北朝鮮貨物船入港は、食糧補給など、人道対処のため (2017年4月26日 「中国外交部」)

    26日の「中国外交部定例記者会見」で、唐山港に入港した北朝鮮貨物船について質問が出された。中国報道官は、「中国は安保理決議を遵守している」とした上で、「入港したとしても、それは船員に対する食料提供など、人道的支援のため」としている。

    石炭を扱う埠頭に、北朝鮮船籍船が入港している様子は、2月19日以降もMarine Trafficで確認されているが、実際に何をしているのかは分からない。中国側のこうした回答は想定されていたが、一つ奇妙なことは、中国が石炭輸入中止を発表した後も、北朝鮮貨物船が竜口などに向かい、長期間港外で停泊されられた後、入港を許可され、北朝鮮に戻って行っていることである。過去記事でも紹介したように、鉄鋼やその他の貨物を扱う埠頭を見ていると、北朝鮮船籍船は、そのまま入港しているか、順番待ちで数日、港外で停泊した後に入港している。したがって、中国側は、明らかに積荷により扱いを分けていることが分かるが、輸入中止発表後も北朝鮮が石炭積載船を出港させているとすれば、その意図が今一つ分からない。

    中国外相王毅が、安保理会合に参加するために金曜日から訪米する。米国務長官ティラーソンとの会談については、未定と。

    Ministry of Foreign Affairs of the PRC, Foreign Ministry Spokesperson Geng Shuang's Regular Press Conference on April 26, 2017, http://www.fmprc.gov.cn/mfa_eng/xwfw_665399/s2510_665401/t1457082.shtml

    2017年4月27日、8時15分頃の唐山港。港外に停泊させられていた北朝鮮船籍船はいなくなっている。
    20170427 tanshan no kp ship
    Source: Marine Traffic, 2017/04/27 0815JST

    過去記事で使った2017年3月20日の唐山港。黄色くマークされているのが北朝鮮船籍船。
    20170427 20170320 tangshan a lot kp
    Source: Marine Traffic, 2017/03/20

    ざっと見た限り、北朝鮮に向かう船は見えないので、帰港済みなのかも知れない。

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