果、下記記事にある「傲慢症候群(ヒュブリス・シンドローム)」は進行する。

    『dot.』、「森友学園問題からみえた 安倍首相の“傲慢症候群”〈dot.〉」、https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170322-00000086-sasahi-pol&p=2

    して、3代続く「超長期安定政権」の北朝鮮の「傲慢症候群(ヒュブリス・シンドローム)」の進行度は。

    コメントの投稿

    非公開コメント

    プロフィール

    川口智彦

    Author:川口智彦
    「朝鮮中央TV」ワッチャー

    ブログの基本用語:
    「元帥様」=金正恩朝鮮労働党委員長(上の絵の人物)、2016年12月20日から「最高領導者同志」とも呼ばれる
    「首領様」=金日成主席
    「将軍様」=金正日総書記
    「副部長同志」=金ヨジョン(「元帥様」の妹)
    「白頭の血統」=金一族
    「大元帥様達」=「首領様」と「将軍様」

    우 그림은 충정 담아 아이가 그린 경애하는 김정은원수님이십니다.

          dprknow

    最新記事
    最新コメント
    最新トラックバック
    月別アーカイブ
    カテゴリ
    Visitors
    検索フォーム
    RSSリンクの表示
    リンク
    QRコード
    QR