「トランプ、『北朝鮮の指導者が平和を望むことが決定的要因』と」:ならば「平和条約」を締結すればよい (2017年4月21日 「ieWorld」)

    19日、トランプが米国テレビ局とのインタビューで「北朝鮮の指導者が平和望んでいるということが、米国と北朝鮮の緊張を緩和する決定的な要因だ」と語った。また、トランプは前任大統領を批判しながら「核開発を進める北朝鮮に対処すべきだったが、自分は何かをしなければならない立場にある」とも語ったと、ieWorldが伝えている。このトランプ発言に関する質問が20日の中国外交部定例記者会見で出されたので裏を取った形になるが、「朝鮮半島の核問題を平和的に解決することは中国政府の変わらぬ立場であり、世界もそれを望んでいる」と歓迎の意を表明した。

    ieWorld, North Korean leader’s desire for peace a deciding factor, says Donald Trump Trump says the US wants peace and he hopes North Korean ruler Kim Jong Un wants peace, http://indianexpress.com/article/world/north-korean-leaders-desire-for-peace-a-deciding-factor-says-donald-trump-4619020/

    Foreign Ministry of the PRC, Foreign Ministry Spokesperson Lu Kang's Regular Press Conference on April 20, 2017, http://www.fmprc.gov.cn/mfa_eng/xwfw_665399/s2510_665401/t1455220.shtml

    トランプがツイッターで、この発言に関して何かツイートしているのかと思い調べたが、この発言関連のツイートはなかった。

    「北朝鮮の指導者が平和を望んでいるのか」といえば、望んでいるに決まっている。その平和を維持するために核・ミサイル開発を続けているというのが冷戦崩壊後の北朝鮮の基本的立場である。過去記事で紹介した『我々の銃槍の上に平和がある』が、まさに軍事力、特に核・ミサイルによる「抑止力」で平和を維持しようという彼らの考えを示している。「侵略者共が飛びかかれば」という歌詞が示している通り、北朝鮮は「侵略者共が飛びかか」らなければ、外国には手を出さない。もちろん、「南朝鮮」は「外国」ではないという点に留意する必要はあるが。

    北朝鮮が求めているのは、「侵略者共が飛びかか」らないという保証であり、それが「停戦協定を平和協定に切り替える」ことである。

    トランプが、その意味を分かっていっているとは到底考えられないが、思いつきでも何でもよいから、平和裏に事を進めてくれることこそが、中国外交部が言うように「世界」、とりわけ日本も含めた周辺国が望んでいることである。

    トランプのテーブルの上に、平和から戦争まで、「全てのオプション」が並べられており、間違ったオプションを選択しないことを希望するし、「元帥様」も「白頭山大国」を維持するという、核・ミサイルを開発するそもそもの必要性に立ち返り、トランプに誤ったオプションを選ばせるような軽率な行動は避けるべきだ。戦争になれば、仮に「米帝」の本拠地に到達する核ミサイルが数発あったとしても、「白頭山大国」は滅亡することぐらい、「元帥様」はよく分かっているはずである。

    その系で、核実験場でのバレーボール大会は、「ベッチャン(度胸)」や余裕を示すためのものであったにせよ、大変よい。バレーボール大会をやっている人々を、さすがの米国も攻撃しないであろう。

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    「元帥様」=金正恩朝鮮労働党委員長(上の絵の人物)、2016年12月20日から「最高領導者同志」とも呼ばれる
    「首領様」=金日成主席
    「将軍様」=金正日総書記
    「副部長同志」=金ヨジョン(「元帥様」の妹)
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