「北朝鮮平安北道バンヒョン付近からミサイル発射」:7.4南北共同声明当日に韓国に圧力、固形燃料TELからか (2017年7月4日 「聯合ニュース」)

    4日、『聯合通信』によると、「9時40分頃、平安北道バンヒョンから北朝鮮が日本海に向けてミサイルを発射し、韓国軍は成功と判断」と。日本のEEZ内落下の可能性も。

    『聯合ニュース』、「北, 평북 방현서 동해상으로 탄도미사일 발사(2보)」、http://www.yonhapnews.co.kr/politics/2017/07/04/0505000000AKR20170704064651014.HTML?template=2085

    7月4日は、1972年に「首領様」と朴正煕の間で7.4南北共同声明が調印された日。この日に合わせての発射は、文ジェイン政権に圧力をかける目的か。発射は、日が出てからの発射であり、TELに搭載された固形燃料を使用するミサイルを使用した可能性が高い。また、トランプ-文会談の結果に対する不満を示したとも考えられる。

    北朝鮮は、「朝鮮中央通信論評(タイトル失念)」の中で、6月にミサイル発射をしなかったことを示しながら「米韓合同軍事演習が行われていない期間、我々はミサイル発射をしていない」と主張していた。7月の米韓合同演習スケジュールについてざっと見たが、特にないようである(さらに要確認)。

    「元帥様」このところあまり出てきていなかったが、今回の発射を「現地で指導」したのかどうか。「指導」したのであれば、明日には報道されるであろう。

    <追記:2017/07/04 1231>
    発射方向や到達高度は発表されていないが、真東に930km飛行したとして、着水点は日本の陸地から340kmほどの距離になる。もう少し飛行し、日本の陸地に到達していたすると、発射地点から1300kmほどの距離になるので、過去記事に書いた試算から10分~15分で着弾していたことになる。今日、Jアラートによる警告が出されたのだろうか。これが鳴らなければ、避難訓練も意味がない。

    「火星-12」落下地点とあるのは、5月の発射の時。
    20170704 missile traj
    Source: Google Earth

    <追記2:2017/07/04 1245>
    『聯合ニュース』を見たら、米軍の発表として、ミサイルが「37分間飛行」と書かれていた。だとすると、今回発射したミサイルは、ロフテッド軌道で発射され、高度2000km以上に達した「火星-12」型と推測される。

    『聯合ニュース』、「미군 "北 발사 탄도미사일은 중거리…37분간 비행"(종합)」、http://www.yonhapnews.co.kr/international/2017/07/04/0619000000AKR20170704100051009.HTML?template=2085

    <追記3:2017/07/04 1430>
    しかし、固形燃料ロケットではない「火星12」だったとすると、日の出から既に何時間も経過した9時半の発射を事前に米韓当局は衛星等で発見できなかったのだろうか。韓国大統領が発射の報告を受けたのは、実際の発射の5分後ということなので、少なくとも韓国軍は発射を予期できていなかったことになる。

    液体燃料を使用する「火星12」ではなく、固形燃料を使い高度2000km以上に達していたとすると、非公開で実験されたと言われている新型エンジン(燃料の種類について不明ながら)の可能性がある。

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